いつかは終わるヒーローたちのアカデミア 作:Agateram
なので、今日更新しても問題ないでしょう?
唐突だが、目の前に自分の倍くらいのロボットが「ブッコロス」なんて合成音声のくせに妙に実感こもった声を吐きながら向かったきたら、普通はどうする?
異形型で大型な体格を持つものであれば、正面から相手をできるかもしれない。
特殊な方法、例えば電気や炎などを攻撃手段として使えるならそれを使うだろう。
だが、そうでないものは畏縮してしまう者もいる。
そんな畏縮した者を狙っていた2ポイントの仮想敵の顔面に全力のかかと落としを決めると頭だけ落ちて地面と熱いキスをかわしていた。
胴体は、頭がもげたくらいで爆発はしないらしい。
「そこの君、直接戦闘が苦手ならそのあたりの装甲を盾にして防ぐか、1ポイントや2ポイントの装甲の隙間を狙え。試験とはいえ下手すれば大けがするぞ」
「お、おう」
試験会場は当初入り乱れのポイント奪い合戦になっていたが、中には先ほどの彼のように直接戦闘能力がない個性である者もいる。そういう人には先ほどのように避難誘導ともアドバイスとも言い難い言葉を送りつつ、会場を見渡す。
1ポイントは小型で速いが脆い。2ポイントはでかく尻尾が長く、それを使った特殊な攻撃が来るが首も長いというわかりやすい弱点がある。3ポイントは全体的に丸みをおびた外見で方にはミサイル(とはいっても爆発はしない、おそらく押しつぶされても死ぬことはない程度の重量しかない)を出す。
仮想敵のある程度の性能の把握は完了している。
今のところは試験ポイントは順調、だいたい40ポイントくらいか。だが合格圏内がどこまでかわからない以上、ポイントは稼げるだけ稼ぐ。
とはいえ、さっきみたいにケガをしそうな者がいれば別だ。そちらの救助、あるいは回復を優先する方がいい。そのほうがこちらとしても後顧の憂いがなく戦える。
今話した人以外ではここで大けがをしてそうな、あるいは何らかの間違えで死ぬようなケガをしている『色彩』を持つものは………いない。
ならば、仮想敵が少なくなっているこの場所に居続ける意味はない。
個性『春夏秋冬』の夏、状況型の個性は単に筋力が上がるだけではない。
生命力を活性化させることで、生物としての能力が全て向上する。つまりは五感もより鋭くなり、会場のどの方面に敵が多いかくらいの選別は可能だ。
選別と同時に疾走、否跳躍を開始する。仮想敵やビルの側面を足場に次の仮想敵が多い場所に移動する。
索敵力、機動力、近接に限るが戦闘力という面においてはこの課題は俺に合っている。
故に頭の中にある懸念は一つ。
ゼロポイントの仮想敵。
それはいつ、どこに現れるのか。
そしてどんな意味を持つのか。
そんなことを考えながら次の戦場に躍り出た。
槍の基本、まずは腰の位置を低く、足を開き持ち手は力みすぎない。ブレず、ふらつかず、目標に向かって、強く踏み込み、同時に一点目掛けて刺し穿つ!
