オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない 作:画面の向こうに行きたい
「それはね、画面が社畜だからだよ」
こどもの日に対馬や山風回を期待された方、申し訳ありません。
今回は鈴谷視点でお送りします。
「鈴っちょには、私の代わりにペアアクセサリーを手に入れてもらう」
「は?」
ある昼休みに若菜ちゃんが突然、鈴谷に言い出した。
「私お気に入りのプチブラが今度ペアアクセサリーを発売するの。それを鈴谷に調達してもらう」
「自分で買いに行けば?」
「そこのブランドが転売対策として、カップルじゃないと買えない。だから鈴っちょとセンパイに買いに行ってもらう」
「センパイは関係なくない?」
「どうしても鈴っちょがイヤなら私がセンパイにお願いして一緒に買いに行く」
「!」
「わざわざセンパイを呼び出すのだから買い物だけしてバイバイって訳にはいかない。お礼としてお茶して、映画でも見るかも」
「!!!」
「もちろん、鈴っちょの恋は応援する。だけど、もし、センパイからそれ以上『お誘い』されたら若菜、断れないかも・・・」
「鈴谷が行く!」
「よく考えたら、ムリして鈴っちょにお願いするのも悪いし、私がセンパイにお願いして・・・」
「絶対ダメ!鈴谷が行くの!」
「はい。よろしく〜」
あれ?
結局、センパイにお願いしてデートしてもらうことにした。
日曜日
「鈴谷」
うぅ。今日もセンパイ、カッコいいなぁ
「センパイ、今日はありがとうね」
「男女ペアじゃないと買えないんだろ?オレでよかったのか?」
「うん!ありがとセンパイ」
ショップに行く前に、近くのファミレスでご飯を食べることにした。
ホントはオシャレな喫茶店でご飯したかったけど、今日はお礼にご馳走するつもりだから、リーズナブルにファミレスにしたんだ。
お小遣いが少なくてゴメンね?
なのに・・・
「センパイ、今日は鈴谷が・・・」
「いいから」
やっぱりセンパイがご馳走してくれた。
「ありがとセンパイ」
「いいって」
ご飯が終わったらいよいよショップへ
「大変申し訳ございません。ペアアクセサリーの販売は先週で終了いたしました」
「は?」
「あ、でも来月からオンラインショップで再販いたしますのでそちらでお求めくださいね」
「はぁ」
「だってさ鈴谷」
「ゴメンねセンパイ」
結局、そのままセンパイとお茶して別れた。
月曜日
「ちょっと!若菜ちゃんに頼まれたペアアクセサリー、販売期間終わってたよ」
「おや?間違えたかな?」
「もう!」
「まぁまぁ。鈴っちょもセンパイとデートできて嬉しかったっしょ?」
そうだけど!
「鈴っちょがそこまで言うなら仕方ないか。次に機会があったら私がセンパイにお願いする」
「それは絶対にダメ!」
「ならよろしくね鈴っちょ」
「むぅ!なんか納得いかない!」
先月頭に引いたカゼが咳だけ長引いている画面です。
皆様はGWいかがお過ごしでしょうか?