ガーグァの二次創作ってないですね。

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ライズにガーグァが出ることを願って……ぶっちゃけPVあまり見てないからもしかしたら内定貰ってるのかもしれないけど()


ガーグァの逆襲

 丸鳥ガーグァ。

 主に水や緑の豊富な高地や温暖な気候の平原などに群れを作って生息している鳥竜種の小型モンスターであり、特にユクモ村近辺の渓流などでは多数の野生個体が見られる。

 丸っこい身体と色彩豊かな羽、飛ぶには適していない小さな翼が特徴である。

 

 ガーグァの最大の特徴としてその臆病さにある。

 草食種であるアプトノスやケルビ以上に臆病な性格で、群れの一部が攻撃を受けると群れ全体が一斉に逃げ出し、ハンターやアイルーを目撃しただけで逃げ出す個体もいる。

 気付かれずに驚かされると卵を産み落とすこともある。

 

 草食種のように大型モンスターによく捕食されているが草食種と違い虫も食べる雑食性を持つ。

 主食は雷光虫で大型モンスターすら感電させる電力を絶縁性の嘴で防ぎ捕食する。

 

 ガーグァは大した攻撃手段を有しておらず、自身の肉を狙う大型モンスターに抵抗する術を持たない。

 それ故にガーグァ大型モンスターに襲われれば逃げ惑うのみである。

 


 

 自然豊かな渓流。

 そこで現在多数のガーグァの悲鳴が響いていた。

 悲鳴の原因は雷狼竜ジンオウガ。

 ガーグァが主食とする雷光虫と共生関係にある竜だ。

 

 ジンオウガはその圧倒的な身体能力でガーグァをなぎ払い捕食する。

 その圧倒的捕食者に被捕食者であるガーグァに為す術もない。

 逃げ惑い、ただ捕食されるガーグァ達の中で異色のガーグァが1匹いた。

 

 そのガーグァは他のガーグァのように怯えた声を発せず、他のガーグァを的確に囮にし、ジンオウガから逃げおおせた。

 

 そのガーグァはなぜ我々がこのような理不尽な目に遭わなければならないのかと憤った。

 我々が弱者だからか。

 我々が弱者だから、強者に全てを奪われるのか。

 

 ならば我が強者になってやる……っ。

 

 同族の悲鳴と捕食者の咆哮を背に逆襲を決意した……。

 


 

 それからそのガーグァはかの竜に逆襲するため動き出した。

 

 先ず、かの竜の纏う雷を受け付けない絶縁性のアヒルのような形だった嘴を鋭く研いだ。

 そして、かの竜の速度に対応できるように脚力を鍛え、かつて見かけた人間が使っていた足での攻撃法を磨いた。

 

 そして、まずはジャギィ、ドスジャギィ、アオアシラ、ロアルドロスと倒していき着々と実力を付けていった。

 

 その結果そのガーグァは他のガーグァの数段大きな体になり、だがその体は引き締まり、鋭い嘴は大型竜の鱗すら貫き、その蹴りは岩石すら砕くようになった。

 

 そして、そのガーグァが逆襲を決意してから年月が流れついにかつての弱者と強者が対峙した。

 

 そのジンオウガは眼前の餌が、敵たりうる力を理解し困惑した。

 他の大型モンスターと違い大した力を持たない美味しい餌のはずなのにここまで生き残った強者としての勘が眼前の餌が脅威だと囁く。

 ジンオウガは困惑しつつもその勘に従い、雷光虫を集め、臨戦態勢を取る。

 

 その様にガーグァは歓喜した。

 あの己らを敵と認識すらせずただ餌として貪り食っていた強者が自らを敵と認めて臨戦態勢を取っている……っ! 

 これ程嬉しいことはあろうか! 

 

 ガーグァは歓喜に身を震わせながら、同じく臨戦態勢をとる。

 

 そして、かつての弱者と強者は今度は敵として激突した。

 


 

 ジンオウガとガーグァの戦闘は三日三晩続いた。

 

 ジンオウガのその一撃でガーグァの体を雷撃が走り、衝撃で内蔵を叩く。

 ガーグァのその嘴がジンオウガの甲殻を貫き、その蹴りが甲殻を、肉を潰し、骨を砕く。

 

 互いに満身創痍になりながら、しかし眼前の敵を仕留めんと体を動かす。

 

 そして、動き続けた両者の片方が倒れた時。

 立っていたのは——ガーグァだった。

 

 傷だらけで今にも後を追いそうな満身創痍でありながら、ガーグァは勝利の雄叫びを上げた。

 この時この瞬間、弱者と強者が逆転したのだ。

 ついにガーグァの逆襲が叶ったのだ。

 

 そしてガーグァは倒れ伏したジンオウガに近づき、その死骸を喰らい始めた。

 己が強者だと、己が捕食者だと示すように。

 

 ガーグァはジンオウガに勝利した。

 ガーグァは紛れもなく強者となったのだ。

 しかし、決して最強では無い。

 上には上がいるものだ。

 そう例えば——

 

 そして、ジンオウガを喰らっていたガーグァは木々をなぎ倒す音に何かが近づいてくるのを感じた。

 傷だらけだが、勝利の高揚感と強者になったのだという自負に誰であろうと負ける気はなかった。

 

 振り返ったガーグァが見たものはジンオウガをさらに上回る巨大な体躯を持つ暗緑色の見たことのない竜だった。

 ヨダレを垂らし、こちらを見る竜にガーグァは己を捕食するつもりだと理解すると憤った。

 かの竜を倒すほどの我を喰らおうなどと身の程を弁えろと。

 

 ガーグァは餌を見るような視線を向ける竜に自身の力を思い知らせようと竜に向かって跳躍した。

 その速度はジンオウガに匹敵し、大抵のモンスターならば確実に仕留めた一撃は。

 しかし、終ぞ放たれることはなかった。

 

バクンッ

 

 暗緑色の竜がガーグァへひと噛み。

 攻撃とも言えないただの捕食行動に。

 ジンオウガを打ち倒した強者であるガーグァは。

 さらに上回る強者に容易く命を刈り取られた。

 

 そう、恐暴竜イビルジョー。

 上には上がいると証明するように。

 弱者達(ジンオウガとガーグァ)の死骸を喰らいだした……。




その後、そのイビルジョーはガーグァを喰いまくったとさ

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