大井さんはいつも不機嫌   作:水源+α

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新連載です。こちらは息抜きに書いていきます。またもやシリアスなのですが、許してください。なんでも島風


プロローグ

 ──最悪だ。

 

「……あの演習の時の指揮はなんだ? 何故あの場で左旋回させて、態々私たちに敵弾を当たりにいかせたのだ? ……はぁ、本当に何故、凛太郎さんではなく、あなたみたいな人がここにいる。ここは戦場……本土の鎮守府とは言え、いつ襲撃されるか分からない状況下で、とてもあなたが本来の責務を全う出来るとは思えない」 

 

 ──これを一言で表すのなら、生き地獄だった。

 

「……今回ばかりは提督のミスね。なんであなたみたいな人を提督補佐に就かせたのかしら。ねぇ……っ、なんで、凛太郎さんがいたところにあなたがいるのよ!」

 

 弟が戦死して、元々一般人だった俺が提督補佐という立場に務めている。本来は四年もかけて学ばされる艦隊運営を含めた色々なことを、たった四ヶ月という急ピッチで最低限のことでしか学ばされてない状態でここに配属させられた。

 なのに、目の前の長門、陸奥は口を揃えて俺を卑下する。

 

 無能だと。その立場に居るべき人間ではないと。

 

 俺だってそんなもん分かってる。だけど、ここの提督と大本営は『妖精さんが見える』才能があるからという理由があり着任させたと、そう言っている。大企業を辞めさせられて、挙句にはこうしてこの場で半強制的に仕事をさせられているだけだって言うのに、彼女たちは人の気も知らないで、本来その立場に居たはずの俺の弟である凛太郎のことを、一々引き合いに出して、俺との能力を無慈悲なまでに比べてくるのだ。

 指揮も運営も、そして艦娘たちの心の支えでもあった優秀な提督補佐であった弟と、書類整理もままらず、無愛想で不細工な俺とでは、差がありすぎる。とてもじゃないが、あの弟の代わりを務められない。俺もそんなこと分かっているんだよ。だけどこれは命令なんだ。

 しょうがないじゃないか。俺はちょっと前まで一般人だったんだぞ。いきなり提督補佐なんて出来るわけがない。

 

 なのにお前たちは……

 

「……凛太郎さんは凄く優秀でしたのに、何故その兄であるあの人はあんなにも」

 

「凛太郎さんが私たちや国のために殉職なされたというのに、あの人当時はただの一般人で自由に暮らしてたらしいですよ」

 

「……うわ。先ず人としてダメじゃん」

 

「それに、散々秘書艦に書類整理の不備を指摘されてるんだって。ほんと情けないなぁ。凛太郎さんだったらぱぱっと終わらされてるって言うのにさっ」

 

「……というか、今のところこの鎮守府の足手纏いにしかなっていませんね、あの人」

 

「足を引っ張ることについては一流なのよ。ほんと傍迷惑だわ」

 

「あーあ。凛太郎さんの代わりに──あいつが死ねば良かったのに」

 

 耐えろ。今は耐えるんだ。

 今日も今日とて、本来共闘するはずの数多の艦娘たちの陰口を一心に受け止めながら、俺は執務室へと向かう。

 

 もうこんな場所。こんな日々には懲り懲りだ。

 

 誰か、誰でも良いから俺を──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──殺してくれ

 

 ● ◆ ● ◆

 

 

 

 

 

 

「……ここが、舞鶴鎮守府」

 

 ──俺は数ヶ月前まで、世間では大企業といわれる会社に入社して、営業でバリバリに働いていた普通のサラリーマンだった。大学受験以来、いやそれ以上の緊張感で臨んだ面接の時。緊張の余りに何を話したかなんて覚えていなく、気付けば会場の入り口で茫然と立ち尽くしていたことを覚えている。当時は絶対に落ちたと思った。一応、その会社がだめであったのなら、似たような系統の会社の面接に行くつもりだった。

 

 ──受かったのか。それとも落ちてしまったのか。

 

 結果が届くまでやきもきしながらも、まだか、まだかとカレンダーを見ては、落ち着かせようと部屋を掃除していた。その他にも、このやきもきを何とか落ち着かせようとした行動は数知れない。

 そんなある日、メールで結果が届いた。

 

 結果は合格。見事、入社を果たせた。当時は数分の間固まっていたが、合格したのは現実だと意識が認識すると、後の祭りであった。親や弟に受かったことを知らせた後、一人でわいわいと鍋パーティーしながら、それまで飲む気も起きなかったビールにも挑戦した。翌日は案の定初めての二日酔いで、最悪な一日を過ごしたが、今となってはいい思い出だ。

 そんなこんながあり、無事入社。その後の一年くらいは、上司や先輩たちに分からないことを教えてもらい、時には教えたりもして、仕事も軌道に乗り出した頃。ある知らせが、俺の元に届いたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──弟が戦死したという知らせだった。

