壮絶な出落ちです。
主人公は大手掲示板の元管理者ですが、あの人ではないです。
ひから始まってきで終わる人では決してないです。
ただ口調が似ているだけです。

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「なんだろう、僕の事殺すのやめてもらっていいですか?」

 

 

「ちょっと聞きたいんですけどここどこだか知ってますか?」

 

 

「え?ええとここは那田蜘蛛山ですけど」

 

 

「へぇー」

 

 

「えっと、あなたは誰なんですか?」

 

 

「なんだろう、人に名前を尋ねる時は自分から名乗れって言うじゃないですか。それ守れないのは話す人に失礼だと思うんすよね」

 

 

「ごめんなさい…僕の名前は竈」

 

 

「あ別にあなたの名前興味ないんで言わないでいいですw」

 

 

「いや今言えって言ったじゃないですか!」

 

 

「僕は人に名前を聞く時は自分から名乗るのがマナーだって言っただけなんですよw別にあなたに名乗れと言ったわけじゃないんですよねw要するに僕はあなたに名前を教える気はないです!wごめんなさい!w」

 

 

「屁理屈ぅぅぅぅぅ!」

 

 

 

 

 

 

「とりあえずついてきてください。ここは危険ですから」

 

 

 

「きけん?きけんってなんですか」

 

 

「信じられないかもしれませんが…ここには鬼という怪物がいるんです。あまり人には知られていないんですが、鬼というのは人を食らう恐ろしい生き物なんです。僕達は政府非公認の鬼殺隊という組織で、その鬼を倒すために活動しています」

 

 

「鬼っていうのは日本の伝説上の妖怪で実在する生き物ではないんですよね。それを存在すると言い切っちゃうのはどうかと思うんですよ、僕」

 

 

「…そんなことばっか言ってると置いてきますよ」

 

 

「あっwすいませんw」

 

 

 

 

 

「さっきから思ってたんですけどあなた腰に付けてるのって刀じゃないですか?日本では1876年から大礼服並軍人警察官吏等制服着用の外帯刀禁止の件っていう法令が出されていて、要約するとみんな刀持つなよって事なんですよね。もしそれが刀ならあなた犯罪者なんですよ」

 

 

「いや確かにそうだけども!これは鬼を倒すためのもので!」

 

 

「別に大礼服並軍人警察官吏等制服着用の外帯刀禁止の件で取り締まられるかどうかって用途によって決まる事はないんですよね。なんかその理由があれば犯罪を起こしても良いと思ってる人って僕頭悪いと思うんですよねw」

 

 

「仕方ないだろ!これがないと鬼を倒せないんだ!」

 

 

「仕方なくはないですよね?それってあなたの感想ですよね?」

 

 

「駄目だこりゃ」

 

 

 

 

 

 

「僕達家族の平穏な暮らしを邪魔するな」

 

 

「すいませんあの嘘つくのやめてもらっていいですか?」

 

 

「は?急に何言ってるの?」

 

 

「インターネットで調べたんですけどあなた達って別に血縁関係もないし養子縁組もしてないですよね?それ別にあなたが勝手に言ってるだけであって家族じゃなくてただの他人」

 

 

「うるさい」

 

 

「あっ」

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 




何がしたかったんだろう


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