鬼滅の波紋疾走 JOJO'S BIZARRE ADVENTURE PartEX Demon Slayer   作:ドM

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色々遅くなっちゃいました。すみませぬ。

休日出勤は一段落したけど、有給休暇使い果たして
更新しまくる荒業が出来なくなったので
不定期に戻ります……(´・ω・`)



四半世紀の報恩

 蝶屋敷の居間。ジョジョと炭治郎達は昼食を終え、思い思いに昼休みを堪能している。貴重な休憩時間だ。

 

 周囲の窓は締め切られており、室内は仄かに薄暗い。だが、天井にぶら下がる白熱灯のおかげで明かりには困っておらず、本を読むのにも支障はないほどだ。これは、禰豆子の為の配慮である。

 

「ムー……」

 

 畳の上で胡坐をかいているジョジョに、禰豆子がしがみついている。彼女の体は肉体変化の能力により七歳程の身長まで縮んでおり、完全に親に甘える子供の様相を呈している。

 

「よしよし」

 

 ジョジョはそんな禰豆子の背中をポンポン叩いてあやしている。

 

「禰豆子。中々構ってやれなかったからなぁ」

 

 炭治郎は横から禰豆子の頭を撫でている。訓練や治療にかかりっきりで構えなかった分を取り返しているのだ。人面蜘蛛に変えられた者達の治療も運動によるリハビリ段階まで進んだ。人数が多すぎる為、一旦財団預かりとなっている。

 

 元・人面蜘蛛の隊士達、地獄の機能回復訓練・改が始まる日は近い。

 

 そういった事情により、ジョジョの仕事は一段落ついた。今日は波紋を使った修行を午前中控え、こうして禰豆子と遊ぶ時間を作ったのである。

 

 兄と、父(?)に徹底的に可愛がられている禰豆子はご満悦の表情だ。彼女は、ほっときすぎると拗ねてしまうのだ。

 

「こうして見ると、とても鬼には見えないね」

 

 撫でられてる頭に視線を向けるカナヲの目をもってしても、今の禰豆子の様子は人間の子供にしか見えない。

 

「うーむ、変質した目で辛うじて分かるぐらいかの。それを差し引くと純粋無垢な子供としか思えん……。タンジロー君が目指している、鬼を人間に戻すという偉業。決して絵空事ではないのだろうなぁ」

 

 スピードワゴンは、可愛がられている禰豆子を興味深そうに見ている。

 

(金持ちのおっさん……。いっつもいんな)

 

 スピードワゴンは蝶屋敷にしょっちゅう来る。

 

 そう思っている伊之助は、逆立ちしたまま腕立て伏せを軽々とこなしている。食後の運動だ。本当は外で遊ぶのが性に合っているのだが、みんなと一緒にいると不思議と落ち着くのだ。自覚はない。

 

「禰豆子ちゃん! 俺も抱っこするよ! こっちおいで!」

「善逸……」

 

 善逸は、危険な笑顔で両手を伸ばして見せた。善逸も禰豆子を抱っこしてみたいのだろう。邪な気配を感じ取ったカナヲは、ジト目で善逸を睨んでいる。

 

「ムー」

 

 禰豆子は目をパチクリとさせ、善逸とジョジョを交互に見た。

 

 すると、禰豆子が善逸に小さな手でちょいちょいと手招きした。

 

「!」

 

 目にもとまらぬ速さで善逸が急接近する。修行の成果が変なところで発揮された。

 

「……」

 

 カナヲは、犬とフナムシを同時に思い出した。

 

「どうするんだい? ネズコ」

 

 ジョジョが禰豆子に問いかけると、禰豆子は善逸の頭に手を伸ばした。

 

 ――なでなで

 

「……撫でとるのう」

「撫でてるね」

「……」

 

 善逸は、想定外の事態に両手を差し出したまま固まっている。

 

「へへへ~……」

 

 満更でもないようだ。

 

「タンジロー。ネズコはどうしたんだろう?」

「那田蜘蛛山でみんなを励ました時から、癖になってるみたいです」

「そうか。ひょっとしたら、母性でも芽生えてるのかもしれないね」

「恐らく、抱っこに関しては父性を見出しとる者が対象なんじゃろう。ゼンイツ君は"父親"って感じではないからの」

「!?」

 

 何気ない一言が、善逸の胸に突き刺さった!

