【助けて】呼吸使えるけど、オサレが使えない【転生】 作:ぬー(旧名:菊の花の様に)
けど鬼滅の世界にBLEACHを持ってくるのは既存がある。
なら逆で良いじゃないか。
見通し適当なので皆さん自由に感想よろしくお願いいたします。
無惨様のオサレ力は低い(確信)
オッスオラ転生者。
20歳半ばで突然死んでしまったけど転生したみたいだ。
最初は元の世界と同じ過ぎてもっかい現実世界をやり直すとかマジクソゲーとか思っていたら、そうじゃなかったらしいです。
多分、ここ鬼滅の世界だわ。
鬼滅ってあれね。
呼吸というとんでも武術使って無惨様と戦うやつね。
結構人気出て、リアルタイムで追っていて、面白いと思っていたけど、まさか自分がその世界に転生するとは思っていなかった。
……ん? 鬼滅の世界は大正の時代だから現実世界と近い世代だと違うだろ?
俺もそう思ってた。
けどさ、考えてみてよ。
鬼滅の最後って、無惨様は死ぬけど鬼が完全に消えたとは表記してないよね。
それに最後に鬼残っていたし。
で、考えたわけですよ。
ここは、鬼滅の最終回の後に作られた俺の知らない続編の世界線の鬼滅、だとね。
それなら納得が行く。
「お前、明日から高校生になりなさい」
……人が地面に足を着けないように木に飛び移っている最中に何を言っているのですかクソジジイ。
「お主の努力はしっかりと見ていた。
正直、才能はそんなでもないが、理解の速さとその努力量のおかげで一端の剣士になれていると儂も思っている」
「おいこら待てクソジジイ」
ちなみに、まず前提の話だけど、俺は現状鬼なんて生物とは出会っていない。
だから俺にとって鬼という存在は想像の中の存在。
だけど、俺にとってこの世界は鬼滅の世界だと言わせる根拠がある。
手に握っていた手頃な木の棒を腰元に構える。
それが、
シィィィィィ
雷の呼吸
壱の型
霹靂一閃
「良い太刀筋じゃ。
これならどこに出しても恥ずかしくないのぉ」
「努力量とか言いましたけど俺ジジイに殺されかけたんですけど!!! 毎日!!!」
「ほっほっほ。
一週間後に入学じゃから準備しなさい」
呼吸。
これは鬼滅の刃で特徴的な、人間ならざる動きを可能にする戦闘術だ。
本来ならば出せない身体能力を、特殊な呼吸法により、身体能力を活性化させる。
その方法によって特徴的な型を使うことで、鬼を斬る。
「クソジジイ。
今日は叩き伏せてやるわ」
「ほぅ、今日もやる気十分じゃな。
それなら来なさい。
勝てたら免許皆伝にしてやるぞ」
「いらないわクソジジイ!!!」
死ぬのが日常的なあの世界の続編。
悪い予感しかしない。
だから俺は頑張った。
頑張った。
ジジイに殺意を抱きながら、頑張った。
でもジジイにまだ一つも勝てたことはない。
☆☆☆☆☆
高校。
俺の年齢は15歳。
高校に通う年齢である。
俺の修行は小学校の卒業とともに始まり、中学校時代は学校に行っていない。
しかし、勉強に関しては前世の下地とジジイのやけに教えの良い勉強でなんとかなっている。
……義務教育受けてないけど、そこはジジイがなんとかしたらしい。
あのジジイ、糞なくせして結構な権力と金を持っているらしい。
だからこそ、俺はこうして高校に進学することができた。
今日は入学式……らしい。
三年間住んでいた、何もなさすぎる山から急に始まる一人暮らし。
前世知識で何とかやっていたが、普通のこどもだったらまずなんともうまくいかないはずだ。
いやできるのか……?(わからない)
「そういえば、学校ってなんて名前なんだろ」
なんとか一週間で引っ越しと地理の把握といろいろとやっていたせいで、変なところが抜けていた。
校門に立てかけてあるパネルを見ると、
『空座第一高等学校入学式』
空座……知らないなぁ。
鬼滅の最終回とか既に記憶の中で薄れてきているのに、最終回の高校の学校の名前を覚えているなんて難しいだろ。
でも……なんか見覚えのある名前……。
なんだろう。
考え事をしながら歩いていき、事前に配布された資料をもとに、たどり着いた教室。
1-A。
教室を除くと、一部の生徒同士が仲良く話しているのは見かけられるが、その他はそわそわとしているのが見て取れる。
当然、まだ全員は来ていないようで、空いている席は多い。
黒板に張り出されたどこの席に座るのかの紙を確認していると、
「あっ、こんにちはー」
隣から声をかけられた。
いたのはわかっていたので、確認して去ろうと思っていた矢先だ。
中学校に通っていないため、面識なんぞないが、誰かと間違えたのかと声の主を見ると、
「はじめまして、だよねー。
私井上織姫っていうんだ―。
よろしくー」
のんきそうな声で、美人で、オッパイ。
前世の、というか俺という個人が触れ合えるはずがないであろう美人が声をかけてくれた。
嬉しい。
やった。
わーい。
そんな感情が胸の中に襲いかかると思っていた。
だが、俺の頭の中に広がる感情は、一つ。
「井上……織姫……」
「はい、そうですよ」
「えっと……おはよう」
「おはよう!」
BLEACH。
黒崎一護を中心とした、死神という存在を描くバトル漫画。
目の前にいる彼女は、そんなBLEACHの登場人物の一人。
「おはよー織姫……ってあんた誰と話してるの?」
「あ、たつきちゃーん、おはよー。
なんか見たことない人で同じクラスだからって声かけちゃった―」
「あんた、そんな理由で初対面の人に声かけるなっての……。
ほら、声かけられて固まってるよ、そいつ」
「あ、いえ、大丈夫です、はい」
ショートヘアで、少し強気そうな顔つき。
織姫の友達。
知ってる。
たつき……この人一護の同級生……
俺はさり気なく(足音とか気配とか諸々最大限に消しながら)自分の席に座る。
遠目に織姫さんとたつきさんを見ると、俺がいきなりいなくなったように見えて動揺していた。
俺はそんな二人を横目に、教室を見渡す。
……まだ黒崎一護はいない。
「おはよっす」
「一護、おはよー」
「黒崎くん、おはよう」
oh……
ここ、BLEACHの世界なの……?
まじで……?
俺、呼吸しか知らんよ??????