果林&エマ、姫乃&美咲の邂逅

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果林姫乃「見栄とギャップは使いよう」sideエマ&美咲

〜動物園〜

 

 

 

エマ「果林ちゃ〜ん、どこ〜?」

 

 

 

ーーどうも、エマです。果林ちゃんのソロライブが成功したお祝いに2人で動物園に来たのですが・・・ちょっと目を離したら、大変!果林ちゃんとはぐれてしまいました。果林ちゃん、無事だと良いんだけどーー

 

 

 

 

 

 

〜お土産屋さん〜

 

 

 

果林(困ったわ。お土産屋さんにくれば人が集まってるからエマの話が聞けると思ったんだけど、まだ時間が早くて客が誰もいないわね……ん、あれは)

 

 

 

リトルジャイアントパンダ「デーン!」デーン!

 

 

 

果林(パンダ!?しかもお手頃なサイズで、いかにも人をダメにしそうなモッフモフの手テクスチャー……ほ、欲しい!)ジー

 

 

 

ドンッ!

 

 

 

「「うわ!?」」

 

 

???「すみません、大丈夫で……」

 

 

果林「こちらこそごめんなさ

 

 

???「あなた、朝香果林さん?」

 

 

果林「へ?」

 

 

???「ごめんなさい、ご紹介が遅れました。私、藤黄学園の紫藤美咲です。」

 

 

果林「藤黄学園……あ!この間はお誘い頂きありがとうございました。」

 

 

美咲「……ため口でいいわよ、同い年なんだし。」

 

 

果林「(さっきまで敬語だった気がするけど……)そう?じゃあため口で失礼するわ。紫藤さんはどうしてこんな所に?誰か連れの人がいるのかしら?」

 

 

美咲「へ!?あ、そう!!連れがいるのよ。姫乃と一緒に来たんだけど、はぐれちゃって!ここなら人が集まるし、誰か見た人がいないかと思ったのだけど……(ぬいぐるみ目当てで動物園まで来たなんて口が裂けても言えない……!)」

 

 

果林「姫乃ちゃんってこの間虹ヶ咲に来てくれた子よね?もし良かったら一緒に探さない?」

 

 

美咲「そ、それじゃあお願いしようかしら。(別にはぐれてはないんだけど)朝香さんもここには誰かと来たのかしら?」

 

 

果林「へ!?そ、そう!そうなのよ!エマとここで待ち合わせしてるんだけど、早く来すぎちゃって暇してたのよ。(迷子になったなんて口が裂けても言えない……!)」

 

 

美咲「(これ以上知人が増えたらぬいぐるみ買うところを見られかねないわね……)これから来場者も増えるでしょうし、待ち合わせなら場所を変えた方がいいんじゃないかしら?」

 

 

果林「あら、そう!?それなら後でエマに連絡しておくわね。」

 

 

美咲「それじゃあ、待ち合わせ場所を決めつつ姫乃を探しましょう。(1メートルでもここから遠ざけなけないと……!)」

 

 

果林「ええ!行きましょう。(ふふ。道案内役ゲット♪)」

 

 

 

 

 

〜パンダ前〜

 

 

 

美咲「(ここまでくればお土産屋さんで出くわすことも無さそうね)……ねえ、朝香さ

 

 

果林「パンダ!!」ダッ

 

 

美咲「へ……?」

 

 

果林「見て見て、パンダよパンダ!すっごく可愛い〜!」キラキラ

 

 

美咲「そ、そうね……。」

 

 

果林「はぁ〜、本当に可愛いわ〜、見てるだけで笑顔になっちゃう……。」

 

 

 

パシャ

 

 

 

果林「パシャ……?」

 

 

美咲「本当、いい笑顔ね♪」

 

 

果林「な!?」

 

 

美咲「姫乃にちょうど良いお土産ができたかしら?」

 

 

果林「ちょっと!?それ消してちょうだい!」

 

 