 

「お、俺は禰豆子ちゃんの父親にはなれないのかッ!? 旦那だからかッ!?」

「何言ってんだお前」

 

 逆立ちしたままの伊之助は呆れた様子で善逸に言う。

 

「お前は父親でも旦那でもないだろ……」

「……まあ父親やら旦那やらは置いておくとして、ネズコはゼンイツ君のことをどういう風に見ておるのやら」

 

 珍妙なタンポポだ。

 

「ち、チキショウ……。撫でられるのはすごく嬉しいけどさ……。ジョジョさんにあって俺にないもの……。一体何が足りないってんだ……」

「……身長?」

「ごふ」

 

 カナヲが答えた。その表情は一点の曇りもない笑顔だ。本当は"全部"と答えたかったが、いくらこんなのと言えど、炭治郎の友達であり一緒に戦う仲間なのだ。

 

 そんなカナヲの配慮を知る由もなく、善逸は膝から崩れ落ち畳の上にうつ伏せで倒れた。その顔は畳に隠れて表情が見えないが、汚い嗚咽が漏れている。

 

「うっ、うっ……。炭治郎ぉ!」

「なんだ?」

「俺の両手を掴んでくれ!」

「え? ……こうか?」

 

 炭治郎は言われるがまま、うつ伏せで倒れたままの善逸に近付いて両手を掴んだ。

 

「カナヲちゃん! 伊之助!」

「なに?」

「なんだよ」

「二人で俺の両足を引っ張ってくれ!!」

「ええ……?」

「面白そうだな! いいぜぇ!」

 

 呆気に取られるカナヲを置いて、ノリ気の伊之助が善逸の両足を思いっきり引っ張った。猪頭から気合いの息が漏れる。

 

「ぬおおおおお猪突猛進ッ!」

 

ギ リ ギ リ ギ リ ギ リ

 

「いでででででででで!?」

「ふんぬ……。何やってんだ、善逸」

 

 と言いつつも、炭治郎は善逸の要求通り両腕をしっかり掴んだままだ。律儀な男である。

 

「いででで! 何も言うな炭治郎! いででで! こうやって背を伸ばして、いでぇ! ジョジョさんの身長を抜かすんだぁ! ギャー!」

「……」

 

 炭治郎は何とも言えない表情で善逸を見ている。彼の奇行は今に始まったことではないので割と慣れているが、どこから突っ込んでいいか分からない。

 

「ゼンイツ君は160少々。ジョースターさんは195㎝。最低でも35㎝は伸ばさねばならんな……」

「そんなことしたら、ゼンイツが脱臼しちゃうよ!」

「ふんぐぐぐぐ! お前も俺とじょうすけみてーに骨を外せるようにしてやらぁ! 便利だぞ!」

「あの、そ、それって不便じゃない……?」

 

 伊之助もジョジョと同じく、関節を外すことができる。意図的に骨を外せる人間がこの場に二人もいるせいか、カナヲがやや自信なさげに疑問を呈する。

 

「そん時はジョジョさんお願いしまーす! うぐぐぐ……」

 

 善逸は歯を食いしばり、金髪を振り乱して涙を流しながら痛みに耐えている。治療に関して思いっきりジョジョ頼りとは言え、その覚悟は本物のようだ。

 

「見ててね禰豆子ちゃん! 俺は今から高身長の"ハイカラ"さんになるからね!」

「……」

 

 禰豆子は善逸の奇行をジョジョにしがみついたままじーっと見ている。その表情はやや困惑気味だ。

 

 善逸が身長を伸ばそうと躍起になっていると、襖の奥で窓を閉める音がした。

 

 そしてほどなくして、居間の襖が開いた。

 

「もう、騒がしいなぁ。また善逸さん?」

 

 呆れ気味に現れたのはアオイだった。

 

「って、炭治郎さん達、善逸さん引っ張って何してるんですか」

「アオイちゃんも止めないでくれ! これは男の戦い……ギャー!」

「……はぁ。いや、そんなことより、ジョースターさんにお客さんが六人来てますよ!」

 

 どうやらアオイは、来客を知らせに来てくれたようだ。善逸が騒がしいものだから気づくのが遅れてしまった。

 

「六人? 誰だい?」

「波紋使いの方々です。代表して名乗られたのは、トンペティさんというお爺さんでしたよ。お館様との御挨拶も済んで、此方にいらしたと」

「老師トンペティ!? そうか! ついに来たんだ!」

 

 懐かしい名に、ジョジョの顔が綻ぶ。と言っても、ジョジョ個人の感覚ではそれほどの月日ではないが。

 

「おお、到着したようだな。待っていた甲斐があったわい」

「おっさん、遊びに来た訳じゃなかったのか」

「……そ、そこは否定せんが、ちゃんと働いとるからな。ほれ、これを渡すために持って来たんじゃ」

「はーん……」

 

 そう言って、スピードワゴンが見せたのは、小さめの鞄だった。

 