あまりにも基本通りの突き。だがそれ故一点の威力は十分。対人なら初撃を避けられた際には更に踏み込みつつ槍を手放し近接戦に持ち込んだりするが、相手は機械。その必要もなく一体に通用すれば同じAIで作られたであろう仮想敵は同じ方法で倒すことができる。
既に倒した数は40を超えた。
ポイントまで数える暇はなかったが、まずまずといったところだろう。
だが、それで満足などしない。いやできない。
ある日を境に僕の親友、彼岸四季は一変した。
なんというか、吹っ切れたように思う。
動きにキレが増し、オールマイトにも簡単に吹っ飛ばされず、しがみ付くように全身全霊で挑む。
そして一番変わったのが雄英高校への願書を出したことだ。
あれほどヒーローを神聖視して、自分がそれになれるはずはない。その資格はないといつも言っていた彼がその意見を変えた。
これは今まで決してなかったことだ。
彼が生命力を視認し、そこに干渉する個性であることは聞いている。
彼の『夏』と呼ばれる強化は自身の生命力の活性、『春』は自分の生命力を相手に同調させ流すことによる他者の治癒、『秋』は確か見たことはないが、自然の力を借りるためまだうまく使えないのだとか。『冬』については切り札であり、使いたくはない本当に最後の手段だと話していた。
その四つの側面の共通点は『生命力の可視化と直接、間接的な干渉ができる』ということ。
それこそが四季持ついくつもの側面を持つ個性『春夏秋冬』の個性の正体。
ただし、それには少なくない代償が伴うのだと四季は以前言っていた。
生命力とはその者の今の在り方を表し、それを共感覚にて視覚化、干渉するのがその個性の本質。そのためその人の在り方に触れる、あるいは視てしまった時に、個性を制御しきれないとその人の過去や原理は不明だけ未来さえ見えてしまうのだという。
その過去はその人が特別に思っている、または生死が関わった場面が多く、未来の場合はほぼ例外なくその人の死に場所が見えるのだという。
変わった日に特に変化するような事態はなかった。ただ僕やオールマイトを回復させている時に顔色が一瞬変わった、というだけ。
ただし、四季は基本不愛想で表情が変わることは滅多にないほど表情筋が活動していない。
それが明らかに動揺し、逡巡していた。
つまり、彼は僕か、オールマイトかどちらかの死期を視たのではないか、あるいは両方の。
それがあまりにしっくり来た。
つまりは、彼は僕らの運命を変えようとあがいているわけで、僕らは彼に助けられようとされているわけだ。
ふざけるな。
僕が死ぬのは僕の力不足。彼のせいでは決してない。
僕の死を僕らの死を彼が背負うことなどないのだ。
けれど、それは死が視えない僕らだから言えるセリフであって、実際にそれを見せつけられる彼からすれば無干渉でいること自体無理なのだろう。
何故なら口でどう言おうとも、無感情のように表情が固まっていようとも、僕は知っている。
彼岸四季は、彼岸四季こそがヒーローになるべき人だと信じている。
少なくとも、彼は僕にとってのヒーローだ。
だからこそ、助けられてばかりじゃいられない。
その隣へ、そしていつだって苦しむ彼を助けられるようなヒーローに。そしていつの日か必ずこう言ってやる。
——もう大丈夫。君の見た絶望を壊すために、僕が来た。と。
今はまだ夢物語。スタートラインにすら立ってはいない。
だから、まずは目の前の3ポイント仮想敵の装甲の隙間と眼球に相当するであろうレンズに向かって1、2、3と刺し貫いた。
そう、だからまずはこの試験に受かる。最低でも四季以外の誰にも負けないくらいでないと彼や目をかけてくれたオールマイトに面目が立たない。
試験時間も残りわずか。
最後まで全力で駆けさせてもらう。
そうして次の仮想敵に向かって走り出した時に、それは来た。
轟音と共に目の前の光景を独占せんばかりの巨体が現れた。10階建てのビルを押しのけるような巨体であることからおそらく三〇メートルを超え、巨大な手でビルをなぎ倒すさまから見て、その膂力はどう考えても人など一瞬でつぶれてしまう力と質量と大きさをもった巨大仮想敵。
これが、おそらく0ポイントのお邪魔虫仮想敵。
雄英に集ったおそらくそれぞれの地元では優秀だと言われる受験生たちが思わず口を開けて行動を止めてしまうくらいの圧倒的な脅威がそこにいた。
圧倒的脅威にさらされた時、人はその本能がむきだしになる。
自分の身を守るための行動に出るのだ。それは主に2種類、闘争か、あるいは逃走だ。
だが、中には事態についていけずに思考停止するのもいた。それは生きるための努力をしていないという点で他2つにも劣る愚行だろう。だがそれを責めることはしない。それが恐怖がもたらす人への害なのだから。
しかし、だ。
これは、0ポイントとはいえ、試験の点に関係ないといえ敵だろう?
