全ての旅を終えた秀千代が、もし関ヶ原に行くことになったら···というif小説です。
ウィリアムももちろん登場します。
(仁王と仁王2ってクロスオーバーになるんですかね?)


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もしも、秀千代が関ヶ原に行ったら···。

 ここは···いずこか。

 常闇から抜けたはいいが、なぜ開けている?ずっと断崖絶壁の山道を走っていたはずなのに。

 それに、倒し損ねた古籠火(ころうか)は、一体どこへ。

 それに、自分はただ、山奥。廃れた村で作物を荒らす妖怪を退治しに来たのだ。なぜ目の前で人の屍が積み重なって、折り重なっているのか。まるで戦場である。とりあえず、襲ってくる(やから)は片っ端から斬り捨てておこう。

 無明と二人で旅をする身。彼岸にはたくさんの仲間たちがいるし、藤吉郎に会いに行きたいのは山々であるが、まだまだ黄泉(よみ)に逝く気など毛頭ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『社…。』

 社を見つけ手を伸ばそうとした。

 

 不意に、自分の体が宙に浮き、腹部からどっと血が流れ出る。

 体が地についた途端ゴボッと血反吐(ちへど)が口から溢れ出る。

 これは···大砲!?

 内臓が潰れたんじゃないか?おそらく体の中で砕けたであろう骨をかばいながら、社に手を合わせた。

 

 

 『(これは徳川の···?)』

 張られた陣の幕の外でそっと聞き耳を立てる。

 『(私は死んだのか?何で家康の声が聞こえるんだ。家康はもう···。)』

 死んでるはず。

 突如、馬の(いなな)く声が聞こえた。掛け声と共に陣の内側から飛び出してきた男の顔を見る。ひとまとめにした髪。···金と表すが近いか。

 まさか。

 そのまさかに賭け、走って馬の後を追った。

 

 『やっぱりウィリアムだ。』

 息を切らしながらそう目で訴えた。

 「Who are you ?(お前は誰だ?)」

 ・・・。なに言ってるの?半蔵か猫又がいないとわからない。

 

 「ウィリアムはそなたは誰じゃと訊いておる。」

 背から現れたのは白澤(はくたく)()(くに)の言葉もわかるとは...。

 いつもの通り、小刀に刻まれた名を見せる。

 「なんて読むんだ?これ。」

 白澤の力で言葉を通わせられるようにしてもらった。

 『秀千代って呼んでくれ。』

 「まれびとっていうわけじゃねえみたいだが、俺についてこい。役に立つなら人は多い方がいい。」

 

 目の前の社にパンっと手を合わせる。ウィリアムは憑け替えをしているようだ。こちらは少し、特殊なお願い事をする。

 『木霊よ、一旦『声』を貸してくれ···。』

 今さらだが、喋れないことは不便である。この戦場にいる間だけでも、喋れるようにしたい。

 その願いは無事届いたようだ。

 「ウィリアム、何をすればいいんだ?」

 ウィリアムの背を追いながら尋ねた。

 「鬼やら妖怪やらを倒せ。」

 おびただしい人妖の数々。

 あまり覚えていないけれど、無明が関ヶ原で(いくさ)があったと言っていた。

 

 まるでここが関ヶ原みたいだ。

 「白澤、ここどこなんだ?」

 背に控える白澤に問う。

 『関ヶ原ではあるまいか?』

 本当に関ヶ原だった。

 

 

 (あれは大谷の···)

 見たことがある(はた)を差した死体に心が痛む。だいたいが‘‘秀吉’’に仕えていた者たち。まぁ、藤吉郎だけに仕えていた人もいるが、いわば自分の元部下たちの争い、である。

 東軍がやや優勢とはいえ、気は抜くまい。

 大きな戦に参加するのは小牧長久手以来。

 

 戦場を駆け廻るのは慣れたものだが、大砲で撃たれるのは痛い。しかし、

 「なんか、小牧長久手みたいだなぁ。」

 と、小声でいう。呑気なものである。

 

 

 「こっちだ!」

 ウィリアムに導かれるまま、陣が張ってあるところについた。

 大谷軍の兵士が邪魔してなかなか進めないが。

 「ウィリアムは先に行って!自分は周りの兵士を片付けるから!」

 大谷吉継···どういう人だったか。‘‘秀吉’’に仕えていただいたいの人の記憶から、自分は忘れられているであろうから、相手もこちらのことは知らないだろう。

 

 幕の内側から鍔競(つばぜ)()いの音が聞こえる。どちらかが苦戦しているのか。たとえそれがウィリアムだとしても、大谷軍の人間らを斬り捨て、斬り捨て、どちらの血かわからないほど血塗(ちまみ)れになって戦っているので助けには行けないが。

 