「ジョースターさんの同門の方?」

「うん、そうだよ」

「到着したんだ! ジョジョさんと同じ波紋使いの方達! トンペティさんって確か、ジョジョさんの育手の育手に当たる御方ですよね!」

「そうさ! 久しぶりに会えるみたいで、嬉しいな!」

「つ、ついに来たのか! 波紋使いの人達! これで俺もお役御免だー! いやっほお―――――い!!」

「んな訳ねーだろ、紋壱! にしてもじょるのの同門か! どんな奴らなんだろな!」

 

 炭治郎達も興味津々だ。

 

「ありがとうアオイ、すぐ行くよ!」

「皆さん、外でお待ちになってますよ」

「分かった! ごめんね、ネズコ。今日の抱っこはおしまいみたいだ」

「ムー……」

「ほら、禰豆子は戻るんだ。また一緒に遊べる時間、作ろうな」

「……」

 

 至福のひとときを若干削られてしまった禰豆子は、頬を膨らませて不満気だ。

 

 

 ・ ・ ・ ・ ・

 

 

「息災のようじゃのう……」

「久しぶりだな。ジョジョ、スピードワゴン」

「老師トンペティ! ストレイツォさん! お元気そうで!」

「お久しぶりです。トンペティさん、ストレイツォさん」

 

 トンペティは、頭部を丸めており、頬から顎まで白い髭を蓄えた老人だ。かつてジョジョと共に戦ったあの頃よりも痩せ、黄色い僧衣を纏ったその背は丸まっており、その体は微かに震えている。一言で言うならばヨボヨボの様子だ。

 

(この方がトンペティさん……。ジョジョさんの大師匠! 波紋の匂いと、微かな煙草のような匂いがする。全てを見通しそうな、不思議な目をした人だ)

 

 しかし、その眼光は健在だ。

 

(すとれいつお、すとれーつお、ストレイツォさん。この方もジョジョさんが言っていた、一緒に吸血鬼と戦った人物! 波紋の匂いもさることながら、戦い慣れした貫禄がある!)

 

 ストレイツォは、黒い長髪を首元で束ねた一つ結びで美形の男だ。波紋使い用の白い戦闘服を纏い、その上から灰色のローブを纏っている。その顔にはほんの少し皴があったが、端正な顔立ちは相変わらずである。

 

 ジョジョ、トンペティ、ストレイツォが互いに自分の両手を合わせ、波紋使い特有の挨拶を交わす。

 

「だいぶ年取ったがのう。おかげでパイプを吸うのも一苦労じゃわい……」

「まだまだ、お元気そうじゃないですか」

「いやはや、お互い年を取ったもんです……」

「ジョジョ、後ろにいる者達が鬼殺隊の剣士か? 良い目をしている。戦士の目だ」

「ああ。皆、勇敢なサムライたちさ」

「うむ、それに強いですぞ」

「ほう。だが、私の教え子も負けちゃあいないぞ?」

 

 四人が会話をする横で、善逸が自分の手を見ながら指折り数えている。

 

(あの爺さんって、ジョジョさんの師匠のツェペリさんが若い頃から波紋使いの指導をしてた人なんだよな……。んじゃ、いったい今いくつなんだ……!?)

 

 ツェペリが波紋使いとして修行を受けていた時代から既に老師だったらしい。となると、とんでもない長生きだ。

 

「儂はもう戦える身ではないがの、波紋使いになれそうな者の見極めや、修行をつけるくらいはできる。全てスピードワゴンから聞いとる。力になろうぞ」

「ありがとうございます!」

「うむ。では、他の者も紹介せねばな。一人は既に"オヤカタサマ"の治療を進めておるのでここにはおらん。後の四人は初対面じゃろうて」

 

 トンペティがそう言うと、波紋使い用の白い戦闘服を身に纏った男が二人前へと進み出て、手を合わせて波紋使いの挨拶を見せた。

 

「メッシーナと申します! お会いできて光栄です! ジョースターさん」

 

 メッシーナと名乗った男は黒い短髪で、太い眉と鼻下に少しだけ生えた髭が特徴的な筋骨隆々の若者だ。

 

「ロギンズです。二人のお噂はかねがね……」

 

 ロギンズは細眉に首まで伸びたやや長めの長髪が特徴の若者だ。その筋肉はメッシーナに負けず劣らず逞しい。

 

「メッシーナとロギンズは次期師範代と目される優秀な波紋使い……。鬼殺隊の力になることじゃろう」

「よろしく! メッシーナ! ロギンズ!」

「来訪、心より感謝しますぞ」

 

 メッシーナとロギンズが紹介を終えると、もう一人の若い男性がジョジョに歩み寄ってきた。ストレイツォと同じく、白い戦闘服を身に纏った、黒い角刈りの男だ。彼を見たジョジョは、何故だかどうしようもなく懐かしい気持ちになった。

 

「君は……?」

「……」

 

 彼は静かに微笑みを浮かべて片手を差し出した。握手のサインだ。

 

(波紋使いなのに握手を? それにこの顔……。まさか!?)