それから何逃げてんだこいつ等は。
いや逃げるだけならいい。自分の命が大事。大いに結構だ。自分の力が相手に届かないというなら逃げて助けを呼ぶことだってあるだろうさ。しかし今のお前らは違うだろう?それは我先にと言わんばかりの逃亡だ。逃げるだけではない。ヒーローとしての義務すら捨てた逃亡と言ってしかるべき行為だ。
だから、叫んだ。
「何をやってんだお前ら!ヒーローなら、ヒーローを目指すなら、せめて周りに目を配れ!!怪我人や動けない人たちがいないか確認しろ!いたら二人以上で運んでやれ!目の前の命見捨てて逃げるヒーローがいるか!!」
夏の個性発動中のために通常よりもはるかに拡張された俺の大声は逃げいく何人かに届いたようだった。足を止めて周りを見渡して呆けてしまったりケガをして走れない人を担いだりしている数人が見受けられた。
ああ、それでいい。それがいい。せめてそれくらいはしないとヒーローなんて言えないだろう?
「なにやってんの!あんたも早く逃げなよ!!」
ヒーローの卵たちの救命行為に安心した俺は他者から見て棒立ちだったようで、心配したのかこちらに走ってくる人影が一人。アレは確か、試験前におなかが痛いと言っていた少女か。本番に弱いのかと思っていたが、あの巨体が近づいてくる方向に走ってくるとは、度胸が据わっている。
だが、
「「大丈夫!」」
奇しくも、というよりも必然というべきか、同刻、違う場所にて全く同じ台詞を吐く二人を試験官である雄英教師たちは見ていた。
「やるじゃねぇかこの二人!目の前に現れた0ポイントにも動じずに、周りを巻き込んで避難誘導までしやがった。」
「ああ、中々にいい判断だ。一人だけで助けるのではなく、他も冷静さを取り戻させているところが特にいい。」
評価は上々。だが、それだけで終わるだろうか。
いや違うな。
「あっ?なんだこいつ等。自分は避難を促しておいて…」
「自分たちは、避難しない?もじゃもじゃした髪の方もあの眼鏡の受験者に女の子渡したら、逆走し始めたぜ!」
そうだ。私がこの10ヶ月見てきたあの二人なら、さらに向こうへ行こうとするだろう。
それこそが、この学校の校訓。
『『大丈夫!!』』
まるで鏡合わせのように同じ台詞を同時に放つ彼らに、私は、ナンバーワンヒーロー、オールマイトは弟子ともいうべき二人の台詞に私は笑って口にした。
「さあ見せてくれ卵たち。君たちが将来しっかり羽ばたける有精卵である証を。
Plus Ultra!! 君たちの更に向こう側を!!」
「じゃあ任せたよ 、エンジンの人」
「ああ、任された!!!」
ショートボブのケガをして瓦礫に挟まっていた少女をメガネをかけた足の形状が特殊で足が速いという彼に渡してから、助けるために放り投げていた槍を手にとる。
相手は巨大。
自分の優に20倍以上の巨体で、パワーも質量もこれまでの仮想敵と比較にならないほどの脅威の塊。
だが、それが、逃げる理由にはならない。
「ちょ、ちょっと、待って。どこいく気?君もはやく、逃げないと」
「大丈夫!」
言って駆けだす。
周りにもう受験生はいない。
なら、後は脅威を排除するだけ。
「何故!?そいつは0ポイントだぞ!!逃げないと!」
後方からこちらを心配する声がする。さっきの眼鏡の人だ。
優しい、いい人だな。雄英に受かったら仲良くなりたい。
けど、今は
「0ポイントでも、ヴィランはヴィラン!!そしてあいつは街を、人の営みを破壊している現行犯だ!!ヒーローがヴィランに背中を見せて逃げられるわけないだろう!!」
巨体、しかし動きは鈍重。
だけどおそらく弱点である動力部があるであろう心臓部や制御系がある頭には届かない。
ならば、まずは狙うは末端。
全速力で0ポイントの後ろに回り込むと同時に装甲の継ぎ目を目掛けて左足首に5連突。
相手は……ぐらついた。効果あり。ならばと右足首も同様に角度を変えながらの刺突を行う。
末端を崩したら次に膝裏を刺し穿つ。跳躍で一突き。それが限界だけど、効果はあった。
巨体が踏ん張りを無くした左足元から後ろに体勢を崩す。
それでも倒れないように姿勢制御しているようだが、斜めに傾いた体じゃその上を走り出した僕を止めることも、目でとらえることも難しいだろう。
「こっちは無個性!ただでかいだけのヴィランの倒し方くらい、研究してる!」
斜めの体を登り切った頭頂部で、相手の目がわりのレンズが複数こちらを向いたのが分かった。だけどもう遅い。こっちは既に槍を構えて全体重を乗せてそのレンズに向かっている!
