ハーメルンのディスコード鯖でちょっとだけ話題にしたら見たいと言われたので書いてみた話。



一言で説明するなら

星がきれいに見える日にだけ出会う専用IS持ちの謎の少女と一夏が出会う話

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一日で書いたので誤字があるかも…


星と夜空にいる少女

「…星を見るのは好き?」

 

夜空の星に淡く照らされたその少女は柔らかな笑みを浮かべながらそう言った。

 

 

 

 

 

IS学園、IS操縦者育成用の特殊国立高等学校でまぁ要約するとISに関連する人の育成機関ってわけだ。

まさか藍越学園と聞き間違えてIS学園の試験場に行ってしまい奇跡的にISを起動してしまい唯一の男性操縦者として学園に突っ込まれた、同級生も先輩も教師も全員女。用務員も業者も学校内に入ってくる人も全部女。

正直辛い、友人からは女だけとかハーレムじゃんとか言われたけど正直バカみたいな話が出来ないのは滅茶苦茶辛い。相手が女子だけって言うのも会話に神経使うし話題もあんまり合わないし中学の時とかではやったあのクラスの女子可愛くね? とかそんなのが出来ないのが本当につらい。マジでつらい。

一歩間違えればセクハラなのに向こうは動物園にパンダが来たレベルで見に来るし…こういう状況だと勘違いしそうだし…。だからシャルが最初に転校してきた時めちゃくちゃ喜んだのに…なぁ…。

 

「はぁ…」

 

夜、なんとなく息苦しさを覚えた俺は散歩してくると同室の物に学校の屋上に入り込んだ。夜間は進入禁止だがちょっとぐらい息抜きで来てもいいだろう。気づかれないように扉をゆっくり閉じて空を見上げる。

 

「…すげえ」

 

今にも落ちてきそうな広く輝く星空、思わず息が漏れる。

その場に腰を下ろして楽な体勢で再度見上げた。そういえばこんな風に星を見上げたのは久しぶりかもしれないな…最近ドタバタしてたし。

 

そのままぼーっと見ていると視界の端に何かが映った。

そちらの方向に視線を向けてみるが何もなく、見間違いかなと視線を戻すと。

 

「疲れているね、少年」

「うわぁっ!?」

 

目の前に同世代ぐらいの少女がいた、彼女は一房だけ白い黒い髪を揺らしながら俺の目の前で膝を抱いてしゃがんでいた。さっきまで全くいなかったのにいつの間にか目の前にいたことに驚き後ろにすっころぶ。

その様子を見ながら少女は声を上げて笑っていた。

 

「アッハハハハッ! すっ転んだ!」

「いてて…! なっ、だっ、誰だ…?」

 

服装はIS学園の制服、タイの色は見えづらいけど多分同級生。見たことないから多分クラスメイトではない…その少女はひとしきり笑ったあと座りなおした俺の隣に腰を下ろす。

 

「私は…って誰でもいいか、それよりなんでここにいるの? ここは基本立ち入り禁止だけど」

「…お前だっているだろ」

「アハ、それもそうだね」

 

そう笑うと彼女は空を見上げて目を細める。

 

「私は星を見に来たんだ、綺麗でしょ? 夜空」

「あ…あぁ…」

 

思わず釣られて見合上げると先ほどよりも綺麗に見えるようになった気のする星空が視界に映る。

声も発せずに見ているとクスリと言う笑い声が聞こえ、そちらに向くと彼女は妖艶とも言える笑みを浮かべ微笑んでいた。

 

「…星を見るのは好き?」

「え…あ…好き…だけど」

「そっかぁ…私は星がきれいな日にここにいるからたまに来るといいよ」

 

そう言って彼女は立ち上がったので俺も慌てて立ち上がった。

 

「待ってくれ、お前は一体誰だ?」

「んー……内緒」

 

口元に指を当て笑みを浮かべたあと凄まじい強風が吹いた、思わず目を閉じてしまい顔を腕でかばう。再度顔を向けるとそこには誰もいなかった。辺りを見渡しても誰もいなくまるで狐にでも化かされたような気分になり首をひねる。とりあえずその日はもう帰ることにし、その日は寝た。

 

翌朝、構内を歩く次いでに昨日の少女がいないか調べてみたが見渡せる範囲にその少女はいなくて箒達にも聞いてみたが知らないと言われてしまった。しかも何故か機嫌が悪くなってたし。

やっぱり夢だったんだろうか…。

 

その数日後、また雲一つない夜になったのでまた屋上に向かってみた。この数日間天気があまりよくなく屋上に向かっても彼女はいなかった。やっぱり夢だったのかと思ったがどうしても気になる。

俺は屋上の扉を開けて空を見上げた、最近は見れてなかった綺麗な星空が視界に入る。

 

「やあ少年、また来たんだね」

 

声がした方を振り向くと給水塔がある少し高い所の縁に彼女が座っていた。彼女は俺を見つけるとそこから飛び降りた、中々の高さだったため俺は急いでそちらへと走ったが彼女はふわりと浮かびながら地面へと降りる。足には特徴的な装甲が…あれは…

 

「IS…?」

「あ、流石に分かるかな? 驚かせたかったのに」

 

黒と白で彩られたISは足から膝まで展開されておりその装飾はどこか夜空を思い浮かばせる。

そのまま空中でふんわりと浮かんだまま静止する。星空とのISを起動しているからか淡く光っているその姿に幻想的な印象を覚える。思わずぼうっと見ていると彼女は俺に視線を向けずに空を見上げながら言った。

 