 

 弟は小さな頃から、常に(こころざし)が高かった。

 俺がしていたことはすぐ真似するタチで、それも直ぐにコツをつかんではいつの間にか俺より上達していた。

 国立大に行けていた手前もあり、学力についても結構な自信があった俺よりも、頭脳は明晰で、且つ運動神経も良く、常に多くの人間を惹きつけてしまう人柄や相貌も相まって、家族や周囲の人たちは、平々凡々な俺よりも、将来有望な好青年である弟の未来に期待していた。

 名前は立川(たちかわ) 凛太郎(りんたろう)。俺の一つ年下の23歳だった。国立大に行っていた俺とは違い、高校生の時から士官学校に入学。その後、士官大学校まで進学し、四年間の育成期間を経て、見事に舞鶴鎮守府の提督補佐まで昇り詰めた。

 

 そう。超エリート街道を突き進んでいた、そんな奴だった。何処に出しても自慢の弟だったが、大衆の目前では完璧な彼はその手前、兄である俺の前では、昔から変わらずに「兄貴」と呼び親しんできて、おまけに一ヶ月に一回は職場──鎮守府での出来事やそこでの愚痴を楽しそうに報告してくる。確かに弟の優秀さに、周りからよく比べられた手前もあり、色々と複雑な感情はある。しかし、それでも、俺の可愛い弟でもあったのだ。

 

 そんな弟が、俺の知らぬ間に戦死していた。

 話によれば。突然、出所も不明な舞鶴鎮守府近海に現れた深海棲艦の大軍勢に急襲を受けてしまったらしい。舞鶴鎮守府近辺には住宅街があり、避難民を護る為に時間を稼げなければならなかった。しかも、丁度その時は舞鶴鎮守府の提督は大本営の会議で不在の状況下で、提督補佐である凛太郎が代わりに指揮を取った。数的不利が続く中、それでも彼はもうすぐそこまで来ている深海棲艦を相手に、巧みな指揮で艦娘たちを導き、十分な時間を稼ぐことが出来た。そのお蔭で無事、避難民たちは地下シェルターに避難出来たのだが、余りにも多勢に無勢過ぎるこの状況下で突破して、撤退するのは難しかったらしく、しかも戦いの中での流れ弾で重傷を負っていたらしい。その為、足手纏いにならないように、奇跡的に轟沈者がいなくとも大破してしまっているがまだ動ける艦娘たちを先に行かせて、そのまま鎮守府な残り、舞鶴鎮守府の軍人らしく、最後まで深海棲艦に抗ったという。

 

 ──これが、襲撃事件後、突然俺の一人暮らしのマンションの部屋に突然訪れてきた舞鶴鎮守府の提督さんから聞かされた、弟の壮絶な死に様だった。

 

 苦しかっただろ。

 

 痛かっただろ。

 

 とても、辛かっただろ。

 

 突然聞かされた弟の戦死の報告に、怒り、悲壮感、寂寥感、様々な思いが絡まり合い、その時ばかりはトイレに駆け込み吐いてしまった。自然と嗚咽も出てきてしまうほど、久しぶりに一日中涙を流した。訪れてくれた提督さんは悲痛な表情ながらも、そんな俺を見かねて、夕方まで気にかけていてくれていたが、流石に悪い気がして鎮守府へ返した記憶しか覚えていない。

 それから数日後、落ち込み過ぎていた俺の部屋に、今度はまた三人くらいの軍人が来て、心の整理もままらないままに半ば強引に大本営へ連れて行かれて──

 

 

「……でっか」

 

 ──こうして俺は今、何故か、配属先である舞鶴鎮守府に軍人として、ここに訪れていた。

 あれから早四ヶ月だけしか軍や鎮守府、それに艦娘のことを学べていない状態でだ。圧倒的なまでの未熟さと、知識も経験さえ追いつけていない不安要素の塊である俺を、いきなり鎮守府に配属するなんて、大本営は一体何を考えているんだろうか。

 

「……」

 

 目の前に聳える、鉄筋コンクリートと剛鉄で建造された、それはそれは大きな軍事施設が放つ、異様な空気感に少し身震いする。敷地内を歩いていると。

 

「あ」

 

 警備や整備の方々だろうか。目の前には、広庭を様々な軍服を着た多くの軍人たちが行き交う光景が広がっていた。

 

 みんな身体鍛えてるなぁ。俺だけすごく場違い感が……これなんて罰ゲームだよ

 

 そんなことを思いながらも目立ちたく無いので口に出すことはせず。

 一応、提督補佐以上の立場を示す純白の制服を着ている俺とすれ違う軍人たちは一様に「こんにちは!」と、態々帽子を外して小礼をしてくる。

 