 この辺の奴らは皆斬り殺したと思い、遺体を一纏(ひとまと)めにしてそっと手を合わせる。顔はよく見ていないが若武者から老兵までいた···と思う。手を合わせただけではそう簡単には成仏してくれないとは思うけど、少しは彼らを弔えただろうか。そう考え天を仰ぐと、人のような、蝶のような守護霊が彼方(かなた)()んでいくのが見えた。

 

 

 そうこうしている内に、幕の中での決着もついたようだ。

 「ウィリアム、無事だったみたいだな。良かった···。」

 大谷軍を叩き、攻める味方兵士についていく。

 

 そもそも、この戦いは誰と誰が(しゅ)として戦っているのだろう。無明の話を思い出す。確か、徳川と石田...だったような気がする。

 『やはり人間が多いのぅ。人同士の戦こそ本来の戦じゃからのぅ。』

 敵の矢弾を避けながら進んでいるので白澤の言葉が耳に入っても考えられない。右耳から入って、左耳から抜ける感じ。

 雑賀衆でもこんなには射ってこなかったぞ!?

 矢を受けながらもどうにかウィリアムについていく。

 

 小川を登ってまたもや陣が張られたところにつく。

 槍を持った武者がいた。奴は西軍であるとわかった。周りの死体が東軍の兵ばかりだから。

 ウィリアムより先にと、二刀から薙刀鎌に持ち替える。

 しかし。

 走って相手に飛びかかったのはいいものの、薙刀鎌も守護霊の力で跳ね返され、受け身も取れず陣の端まで吹っ飛ばされた。

 ウィリアムが来たことにより止めこそ刺されなかったが、しばらく動けない。

 島左近と名乗る男は、ウィリアムと戦闘を始めた。申し訳ないが、頑張ってくれ、ウィリアム。

 重い体を起こし、飛びそうな意識をどうにか保ちながら何も考えずただ二人を見ていた。

 

 「おい、そんなところで寝るな。起きろ。」

 寝ていたわけじゃない。失神していたのだ。見れば左近が膝をついている。これはウィリアムの勝ちだな。

 ウィリアムは左近の方へ近づいて行った。

 

 槍を持っていけという左近に対し時間稼ぎか、と刀を突き付けるウィリアム。そのときは別に何の違和感も感じなかった。

 不意に心臓が一度ドクンと大きく跳ね、何か嫌な予感がした。

 

 一瞬の出来事だった。空が真っ赤に染まっていく。幕と幕の間から見えたのは、赤黒い蛇が戦死者の山に突っ込む光景だった。

 もう一度、心臓が大きく跳ねる。

 「グゥゥ、ウガァァ!」

 抑えろ、抑えるんだ。今暴走したら止められる者はいない。落ち着け。

 どうにか自我は保てた。角は隠すことが出来ないが。上を向けば、大きな骸骨がこちらを睨み付けていた。

 

 何あれ!?大きな骸骨の妖怪···。思い出したくない。紅い空に大きな妖怪。人があやかしとなる風景。

 「なんか、小牧長久手みたいだな···」

 気を抜いたら妖怪化で暴走してしまう。真剣な(つら)で周りを見渡すウィリアムに、またついて行くことにした。

 ウィリアムもまた、こちらと同行するのに同意したようである。

 

 「チッ···ケリーめ···。余計なことしやがって。」

 かなりお怒りのご様子。

 しかし、自分が見るに、ケリーとやらの独断の判断でないとみた。まだ石田三成は生きているはずだ。

 「(藤吉郎)が主なら、部下(三成)も部下か···。変なところで真似するなよ···。」

 そういえば昔から佐吉(三成)は‘‘秀吉’’に忠義を誓っていた。

 しかし信長様の仇を討たず、光秀に味方したのを義の無いものとみなしたか、藤吉郎のもとに仕えていたようだ。

 

 まぁ、しかしだ。···あの人柄というか並大抵じゃない人気(じんき)の無さで、よくまぁここまでの兵と将を集めたものだ。

 どうすればあそこまで嫌われることが出来るのか。彼をよく知る人なら誰だって思うことである。···自分も思った。

 

 

 最初に向かったのは、味方のいるところ。どうやら、両軍の戦を止めようとしている者がいるという。

 その者を助けろとのこと。

 

 暫くついていくと、声を張り上げる一人の男がいた。槍を片手に持っている。その男はどうやらウィリアムのことを知っているらしいが。

 「おお、按針殿!」

 按針···?あぁ、ウィリアムのことか。

 退けと命令を出す男の後を追うと、妖怪が次々と襲って来る。あの男もいない。どこに行った?

 

 やっとのことで怨霊鬼を倒すと、先程の男が膝をついて息を切らしている。えっと、こいつが怨霊鬼の正体か?