美咲「え〜、どうしようかしら?姫乃、朝香さんのファンなのよね……。たまには可愛い後輩にプレゼントでも、と思ったのだけど……。」

 

 

果林「写真ならいくらでも他のを撮らせてあげるから!その写真は消して〜///」

 

 

美咲「良いわよ?」

 

 

果林「へ……ありがとう?」

 

 

美咲「……私と勝負して勝ったら、ね?」

 

 

果林「……勝負?」

 

 

美咲「そう。この100円硬貨でコイントスをして、表か裏かを当てる一発勝負。簡単でしょ?もちろん、先に予想する権利は朝香さんに譲るわ。」

 

 

果林「……いいじゃないの、乗ったわ!その勝負!」

 

 

美咲「 It's a deal ! それじゃあ、早速予想してちょうだい。」

 

 

果林「私はオモテでいくわ!」

 

 

美咲「じゃあ私はウラね。いくわよ!」

 

 

 

チャリーン……パシッ!

 

 

 

果林「……」

 

 

美咲「……」

 

 

 

コイン[100]

 

 

 

果林「オモテ、ね!私の勝ちよ♪やった!!」ガッツポーズ

 

 

美咲「(え?)…………私の負けね。わかった、さっきの写真は消すわ。」

 

 

 

ショウキョ

 

 

 

果林「代わりというのはなんだけど、記念に写真撮りましょう♪」

 

 

美咲「……ええ。ありがとう♪ (本当は、数字の面はウラなんだけど……あんなに無邪気に喜ばれちゃったら言えないわよね。)」

 

 

 

パシャ! パシャ!

 

 

 

果林「ねえ、もしかしてだけど……紫藤さん、あなた最初から写真消すつもりだったのかしら?」

 

 

美咲「いいえ。勝ってあの写真を姫乃に送る気だったわよ?私、勝負は好きだけど勝つのはもっと好きだから。(ま、勝ったんだけどね)」

 

 

果林「いい先輩を持って姫乃ちゃんも幸せ者ね。」

 

 

美咲「……ノーコメント。」

 

 

果林「あら?素直じゃないのね。」

 

 

美咲「素直じゃないのはお互い様でしょ?」

 

 

果林「あら、私は素直だと思うけど?」

 

 

美咲「素直な人は写真一枚で大騒ぎしないと思うのだけど。」

 

 

果林「そ、そうかしら?……(確かにエマなら快諾しそうね)」

 

 

美咲「そうだ。今の写真、早速姫乃に送ってもいいかしら?」

 

 

果林「ええ、いいわよ。」

 

 

 

ピロン♪

 

 

 

美咲「これでよし、と♪姫乃の反応が楽し

 

 

 

ピロン♪

 

 

 

果林美咲「「返信はや!?」」

 

 

果林「ひ、姫乃ちゃんはなんて……?」

 

 

美咲「えっと……」

 

 

 

スマホ[そこを動かないでください]

 

 

 

果林「 」

 

 

美咲「ごめんなさいね。あの子、果林ちゃんのこととなると猪突猛進な所あるから……」

 

 

果林「フフ♪」

 

 

美咲「……何かおかしなこと言っちゃったかしら?」

 

 

果林「今、初めて名前で呼んでくれたわね♪」

 

 

美咲「あ、ごめんなさい。いつもの勢いで

 

 

果林「気にしなくていいのよ?み・さ・き・ちゃん♪」

 

 

果林美咲「「フフフ♪」」

 

 

 

プルルル

 

 

 

美咲「失礼。もしもし姫乃?……ええ。果林ちゃんならまだ一緒にいるわよ。」

 

 

果林「姫乃ちゃんからかしら?」

 

 

美咲「……。」コクン

 

 

果林「へ?」

 

 

美咲「……♪」シー…

 

 

姫乃『え!?ちょっと美咲さん!?今果林「ちゃん」って言いました!?いつのまにそんなに仲良くなったんですか!?ずるいですよ〜!?後でちゃんと紹介してくださいね!?』

