アイドルになるためのチート貰ったのに劣等生の世界だった 作:シルバーは吸血鬼の弱点なんやで
5日目、新人戦2日目。
ユリカが四葉真夜の娘であることを知らしめた
深雪、里美スバル、春日菜々美の3人はクラウド・ボールに出場していた。
スバルは持ち前の先天性パッシブスキルである認識阻害を買われて。
菜々美は加速系魔法「虹色の跳弾」を買われて。
では、深雪は…?
そう、彼女も移動系や加速系はある程度得意としている。特に運動神経が悪い訳でもない。達也と九重八雲との組手に参加出来るほどではないにせよ、体術の心得もある。何より…
「だって、深雪さんのテニスウェア風衣装見たいでしょ?」
「そのような意味でクラウド・ボールに選抜したのですか?」
「…まぁ無いとは言わないけど、その方が魔法競技への関心も集まるしね」
達也と真由美は関係者席から深雪の試合を見る。今回、達也は深雪に対して2つの戦法を渡してある。真由美と同じような魔法オンリーの戦法と、ラケットスタイルだ。前者は一色愛梨対策である。
一色愛梨の情報は過去のリーブルエペーの映像を見ただけで異常性が分かった。
事象を感覚器が受容する
刺激が神経を伝って中枢神経へ向かう
中枢神経が処理をして感覚を大脳へ
大脳で次の行動を選択する
選択した行動を運動神経へ送る
運動神経を伝って命令が伝えられる
伝えられた命令に従って骨格筋が動く
これを省略した反射という反応だとしても0.2秒、200msはかかるはずなのだが、一色愛梨と十七夜栞のリーブルエペーの試合では明らかに反応が早すぎた。
それを達也は『一の家系』であることも含めて自身の身体へ干渉するタイプの魔法が使われていることを推察した。ならば反応に関係させない戦法である反転ベクトルの障壁魔法を組んだ。
だが、それを露呈させれば何かしらの対策があるかもしれないため、ラケットスタイルの戦法も付け加えていた。
「…ねぇ、もしかしてあのラケット型CADって…」
「はい、汎用型です」
「いや、そうじゃなくて、あれって北山さんのと同じ…」
「あぁ、照準補助ですか?今の深雪は魔法の制御が甘いですから、照準を楽にすることで制御に処理を回すことを目的としてますから、北山さんの程性能はないですよ。あまり詰め込むとラケットが重くなり負担になりますから」
相手の棄権により1セットを取った段階で勝利した深雪を労うため、立ち上がった達也に、呆れたように目線を向ける。
「ほんと、妬けちゃうわねぇ」
☆☆☆☆☆
第2回戦。
菜々美が一色愛梨とぶつかった。
達也は菜々美に対しても愛梨対策を取り入れていた。特化型CADに入れられた起動式には加速系障壁の魔法があった。愛梨の早さと速さは厄介だが球自体はただの速い球だ。菜々美の干渉力でも容易に止められる。これでも菜々美は一高の女子でトップ10人の1人だ。そして、菜々美は加速系魔法を得意としている。ここだけならば一色愛梨とも良い戦いに出来ると踏んだのだ。
とは言え、コート全面に一色愛梨の球を防ぐだけの干渉力を持たせた加速系障壁を、得意とはいえ常に展開するのは難しい。だからこそ、達也は
だが、さすがに達也と言えど競技用CADの照準補助処理が追いつかずに、どっこいどっこいの試合となった。とは言え、ここは予想済み。抜かれた球は虹色の跳弾で返す。
21-18
24-25
32-31
と、双方共に健闘したが、セットカウント2-1で菜々美が勝利を刻んだ。
また、同じ理論でスバルを下した菜々美は決勝で深雪と当たり、2-0で大敗した。3位決定戦でスバルは勝利して、1位~3位を一高が独占することに成功した。
スピードシューティング女子新人戦・クラウド・ボール女子新人戦と、連続で上位独占を成功した一高。
その影には司波達也というエンジニアの影がチラついていた。
最近マリみてを読み直してます。私も祥子さまみたいなお姉様が欲しいw
【第2回】次にユリカが行く世界 ※やるかどうかはまだ分からないのと、参考にするだけなのはご了承ください
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