 そう思っている間に二人は何か話している。どうやらこの男は怨霊鬼に丸呑みされていたようである。

 土下座する男に、まあまあ、と身振りをするウィリアム。

 

 「そちらの御仁も!しかし···そなたはあやかしでござろう?なのにどうして···。」

 その質問は嫌いだ。嫌なんだ、あやかし=人を襲う、という概念に囚われた考え方が。

 まぁ、感謝されたから良しとしよう。

 「これで按針殿に助けられたのは2回目でござる。」

 と男はコクコク頷く。

 『ホッホッ、按針に二度もか。それなら秀千代も2回目になるのではないか?』

 白澤は何を言って....?

 白澤の姿をみたとたん、男は驚いた顔をした。何で?

 「あなたは半兵衛殿の!?」

 なんで半兵衛を知っているのか。私が二度助けたというのは、もしかして。

 「もしや、松寿丸(しょうじゅまる)···?」

 

 あのときは黒田官兵衛に謀反の疑いがかかり、信長様が彼の息子の松寿丸を処刑すると言い出した時か。病身のくせに一人で飛び出していった半兵衛を追い、ムジナを見つけ、化けさせ事なきを得たことがある。

 松寿丸は半兵衛が匿うと言っていたが。

 その後どうなったか知らないが自分の記憶の限りでは疑いが晴れたのは半兵衛が死んでからではなかったか。

 

 そんなこともあったと一人で頷く。

 

 「ということは、あやかしの御仁は、半兵衛殿のご子息でござるか?」

 うーん、なんでそうなる?自分がご子息なわけないだろ。どちらかと言えば半兵衛よりも年上だが?

「いや、重門殿はすでにこちらの軍におるし、他にこのくらいのご子息などおったか?いやそんなはずあるまい···。」

 なにやらぶつぶつ呟く長政に恐る恐る声をかける。

 「黒田殿、私は半兵衛殿のご子息ではありません。あと、あやかしの御仁ではなく秀千代という名がありまする。そちらの名でお呼び下さいませ。」

 「そうか、秀千代というか。申し遅れた、(それがし)、黒田長政でござる。」

 「黒田長政、か。···相わかった。」

 中陰の間に、もう半兵衛はいない。ここで会えるのなら、まだ引き留めて置けばよかったか。

 

 「話は済んだか。」

 ウィリアムが呆れ顔で割り込む。そうだった。この穢れた関ヶ原をどうにかしなければ。

 達者でな、とだけ言い、また戦場に駆け出した。

 

 

 

 

 

 ウィリアムに必死についていくと、社の先に天海がいた。

 「秀千代···殿···?平等院に()られたのでは?」

 まあそうなるか。ここは一つ、嘘を()いておこう。

 「ああ。肉体は平等院に封印されているのだが、戦の気を受けて精神の一部が形となってここに来てしまったようでして。用は生き霊みたいなものです····。ほら、精神だけだから喋ることができているのですよ。」

 自分でも何が言いたいのかよくわからないし、嘘を()いているのがたぶんばれている。まず天海に敬語を使っている時点で怪しさ全開だ。

 

 天海にウィリアムと話をするように促し、自分はそそくさと戦場に入っていった。

 自分が、いつもどれだけ無明を頼りにしているかというのは、こういう時にこそわかるものだ。|こっちの無明はどこにいるのだろうか。ここが過去なら無明がいたっておかしくはない。

 あやかしの咆哮飛び交う中、無明を探すなど無理だ。

 それに、もしかしたらもうそんなこと考えている場合ではないかもしれない。息を浅く吸って、走り出した。

 

 『それにしても、禍々(まがまが)しいのぅ。猫又の姿もないが···』

 「あいつはケリーが放った荒魂で死んじまった。」

 ウィリアムが横から口を挟む。

 『我ら守護霊は死ぬことはないぞ?人の信心あるかぎりはの。』

 そんな話をしながら赤黒い霊石の塊を普通の色に戻していく。

 

 目眩(めまい)がする。常世の中は一層穢れが濃い。このままでは戦い続けることは不可能。

 ウィリアムが天海からもらった楔は、荒魂を和魂に戻すという。ならば、話は早い。

 「ウィリアム、その楔貸して。」

 半ば強引にウィリアムの手から楔を取った。唾を呑み込み、思い切って自らの胸に楔を刺した。

 紅く細い煙が体から上る。

 爛々と紅く光る目は元の紺色に。大きく逆立っていた髪も切り揃えられた髪に戻った。

 

 ウィリアムと共に楔を刺し、あやかしを狩り、ここを降りればあの骸骨と戦える。

 「「よし。」」

 タンっと石段を降り、がしゃどくろの足元へ。

 戦死者がこんな姿に成り果てるとは···。

 