 

 

果林「……美咲ちゃん、あなた結構意地悪なのね。」

 

 

美咲「♪」

 

 

姫乃『ふぇ!?かかか果林、さん……?」

 

 

果林「はぁい♪朝香果林よ。」キリッ

 

 

姫乃『きゃぁぁああああ//////』

 

 

果林「喜んで頂けたようで良かったわ♪」

 

 

姫乃『…………ごきげんよう、朝香果林さん。先日は素晴らしいパフォーマンスでした。ええ、誘った身として誇らしい程に……。』シャン

 

 

果林美咲(すっごい変わり身……)

 

 

果林「褒め過ぎよ。こちらこそ、お誘い頂いてありがとう。それと、ごめんなさい。美咲ちゃんを借りっぱなしだったわね?」キリッ

 

 

姫乃『いえ。こちらこそ、美咲さんがご迷惑を掛けていませんでしたか?』シャン

 

 

 

美咲「……w…ww……」←笑い堪え中

 

 

 

果林「……大丈夫よ。姫乃ちゃんの話で盛り上がっていたところだったから。」キリッ

 

 

姫乃『……ヒ、ヒメノ、チャ……』

 

 

果林「姫乃ちゃん?」

 

 

エマ『果林ちゃん!!』

 

 

果林「エマ!?なんで姫乃ちゃんと一緒に!?」

 

 

エマ『果林ちゃん大丈夫だった!?ケガしてない?知らない人に何かされてない?お腹すいてない?1人で怖くなかった?』

 

 

果林「ちょ!?エマ///」

 

 

 

美咲「……w…www」←笑い堪え中

 

 

 

エマ『もう、すぐどっかいっちゃダメだよ!?でも、知ってる人と一緒で良かったよ〜。このあとすぐ会える?』

 

 

果林「え?そうね……今私たちはパンダ前にいるわよ?」

 

 

エマ『そこ動かないで!絶対動いちゃダメだよ!?すぐ迎えにいくから!』

 

 

 

プツ……

 

 

 

果林「切れちゃった……。」

 

 

美咲「待ち合わせにしては随分心配されてたわね?」

 

 

果林「べ、別に関係ないでしょ!?」

 

 

美咲「エマちゃんとはぐれて迷子になったから、人が集まる場所に行けば誰かからエマちゃんの情報が得られると思った……そんなところかしら?」

 

 

果林「///……!!」ピッチャーダイイッキュウ、ナゲマス!

 

 

 

ガシィ…!

 

 

 

美咲「わかったわかった!悪かったわ…!謝るから池にスマホ投げるのはやめてね……!?」

 

 

 

エマ「おーい!果林ちゃーん!」ダダダ

 

 

 

果林美咲「「もう来たの!?」」

 

 

美咲「あれ?姫乃は……?」

 

 

姫乃「待って〜!エマさ〜ん……!やっと止まってくれた……」ハァ…ハァ…

 

 

果林「お疲れ様、姫乃ちゃん。」

 

 

姫乃「かかか、果林さん!?…………どうも♪美咲さんがお世話になりました。」シャン

 

 

果林エマ美咲(すごい変わり身)

 

 

果林「ごめんなさい、エマ。心配をかけたわね。」

 

 

エマ「うわ〜ん無事で良かったよ〜!」ダキ

 

 

姫乃(いいな〜)

 

 

美咲「……」ジー

 

 

姫乃「ああああの…!!」

 

 

果林エマ「……?」

 

 

姫乃「えっと、その……」

 

 

美咲「(しょうがないわね……)お互い無事を確認できたみたいだし、ここで相棒を交換といきましょうか?」

 

 

果林「そうね。」

 

 

エマ「うん♪一緒に探してくれてありがとう、姫乃ちゃん、美咲ちゃん♪」

 

 

姫乃「え?は、はい……」シュン…

 

 

果林「じゃあ行きましょうか。エm

 