 俺も若干たじろぎながらもそれらに挙手の敬礼で応えていく。確か海軍式の敬礼は膝を絞って斜め45度くらいだ。因みにこれは初歩の初歩である。四ヶ月だけ士官大学校に半強制的に学ばされた時に最初に叩き込まれたことである。

 敬礼だけは一丁前な軍人擬きだ。

 

 着任報告の為に舞鶴鎮守府の執務室を廊下の表記に従って向かっていると、道中に会うみんなから不思議そうな視線を向けられる。それは当然だ。提督補佐の枠は本来弟がいた場所。四ヶ月前から今日まで空席だったのだから、そこにいきなり現れた提督補佐の男に不思議に思うのはおかしいことじゃない。

 

 

 ただ──

 

「「「……」」」

 

 ここまで見られてるとなると、気になるものは気になるものだ。さっさとこの針地獄のような視線たちの中を抜けたいがために、歩く速度を自然と早める。

 

 

 

 

 ──そうして辿り着いた先は、執務室である。

 

 

「──」

 

 緊張する。提督とは度々連絡は取っているものの、あまり関係が良好とは言えないし。それに今のところ艦娘には会っていないが、確か俺と同じく、提督を補佐する立場に当たる秘書艦と呼ばれる艦娘が居るらしいのだ。

 

 今までは、彼女たちの活躍は連日報道になっていて、そこで俺は初めて彼女たちの存在を認知出来ていた。しかし、世間に厳しい情報統制が敷かれている中、俺はこれまで一度も艦娘の姿を見たことがなかった。恐らく、この扉を開けた先に居るのであろう、軍事機密扱いのそれとの対面に、俺は緊張しているのだ。

 

「……すー、はぁ」

 

 深呼吸して、心を落ち着かせる。

 

 さあ、扉を開けよう。ここから、俺の新たな道が開かれるのだ。

 

 扉をノックすると、中から「誰だ」と男声が聞こえてくるので

 

「二等海尉、立川(たちかわ) (すぐる)です」

 

 ──入れ

 

 と、短く返ってきたので、「失礼します」と言いながらドアノブを引いて、一礼してから入室する。

 半身になりながら後ろの扉をゆっくりと閉めた後、再び正面へ向き直った。

 

「──良く来た。久しぶりだね、傑くん」

 

「……はい。お久しぶりです。中川提督。現時刻、1130にて海軍特別教育隊から着任しました」

 

「お疲れ様」

 

 そこには執務の途中だったのか、中川提督はペンを置きながらそう話しかけてくる。

 正直、この人には悪いイメージしかない。俺がこうして半強制的に軍人になったのも、この人のせいだからだ。

 

「相変わらず、妖精さんに好かれているようだな。こうして見ている限り、既に六匹のここの鎮守府の妖精さんが、君の後ろで見守るように笑いかけているよ。気に入られたんだね」

 

「……はい。ありがとうございます」

 

 そう。俺には今見えないが、どうやら俺に『妖精さん』の才能があることを一目で見抜いたのが、正にこの人、中川提督なのだ。彼が言うには、ここまで妖精さんに好かれているのは珍しいらしく、弟である凛太郎でも、当時は俺ほどの好かれようではなかったらしい。

 

 ──君には間違いなく、提督の才能があるよ。

 

 突然、俺の部屋に来て弟が殉職したことを知らせに来た後、去り際に彼はそう言った。俺はその場で即座に断ったが……まさか本当に俺を大本営に連行するとは思わなかった。

 自分が頑張って働いていた会社を辞めさせられ、強制的に軍人として生きる道に引き込んだ原因。目の前のこの人はある意味、因縁の人であるため、無意識に少し無愛想に答えてしまう。

 そんな俺の不遜な態度に見るからに不機嫌になる人がその場に一人。

 中川提督の側に控えているのは、制服のスカート姿の黒い長髪の美少女──恐らく艦娘から、睨まれる。

 

「……」

「……っ」

 

 威圧感がすごい。自然と鼓動が早まり、息もしづらくなる。やはり日夜から、深海棲艦という化け物と戦っているだけあり、向けてくる威圧も一般人より何倍もある。殺されてしまいそうな、そう。一種の殺気なのだろうか。

 

「大井」

 

「っ……すみません」

 

 大井と呼ばれた美女を諫めるように、提督は続けた。

 

「彼の少しの無礼は許してやってくれ。彼がああなっているのも、俺が主因だ。彼は元々立派な社会人だったけど、俺が強引にこちら側に引き込んで、今ここにいる。いわば彼は巻き込まれた側の人なんだよ」

 

 そう言われた大井さんは、少し黙考したのち、間を置いて目を瞑りながら小さく頷く。余程、俺のことを嫌っているらしい。というか、俺が入ってきた瞬間から睨まれていた気がする。