ガシャンと深々と槍の半分が相手のレンズ越しに頭部に刺さる。手ごたえあり。
深々と刺さった槍を手放して一旦距離を取る。
やった、か?あちこちがバチバチいっているからノーダメージではないが、まだ巨体は倒れていない。なら、もう一押しを。
そう、あまりに上手くいっていたからこそ油断していた。忘れていた。あくまでこの体は無個性であり、相手から見れば虫程度の対象でしかないことを。
左側から伸びてきた腕に、気づくのが若干遅れた。
それが致命的、咄嗟に引いたが頭をガードしようとした左手が圧倒的な質量との接触だけで完全に折れた。
痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!
それだけしか残らないかのような激痛が、頭に響かせる。
けれど、まだ左手だけだ。まだ右手と両足は動かせる。ならばそんなことに構っていられない!!
「っーーーーまだだ!!」
左手の痛みを無視して目の前の腕に飛び乗り、さらにある一点を目指して跳躍した。
腕がブラブラしているが、知ったことではない。
このくらいの痛みで引くくらいの覚悟なら、僕はヒーローなんて目指してない!!
「なめるなデク人形!!」
そう、昔から言われていたデクという蔑称。僕につけられたレッテル。
そこから決別するかのように、そのレッテルを打ち破るように僕は脚を全力で振り上げた。
狙うは一点!頭に刺さったままの槍。その石突!
そこは少しだけ改良してある。それは、石突での打撃力を上げるために少しだけ重く幅広くしてあり、もう一つは、こういう使い方をするためだ!!
「蹴り穿つ、死翔の槍!!」
全体重を乗せたかかと落としは、狙い通りに石突に激突し、槍はその勢いを受け相手の頭部を刺し貫いた。
同時、0ポイントのヴィランが力を無くしてゆっくりと倒れこむ。
今度こそ、倒した。
その確信を得て、自身の避難を開始する。
なんせここは機体が傾いたとはいえ、地上から目視でまだ20m以上ある。
流石にここから落ちれば受け身をとっても死にかねない。
故に全速力で斜めに崩れ行く機体を降りていくと、機体の中腹、そこに先ほど避難を促した少女と眼鏡の少年が瓦礫の上に立っていた。訂正、浮かんでいる瓦礫の上に、立っていた。
「手を!出して槍の人!!」
なんて無茶を!こんな瓦礫が飛び交う場所に戻ってくるなんて。
そんな自分がさっきまでやっていた行動を無視してその子を見る。その眼には見覚えがあった。
誰かを助けようとする強い意志がこめられた眼。
ああ、そうだった。この人は、この人たちはただの人じゃない。
僕と同じ、ヒーローを目指す人たちなんだ。
自分だけでなく、この二人や他の人と協力すれば、もっと簡単にこの0ポイントも倒せたかもしれない。自分の自惚れや油断といった課題も見えた。
まったくもって僕はまだまだ未熟だ。
「ありがとう二人とも。困った時に助けてくれるなんて、ヒーローみたいだ」
僕は笑って二人を賞賛し、お礼を言った。僕を助けてくれた二人のヒーローに。
そしてまだまだ遠いなぁと感じる。
なぜなら、遠くで轟音が聞こえたからだ。おそらく、いや間違いなくそれは彼だろう。
本当にまだ、遠い。だけど、直ぐに追いつくから。きっと追い抜くから。それまで……。
そうして、僕の雄英高校入学試験は終わった。