 

美咲「よろしくね、エマちゃん?」

 

 

エマ「うん♪よろしく、美咲ちゃん♪」

 

 

果林姫乃「……へ?」

 

 

美咲「あら?私さっき言わなかったかしら?相棒を交換して、私とエマちゃん、姫乃と果林ちゃんで行動しましょうって。」

 

 

エマ「うんうん、虹ヶ咲と藤黄の親睦を深めるいい機会だよね♪」

 

 

果林「……へぇ〜。美咲ちゃん、後輩思いなのね。」

 

 

美咲「……さあ、なんのことかしら?それよりも私の可愛い後輩をちゃんとエスコートしてあげてよね?」

 

 

姫乃「……」キラキラ

 

 

果林「よろしくね、姫乃ちゃん。」

 

 

姫乃「ハウ!?…………ええ。お互い良い時間を過ごしましょう。」シャン

 

 

果林(これは……本人から言い出すまでファンの件は指摘しない方が良いのかしら?)

 

 

 

 

 

〜両生類、爬虫類館〜

 

 

 

果林「もふもふした動物も可愛いけど、こういうのもなかなかありね……。」

 

 

姫乃「……はい♪爬虫類はゆったりしていて穏やかな性格の子が多いから、見ているとこちらまで穏やかな心持ちになりますね。」シャン

 

 

果林「姫乃ちゃん、随分と詳しいのね?」

 

 

姫乃「ハウ///…………グループの仲間にカメレオンを飼っている方がいますから。」シャン

 

 

果林「(名前呼ぶ度に固まるの、面白くてつい呼びたくなっちゃうわね……)カメレオンって、また珍しい動物を飼っているのね。」

 

 

姫乃「はい♪ギョロちゃんっていうんですけど、ふみちゃんがいつも肩に乗せていて、もうすっかりグループの一員なんです♪餌のコオロギが逃げ出して部室で大騒ぎしたこともあるんですよ?」

 

 

果林「(たまに無邪気になるけど、こっちが素なのかしら……?)それは大変ね。虫が嫌いな子もいたんじゃない?」

 

 

姫乃「そうなんですよ!それで逃げたコオロギが優香ちゃんのお顔目掛けて飛んで来たら、泡吹いて気絶しちゃって、大変だったんですよ!?」

 

 

果林「(メンバーのこと話してる姫乃ちゃん、すごく楽しそうね……)そんな漫画みたいなこと、本当にあるのね……。」

 

 

姫乃「そうなんですよ〜!剣さんは竹刀にギョロちゃん縛りつけて、コオロギに向かって振り回すし、美咲さんなんか面白がって、寝かせた優香ちゃんの枕元にコオロギの籠を置こうとしてたんですよ!?」

 

 

果林「フフ♪」

 

 

姫乃「……果林さん?」

 

 

果林「本当にグループのみんなのことが大好きなのね。(あんまり呼ぶのもかわいそうだし、たまに不意打ちで呼ぶくらいでいいかしらね♪)」

 

 

姫乃「へ?あ!?…………すみません、つい話し込んでしまいました。グループのみんなはとても魅力的な方なので、興味を持ってくださったのがつい嬉しくて。」シャン

 

 

果林「(かすみちゃんに負けず劣らずな徹底ぶり……)いいのよ。大好きな気持ちに正直でいるのはとても大切だし、素敵なことよ?」

 

 

姫乃「///…………ありがとうございます♪」シャン

 

 

果林「でもそろそろ移動しましょうか?」

 

 

姫乃「はい♪」シャン

 

 

果林「はぐれないように手、繋いで行きましょう?」ギュ

 

 

姫乃「ヒャウ//////…………お願いします。」ギュ

 

 

果林「美咲ちゃんに頼まれちゃったし、ちゃんとエスコートあげないとね。今日は離さないわよ?ひ・め・の・ちゃん♪」ササヤキ

 

 

