※Pixivの方にも掲載させていただいております。
善逸「炭治郎、伊之助……。俺もうすぐ死ぬんだよな……。」
伊之助「馬鹿なこと言ってんじゃねえ、紋逸!」
善逸「嫌ア゛ァ——————ッ(汚い高音) 死ぬ死ぬ死ぬ!! 俺は絶対死ぬの!! だからその前に禰豆子ちゃんと結婚を——」
炭治郎「何を言うんだ善逸! 今日は歴代1位の方がお見舞いに来てくれるんだぞ!」
善逸「嘘だァ————ッ歴代1位が俺のために来るわけないじゃんか!!」
炭治郎「なんでそんなに弱気なんだ! ほら、もうそこまで——」
???「うむ! だから歴代1位である俺が来た!」
鳴り響く劇伴とともに現れたのは、赫赫たる炎のごとき髪の偉丈夫
善逸「はああァ?! 本当に歴代1位だ!」
歴代1位の男「はっはっは!! あやうく今年は上弦の3位に負けかけたのだがな! 今年も歴代1位だったぞ!!」
炭治郎「おっ、おめでとうございます! どうやって歴代1位になったんですか?」
歴代1位の男「うむ! たとえば歴代5位の少年がいるとするだろう? しかしその少年が歴代5位だとしても、俺は歴代1位なのだ!!」
※国内歴代興行収入第3位……『タイタニック』
※同第5位……『君の名は。』
歴代1位の男「鬼の中には歴代8位だと吹聴する者もいるそうだが、よもやよもや! 俺は歴代1位なのだ!!」
善逸「アッハイ」
※国内歴代興行収入第8位……『ハウルの動く城』
歴代1位の男「考えてみると、17位の癸の位から始めたのだったな! 柱になるまでは修業に明け暮れたものだ!」
善逸「そうなんですね…」
※国内歴代興行収入第15位タイ……『E.T.』『アルマゲドン』『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
歴代1位の柱「よく12位の隊士にいじめられていたな! その頃はいつも9位の警察署で御馳走になっていてな!!」
炭治郎(たくさん平らげていたんだろうなあ)
※国内歴代興行収入第12位……『崖の上のポニョ』
※同第9位……『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』
炭治郎「あの! 歴代1位さん、俺と握手してもらえませんか?」
1位柱「いいとも! 君たちもまとめて握手してやろう!」
ギュッ ギュッ ギュッ ギュッ
禰豆子「ムー(してくれるんですね)」
1位柱「もっと成長するのだぞ!!」
1位柱「千寿郎!」
千寿郎「はいっ、兄上」
1位柱「俺は去年何位だったか? 「1位です!」 今年は何位だ? 「1位です!」 よしんば俺が2位だったとしたら?」
千寿郎「歴代……1位です!」
善逸「2位じゃないの……?」
伊之助「オイギョロギョロ目ん玉!!俺も歴代1位に必ずなってやるぜ! 舐めんじゃねえぞ!!」
1位柱「うむ! いい心掛けだ!! 今の君では、1位までは一万歩あるかもしれないがな!」
伊之助「…………」
炭治郎(あっ、せっかく元気になっていたのに……意外と手厳しいんだな)
カア————ッカア————ッ
1位柱「む、次の任務か! どれ…………?! 汽車で40人以上の人が行方不明となるばかりか、俺のことを歴代2位と言う鬼がいるだと?!!」
善逸「重要なのそっちィィィ?!」
※国内歴代興行収入第2位……『千と千尋の神隠し』
1位柱「その鬼は何位だ? 7位の下弦だな?」
※国内歴代興行収入第7位……『もののけ姫』
1位柱「そんなに消えているのか? どんな消え方だ?」
1位柱「よもやっw……すぐに向かうとしよう!」
別れもそこそこに、名も知れぬ偉丈夫は烈風のごとく飛び出していった。1人でも多くの鬼を滅し衆生の命を救わんと心を燃やす姿は、まさしく鬼殺隊士の鑑である
アオイ「さっきから騒がしいです皆さん!!お静かになさっ…………」
炭治郎「…………」
禰豆子「…………」
善逸「…………」
伊之助「ゴメンネヨワクッテ」
アオイ「……えぇ……?」
おわり