主を失いし隻腕の狼は、ある時奇妙な霧に覆われた橋を見つける。橋を渡った先は、悪鬼が蔓延る大正の世であった。全てを無くした狼は、そこで鬼を断つことを決意する。

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初の投稿なのでかなり酷いできです。


隻腕の狼は鬼を断つ

プロローグ

 

※鬼滅の刃と隻狼のクロスオーバーものです。初投稿なのでかなり酷いかも知れません。許せる方そのままお読みください。

 

 

 

今までの思い出が走馬灯のように蘇る。義父に拾われたあの日、血を吐くほどの修行の毎日、初めて主に仕えた日、主が奪われ、片腕を切られて、全てを失った日、義父を殺した時、どれもこれも、大切な思い出である。

 

竜胤と呼ばれる不死の呪縛、その呪縛に縛られる2人の忍びとその主。

 

この2人はこの呪縛を解くために命を賭けてきた。そして、その不死を断つ時が来た。

 

不死を断つためには、どちらかが死なねばならない。

 

忍びが背中に背負う太刀を、ゆっくりと抜く。すると、紅く、そしてドス黒い血に濡れたような色をした刀身が覗かせる。

 

それをまたゆっくりと主の胸元に向ける。刀は震えていた、忍びはいつになっても主を刺せずにいた。それを見かねて主が刀に触れ、忍びに言う。まるでしっかりしろと言わんばかりに。

 

「我が生涯の忍びよ.........、不死断ちを...お願いできますか.........?」

 

忍びは勢いよく主の胸を突き刺し、見事不死断ちを成したのだった。

 

1年後

 

荒れ寺でノミで何かを掘る音が聞こえてくる。1人の男が黙々と何かを掘っている。

 

この男には、名と呼べるものはなかった。ただ『狼』とだけ呼ばれていた。

 

かつては忍びであり、今は亡き主、竜胤の御子の命により、不死を断ち切った。だがそれには犠牲があまりにも大き過ぎた。狼は、この世の無情理を嘆き、出家した。

 

今はただ、己の中にある『修羅』を収めるために、仏を掘り続けていた。

 

しかしどんなに掘ろうが、出来るのは全て怒り顔である。その顔は己の中に潜む修羅を象徴しているかのようだ。

 

狼が、仏を掘るのにもほとほと飽きてきた頃。

 

「..................だ.....」

 

「ん?」

 

「こっ.........だ.....」

 

誰かの声が聞こえてきた。狼は仏を掘るのにも使っていたノミを置き、傍にあった薪割り用の斧を持って、荒れ寺の外に出た。周りを見渡せど誰もいない、だが薄い霧が周りをたちこめていた。

 

霧の奥、荒れ寺の出口の方へと向かうと狼は目を疑った。橋がかかっていたのだ。本来ならば崖である所に、あるはずもない橋がかかっていたのだ。

 

狼は忍びとして、情を捨てるように教えられてきた。その為、狼が熟達の忍びになる頃には、ほとんどのことでは驚きはしなかった。

 

だがそんな狼でも、さすがにこれは驚いた。

 

「そこに誰かいるのか?」

 

誰もその呼びかけには応じない。そのかわり、呼びかけるような声が聞こえる。その声はまるで若い女子のような声だった。

 

「こっち...だよ」

 

呼びかけには応じるように歩始めようとした狼は、その足を焦って止めた。

 

長年の修羅場を超えてきた狼には分かるのだった。この霧の先をゆけば、必ず後悔することになると己の本能が警笛を鳴らしていた。

 

だか狼は自分の興味を抑えることが出来なかった。この先に何があるのか、それを知らねばならぬ。

 

故に狼は柿色の装飾を身にまとい、霧の奥へと進んだ。進む事に霧は晴れて行く。

 

橋を渡り切った先は.........。

 

 

 

 

 

読んで頂き有難うございます。次から鬼滅の世界線へと繋がってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 




読んで頂き有難うございます。これから、鬼滅の刃と繋げて行きます。

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