「………やれやれ、この音、俺以外にもこのデカ物を倒した奴がいるな。」
そして多分、それは出久だろうという確信めいた何かがあった。
アイツはきっと、街を壊すようなヴィランに背中を向けることをしない。
おそらくは『緑谷出久式、ヴィラン対策ノート5冊目、巨大ヴィランへの対抗策、その3』あたりを使ったのだろう。
ちなみに俺も使った方法はそれだ。足をつぶして機動力を奪い、膝を折って背後に倒しながら体勢を崩した相手の心臓、あるいは頭を狙うえげつない戦法。
机上の空論もアイツは実践しちゃってんだろうなぁとか考えながら、俺は頭を真っ二つにへこまされて倒れた0ポイントヴィランから飛びのいた。
飛びのいた先にいたのは先ほどこちらを心配してくれた耳がイヤホンみたいになっているショートカットの少女。
「悪い。心配かけちまったみたいだな」
「それは、いいけど……凄いねあんた。回復系の個性だとばっかり思ってた」
「ああ、だから心配して来てくれたんだ。優しいねイヤホン少女」
そりゃ回復系の個性じゃ武骨でドデカい仮想敵を倒せるとは思わないよな。
まぁおそらく無個性でも倒せている奴が一人いるだろうけど、それは別物だ。
「とりあえずこの通り、俺は五体満足だ。そっちこそケガないか?あるなら治すぞイヤホン少女?」
「……耳郎響香」
「ん?」
「ウチの名前!耳郎響香っていうの! なんかイヤホン少女って言われ方年上から言われているみたいでむかつく。名前で呼んで」
年上なんだけどなぁ、まぁそれはわざわざ言うことでもないか。
「了解。耳郎っていうとなんか男っぽいから響香でいいか?それとも耳郎ちゃん?」
「……ちゃん呼びよりは名前でいいよ」
「ああ、なら響香と呼ぶよ。俺は彼岸四季。彼岸でも四季でも好きに呼んでくれ。それで、ケガ、あるか?」
「~~~~~っない。たく心配して損した。そんな凄い個性持ってるとか思わないし」
なるほど。今まで周りにいなかったタイプだが、クールに見えて結構情に厚いタイプなんだろう。
とりあえず見た目にケガらしいケガはない。
それに安心したところで、プレゼントマイクから試験終了の知らせが響いた。
「これで、試験は終わりか。お互い受かっているといいな響香?」
「……まぁそうだね。そっちは受かってそうだけど、ウチはどうだか」
「大丈夫。受かっているさ。」
「なんでそんなこと言えんの? ここ倍率300オーバーの雄英だよ?」
「そりゃ決まってる。見ず知らずのバカを助けるためにここまで来た奴と自分の命だけ優先して逃げた奴ら、どちらがヒーローの素質があるかなんて一目瞭然だろう?この学校がよっぽど馬鹿じゃなければな」
まぁ試験は終わった。とりあえず後は結果を待つだけだ。
ああ、その前に、
「言い忘れていた。心配して来てくれて、ありがとう耳郎響香」
目の前にいる心優しいヒーローの卵にお礼はしっかり言わないとな。
今回、視点がコロコロ変わって視にくいかもです。
視点が変わる際は何か間に挟むべきですかね。
それはともかく、試験編はこれで漸くおしまいです。
アンケートはまだ続行してますが、まだ投票してくださる方は喜んで受け付けます。
このような拙い作品にレスポンスいただいてありがとうございます。
これからも最低週一は更新しますので、どうか今後もよろしくお願いします。