8/18は超次元ゲイムネプテューヌmk2発売日!
ネプギアちゃん聖誕祭です。
え?mk2発売した日の記念ならユニちゃんやロムラムちゃんもだろって?
こまけぇこたぁいいんだよ!!
ネプギアちゃん可愛い!!!
微睡みに揺蕩う感覚に身を委ねる。
いつまでもそうしていたい、そんな気分だった。
「起きてください、朝ですよ。」
そんな気分、だったのだが。
体を揺すられる。
優しい声が聴覚を刺激する。
そして、意識が覚醒していく。
重い目蓋を開き、体を揺する人物を見る。
「あ、起きてくれましたね。」
十字型のアクセサリーを着けた薄紫の長い髪、セーラーワンピに身を包む少女。
いつも起こしてくれる子だった。
上半身を起こし、おはようと一言。
「はい、おはようございます。」
笑顔で挨拶をしてくれた少女。
ネプギア。
女神候補生という特別な立場のネプギアは、実は自分の彼女だったりする。
何故そんな関係になったのかというと長いので割愛、想像に任せるとする。
相変わらず愛くるしい笑顔のネプギアの頭に手を伸ばす。
「あ、えへへ…」
頭を撫でると嬉しそうに笑う彼女はごく普通の少女のようだった。
今日もいい日になる、そんな予感があった。
今日はどうしたのか、と聞くとネプギアはプクっと頬を膨らませる。そうされても可愛いだけなのだが、一体何かしてしまったのかと未だボンヤリとする頭で考える。
「忘れちゃったんですか?今日はデートしようって貴方から言ったんですよ!」
──はて、そうだったか。
…そうだ、夕食を食べてから二人で過ごしている時に約束したのだった。
何ということだ、これでは彼氏失格ではないか。
慌てて謝ってベッドから降りる。
ボンヤリとしていたとはいえ、自分からした約束、それも初デートを忘れるなど楽しみにしていたネプギアに失礼だった。
ネプギアはそんな自分にくすりと笑った。
「ふふっ、分かってますから大丈夫ですよ。
ボンヤリして忘れちゃう事ってありますもんね。」
『朝御飯出来てますから一緒に食べましょう』と言う彼女に後光が差している気がして自然と拝むように両手を合わせる。
奇っ怪な行動に首を傾げながらも『二度寝しちゃ駄目ですよ?』と言ってから部屋を出ていった。
ベッドから降りて伸びをする。
朝の出だしはこんなだったが、デート本番で取り返す。
そんな意気込みと共に部屋を出るのだった。
・
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朝食を済ませ、しっかりと歯を磨いて顔を洗い着替える。
今日は気合いを入れようと思ったものの朝のテレビには『気を張りすぎずそのままの貴方で過ごしましょう。』と占いに出ていたのでそれに従ってみようと思う。
服装はいつもの外用の服を着て、ネプギアと外に出た。
プラネテューヌ。
ネプギアの姉に当たる女神パープルハートの治める国であり、自分の住む国だ。
女神候補生のネプギアはいつか女神として国を守護するらしい。
ネプギアの姉、パープルハートことネプテューヌとは毎日顔を合わせる仲だが…自由というか、元気はあるがぐうたらしてる印象が強い。本当に国を治めるつもりあるんだろうか。
何故そんな偉い人と毎日顔を合わせる仲なのかというと…
言ってしまえばネプギアと付き合う際にご挨拶に向かった時からの付き合いである。
何かとゲームに誘われてはネプギアも巻き込んで三人で遊んでたりする。
まあ、そんな仲なのである。
ちなみに、ネプギアは自分の家に何度か寝泊まりをしに来てくれる。
今日もデートの前日だからと泊まったからあれほど準備がよかったのだ。…ネプギア曰く、姉のネプテューヌに行ってきなよと背中を押されたのもあるらしいが、真偽は如何に。
