ジョジョの奇妙な冒険~アメジストのif物語~   作:Tarako@如月銘酪

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こんにちはTarakoですTarako!
あと一話で一章も終わりかぁ、短いですね(((((((((
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キャラ紹介

ジョラル
ラスボス撃破!なよなよ系主人公!
理亜
普通に強いよ。

カッとなって行動するのおとんに似た?
ジョセフ
二代目不動産王

あらすじ
前話で神父を倒したジョラル!だがしかし………


19話 「それ程の命でもない」

 

【挿絵表示】

 

 

ぼたた…た…と血が滴り落ちる。

槍に突き刺さる肉の厚みと血の暖かさが体に直に伝わってくる。

「…君は…囚われて…いるんだ…」

神父が、苦しそうに話す

「やめてくれ。これ以上…これ以上話さないでくれ…」

「…君は神を信じるかい?」

顔を背けるジョラル。

「んなこと…信じねぇよ。」

槍に手を当て、少し楽な体制を取ろうとする

「神は居るよ…我々のすぐそばに。」

神父がおもいっきり顔を上げる

「君は君の大切な仲間、家族、世界に不幸をもたらすだろう…すべてのものが君を滅さんとする。それは神のご意志だからだ。しかし、神の呪縛を解いたものは、君の仲間になるだろう。

同時に、君の家族は元の世界にもどろうとする。その時君はそうするのに必要なエネルギーになるのさかならず神と君は引かれあう…どのような世界にせよ、この世界のルールがそう定めているのだから。…双極の魂は、まだ揃っていないがその魂さえ揃えば、我々の望む扉が開かれる…君が悩んでいられるのも、今のうちだと思った方がいい。この世界は時に残酷であり時に手助けをする。時はある場合によっては早く進み、ある場合によっては遅く進むのだから。………」

ジョラルの紫の瞳が神父を見つめる

「………あんたが一番強かった。」

ざぁっと風が吹くと、ジョラルの髪の毛は揺れた。

「…あんたが、死ぬことに、安堵してる自分が…怖い。」

(誰かが死ぬのに…なんで安心できるんだ…?向こうだって、痛い筈なのに…)

「ははっ、面白いことを言うんだね、君は。…これから私よりも強く、邪悪な者が現れるかもしれない。君はもしかしたら、命を落とすかもしれない。」

ブラックオパールの瞳が虹色に輝き幻想的な色を見せる。

「けじめをつけなさい。祝福するよ、『神に近い』者として。」

彼の足元が輝き始める。彼は何故か穏やかな顔をしていた。

「ッ!?」

ジョラルが一歩のけぞる

「どうやら迎えが来たようだね。そう簡単に死ぬと思ったのかい?…フフッまた会えると良いね。」

いっそう光が強くなって、思わず目を閉じてしまった。光が収まってから、目を開けると…神父は居なかった。

 

 

「…ッチ…何なんだったんだ…アイツは…」

倒れていた筈の瑠が目を覚まし、ジョラルが神父を突き刺していた槍を見つめる。

血が滴り、下には池が出来る。

左足に自分の腕をのせてため息をつくと、「もう帰ろうぜ」と言って瑠が立ち上がった。

「お、おう」

階段を下っていくと、下には理亜が居た。

「あっ!!ジョラル!生きてたの!?大丈夫だった!?ってか瑠!逃げんじゃないわよ!」

ジョラルがポカンとしていると、理亜が瑠に近寄って何かのバンドを付ける。

「えーっと、指定スタンド使い確保。1052番、瑠。」

瑠が戸惑っている。俺も戸惑っている。

 

「ごめんなさいね。あんたがどれだけ改心してもこれが仕事だから。ジョラルもそこから動かないで。SPW財団を派遣するわ。30分位でつくはずよ。」

ジョラルの口がわなわなと震える。

「な、なんで…なんで、そんな…瑠はなんの罪も犯してない!クラウスが仕向けただけなんだッ!」

理亜がギロリと睨む。

「…『関係ない』…?馬鹿じゃないの?関係なくてもそれが認められるまではブタ箱行きよ。お偉いさんに逆らえないの。分かってくれるわよね?」

理亜の瞳がランランと光る。

「…ご、めん…」

 

その後、SPW財団に連行された俺は、ジョセフさんに迎えに来てもらった。

ジョセフさんが今回の件についての事を報告しなくちゃいけないらしく、簡易的な事情聴取だけ行われた。その後、帰り道にはジョセフさんにコテンパンに怒られてしまった。

 

