制作時間3時間半
しかし、続きでは無いので、これ単体でも楽しめますので、大丈夫の方はこのまま読み進めてください。
「今日は餃子にしようか…」
「そうね。結婚記念日だもんね。」
「何がいい?ニンニクマシマシとかにする?」
「うーん…明日仕事だから野菜多めがいいかも、ニンニクは少なめにしてくれる?」
「わかった。美味しいもの作るから、待ってて。」
そう言って、エプロンを来たあと台所にたった。
「だーーーいすき!ユキト。あの頃が懐かしいと思うけど、いつも好きだよ。」
「俺も大好きだよ。春奈。何年経っても…何時までも大好きだ。」
「えへへ。らいしゅき!!」
5年経っても、彼女が好きだ。まだ子供も出来てないが、そんなのどうってことない。こうやってずっと一緒に過ごしていることが愛なんだろう。彼女は俺を愛している。俺は彼女を愛している。それが幸せなんだろう。だから今のままでもいい。これから変化があってもそれでいい。これからも俺は彼女を幸せにする。どんなに苦労しても彼女を幸せにするんだ。
「ふふふ、何時までも愛してるんだから…絶対離れないもんねぇ!」
そんな事を言われてしまうと、愛おしくて離れたくなくなってしまう。未来なんてどうなるか分からない。けど、彼女の愛は俺が知っている。だから、この感情を引き出しにしまいながら、俺は率直に彼女を言う。
「これからも、何時までも君を離さないよ。春奈。」
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これは先人の夢……
いや、これは先人の記憶だ。鮮明で現実的な記憶だ。
これで俺は幸せと愛する人の事を理解した。
「ラーニング完了」
その一言を本棚の前でそんな事を言い放った。
この空間には、俺と案内人の2人しかいなかった。
此処では、先人の生きた記憶や、幸せと不幸。楽しさと悲しみ。全ての感情を手に入れることが出来る。ヒトの感情全てを手に入れることが出来る。だけど、次の場所に行けばそれを全て失う事になる。
そう、今読み上げたもの全て。
「どうだい、この話は……とても安らかな気持ちになるだろう。私もそういう、穏やかな気持ちになったよ。いつかそう思えるかもってそういう気持ちに……」
この物語を進めた時、死神はそういった。
「あぁ、そうだな!とても安らかで、心地の良いものだった。」
俺も率直な意見を言った。心からそういう気持ちだった。
「ふふふ…そうかい。君もそう思うんだな…」
死神は嬉しそうに微笑んだ。
彼女はここの管理者。ここから離れたくても離れられない。絶対的な管理者だ。けど俺は彼女の事が大好きだ。けど彼女はここを離れなれない。叶わぬ恋。罪深き悲しい魂なのがこの俺だ。俺は気持ちを伝えたくてもこの気持ちは伝えられないだろう。
「この物語を幸せの形だと思うものは少なかったよ。子供がいることが、夫婦の幸せとじゃないのにな。長年生きている魂はそう感じないのだろう。生きていた年月が多いせいだろうか…私は悲しいよ。」
彼女はそんな事をボヤいていた。ここの物語を全部知り尽くた彼女でも、こんな在り来りな物語を心地よく思っているのだろう。語ってくれた彼女は夢が叶いそうにない…そんな悲しい顔をしていた。
「またいつか会えますよ。何十年、いや何百年掛かろうともまた会いに行きますね。」
「あぁ、待っている。」
悲しそうな死神。いや、彼女を見つめながら、俺は光に包まれ少しづつ透明になって行った…どうやら時間が来たのだろう……
転生する時が来たのだ。彼女の手を合わせながら、触れていた僕の手は消えていった……
好きだったよ。死神の……いや、君の……彼女のその純粋な心を持った君が、話の合う、君の事が、大好きだったよ!
最後に読んだ本の影響かどうかわからなかったが。俺はそう思いながら、次の命を繋ぐためにこの世界へと旅立った。
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「おぎゃあ!!!、おぎゃあ!!!」
俺は人の世に生まれた。何故かあの時の記憶を引き継ぎたまま生まれてしまった。しかも、最後の記憶を読んだあの夫婦の所へ産まれた。
あの餃子好きの夫婦の元に…
どうやら俺は長男のようだ。俺は両親とも見た覚えがあるがあって違和感がすごくあったが、俺の見覚えのある両親は2人とも笑顔で俺を迎えてくれた。とても穏やかで幸せそうな笑顔を俺に向けて迎えてくれた。
まさかこんな出来事がこうやって訪れるとは思わなかった。けど何故こうなったかを知ることは、後で知ることになる。数十年後のいつかに……
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高校二年になった頃。俺のクラスに女の子が1人転校してきた。
「
みんなは初めて見る人のように騒いでいたが。俺は既視感を感じた。あの顔その声は見覚え、聞き覚えのあるものだった。何処か待たせているような、そして待ち望んでいたような。そんな見覚えのある顔立ちだった。
「じゃぁ、優希の隣が空いてるな。其方に座ってくれ。」
そう言って、先生は俺の隣の窓がの席に座らせた。俺は見覚えのあるのあるその子を目で追っていた。それに気づいたのか、彼女は席に座り、声をかけてきた。ヒソヒソとしたこんな言葉を……
「待ちきれなくてこっちから来てしまった。人の心を知ってしまった。私は、あそこに必要ないんだとよ。だから、お前が私を幸せにしてくれよ……」
そういった。彼女は俯きながら、顔を赤らめてノートに視線を落とすのであった。
古い記憶を全て思い出した俺は、彼女のその言葉で目を覚ましてしまった。そして、小さな紙に俺の気持ちを書き落とすのである。
やっと、あの時に思っていた事、持ち続けたこの気持ちを伝えることができる。
俺は君の事が好きだよ。大好きだ。あの時からずっと……
そう俺は紙に書き落とすして隣の彼女にこの紙を渡したのだった。
渡した手紙を見た彼女は俺の方を見てふふふと笑いかけてきた。彼女がどう思ってこの笑みをかけた俺には知る由もないが、懐かしくも嬉しい気持ちになった俺の気持ちは正しく生きている証であり、あの時感じられなかった。幸福という気持ちなんだろう。
あの時の本棚。天国のアーカイブの時のあの幸せの形が……
短編即興シリーズ第2弾です。
今回は昔から、俺の小説を読んでくれている友人のお題「アーカイブ」からの小説でした。
制作時間は3時間半です。。即興なので誤字脱字や打ち間違いが多いかもしれませんが、暖かい目と誤字脱字への指摘と感想をお願いします。
それでは、またどこかで会いましょう。
バイバイ!