なんていう素敵な響きだろう。俺はアニメやエロゲをやるたびにつくづく思った。こんなかわいい妹ちゃんがいたら毎日が楽しいだろう。楽しいどころかもっとしっかりとした人間になることができたのかもしれない。ということは、俺がダメ人間なのって妹が悪いんじゃね!?
いえ元からこうでした。現実は厳しいな。
たぶん、左手は添えるだけ みたいな使い方だと思うんだよね。なんか添えるだけって響きを感じるし。まぁいいや、それでは本編スタート。
「俺くんの兄ちゃんってかっこよくて頭もよくて、運動もできるからすげぇよな」
俺「まぁ、部活の部長もやってたし生徒会も入ってたからすごいのかな?かっこいいのかは知らないけどね」
「きいたよー。俺くんの妹ちゃん全国大会にでたんだって?しかもめっちゃ頭がいい高校に通ってるみたいじゃん」
俺「うん。部活で部長やってたみたいだし全国大会に出たからスポーツ推薦でめっちゃ頭のいい高校行ってる。でも頭はよくないよ」
「俺くんは・・・あ、えーっと、ふ、不思議ちゃんだよね!」
俺「そ、そんなことないですよー」
不思議ちゃん。それは不思議な言葉だ。頭の良さを褒めてるわけでもなく、運動神経を褒めてるわけでもない。容姿を褒めるわけでもなく、性格を褒めてるわけではない。だが言われると馬鹿にされている感じはなく、むしろ褒められている気がする。不思議マジック! 俺はこれまでの人生で3つバイトをしたことがある。その3つのバイト先の方から絶対言われる言葉がこれだ。「不思議ちゃんだよね」「ディ○ニーランドにいそうだよね」「存在がファンタジーだね」「宇宙人と会話してるみたい」。 おそらくこれらは全て「変わってるね」と同じ意味を持っているだろう。もしそうでないのなら、遠まわしに「この世界にいないほうがいいんじゃない?」って言われていることになるだろう。みんなそういう意味じゃないよね!?
はい、俺ですこんにちは。マイブームは、電気についてる紐と戦うことです。今日は、妹の詩織との日々の会話を取り上げていこうと思っています。なんで兄の方じゃないかって? 兄とはたまに挨拶するくらいだからです。もちろん、アー♂的な展開にもなりません。
詩織「送って」
俺「は?」
妹が朝一番に言ってきた。 なにお前、パンツ1枚でどっか行くの? 嫌だよ。そんな奴送りたくねえよ。だって一緒にいたら俺まで変態になっちゃうじゃん。変態に上乗せして大変な変態になっちゃうじゃん。
詩織「バス停まで送って」
バス停でもパンツ1枚のやつを送りたくないよ。というかさっさと着替えろ。妹でも目のやり場に困るんだよ。ふむ、青白縞パンか。
俺「めんどくさい。兄ちゃんには頼んだの?」
詩織「兄くんに頼んでくる」
・・・俺より先に頼めよ。俺、免許持ってないんだから。
ちなみに妹は風呂上りのときに高確率でパンツでゴロゴロしていたりするため珍しい光景じゃない。これがアニメに出てくるような可愛い妹だったら俺も欲情しただろう。だけど現実は残酷だ。だって残酷じゃなかったら俺なんてモテモテのハーレムじゃん。 呼吸をするたびにすれ違う女の子達が倒れていくはずじゃん? 誰一人倒れないじゃん。それどころか「誰かあいつ倒せよ」って目で見られるんだけど。俺だってできれば倒れていたいよ。主に布団でな!
詩織「兄くんだめだって。だから送って」
あいつ本当に使えないなー。免許持ってるんだから送ってあげろよ。なんなら俺のなめ猫免許と交換してください!
俺「めんどくさい。歩けば15分くらいで着くだろ」
詩織「じゃあこういうのは!? 私が自転車に乗ってバス停まで行く。俺くんは走ってついてくる。で、私がバスに乗ったら俺くんが自転車に乗って帰る。いい考えじゃない?」
俺、デメリットしかなくね!? 妹に憧れているみんな。これが現実だ。兄とは妹のパシリなのです。けっして俺の立場が低いわけではないからな。 ともかく走るのは嫌だ。走るくらいなら妹を後ろに乗っけたほうがマシだ。
俺「わかった。走るくらいならお前を後ろに乗っける。だから早く着替えろ」
そして自転車の準備へ。そう、俺の自転車は電動付きだ。普通の自転車とは馬力が違うのだよ! 準備完了からの出発。
俺「お前、重いんだけど」電動付きだから楽なんだけどな。さすが現代科学だぜ!
詩織「最近、減ったんだけど。俺くんは何キロ?」
俺「50kg」
詩織「キモッ。私とあんまり変わらないじゃん」
こいつは50kg前後か。まぁ普通なのかな? 女性の体重の平均がわかんないや。
俺「お前は今日部活なの?」
詩織「友達と遊びに行く」
え? こいつ遊びに行くために俺をタクシーのかわりにしてんの? 歩いていけよ!