 ウィリアム、秀千代、天海、半蔵の四人掛かり。天海の合図にあわせて攻撃を打ち込む。

 「ウィリアム!」

 ウィリアムががしゃどくろに止めを刺す。

 

 

 

 

 そのあとは天海ががしゃどくろを封じ込めてくれた。

 「哀れな···。」

 天海が手を合わせる。その後ろで自分も手を合わせた。

 

 がしゃどくろは倒された。しかし、自分は元に戻らない。ずっと関ヶ原にいる。戦の終わった世に帰れない。まだすべきことがあるのか。

 ウィリアムの後ろで、ずっと考えていた。

 

 合戦は終わりを告げ、東軍の勝利だった。

 小早川秀秋の姿も見つけた。どうやら彼は佐和山城···三成の居城を攻めるという。直政も佐和山城攻めにいくらしい。

 「ケリーがいる。俺も行こう。」

 ウィリアムもか。

 しかし、天海によれば、三成は伊吹山に落ちたという。

 

 もしかして、伊吹山に落ちた三成を倒すことがここから帰る条件かもしれない。そう思ったのでウィリアム、天海と共に伊吹山に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〈おまけの伊吹山〉

 

 「ウィリアムは先に行ってくれないか?自分はあとから天海と共に行こう。」

 それにはウィリアムも賛同してくれた。

 

 伊吹山山中。

 「行こう。」

 狩り残しのあやかしを倒しながら天海と共に進んでいく。いわば天海の護衛のような感じだ。それにしても、齢六〇を超えても普通に山を登れる天海は本当にすごい。元々は武将だったとはいえ、この年となればとは思うがまるで年を取っていないかのようである。

 「大丈夫ですk···ね。」

 ウィリアムが敵を殲滅(せんめつ)してくれたおかげで、安全に進める。

 「ところで、天海。一体今いくつ···なんだ?」

 道中、聞いてみた。

 「はぁ、年ですか。七十三ですが。」

 七十三!?飲みかけの御神水を危うく吹き出しそうになる。もうそんなになのか。····まあそうなるか。

 驚いてはみたものの、よくよく考えれば確か自分もそのくらいの年である。確か私は天海よりも一つか二つくらいしか年が変わらない。でも半妖であるがゆえにこれ以上成長こともなく、衰えることもない。

 さすがは元武将。齢を感じさせない気迫とその体力はやはり光秀の部分が感じられる。

 「無理するなよ。」

 天海を護衛するのが案外簡単なことに内心驚きながら呟いた。

 

 ただならぬ空気が漂う。あそこか。天海にあとからついてくるように言い、お堂の奥の(ひら)けた場所の前にある扉は開けず、会話に耳を立てていた。

 

 「ケリー殿の錬金の極意によって、太閤秀吉様を復活させる!」

 復活しますよ。十六年後に。自分も、藤吉郎も。

 それに、自分がいる限り、‘‘秀吉’’は不滅。藤吉郎がいないと完璧ではないけど、自分も‘‘秀吉’’の片割れである。

 

 天海が追い付いた時にはもう決着がついていた。

 天海が三成に近づく。

 自分はずっとやり取りを見ていた。

 

 天海は三成に霊水を飲ませると、頭巾を取った。

 「明智光秀殿···!?」

 面識があったんだ。この二人。

 ウィリアムはそのあと去っていった。

 自分の体が元に戻ろうとしているのがわかった。

 「そちらにいるのは···。」

 三成がこちらに向いた。

 「秀千代···殿。」

 きっともう現世(うつしよ)に戻されるのだろう。だから最後に、彼に言っておきたい。

 「私と藤吉郎、二人で‘‘秀吉’’。でも、‘‘秀吉’’は消えない。私達を案じてくれてありがとう。三成···。」

 そう言いきると、目の前が真っ白になった。

 

 

 

 

 目を開けると、無明がいた。

 「やっと起きたのね、秀の字。とうとう死んだのかと思った。」

 なぜか布団に寝かされている。

 「依頼の途中であんた、倒れたらしいわよ?勇敢な村人が運んで来てくれたみたい。」

 首をかしげる。確かに、常闇の中に入ったのは覚えているが。

 『関ヶ原は?』

 そう言って、先程までの出来事を話した。

 それを伝えると、無明は目を丸くして、

 「なんでそれを?あの村、関ヶ原で戦があった時、多くの村人が戦に()り出されたらしいの。いまだに(その霊が)出るっていうし。···もしかしたらその霊によって忠実に再現された関ヶ原の幻を見てたのかもね。」

 そうか、幻だったのか。再現ってことは、あれが起こったのか。自分が封印されている間に。

 

 『どうか安らかに···。』

 秀千代は静かに祈りを捧げた。


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