ありふれない魔法で炎竜王   作:目指せ焼豚

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ステータスの区切りの線である『=』がパソコンで書いたのでスマホだと多いかも……


ステータスプレート

志願制で大半が参加とはいえ、地球の中でも平和な国である日本に住んでいた学生。異世界人特有の潜在能力はあっても戦う術を身に付けていない事は彼らも想定済みらしく、彼らが呼び出された聖教教会の総本山【神山】の麓、ハイリヒ王国にて竜騎達を受け入れ、訓練を施す準備が出来ているらしい。

その日の夜、王城にて自分達を歓迎する宴が開かれ、訓練は明日から開始すると言う事でお開きとなった。

 

そして翌日ーー

 

 早速訓練と座学が始まった。

 まず、集まった生徒達に十二センチ×七センチぐらいの銀色のプレートが配られる。不思議そうに配られたプレートを見る生徒達に、騎士団長メルド・ロギンスが直々に説明を始めた。

 騎士団長が訓練に付きっきりでいいのかと思ったが、対外的にも内外的にも”勇者様一行”を半端な者に預けるわけには行かないというわけらしい。

 

 「よし、全員に配り終わったな?このプレートはステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」

 

 非常に気楽な喋り方をするメルド団長。彼は豪放磊落な性格で「これから戦友になるかも知れないってのに何時までも他人行儀に話せるか!」と、他の騎士団員にも普通に接するように忠告するくらいだ。

 ハジメ達も、その方が年上に慇懃な態度をとられると居心地が悪くてしょうがないのだ。

 

 そして全員が説明された持ち主登録の手順に従い、針で指を軽く刺して自分の血をプレートに付ける。すると、血はプレートに吸い込まれる様に消えて色が付きプレートが変化し、文字が浮かび上がってきた。ハジメは空色に、竜騎は深紅色にプレートの色が変化する。

 メルド団長曰く、魔力というものはそれぞれ個人に色があるらしくプレートに自己の情報を登録すると、所有者の魔力色に合わせて染まるそうだ。つまり、そのプレートの色と本人の魔力色の一致を以て身分証明とするのである。

 

 ハジメと竜騎はお互いの色を見て綺麗な色だと褒め合い、他の人を見てみると光輝は勇者らしく純白で龍太郎は深緑色、香織は白菫で雫は瑠璃色だった。

 

 メルド団長は珍しそうにプレートを見ているハジメ達をみて内容を確認するように促す。するとみんなすぐに自分たちの内容の確認に移った。

 竜騎は内容を確認するためにプレートに視線を移す。そこには……

 

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 炎王竜騎(えんおうりゅうき) 十七歳 レベル:1

 天職:火竜(サラマンダー)

 筋力:150

 体力:150

 耐性:60

 敏捷:50

 魔力:500

 魔耐:550

 技能:滅竜魔法(火)[+火属性魔法高耐性][+火属性吸収][+吸収魔法魔力変換、魔法強化][+竜の種]・魔力操作[+第二魔力炉(セカンドオリジン)(未解放)][+効率上昇(未解放)][+循環強化(未解放)]・言語理解

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 なかなかのステータスだった。

 まるでゲームのキャラのようだと考えながら竜騎は自分のステータスを眺める。他のクラスメイトも自分のステータスに注目している。

 メルド団長からステータスの説明がなされた。

 

 「全員見られたか?説明するぞ?まず、最初に”レベル”があるだろう?それは各ステータスの上昇と主に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりはレベルはその人間が到達できる領域の現在地を示しているというわけだ。レベル100ということは、自分の潜在能力を全て発揮した極致ということだからな。そんな奴はそうそういない。ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」

 

 ゲームとは逆でレベル上昇=ステ上昇と言う訳では無いらしい。つまるところ、レベルと言うのは本当の意味でその人の総合的強さの指標でしかないわけだ。 

 

 (装備か……でも、なんとなく必要ないと思うんだよなあ…)

 

