あべこべ幻想郷に落ちた命   作:てへぺろん

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久々の更新となります。間が空きましたので書き方が変ではないか心配ですね。


魔理沙の心中となっている回です。


それでは……


本編どうぞ!




恋する魔法使い

 博麗神社が倒壊した。私もこの目で見たからな、酷い有様だったぜ。それもこれも比那名居天子と言う天人のせいだ。暇だからと言う自分勝手な理由で異変を起こしたヤバい奴と認識していたんだが、意外なことに天子の奴に手を貸してもらうことになるとは思わなかった……本人は遊んでいるつもりだろうけどな。

 

 

 霊夢と慧吾が同棲している。この事実を慧吾自身から聞かされた時は耳を疑った。なんせ女性が男性の家に泊まると言うことはつまり「モーレツ(意味深)な出来事が起きてもいいよ❤」と言う合図だ。霊夢が頑なに博麗神社が元通りになるまでどこに住むか言わなかったわけがわかった。誰だってす、好いている男性と同棲しているなんて秘密にしたいに決まっているからな。でも親友なら言って……いや、言っても言わなくてもどちらにしても同じだったと思う。二人が同棲していることに胸が張り裂けそうになったのは変わらないんだから。

 

 

 私は情けなく布団に包まって泣いた。それを天子に見られたが、自分が情けなくてもうどうでもよくなっていたが、まさか天子の奴に励まされるとは思わなかった。「自信を持てば何かが変わるかもしれないぞ?」とまで言われ、ほんの小さな期待を抱いてしまった。もしかしたらと言う希望を抱いて天界へとついていったんだが……まさか到着早々に天子の奴がやらかすとは思わなかったぜ。おかげで噴水にもうスピードで突っ込むわ、そのせいで打撲や打ち身、全身ずぶ濡れで意識を失っって、あわやあの世に召されるところだったぜ。そんなこともあったが、天子の付き人のあれな衣玖にも協力してもらうことになった。

 

 

 変われるのか?不安は拭えないがここまで来たんだやってやる!!と意気込んだが、天界の住人(変人二名)にあれよあれよと着せ替え人形の如く遊ばれた。豪華なドレスと宝石に、化粧と口紅で彩られた。こんな格好をしていたら気持ち悪がられる……普通なら。でも相手はあの慧吾だ。あいつなら私を見て……

 

 

 ……綺麗って言ってくれるかな?

 

 

 心臓の鼓動が高鳴るのを感じた。慧吾なら否定的なことは言わないと信じているが足がすくんでしまった。ビクビクしている自分に腹が立つ一方で、自分自身が情けない。そんなことを思っている私の気持ちを無視して天子の奴に地上へと連れていかれ、それもすぐに慧吾を見つけやがった。心の準備ができないないのにもうかよっ!?慧吾がすぐそこに居るのに隠れてしまったのは仕方ないだろ!!?

 様子を窺おうとしたが、慧吾に気づかれて悲鳴を上げてしまった。「――ひゅっ!!?」って変な声が出たのはもう頭がパンクしそうな証だったんだろう。

 

 

 顔が熱い……に、逃げたいけど折角天子と衣玖が用意してくれたんだ。わ、私はや、やるぞ!!やってやる!!!

 

 

「……な、なんとか……言えよ」

 

 

 ……もう自分が情けなかった。姿を出せたことは出せたが慧吾が黙ったままで何も返してくれないし、見られているだけでも恥ずかしい!!どこでもいいから穴があったら入りたい!!

 

 

 そう思っていたのに……

 

 

「……綺麗だ」

 

「――ッ!!?そ、そう……か」

 

 

 望んでいた言葉が聞けて満足だった。それにちょっとしたハプニングもあって、慧吾に心配されていただけでもう達成感に浸されたような気がした。けどそれは……気のせいだと思ったんだ。慧吾に「それでも友(・)達(・)を放っておけなくてな」と言われた時、私の想(・)い(・)はここ止まりなんだなっと感じてしまったんだ。

 強がって慧吾に平(・)気(・)だ(・)と(・)思(・)わ(・)せ(・)た(・)く(・)て(・)笑った。ここまで笑顔を作るのって苦しかったっけ?もうなんでもいいや……なんて思ってた。天子と衣玖に手を貸してもらっておいて悪いが、このドレスも宝石も化粧も口紅を用意したのが全部無駄になっちまった。私って馬鹿だよな、ははは……家に入ろうと決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺はそうやって、大事な仲間達の為にも自分の意思を後回しにし、明るく振る舞おうとする魔理沙のことは嫌いじゃないからな」

 

 

 そんな時だ。慧吾が私の心中を知ってか知らずか、そんなことを言ったせいでさっきまで重かった身体が軽くなった。本当に馬鹿だったぜ、私が勝手に期待して、勝手にダメだと思ってしまっていただけだ。私だって霊夢に負けない想(・)い(・)を持っているし、慧吾はこういう奴だってことを昔から知っている。

 

 

 いつだって霊夢を追いかけてきたんだ。追いかけて並び立ってやるって努力を重ねてきた。何度も試行錯誤して強くなってきた。何度も挫けそうになったが、いつも持ち直してきた。今回もそうだ、今更負けたと無理だと決めつけて諦めるなんて私らしくない!!

 

 

「……そっか。上がれよ、今日は特別なお茶を出してやるぜ!!」

 

 

 私の想(・)い(・)は霊夢に負けてない。霊夢よりも上なんだってことを慧吾に見せてやるんだぜ!!

 

 

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