「今日も星が綺麗だね…ねぇよかったら一緒に飛んでみない? 君も持っているんでしょう? 専用IS」

「え…あ…も、持ってはいるけど。起動したら他のやつに分かるだろ」

「おや、部分起動は苦手かな?」

 

話を聞くとどうやら部分展開をすればISを起動しても他の所に通知が行ったりしないらしい。そういえば前に鈴がISを部分展開してた時も特に怒られた様子はなかったな…。

でも俺がやった部分展開はラウラを助ける時に少し出来たぐらいだ、足だけを起動してなおかつ空を飛ぶことなんてできない…。

そう悩んでいると視界から少女が消える、どこに行ったと顔を上げた瞬間後ろから何かに抱きつかれた。

 

「うおっ!?」

「大人しくしていてよ、暴れられると流石に私も落としてしまう」

 

そのままふわりと浮かび上がるが俺は背中に押し当てられる意外と大きな膨らみにドキドキしてしまう。だ、大丈夫だよな…!? セクハラとか言われないよな…!

そういう風に真っ赤になって体を硬直しているとにやにやとした口調で囁かれる。

 

「おやぁ? もしかして胸が当たってドキドキしてる? 可愛いな少年」

「ぐっ…!」

 

指摘されて図星と気づかれるとさらに強く抱きしめられた。暴れたいが既に地面からはかなり離れている。落ちたら間違いなく助からないだろう、ISを起動すればいいと気づくのは部屋に戻って寝る時だった。

 

「ほら、真っ赤になるのはそこまでにして空を見てみてよ」

「え……うおっ、すげぇ……」

 

空を見るとどこを見ても綺麗な星空が視界に映り、まるで宇宙にいるかのような不思議な感覚に陥る。

思わず少年のように夜空を見ていると後ろから嬉しがるような声が聞こえた。

 

「綺麗でしょ、好きなんだ……この綺麗な空が」

 

確かにとても綺麗だ…そのまま眺めているといつの間にか地面に下されていて後半からは気にならなくなって背中の感覚が消える。振り返ると同じく黒と白の籠手と足の装甲を消滅させる。俺の体をどうやって支えていたのか気になっていたがどうやらISを腕に展開して俺を支えていたらしい。

 

「…おっと、そろそろ帰って寝ないと明日に響くんじゃないかな。少年」

「…なぁ、今度こそ聞かせてくれ。お前は誰なんだ、クラスのやつに聞いても知らないという奴ばっかりだしどこにもいなかった…なぁ、答えてくれよ」

 

俺は構えた、専用ISを持っていることもさながらその情報が全くない。もしかしたら別勢力のスパイかもと思う、自分で言うのもなんだが気を抜きすぎた。専用ISを持っている時点で疑うべきだった。

そうするとその子は腹を抱えて体を九の字に折り曲げて笑い始めた。

 

「アッハハハハッ! 君っては今更気にするんだ! 一緒に空を飛んでおきながら今更警戒するんだ! 君ってば面白過ぎ!」

 

しばらく笑った後、あー笑った笑ったと目元に浮かんだ涙をぬぐいながら再度言葉を続ける。

 

「私が君をどうこうするつもりならもうすでにしてるよ、でもそれでは信じてくれないかな。じゃあ今日はここでおしまいにしようか」

 

そういうと彼女はISは展開した。黒と白の星空をイメージさせるISに思わず見とれる。俺もすぐにISを起動しようとしたけど彼女はそのまま空へと浮きながら後ろへと下がっていき。俺もそちらに向かおうとしたが彼女が手をこちらに向けたので思わず体の動きを止めた。

 

「……名前だけ教えてあげる。私の名前は『星川夜空』、じゃあね一夏くん」

「…おいっ! まt」

 

その瞬間、ISから放たれた強風で思わず体がぐらつく。再度視線を戻すと彼女はすでに遠くまで飛び去っていた。流石に今から追いかけるのは難しいだろう。

しばらくそこにいると急に屋上のドアが開いて千冬姉が走りこんできた。謎のIS反応がしたのでこっちに来たらしい。ことの顛末を説明すると頭に拳を食らい、説教を受けた。

色々と話をしてそろそろ部屋に戻れと言われたので戻ろうとすると千冬姉は懐かしそうな目で空を見上げていた。

 

「千冬姉、どうしたの」

「…いや、少し懐かしいやつを思い出してな…あいつもこんな星空が好きだった」

 

千冬姉はそういうと何も言わなくなったので俺はそのまま部屋に帰った。しかし、本当に誰だったんだろうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、全く。出てきたIS反応は『スターダスト・ミーティア』…間違いなく…夜空だな」

 

星川夜空、私と同い年(・・・・・)であり束以上にどこにいるのか分からない奴だ。

何より高校生の時から見た目が一切変わってない、あいつは本当になんなのか…束が宇宙人とか言っていたが現実味を帯びてきたな…

しかしなぜIS学園に…だが

 

「夜空は……三年前に死んだはず……」

 

遺体は私も確認した、あいつは確実に死んでいたしISはコアを残して消滅したはず…。

 

「少し、調査がいるか…」

 

空を再度見上げた千冬の視界に流れ星がまるで気づいてもらえたことを喜ぶように空に走った




今回は少しだけ不思議な一夏君の体験をテーマに書きました。
色々伏線らしきものもいくつかありますけど回収する予定はまったくございません。
長編話にある番外編の導入みたいな感じをイメージです。

スターダスト・ミーティア
星屑の流星と言う意味、白と黒が色に使われているという情報しか設定されてない謎IS

星川夜空
24歳だけど一夏と同世代の見た目
特に深い設定はないしもしかしたら高校生なのかもしれない

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