真っ青な空。さっきまで戦っていたのに、ここには爽やかな風が流れる。

「…なぁ、腹減ってない?」

ジョセフさんにつれられてファミレスに足をいれた。

「…あの…その、本当にごめんなさい…」

ジョセフさんはそとを眺めながらコーヒーを飲み、「んー?」と聞いてきた。

「俺ッ、が、もっと、しっかりしてれば…ジョナサンさんも、ディオさんも…あんなことにならなかった…ですよね」

涙がこぼれそうになって必死に止めた。

「…んー、なんかさぁ、俺たちの家系はやっぱりそう言う面倒事に関わっちゃうことがあってさァ、でも、ほらこういう性格じゃん?承太郎も、ジョナサンもさァ…だからあんたが突っ走った気持ち良く分かるよ。…俺だって一歩遅れてたら…アイツが岩の下敷きになってたらって考えると…怖くなる。」

コーヒーを握る手の力が強くなる。

「怖いぜ…ジョナサンが一家の大黒柱で…なんでもやってこれたけど…俺はそうじゃないんだ…そんなこと出来る自信がねぇ…やるしかねぇっつー事は解ってるのに…」

ジョセフさんの肩が震える。

「俺は失わずにいられるかな……頑張ることが苦手なんだ…ッ!」

俺も自信がない。こんな力をもっていて、それでも頑張ることができるのか。

「…きっとジョセフさんなら大丈夫です。俺より強いし、かっこいいし…!安心してください。皆で一緒に頑張りましょう…それに、ジョナサンさんがいつか目を覚ますかもしれないじゃないですか!」

ジョセフさんが、コクりと頷いた。

 

 

「…僕にお兄さんがいるんですか?」

ジョルノのくるくるの金色の髪の毛がふわ、と揺れる。

「…居ます。瑠って言う人が。」

いぶかしい目で俺を見詰めるな。

「…あの…ディオの…?」

ここまで言ってしまったし全てばらしてしまおうとひといきつく。

「はい。ディオが父親の息子がもう一人。」

ジョルノの眼が輝く。

「え………会いたい………」

(だろうとおもいました。思いましたよ。珍しいもんね、うん。)

 

だが………誰が予想しただろうか。

その息子が………………今ブタ箱に居るということに。

 

「………どんな人なんですか?」

「…今SPW財団に囚われてます。」

ジョルノがにこやかな笑顔で言いはなった。

「じゃあ会いに行けますね☆たしか申請すれば面会できる筈です。」

立ち上がってしまった。

(…止められるきがしない。諦めよ。)

「じゃあ、行きましょうか!」

…いや、やっぱりだめだろ…!!!

「や、やめろっ!瑠ってプライド高いんだッ!バレたら殺される気がするッ!」

必死で止めた甲斐があり、何とか最悪の事態は免れた。

「でもいつか、会いに行きます!」

頭を抱えたい衝動を抑えて「うん…」と何とか返した。

「じゃあちょっと削ってくる。」

部屋に籠り、石を削る。

鏡のように反射するように比例して傷が減っていく。

「綺麗だ。」

苦し紛れにそう言って自分が寂しいのを紛らわしている事は重々承知なんだ。

…それでも。

 

神父との戦いは強烈だった。目蓋を閉じるとすぐに思い出せる。

…神、か。

ギリシャ神話なら何とか思い出せる。

しかし、たぶんだがあの神父が言っていた神とは関係ないのだろう。

手を止めてベッドにダイブする。音を立ててからだが沈む。

ジョセフさんや承太郎さん、仗助さんや他の皆…彼らに迷惑をかけてしまうかもしれないこの力。

ジョナサンさんは運命だって言っていたけれど…

それに、あの人が倒れるところを見て思うんだ。

"懐かしい、あるべき姿"だって…こんなことを考えちゃ行けないのに、あの人が成長したことが誇らしく思えてしまう。あの人がとても幸せな顔で死んでしまったことを嬉しく思ってしまうんだ。

きっと俺の考えは普通の人とはちがうんだろうな…

でも、あの人の死が、ひとつのピースが、ぴったりと合ったような…そんな感じがしてしまうんだ。

 

「…結局、良く解んないけど。」

 

 




来週もテストの関係で休んじゃいます…!
次回はエピローグ!あしたもよろしくねっ!

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