ジョジョの奇妙な冒険~アメジストのif物語~   作:Tarako@如月銘酪

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お久しぶりです!如月な銘酪と言います!
はじめましてのかたは一章一話から見始めた方がいいかも…!と思うのでリンク張ります!
https://syosetu.org/novel/237782/2.html

本当に送れてしまいすみませんでした!

☆人物紹介☆
○ジョラル
アメジストの瞳を持つ主人公。大学を退学にされたのには、ただならぬ理由があるみたい…?
○累城内 瑠
ガーネットの瞳を持つ男☆のらりくらりとかわしてきたつけが回ってきたみたい。
○四之宮 理亜
バイカラートルマリンのスイカ色の瞳の女の子☆のらりくらりとかわしてきたつけが回ってきたみたい。嘘つくのはなれてたけど、本音を言うのはちょっと怖い
○ジョセフ
疲れすぎて疲労困憊って感じ。ただでさえ親友が入院してるんだ。
○鈴木 リョウ
友達から頂いたキャラ。(コミックス☆worldの小説版リンクはこちら→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15118930)クソダサムカつく男こそ正義。

あらすじ☆☆☆
ジョラルの退学理由がバレる。


三話「極彩色の真ん中で」

 

【挿絵表示】

 

 

………子供の頃の夏の事。

思い出そうとする度に霧がかって思い出せない。

ひとっけのない湖沿いの遊歩道、曲がりくねったカーブの先にも誰もいなくてセミの声が耳障りでなぜか道が遠く感じた。

向かいのレストランがいつの間にかつぶれていたと、母の世間話を聞き耳立てて聞いていた。

 

「おーはよっ!ジョラルちゃん!」

ジョセフさんの声で目が覚めて、時計をみた。十二時を過ぎていて、もう日が高くなっていた。

「おはよう、というよりこんにちわ………かな」

頭がガンガン痛くなって、頭に手を押さえながら言う。

「こまけーこたぁ気にすんなって!」

ドアの近くにいたジョセフさんが、ドアから手を離しリビングへ降りていった。

俺も追いかけるようにリビングへ降りていく。

 

仗助さんや承太郎さんたちは、夏休みの終わりが近づくにつれて、SPW財団や、………夏休みの宿題に熱を注いでいた。(承太郎さんは宿題終わらせてたけど…)

ジョルノも、一度イタリアに帰っていったし、徐倫も友達と遊びに行ってしまった。

(つまりここには、俺とジョセフさんしかいないわけで)

ただでさえ年長者のジョナサンさんと話が続かない俺が、ジョセフさんとも話す事があんまりない。

「そーいやさぁ、…ちょーっと小耳に挟んだんだけどォ、」

妙に白々しくジョセフさんが俺に聞いてくる。

「………ジョラルちゃんが退学した理由って…コレ?」

そういってジョセフさんはスマホのネットニュースを俺に見せる。

「なんすか、コレ」

 

パンドラの箱

 

ネットニュースには、しっかりと文字が書かれていた

『美大で女子学生転落し入院』

 

冷たく人を見る視線

「………違いますよ、犯人は俺じゃない」

「じゃあなんで電光掲示板でこんなにお前が叩かれてんだよ。おかしいだろうが。」

体が重くなるのを感じる。ジョセフさんの言葉が耳に入らない。立ってることすらわからなくなる。

「なんか言えよオイ!」

ジョセフさんが勢い良く俺の肩を掴む。勢いで顔を上げると、

彼は静かに怒っていた。唇を噛み締め、殴ろうとするも、それに力が入らず、ただただ拳を握り締めていた。

「………シーザーの見舞い行ってくる。」

彼がこの部屋から出ていくまでの静寂が、ジョラルに対し「許さない」と、語っている様だった。

(仕方ねぇだろうが………)

彼と論争していたこの部屋から逃げるようにジョラルは自分の部屋に行った。

 

 

