異種特異点Ⅱ 「東■妖■夢ー幻想郷」

異種特異点Ⅱ 「東方妖々夢ー幻想郷」

幻想春節異変

　一つの歯車が、動き出す

　　見よ　変わり果てた幻想の大地を

　　　―死が覆う幻想の地

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日、カルデアは崩(・)壊(・)し(・)た(・)。

いや、歴(・)史(・)そ(・)の(・)も(・)の(・)が(・)漂(・)白(・)さ(・)れ(・)た(・)。

結論から言えば、それは紛れもない人類史への攻撃であった。

地球(ホシ)ではなく、歴史に対する侵略行為。

地球とその他の星を内包する銀河系とは異なった次元から来訪してきた、正体不明の干渉によって。

2018年現在まで星の表面に確認されていたありとあらゆる文明の痕跡、生命の存在総てが観測不可能と成り果てた。

空から垂直に落下してきた、七つの光る何かによって。

−−−−−−−−−−−−−−−そして、2017年12月31日を以て星の歴史は、終焉を迎えた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カルデアが異種特異点Ⅰの攻略を終わらせ、しばらくたったあと...

？？？　Side

？？？「少し前に、カルデアは異種特異点Ⅰを攻略したね。」

？？？「ああ、そうだったな。」

？？？「それじゃあ、そろそろ気づくかな？」

？？？「天才に探偵がいるし、もう気づいてるんじゃない？」

？？？「それもそうだな。」

？？？「異種特異点Ⅰの二の舞にならないように...。」

？？？「カルデアを潰す準備を。」

？？？「潰すのかい？」

？？？「不確定要素は消したほうが良いだろう？」

？？？「たしかにそうだけど...」

？？？「なら、潰そう。」

？？？「はぁ。わかった。死が自分に襲ってきても困るしね。」

？？？「それじゃあ、始めるか。」

Side　Out

？？？　Side

？？？「はあ、また異変かよ。」

？？？「今回も、サーヴァントがいるなんてね。」

？？？「それに加えて死が蔓延してるんだぞ？」

？？？「また、カルデアの連中に手を借りるの？」

？？？「そうだ。こんな異変俺達だけの手には負えないだろ？」

？？？「ま、そりゃそうね。」

？？？「こっちは、サーヴァントまで押さえる手はないってのによ。」

？？？「紫も、動けないしね。」

？？？「あいつが動けるんだったらまだマシなのになぁ。」

？？？「無いものねだったって、しょうがないでしょ。そもそも、妖怪が動けないんだから。」

？？？「そりゃそうだな。んじゃあ、もうひと頑張りしますか。」

？？？「じゃあ、カルデアの出迎えよろしくね。」

？？？「またかよ。お前、少しはこういうのも動けよな。」

？？？「はぁ、しょうがねえ。んじゃ行くか。」

Side　Out

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは、物語に異分子が紛れ込んだことで起こったIFの物語。

この世界は、様々な可能性のある世界の一つ。

あり得てはいけない世界の可能性。

その中でも、人理の崩壊に繋がる世界。

異種特異点の中でも、２つ目の特異点。

１つ目の異種特異点と同一の世界で起きた、哀しい亡霊の物語。

---

こんにちは、読者の方々。
今回も、短編という形で書かせていただきました。

今回の物語は、昨日書いた『異種特異点Ⅰ　「東■紅魔■ー幻想郷』の特異点攻略後の物語です。

気づいた方も多いでしょうが、東方projectの異変をもとに作成しています。

気が乗ったら連載にして書くかもしれません。

基本は、1話終了の短編という形になっています。


では、見ていたいただきありがとうございました。