 

「……はい。提督がそういうのであれば」

 

「うん。ああ、ウチの部下がすまないな。見た目からも分かる通り、こいつは少し頭が固い部分があるから、結構苦労してるんだ」

 

 そうして彼は笑いかけてくるので、俺も努めて笑顔で応じる。

 

「い、いえ。こちらこそ上官に対する態度が悪かったかもしれません。大井さん……でしたよね。その、申し訳ありませんでした」

 

 そんな俺の行動に、彼女から少し驚かれたのか息を飲まれる。そして、数秒の間を置いた後

 

「……こちらこそ。申し訳ありませんでした」

 

 と、大井さんは少々不服そうにしながらも、そう返してくれる。

 絡み合う視線。大井の鋭くも透き通った瞳が、俺の瞳を射抜いてくる。俺も同じように、その瞳を見つめ返した。

 

 彼女は今、俺を見定めているのだ。あの優秀な提督補佐だった立川凛太郎の代わりに新しく着任した男は、果たして命令に従うに足るような人間であるか、そうでないかを。

 彼女は良くも悪くも、打算的なのだ。だからこそ、とても頼もしく思える。

 

 一方俺は、そんな彼女のこちらを値踏みするような瞳を、ただ見返しているだけである。多分だが、これから大井さんには、これから凄くお世話になることだろうと思う。何にせよ、俺のことを信用していないのは分かった。

 そんな二人を見て満足そうな顔させた提督は、空気を切り替えるように椅子から腰を上げて話を進める。

 

「さて、今日から着任ということだけど、色々と説明をしないとね」

 

「はい。よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 

「……」

 

「……」

 

 気まずい。

 

 執務室で説明を受けた後、俺は大井さんに鎮守府を案内してもらっていた。

 

 ただ──

 

「……あ、あの大井さん」

 

「……なんですか」

 

「っ……あ、えっと。今はどこに向かってるんですか」

 

「ひとまずは食堂に行きます。その後は流れで、と言った感じです……それと、気安く話しかけないで下さい」

 

「は、はいっ」

 

 

 と言った風に、初対面から明らかにご機嫌斜めに案内されて、こちらが気が気でない状況である。

 

 まあ、理解は出来る。彼女がこうして不服そうにしているのも。経緯は少し前に遡る──

 

 

 

 

 

 

『大井。君には傑くんの手伝いをしてもらいたい。要は、秘書艦だな』

 

『……はい? 提督、それはどういう』

 

『彼は少々特例でね。士官学校を出てはいるが、本来四年かけて学習することを四ヶ月という急ピッチで学習した。正直言って未熟も未熟なんだ。だから、ここは大井、君に傑くんの教育係を頼みたいんだ』

 

『ま、待って下さい。私は提督の秘書艦です! まだ着任したばかりの……しかも、何処の馬の骨かも知らない人の下に付くなんて──』

 

『──大井!』

 

『ッ!』

 

『……確かに彼は未熟、それは事実だ。しかし、俺は必ず傑くんが、凛太郎くんが護ったこの舞鶴鎮守府を、もっと良いところにしてくれると信じている。生前に良く私や君に。そしてほかの艦娘にも話していてくれたじゃないか。彼はいつも凛太郎くんが憧れていた人でもあり、最高の兄であると』

 

『……!』

 

『凛太郎くんは帰ってこない。今は前に進むしかないんだ。今でも、君や他の艦娘たちが彼の死を悔やんでいる。しかし一番悔やんで、辛くて、泣きたいのは肉親である兄、傑くんだ。だけど傑くんは、前を向いている。今こうして、私が無理矢理な形でここに着任させたのに、一言も文句を言わず、そこに立っているんだ。大井の気持ちも理解している。しかし、だからといってだ。他人を傷付けるように、本人がいる前でそういった発言は辞めろ。言葉は時として、人の心、身体さえも殺し得るんだぞ。艦娘としての誇りを大切にしなさい』

 

『……はい。これからは、弁えます』

 

 

 

 

 ──こんな会話が執務室で繰り広げられたのだ、

 だから彼女は今不機嫌になっているのだ。正確に言い換えれば、上司に叱られて拗ねていたあの頃の俺みたいだ。

 

「……」

 

 しかし、彼女は綺麗だな。こうして前に五メートルくらい距離を置かれて歩いているが、後ろ姿が映えるな。背筋も上に伸びていて、格好良い。

 

 彼女たちがあの深海棲艦と戦っているのか。なんだか想像出来ない。

 

「着きました。ここが食堂です。さっさと入って下さい」

 

 黙考していると、不意に前から声がかけられる。彼女の言葉の通りに、中へ入ると

 

 

「おお……」

 

 と、感嘆してしまうほど、中には多くの可憐な美女美少女たちが和気藹々と食事を摂っていた。

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