 

 少し不思議に思ったが、ジョジョが手を握る。

 

「!」

 

 握手した手が微かに光り、波紋の力が流れ込んできた!

 

(この波紋は! やはりそうかッ!! 君は!)

 

 ジョジョは握手を求めてきた若者の正体を察した。その精悍な顔付き、流れ込んでくる暖かな波紋から感じ取ったのは、師の面影!

 

「俺は、マリオ……。ウィル・A・ツェペリの息子だ。ジョースターさん、貴方から確かに感じる……! 父さんの波紋をッ……!」

「……」

 

 マリオから一筋の涙が零れる。彼はイタリアのナポリで家具職人を務める傍ら、父の死を知りながらもその生涯を波紋の修行に捧げている男だ。ジョナサン・ジョースターが生きていることを知り、駆けつけてくれたのだ。

 

 ちなみに、まだ独身である。

 

「マリオ……。君の父は勇敢な波紋使いだった。あの戦いでぼくが生き延びられたのは、全てツェペリさんの導きによるもの。父だけでなく、息子である君まで助けにきてくれるなんて、ぼくはとんでもない果報者だ。来てくれて本当に嬉しいよ……」

「はい……。俺も力になりますッ!」

 

 ジョジョとマリオの遣り取りには、万感の思いが込められていた。

 

「……待っていたぞ、マリオ君」

「貴方は?」

「儂はスピードワゴン。返事の手紙に、君のことが記されていたので待っていたのだ。是非、君に渡したいものがある」

 

 そう言うとスピードワゴンは、先ほど伊之助に見せていた鞄からそっと何かを取り出してマリオに差し出した。

 

「こ、これは! まさか、父さんの……!?」

「そう。これは、儂にとっても大切なもの……。だが、この()()は君が持たなければならんッ。どうか、受け取ってくれぃ!」

 

 渡されたのは縁の黒い白黒のチェック模様が施されたシルクハット。

 

 ウィル・A・ツェペリの形見だ。

 

「……ありがとう、スピードワゴンさん」

 

 マリオは決意に満ちた表情でシルクハットを受け取り、しっかりと被った。

 

「……」

 

 炭治郎達も、万感の思いでいっぱいだった。スピードワゴンの手で、実父の形見が息子の手に渡ったのだ。両者にとって大切なものであることは匂い、音、空気、視界、雰囲気の全てにおいてしっかりと伝わってきた。

 

「形見か……」

 

 炭治郎は無意識のうち、耳飾りに触れていた。

 

「ふぉふぉ……。良かったのう、ツェペリよ。さて、もう一人、ぬしに縁の深い者がおるでな」

「ああ、このストレイツォ自慢の教え子だ。強いぞ、彼女は」

 

 トンペティとストレイツォがそう言うと、最後の一人がこちらに近付いてきた。長髪の女性だ。耳に大輪のピアスを付け、赤みがかったマフラーを巻き、肩を露出した大胆な黒色のドレスを着ている。脚は黒いストッキングにオレンジ色のハイヒール。抜群のスタイルを見せる美女だ。

 

(す、すごい!? この人、波紋の匂いがとびきり濃い! ジョジョさんに引けを取らない程だ!)

(すんっげぇ美人だ! 外国の美女ってすごい! でも音が……! 音がやばい! 体が震える! 滅茶苦茶おっかない! ジョジョさんから優しさを取っ払ったような恐ろしい音がする!)

(鬼でもねーのに、ここまでやべぇ女がこの世に存在すんのか……! 体中ビリビリしやがる!)

(佇まいに全く隙がない。ものすごく強い……)

 

 改めて感じ取った気配。それは圧倒的だった。炭治郎達は確信した。この女性こそ、訪れた波紋使いの中で最強だと。

 

「君は……」

 

 ジョジョはマリオに続いて同じように問いかけてみるものの、不思議な感覚だった。その顔は初めて見る筈。しかし、どこか初対面のような気がしないのだ。マリオと同じく、奇妙な懐かしさを感じる。

 

「……」

 

 スピードワゴンは、珍しく無言でニコニコとした表情のまま二人を見守っている。

 

「不思議だ。ぼくは、君を知っている気がする」

「覚えててくれたのですね。そう、私の名は……」

 

 彼女が胸に手を当て、自らの名を名乗った。

 

「エリザベス・ジョースター」

 

 炭治郎達は、大層驚いた。

 

 




大正の奇妙なコソコソ噂話

老師の言う通り、お館様の下には既に波紋使いの医者がいるぞ。
ツェペリさんを波紋使いの道へと導いたあの人だ!

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