◇理亜

デスクワークをしていると、上司から呼び出された。

「理亜君、良くがんばっているね、特にあのスタンド使いを捕まえたことは、上も高く評価している。」

肩にそっと手を置き私に話してくる。上司を見ないよう注意しつつ、感謝を述べる

「理亜君、昔昇進したいと言っていたよね」

背中の方に手が伸びる。鳥肌がたってしまい、それを押さえるために腕をにぎる。

「どうだ、私が上にかけあっておこうか」

まるで気持ち悪い。ネトネトした言い方が、無様なそれに見えて、吐き気がして立ち上がる。流石にコレはヤバイ。

すかさず上司が私の首をしめた。

「はぁ!?ふざけんじゃないわよっ………こんな、」

こんなこと!

瑠の裏切られたみたいな顔も

同僚からの噂話も冷たい目も

上に上がるために耐えて耐えて耐えたのに。

自分を騙して生きてきた。

でもそれが一番正しいとおもって生きてきた。

自分が幸せになるためには努力しなければいけなかった。

 

それなのに

 

誰も私の苦しみを知らない。

皆自分のほしい真実だけを求めてる。

自分だけに都合の良い話だけを信じて。

 

ついちゃいけない嘘とか、ついていい嘘とか

 

 

もう、どうでも良いわ。

 

 

「………………ろ"…き…ッ!!」

心のうちにある熱が外に放出される。まるで私を焼くように。

「ッ!?熱!!!」

上司がおもいっきり私から手を離す。

「お、お前!上司に逆らったな!?地位がほしいとか言うからいけないんだよ俺を抜かそうとしても無駄だぞ!!」

上司が何かを言っている。聞こえない。熱くて死にそうだった。良く体が焼けないままだなっておもっていた。

「ロキ…そういえば炎の精霊だったわね…耳が良く、皆に真実を言うと罰を受けた神…」

自分のスタンドに触る…と、喉が焼け死ぬ程に熱い炎が私を包んだ。既に脱水症状だった私は、気絶して倒れた。

 

 

◇瑠

もう、予定の時刻を過ぎている。

何時間たっても理亜が来ない。

そろそろ帰ってしまおうか。そんな事を考えていると、一人の男が理亜の代わりだとでも言うように椅子に座る。

「ハジメマシテ、鈴木と言います。今日は理亜さんの代わりに来ました。」

名刺を渡される。

彼はコーヒーを飲みながらスマホゲームをしている。クソ、出ねぇななどと独り言を言っている。

変な奴だなと思っていたが、理亜とジョラルの次にコレでもあんまり驚かなくなってしまった。

「なんで罪を被ったんだ」

鈴木、といった男がこちらに目を向けず話してくる。

「………なんの話だよ」

俺もこいつをなんだか好きにはなれず時計の秒針を見ている。

「あんたは本来知らない罪を、自分がやったって言ったけど、どーしてなんだ?」

思うようにゲームがクリアできず少し苛立っているようにも見える。

「なンの罪だよだから」

真っ黒の瞳がチラリと俺を見つめる。

「んだよ…」

「アンタ、人殺したこと無いんだろ。」

ヤツはニヤリと口角をあげた。

「そーだけど、何。」

見透かされているようでちょっと気持ち悪い。

「だぁからぁ、好きでもない女庇うの楽しい?って話だよ~自分が殺されっかもしれないのに、自分を裏切った女のケツ拭うのたのしーの?暇な男なんだなぁ、お前ってさぁ」

たぶんこいつのやりたいこと…は、俺を怒らせることだろうな。こうすることで俺が理亜と繋がりがなくって無実だって言わせようとしてるんだ。…たぶん。

「で?」

ギロリ、とヤツを睨む。

「で??」

そいつは笑っていた。

「守り方間違えてんじゃあねぇのか?正しいのか?」

ヤツのてはガラス越しに俺を指差した。

「付加価値だけで俺は語らねぇからテメェもマジでやれよ!!」

金髪と緑のメッシュの髪が揺れる。

「正しくねぇんだったら言うのがお前の役目だろ!!その肩も過去も見ないふりすんなって…」

肩、の、それ…?