俺「・・・お前ちょっと前と後ろかわってくんね?」「やだ」
そんなこんなしてるうちに到着した。
ちょっと早く着きすぎたな。だがこれは俺の威厳を取り戻すチャンスだ。
俺「まだ、バスが来るまで時間があるな。なにか飲んでようぜ。何飲む?」
詩織「ミルクティー」
ここで優しくしておけば家で八つ当たりされる頻度が少なくなるからな。しかしミルクティーとはまだまだ子供だな。俺にもあったわそんな時期。俺的にミルクティーは、紙パックだとリプ○ンが美味しくて、ペットボトルだと紅茶○伝が美味しいと思う。 俺はカフェオレかな。もしここにたくさんの女の子がいたら、ここぞとばかりにブラックコーヒーを飲むとこなんだけど、あいにく妹しかいないしな。一度でいいから「きゃー渋くて素敵!」とか言われてみたい。
俺「お前、今日どこ行くの?」
詩織「スケートとボーリング」
俺「まじかー。スケートかー。っベーわ。俺、久しぶりすぎて滑れるかわかんねえや」
詩織「ついてくる気なの!?」
だってスケートですよ。しかも女子校生とスケートですよ。これはもうキャッキャウフフできる展開しか見えねえじゃん。まじで腕が鳴るわ。腕を鳴らしたところで滑れないけどな!
そして少し無言の時間が続いた。とおもったら
詩織「なんかこういうn「あそこ何か作ってんのかな?」
あ、悪い かぶった。だけどお前が言いたいことはなんとなく分かるぞ妹よ。雰囲気を褒める言葉だろ? かぶったのは別にわざとじゃないからな。お前がその雰囲気にときめいてるように、俺もあの作りたての建造物にときめいてるんだよ。べつに建造物フェチってわけじゃないからな!新しいお店ができることにときめきを感じてるだけだからな!
そうして作りたての建造物の話題に盛り上がってるときにバスが到着。
詩織「いってくる」
そう言うと詩織はバスに向かって走っていった。俺は、見送ったあと自転車をこぎ家まで帰宅した。その時の自転車はとても軽く感じた。
俺(やっぱあいつが重かっただけじゃねえか)
詩織「俺くん、英語ね」
いきなり何!?というか俺の部屋をノックなしで入るのやめてくんね。まじでナニやってたらすごく気まずいじゃんか。あ、あとついでに俺がアニソンを歌ってる時にドア開けて「キモッ」っていうのもやめてくんね。すごく恥ずかしい上にいたたまれない気持ちになるから。というかお前わざわざ罵倒しに来てんの?
詩織「俺くんは英語の課題をやる」
俺「やるってなに!?俺に選択権はないの!? そういうのは頭がいい兄ちゃんにやってもらえよ」
詩織「兄くんに頼んでも無駄そうだし」
あいつまじ使えねー。頭がいいんだから課題くらいやってやれよ。ちなみに俺が兄ちゃんと呼んでいるのに、妹が俺や兄のことを「くん」で呼んでいるのは、義妹だからとかではない。その昔に「お兄ちゃん」と呼ばれていたことがあったが、恥ずかしかった俺は「その呼び方やめろよ。きもちわるい」と言ってしまってこうなった。マジ失敗したわー。
詩織「俺くんは英語のlesson3からlesson12までやってね」
俺「多っ! 課題多すぎだろ! というかそれほぼ最初から最後近くまでやれってことじゃん。俺が英語なんかできるわけないだろ」
こいつの高校は、かなり高い進学校な上お嬢様校だ。いいなーお嬢様校。きっと可愛くておしとやかな子がたくさんいるんだろうな。 ちなみに俺の高校は普通の高校だった。そして大学は底辺だ。こんな問題なんかできるわけがない。うん無理っすわー。
詩織「部活があって課題をやる暇がないの。だからやって」
うん、じゃあまず、ドラマみるのやめようか。話はそれからだ。
俺「俺だって忙しいんだよ」
詩織「何が忙しいの?どうせゲームやるだけじゃん」
本当だ!夏休みなのに俺忙しくねえや!あれなんだろうこの気持ち。なんか涙が出てきたわ。
詩織「前にお菓子あげたじゃん」
あれってそんな意味があったのかよ!てっきり食べきれないから俺に分けてくれてるんだと思ってたけど罠だったのかよ! まぁ食べちゃったものはしょうがない。そのお菓子に見合った働きはしてやる。それに、俺が誰かと話をした時に必ず「えっ?えっ?」って言われるから、もしかしたら自然と英語を話してしまっている可能性があるんじゃないだろうか。そこに気がつくなんて自分の才能が恐ろしいね。
俺「よしいいだろう。そのかわり出来る限りだ」
結果lesson10くらいまでしかできなかった。というか飽きた。だってあれやっても俺になんもいいことないじゃん。やった感想を上げるとしたら、「リサ]は相変わらず可愛かった。そして「ボブ」に嫉妬している自分がいたことくらいだった。