「どうかしましたか?」
ネプギアが脳内説明をしている自分にどうかしたのかと聞いてくる。
自分は何でもないと言ってから手を差し出す。
キョトンとした表情のネプギアだったが意図を理解してくれたようで自分の差し出した手を握る。
指を絡めて、しっかりと。
所謂、恋人繋ぎという奴だった。
ただ手を繋ぐだけのつもりだった自分は内心慌てて、努めて普通の態度でネプギアを見ると嬉しそうに頬を赤らめて笑顔だった。
「えへへ、何だかデートするって思うとこうしたいな~って思って…駄目でしたか?」
首を横に振って、大丈夫と伝える。
こんなに可愛い顔をされたら例え駄目でも言えない。
元より、嬉しさで舞い上がりそうなのは自分の方なのだが…
今ならプラネタワーを外から登れる気分だった。
そんな気持ちを抑えてネプギアに行こう、と言うと頷いてくれる。
プラネテューヌを二人で歩く。
このまま散歩でもいいのだが、自分には確りとした目的があるのだ。
「えっと、このままパーツを買いに行く…でいいんですか?」
そう、ネプギアの趣味である機械。
それをちゃんと知りたいのだ。
所謂、メカオタのネプギアはよく何かの機械を作ったりしている。
自分はそれを見ているだけで、ちょっとした疎外感…恥ずかしい話、機械に嫉妬をしていたのだ。
当然、自分もロボットや戦艦に夢を見る男子ではある。
だが、それはあくまで液晶の中の幻想を見ているにすぎない。
自分が知りたいのはネプギアが興味を示すリアルの機械なのだ。
勿論、こっそりとその手の本を読んでいる…が、そんなもので把握しきれるとは思っていない。
ということでネプギアに君の趣味の機械を自分も知りたいと言った。
目を輝かせて嬉しそうにしてくれたのは嬉しいが、その日はネプギアの解説で寝れなかった。
重度のメカオタを喜ばせるのは控えた方が良いということをその日は学んだ。
「でも、いいんですか?私の趣味に付き合わせてしまうようで何だか申し訳無いです。」
遠慮するような発言に、気にしなくていいよと言う。
自分も行きたいからと続けて言うと
「そ、そうですか?なら、―――さんが好きになれるように私頑張りますね!」
ふんすっ、といった擬音が聞こえるくらい張り切ってるネプギアにお手柔らかにねとだけ伝えておく。
ネプギアが張り切る姿は微笑ましいが、ドジを踏まないか心配だ。
こういう時、空振ってしまうのはよくあること…ネプギアもそうだと色々と申し訳無い。
自分がそうならないようにしっかりとしなくては。
心の中で奮起し、ネプギアの行きつけというショップに行くことにした。
事前に知っていた自分は別段道を聞くこともなく、自然と着いたのだ。
「あれ、この場所知ってたんですか?」
首をかしげて聞いてくるネプギアに、頷く。
それくらいならばリサーチ済みなのだ。
自分には心強い味方がいるのだから。
教祖様…イストワールの時間をネプギアについて聞くことに取ってしまったのは大変心苦しいが本人は問題ないと言っていたのでお言葉に甘えてしまった。
加えて、この事は内緒と言われた。
判明したらまずいことでもあるのだろうか?
教えてくれた恩もあるので隠すことに。
調べておいた、と言うとネプギアは目を丸くしていた。
何か変なことをしてしまったのかと焦った自分はネプギアに聞くのだが
「いえ、―――さんがやる気になってて驚いただけで…えっと、そんなに私の趣味を理解しようとしてくれて…嬉しいです。」
うーんこの天使、じゃなくて女神。
姉が守護女神じゃなければネプギアを守護女神と崇めていた自信があるくらいにはしっかりしている。
流石に姉のネプテューヌに失礼と思い、この考えを頭の隅っこに追いやり店の中に一緒に入る。
入った、のだが
「あ、新しいのが入荷してる!