鈴木はスマホを見ている。

「肩のそれって何だよ…?」

「お前は肩に熱湯を注がれたせいででかいやけどの跡がある。」

んなことまで調べるとかSPW財団は暇人ばっかかよ、なんて考える。

「が、それよりもっと前からお前には特殊なアザがある。」

やつは何か検索しているようだ。っていうか特殊って何だよ………

 

「コレ。探すの苦労したんだぞ」

スマホには何かの写真が写っていて、そこには子供の頃の俺が写っている。肩の方に丸のような………三角のような………

「ん?見づらい?」

何か修正された、もうの一枚の同じ写真を見る。

 

肩には星形のアザがついていた。

 

「んだよコレッ!嘘だろ!?こんなのあるわけ無い!!忌々しい、こんな、俺を不幸にした、あいつと同じ、形の………」

平衡感覚狂う感じがする。

「あるんだよ、コレ!」

鈴木がなんかキラキラした目で見てくる。

「あ、あるわけねぇぇぇぇえっ!!!」

瑠が頭を抱えてうずくまる。

「あんたどれだけ嫌いなんだよ………」

瑠が涙をためながら話す。

「すごく嫌い。」

ここまで来るとなんかかわいそうになってくる。

「裏切り者の父親と同じ形のアザだぞ!?位置だって一緒で………最悪…窓あったら飛び降りてたレベルで最悪だわ…。」

(案外こいつしぶとそうな性格してるんだよなぁ)

「で!」

鈴木がにこにこしながら言う

「俺はお使い頼まれてただけだからね!」

小さく折りたたまれた紙をガラスのしきりの下の方にあるちいさな穴から差し込んだ。

瑠は怪訝な目をしつつもそれを受けとる。

「じゃ、面会時間終了だし、またねぇ!」

そのクソダサムカつく男は帰っていった。瑠は紙を開き中身を確認する………

「………コレ…明らかに…」

 

 

 

羽田空港

 

スニーカーが日本に着いた。

長時間空の上にいたせいでふわふわした感覚がまだ残っている。

染めてまもない髪を掻き分けて、もうスターでも無いのに堂々と歩く。

もう日本に帰ることは無いと思っていたのに、俺の人生は意外とあっけなく終わってしまったように思えた。

海外とは違って、なんだか静かな風が流れる。

「帰ってきたって感じがするな。」

トランクと旅行バックを抱えて、空港から出る準備を済ませ。

行く時とは違って、一人だけの帰り道。

あのときの熱気がまだ収まっていないようで、それがなんだか怖くなって俺は、空港から出た。

人々が行き来していく、その間を目立たぬように進む。がん、と誰かの肩とぶつかってしまったようだ。俺が見上げてぶつかった人に謝ろうとする。

男の人だった。なぜだかあまり良い雰囲気はしていなかった。

「…すみません」

そういって俺が頭を下げると、相手は大丈夫ですよ、と言った様に聞こえた。

さて、大学祭には間に合うだろうか。

もう皆自分の名前と顔を覚えていないと良いが。なんて思いつつも、バスに乗る。

座席に乗ると、やっぱり昔の雰囲気がフラッシュバックして、ちょっといやな気持ちになる。

それにしても、ジョナサンジョースターが意識不明となったニュースには大きな衝撃を受けた。彼が意識不明となるような事態を想像できなかったことも理由だが、あれほどなまでに偉大な人でも、人は人なのだと言う理由を教えられた気がする。

それを例えれば、俺も同じ部類に入るのだろうか。数年前、ありもしない事件のせいで世間から消された存在の俺は。

 

                   end.




来週もがんばります………ぷしゅう
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