姫乃「……ハイ//////」プシュー

 

 

果林(あ、これ楽しい)

 

 

 

 

 

 

〜バードハウス〜

 

 

 

エマ「うわ〜鳥さんがいっぱいだ〜♪」

 

 

美咲「鳥、好きなの?」

 

 

エマ「うん!耳を澄ますとね?なんとなくだけど、鳥さんがどんな気持ちなのか伝わってくるの!それにね?同じ種類の鳥さんでも、み〜んな違う声で鳴くのが好き!」

 

 

美咲「フフ。それじゃあまるで歌に想いを乗せるスクールアイドル、一人一人が光る個性を持った虹ヶ咲のみんなみたいね。」

 

 

エマ「うん!」

 

 

美咲「あ、ここ鳥に餌をあげることができるみたい。」

 

 

エマ「ホントだ〜!」

 

 

美咲「……ねえ。1つ私と勝負、してみない?」

 

 

エマ「なんでそんな悲しいこと言うの……?せっかく美咲ちゃんとお友達になれたのに、戦うなんて嫌だよ!……仲良くしようよ〜」ウルウル

 

 

美咲「え〜っと、別に戦うとかそういうのじゃないわよ?例えば……ここに餌を置いて、何色の鳥が先に食べに来るかを当てる、なんてどう?勝った方が餌代を奢って貰える、とかなら盛り上がるんじゃないかしら?」

 

 

エマ「それならみんな仲良くできるね♪……でも賭け事は良くないよ?餌代くらいなら私が奢ってあげようか?」

 

 

美咲「じゃ、じゃあ……餌代はちゃんと2人で割り勘して、勝った方は1回につき1人、メンバーの好きなところを語る権利を得る、でどうかしら?」

 

 

エマ「それとってもいいよ!早くやろ!?」

 

 

美咲「 It's a deal ! ここにはいろんな色の鳥がいるけど……私はピンク色の鳥にするわ!」

 

 

エマ「私は青色の鳥さん!果林ちゃんのイメージカラーなんだ〜。」

 

 

美咲「ここに餌皿を置けばいいのね……って、もう鳥が集まってる!?」コト

 

 

エマ「みんなお腹すいてたんだね〜」

 

 

ピンクの鳥「♪」バサバサ

 

 

美咲「よし!」

 

 

青い小鳥「♪」バサバサ

 

 

エマ「可愛い〜!」

 

 

ピンク&青い小鳥「・・・」

 

 

ピンクの鳥「……」バサバサ

 

 

青い小鳥「♪」パク

 

 

美咲「鳥が……餌を譲った!?」

 

 

青い小鳥「♪」チチ…

 

 

エマ「ピンクの鳥さんにお礼を言ってるのかな?」

 

 

美咲「私の負けね。……でもなんだか悪い気はしないわね。」

 

 

エマ「ラブアンドピースが1番!」

 

 

美咲「勝負に負けたというより、戦う前から負けていたみたいね……。それじゃあ、果林ちゃんの好きなところ、聞かせてもらおうかしら?」

 

 

エマ「なんで果林ちゃんってわかったの!?」

 

 

美咲「『私は青色の鳥さん!果林ちゃんのイメージカラーなんだ〜』って言ってたじゃない。」

 

 

エマ「はっ!?」ガビーン

 

 

美咲「もしかしなくても、エマちゃんって結構天然なのね。」

 

 

エマ「よく言われるよ〜えへへ///」

 

 

美咲「で?果林ちゃんのお話、しなくていいの?」

 

 

エマ「そうだった!?えっとね、果林ちゃんはとっても負けず嫌いで……

 

 

 

 

 

 

〜しばらくして〜

 

 

 

ピンポンパンポーン♪

 

『まもなく、東広場でアシカショーが始まります』

 

 

 

美咲「アシカショー、ね……。」

 

 

エマ「行ってみる?」

 

 