前よりも性能がいいし、コンパクトだ~これならもっといい形に仕上がるかも!あれ、もしかしてこれも?わー!スゴい!」
…ネプギアが興奮した様子で機材を見始めて、教わる雰囲気じゃなさそうだ。
取り敢えず、ここは興奮が収まるまで待つのもあれなので理解を深められそうな本を買おう。
店員にオススメを聞いて、妙ににこやかな面持ちをしながら何冊か渡された。
値段を見ると、そこそこする。
別に買っても財布に影響はないから構わないが…チラリとネプギアの見ている機材の値段を見る。
見てすぐに、恐怖した。
何ということだ、いくつか買ってプレゼントしようという男を見せるチャンスが崩れそうな値段なのだ。
ネプギアはこういった物を何度か購入しているようだが…
候補生と自分の収入の差に涙が流れそうになるものの、ぐっと堪える。
自分は彼氏なのだ、ここはいいとこ見せるチャンス。
本を買ってから、少し落ち着いたネプギアに話しかける。
「ぁ…す、すみません…私ってば勝手に一人で興奮しちゃって…教えようと思ってたのに既存のパーツより良いものだったからつい…」
しゅん、と落ち込む様子の彼女の頭を撫でる。
自分の趣味で盛り上がるのは誰でもあることなのだ。
そういう時は止めずに落ち着くまで待つのが一番。
自分としては、ネプギアがここに来て、ネプギアが望む物があったことが嬉しい。
そう伝えると、彼女は頬を赤くする。
「…―――さんはズルいです。私が悪いのに、そう言って…」
どうやら、落ち込みは無くなったらしい。
折角のデートで自分の趣味のこととなれば少し位いいだろう。
反省もこれくらいにして、再開。
これが欲しいのかを聞いてみる。
「えっと…はい。ただ、少し値段が高いのでクエストとかでお金を貯めてから買おうかなと」
なるほど。
ネプギアは強いから、クエストで稼ぐ程度なら楽だろう。
けれど、ここはNOと言わせてもらう。
自分が買うと言うと、彼女は勢いよく首を横に振って拒否する。
「駄目ですよ!―――さんだって何冊か買ってその上これもなんて…今じゃなくてもいいですから、ね?」
意外と強い拒否に少しむっ、となる。
彼女に限って無いとは思うが、自分の収入がそんなに無いと思われてたりしないだろうか?
自分にも四女神オンラインを廃課金出来る位にはお金はあるのだ。
してはいないが。
ごく一般プレイヤーである。
本をいくつか買った程度で懐が寂しくはならない。
ということで、ここは彼氏の意地として買わせて欲しいと言う。
「彼氏とかじゃなくて、その…高いんですよ?」
問題ない、とサムズアップ(笑顔も忘れずに)
ネプギアに何か買ってあげたい。
そんなつまらない意地だが、曲げたくはなかった。
毎日が楽しいのは間違いなくネプギアのお陰なのだから、これくらいはさせて欲しいというのも本心だ。
デートでもあるが日頃のお礼も兼ねている…というのは内緒である。
満面の笑みで購入コース一択の自分にネプギアは観念したように
「前から変なところで頑固ですよね、―――さんって。
…お言葉に甘えますね、ありがとうございます!」
少し遠慮気味ではあるが笑顔を見せてくれただけでそれが自分への報酬になる。
思わずまたガッツポーズをしそうになるが、心に留めておく。
せめてここは格好よくいく。
もう格好よくないかもしれないが気にしない、気にしないったら気にしない。
というわけで店員にこれください、と言うと少々お待ちくださいと言われる。
「無理…してませんか?」
してないしてない、と微笑む。
それから店員がやって来て、華やかなラップに包まれた目的の品を出してくる。
頼んでいないのに、と思って店員を見る。
店員は特に何も言わずに料金を出すのを待っている。
見たところ、ラップ値段のような物は無い。
何という心遣いだろうか。
彼に幸あれと心の中で感謝をして代金を出す。
パーツを買った自分達は店を出る。
ネプギアに、改めてそれを渡す。
「ありがとうございます。その…嬉しくて、他に言葉が浮かばなくて…あはは」
嬉しいのなら、それでいい。
そう伝えると笑顔で片腕を自分の片腕に組んできて、今度は自分がビックリする羽目に。
大きすぎないし、小さすぎもしないそれが自分の腕に当たっているのだ。
異性、それも付き合う彼女となると意識するなという方が難しい。
しかし、自分はポーカーフェイスを極めし一般人である。
心の中で狂喜乱舞しようとも外面は平常心そのものを保つ。
そう、ネプギアと付き合うまでの過程で身に付いたスキルの一つがこれである。
彼女は純粋なあまりこちらがドキドキするようなことを知らずにしてくるものだからそれにいちいち驚いているようでは身が持たないと思った自分はこのスキルを会得するに至ったのだ。
姉のネプテューヌにからかわれる日々とネプギアとのドキドキする日々が自分を強くした…といえば聞こえはいいが、実際は一種の慣れなのかもしれない。
「帰ったら、今度こそしっかりと教えますね!」
えへへ、と笑いながら大事そうに自分の買ったパーツを持つ彼女に、今日は本当にいい日だと思う。
行きたい場所に行って、欲しいものを買った。