美咲「いや、ここは敢えて他の場所を回ってみない?あの2人なら確実にショーを見に行くわよね。行ったら合流は必至だけど……。」

 

 

エマ「せっかくなら2人きりにしてあげたいよね。姫乃ちゃん、果林ちゃんのことがすっごく好きみたいだし!」

 

 

美咲「そうね。せっかくなら、私たちはどこか静かな場所にでも行こうかしら?」

 

 

エマ「それならこの夜の森とかどうかな!?よこうせい?の動物が見られるんだって!」

 

 

美咲「その字の読みは『やこうせい』よ。趣があっていいじゃない。」

 

 

 

 

 

 

〜閉園1時間前〜

 

 

 

美咲「私ちょっと寄る所があるから、先に合流地点まで行ってもらってもいいかしら?」

 

 

エマ「うん!いいよ♪私も寄るところがあったから。また後でね♪」

 

 

美咲(よし!エマちゃんの死角に入った!急いでリトルジャイアントパンダを……!)ダダダ

 

 

 

 

 

〜お土産屋さん〜

 

 

 

美咲「……(右よし、左よし、店内よし!今度こそ新発売のリトルジャイアントパンダを手に入れてみせるわ!)」

 

 

 

リトルジャイアントパンダ「デーン!」デーン!

 

 

 

美咲「!!(か、可愛い〜!残り2つ、危なかったわ。でもこれで今日のミッションは無事達成よ♪)」

 

 

エマ「それ可愛いね!私も果林ちゃんに買っていこ〜♪」ヒョコ

 

 

美咲「 」

 

 

エマ「えへへ///」

 

 

美咲「な、い……いつの、まに?」ワナワナ

 

 

エマ「ついさっきだよ?果林ちゃんにお土産買ってあげようと思ってお店に入ったら美咲ちゃんがいてびっくりしたよ〜。でもお陰で良いものが手に入ったよ、ありがとう♪」

 

 

美咲「 」

 

 

エマ「美咲ちゃんも姫乃ちゃんにお土産を買いに来たんでしょ?いいな〜姫乃ちゃん。後輩思いの先輩がいて。」

 

 

美咲「そ、そう!そうなのよ!!姫乃にお土産買ってあげないと、ね!ハハハ。」

 

 

エマ「やっぱり美咲ちゃんって果林ちゃんと似た者同士さんだね。」

 

 

美咲「へ?」

 

 

エマ「……嘘つくの、下手でしょ?」

 

 

美咲「そうかしら?自慢じゃないけど、勝負事はよくするからポーカーフェイスはお手の物よ?」

 

 

エマ「でも自分のことになると嘘がつけない、器用だけど不器用な人。果林ちゃんもそうだから……わかるの。」

 

 

美咲「……フフ。そうよ、このリトルジャイアントパンダは姫乃のお土産なんかじゃないわ。私利私欲を満たすためだけの、純然たる私の趣味よ!何か悪いかしら……!?」

 

 

エマ「……」ニコニコ

 

 

美咲「……なんてね。やっぱりエマちゃんには敵わないわ。」

 

 

エマ「照れますなぁ///」

 

 

美咲「……待ち合わせまでもうあんまり時間無いし、姫乃とエマのお土産選んじゃいましょう?」

 

 

エマ「……私のも?」

 

 

美咲「当然よ。お土産選びくらいさせてよね、友達なんだから。……まあ、リトルジャイアントパンダは譲らないけど。」

 

 

エマ「美咲ちゃぁあん!!」ダキ

 

 

美咲「エ、エマちゃん!?」

 

 

 

 

 

 

〜合流地点〜

 

 

 

エマ「果林ちゃん、姫乃ちゃん、お待たせー!」フリフリ

 

 

美咲「遅くなってごめんなさい。」

 

 

姫乃「へぁ!?いえいえ私達も来たばかりですから……!」

 

 

果林「大丈夫よ。2人とも楽しかったかしら?」

 

 

エマ「うん!」

 

 

美咲「ちょっと疲れたけどね……///」

 

 

エマ「もしかして私、美咲ちゃんに無理させちゃってた……?」ウルウル

 

 

美咲「いや、そんなことないわよ!?」アタフタ

 

 

エマ「良かったぁ……。」

 

 

果林「すっかり仲良しになったみたいね?」

 

 

美咲「ま、まあね///……で?果林ちゃんはちゃ〜んと姫乃のこと、エスコートしてくれたのかしら?」

 

 

果林「当然よ。」キリッ

 

 

姫乃「……///」

 

 

美咲「……まあ、いいわ。それよりも、はいこれ。」

 

 

 

リトルジャイアントパンダ×2

 

 

 

美咲「私が選んだんだから、不満なんていわせないわよ……?」

 

 

果林「ええ!美咲ちゃん、あなたサイコーのセンスよ!」キラキラ

 

 

姫乃「あ、お揃い……。」

 

 

美咲「た、たくさん売ってたからみんなでお揃いにしようって、ね!?エマちゃん!?」

 

 

エマ「……。うん!みんなで来た思い出だよ♪」

 

 

果林「ありがとう、美咲ちゃん、エマ。大切にするわね!」

 

 

姫乃「ありがとうございます……♪」ギュ

 

 

エマ「ジー……。」ジー

 

 

美咲「!?もうすぐ閉園時間だし、そろそろ帰りましょうか!?」

 

 

エマ果林姫乃「「「うん(そうね)(はい)♪」」」

 

 

 

 

 

 

エマ(美咲ちゃん、あれ目当てで今日わざわざ来たんでしょ?これで良かったの?)ヒソヒソ

 

 

美咲(リトルジャイアントパンダはまた買いに来ればいいわ。でも、姫乃の思い出は今日だけのものだから……。)ヒソヒソ

 

 

エマ「美咲ちゃぁあん!!」ダキ

 

 

美咲「だから苦しい……って///」

 

 

姫乃「2人ともすっかり仲良くなってしまったみたいですね♪」シャン

 

 

果林「私達も負けてないと思うけど。ね?ひ・め・の・ちゃん♪」ササヤキ

 

 

姫乃「ヒャウ⁉︎……それずるいです///」

 

 

美咲「♪」

 

 

エマ「あ、果林ちゃんだ〜!その写真、よく撮れてるね!」

 

 

美咲「ええ。私のベストショットよ♪」

 

 

エマ「い〜な〜。ね!その写真私にもちょうだい?」

 

 

美咲「だ〜め、この写真は墓場まで持っていくんだから♪」

 

 

エマ「む〜……」

 

 

美咲(約束は守るけど、勝負には勝ったわけだし、ルール違反じゃないわよね?バックアップ取っておいて良かった♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

〜翌日、藤黄学園部室〜

 

 

 

涼「美咲、ま〜たぬいぐるみ増やしたのか……?」

 

 

小雪「可愛い……///」

 

 

美咲「フィギュアだからぬいぐるみじゃあないわよ?」キリッ

 

 

涼「そういう問題じゃない、これ以上部室をファンシーにするな!私達のスペースが無くなってしまうだろう!」

 

 

小雪「じゃあこのギターから整理しよう?」

 

 

涼「すみませんでした」ドゲザ

 

 

姫乃「こんにちは!……あれ?この小鳥のフィギュア、前はありませんでしたよね?」

 

 

涼「そうだ!このわからずやに何か言ってやってはくれないか?」

 

 

姫乃「あはは……。」

 

 

 

 

青い鳥のフィギュア「ちょこん」チョコン

 

 

美咲「♪」

 

 

 

 

 

 

 

〜エマ宅〜

 

 

 

エマ「……。」

 

 

(美咲「当然よ。お土産選びくらいさせてよね、友達なんだから。」)

 

 

 

ピンクの鳥のフィギュア「ちょこん」チョコン

 

 

エマ「♪」

 

 

 

〜FIN〜


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