このまま帰る…のもいいのだが。
その前に。
「あ、お昼ですね。何処かで食べますか?」
時間が経つのは早いもので、それが楽しい時間ならば尚更。
もう昼食の時間だ。
一時間前は朝食を食べていた、なんて錯覚がするが確かな空腹感が自分達にはあった。
これが夕食で予約してました…といった事が出来ればよかったのだが三流彼氏の自分は出来ていなかった、無念。
なので昼は少しデートっぽくカフェでもどうか、なんて聞くと彼女は
「いいですね、行きましょう!」
とても乗り気だったのでカフェで決定した。
近くに運良くカフェがあったので入る。
何だか運が良すぎて盛大に不吉なことが起こったりするのではと不安になるが、病は気からというようにこういった事も最初は気からなのだ。
深く考えずにいよう。
席についた自分達はメニューを見る。
「何を頼みますか?私は、このサンドイッチを頼もうかなって」
美味しそうだったので自分もそれにすることにした。
そして、飲み物のメニューを開いて真っ先に目に写った飲み物は…
「……」
ネプギアも見たようで、チラリとこちらを見てくる。
これにしよう。
そう言うと、彼女の顔がみるみる内に赤くなる。
恐らく、自分も顔が赤いのだろう。
「その、本気、ですか?…本気、ですよね」
ここまで来たら退けない。
しっかりと頷くと、戸惑い半分、恥ずかしさ半分といった様子。
「分かり、ました」
覚悟を決めたという面持ちでネプギアは自分を見つめる。
メニューは決まったので、店員を呼ぶ。
こちらへ来た店員に、まずサンドイッチを二つ頼んでから飲み物を
淡々とした様子の店員は去って行く。
一つの関門を突破したような感じがする。
もう後には退けない。
さながら、超高難易度クエストに挑むがごとき緊張感が自分とネプギアを支配する。
数分が数時間に感じるほどの空白を特に話すこともなく待つ。
単純に恥ずかしい。
ネプギアは顔を俯かせたまま、何も言わない。
恐らく同じ気持ちだろう。
そして、それはサンドイッチと共にやってきた。
一つの大きめのグラスに二つのストロー。
ご丁寧にハートの形になっていて、ほら飲めよというような存在感。
そう…カップルドリンクである。
「来ちゃい、ましたね…」
頷く。
しかし、全てはこの日を最高にするため。
自分は迷いを振りきりストローをくわえる。
「う、うぅぅ…い、いきます!」
ネプギアも恥ずかしさに打ち克ち、ストローをくわえた。
そして、飲み始めるのだが…
味が…しない…
味はあるのだろうが、恥ずかしさと緊張が重なり味どころではない。
ただ自分にあるのはこのカップルドリンクをネプギアと飲む。
その事実だけだった。
「…しちゃいましたね、私たち」
味はしたかと聞くと、ふるふると首を横に振られる。
どうやら、彼女も同じだったようだ。
今日の自分たちは似た者同士なのかもしれない。
それからサンドイッチを食べると、とても美味しかった。
…ちなみに、二回目は普通に味がして楽しめた。
流石に一回目で耐性はついた。
二度目はないと思っていただこう。
その後、カフェを出た。
恥ずかしくはあったがあれもまたいい経験だった。
「…また、いつか飲みましょうね」
おや、とネプギアを見る。
またいつかと言う彼女はいい思い出が出来たと感じられる、笑顔だった。
そうして自分達は家に帰る。
・
・
・
家に帰って、部屋に戻る。
戻る際に冷蔵庫から冷たい麦茶をコップに入れて、少しのお菓子と一緒に持っていく。
いつも過ごす自室はネプギアやネプテューヌがよく来ることもあって整っていた。
コップとお菓子を置いて、座る。
ネプギアが自分の隣に自然と座る。
買った本を出して、タイトルを見る。
『これで君も技術者!1』
…とても胡散臭い。
店員に任せる前にタイトルをしっかりと見るべきだった。
他の本のタイトルも同じで、違うのは番号だけだった。
ネプギアも不安になったのか中身をパラパラと捲る。
「…あれ、意外と中身は普通だ。初心者にも分かりやすいように出来てます。これなら教えやすいかも…」
マジですか。
ナイス店員、グッジョブ著者。
これで自分もネプギアの趣味への理解度が高まる。
スキル獲得なんて楽だったのだ。
と、思っていた二時間後…
ぐったりとテーブルに顔を乗せる自分がそこにはいた。
いくら分かりやすいといっても一日で詰め込むのにも限度があった。
「大丈夫ですか?」
頭がショートしてるだけだから大丈夫。
そんなオーバーヒートしている自分ではあるが問題ない。
単に知らない単語を詰め込みすぎただけなのだ。
今日はここまでにしようと言うとネプギアも頷いて本を片付け始める。
「焦らなくて大丈夫ですよ。―――さんがこうして頑張ってくれてることが私には嬉しいんですから」
花咲くような笑顔に、自分には勿体無い位優しい彼女だと実感する。
自分は幸せ者だ、こうやってこの子と過ごせるだけでも身に余る幸福だというのに。
「じゃあ、後は…いつも通り過ごしましょう?」
いつも通り。
話題を出しては相槌をうち、会話を続ける。
今回は、どんな話が聞けるんだろうか?
自分は面白い話題というのがあまりないが、ネプギアは周囲の人物の存在もあって話題に事欠かさない。
たまにぶっ飛んだ内容もあるが、慣れたものだ。
友達とどう過ごしたかどんな話をしたか、家族との話や時には悩みも。
楽しそうであればそれでよし、悩みがあるなら全力で相談に乗る。
今日は、楽しい話題のようだ。
「ユニちゃんとゲームセンターに行った時の話なんですけど──」
話が始まる。
お菓子を食べながら話を聞いて、時々その話を聞いた感想を言う。
そんな穏やかな時間が、自分とネプギアのいつも通りなのだ。
先程と同じく、楽しい時間が経つのはあっという間で。
気付けば外は夕方だった。
「あ…もうこんな時間ですね。」
ネプギアはそう言って、立つ。
これくらいの時間に、その日泊まるつもりの時以外は帰るのだ。
ネプギアにも家族がいて、そちらの時間も大切にすべきなので仕方ない。出来れば毎日ここにいてほしいと思うのは重い男だろうか。
夕方、ということは夕食の時間も近い。
自分も立ち上がり、今日は教会まで一緒に行くよと言う。
「え、そこまでしなくても大丈夫ですよ!いつも一人で帰れてますし!」
ネプギアは強いので襲われても一捻りだろうけど…そうではない。
いつもはこのまま玄関まで一緒に行って、それでまた明日…となるが今日はそうじゃない。
自分が、行きたいのだ。
何となく、この後日が沈む外をネプギアと歩きたい。
彼女はそれを聞いて、無言で自分の手を取って玄関まで歩き出す。
何か気に障ることでも言ってしまっただろうか。
不安になりながらも、呼び止めることはせずにされるがままにされておく。
玄関まで着く
「…今日は、嬉しいことばっかりです。
―――さんとデートが出来る…それだけでも嬉しいのに、プレゼントまで貰って、ドキドキもしたけど良い思い出も作れて……今日は少し位ワガママになっても、いいよね。」
そう言って、ネプギアは自分に抱き付いて見上げてくる。
先程の無言の時間は気持ちを整えるためだったのだろう。
ワガママ、と言うがこれはワガママになるのだろうか。
もしそうならドンドン言ってほしい位だ。
「これからも、ずっと一緒にいてください。」
それくらい、当然のこと。
自分も、ネプギアのいない日々は考えられない。
それくらい彼女が好きになってしまっている。
だから、喜んでと笑顔で伝える。
すると、彼女も
「えへへ…―――さん、大好きです!」
とても綺麗な、笑顔を浮かべてそう言ってくれるのだ。
自分も嬉しくて、彼女を抱きしめる。
それから、どちらからというわけでもなく…
お互いの顔がそっと近づいた。
…それから、また手を繋いで教会まで一緒に歩いていった。
夜空はずっと晴れていたのもあって星が綺麗で、その事を話しながら、ゆっくりと。
いつもより、少しだけゆっくりと歩いていく。
―――さんは、誰というわけではありません。
これを読む貴方でも構いません、好きなキャラクターでも構いません。男性にしたけど悔いはないぜ…