 メルド団長の話を聞いて竜騎は直感的にそう思う。技能はなんか色々書いてあるが、1番最初に書いてある『滅竜魔法』が自分の武器だと自分の中からそう言われている気がしてならなかった。

 

 「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

 見慣れない文字がいきなり識別できたのはこの《言語理解》の技能のお陰だろう。エヒト神が彼らを召喚した時点で全員に付与されたものである。

 

 「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな!全く羨ましい限りだ!あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」 

 

 その話を聞いて、次々と周りから自分の天職がなんだったかの話が周りで行われていた。

 竜騎はハジメに話を聞こうと顔を向けると、冷や汗を流しまくっている姿が視界に映る。

 

「おいハジメ、どうかしたか?」

 

「あ、竜騎…うん。ステータスがさ……」

 

 冷や汗を流しながらステータスプレートを見せてくるハジメ。竜騎はハジメのステータスプレートの内容を見て冷や汗を流している理由を理解した。確かに周りがこのステータスを見たら普段バカにされているハジメは確実にバカにされるであろうステータスだった。

 

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南雲ハジメ 十七歳 レベル:1

天職:錬成師

筋力:10

体力:10

耐性:10

敏捷:10

魔力:10

魔耐:10

技能:錬成・言語理解

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 一言で表すとハジメのステータスはザ・平均だった。

 確かにこのステータスだったら冷や汗もかく。ハジメは仲間を探そうと竜騎のステータスプレートを見るが、団長の話を聞いて見ると竜騎のステータスはチート級なので逆に見たハジメはダメージを受けた。

確かに技能はハジメと同じで少ないが、発展系の技能がすでに発現しており、未開放と書かれているものもあるが、明らかに生産系の天職であるハジメと違い明らかに戦闘系だった。

 

「あ、あはは。すごいね竜騎……」

 

「あー、なんかゴメン」

 

 二人の間に微妙な空気が流れるが、すぐにメルドにステータスを報告していた光輝の結果を知ったクラスメイト達の歓声に二人は注目を向けた。光輝のステータスはこんな感じだった。

 

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天之河光輝 17歳 男 レベル:1

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

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竜騎にステータスは負けているが、完璧超人らしくたくさんの技能を持っていた。

光輝はメルド団長に褒めちぎられて照れくさそうに笑う。そんな光輝に続いてどんどんクラスメイトたちが自分のステータスプレートを見せに行く。竜騎は最後の方に行きハジメの一つ前になるように並んでステータスプレートを見せた。

 

ステータスプレートを見たメルド団長は最初、目を点にしていたがすぐに目を擦って再確認する。

 

「これは……すごいな。天職は見たことがないが、ステータスは勇者であった光輝より優れているものもある。特に魔力と魔耐が素晴らしい。技能は少ないものの、発展技能がかなりある…何故か未解放になってるが。有望株だな!」

 

竜騎にステータスプレートを返したメルド団長は肩をバンバン叩き、光輝同様褒めちぎる。

その光景に光輝を誉めていた他のクラスメイトは驚いた表情をする。普段評価のよくない不真面目なハジメとつるむ竜騎が光輝と同等の評価を受けたのだ。普段ハジメと共にバカにしていた奴は悔しそうに竜騎をにらむ。

 

だが、竜騎の次であるハジメのステータスを見て固まった。

そこからハジメのステータスや天職について誤魔化すように説明し始めた。だが、なんとなく竜騎とハジメが予想していた通り生産向けの天職で、ステータスも平均値で特に突出したことが一つもない『普通』なものだった。

 

そこでハジメをイジる筆頭グループ、檜山グループがハジメのステータスを見ようとステータスプレートを奪おうとすると手を伸ばしていた檜山の腕を掴む奴がいた。竜騎である。竜騎は確実に誰かがハジメをいじるために寄ってくると考えてステータスを報告してもすぐに動けるようにしていたのだ。

 

「なんでお前が見る必要があるんだ?檜山」

 

「な、なんだよ。これから俺たちは一緒に戦うんだ。少しぐらい見たって別にいいだろ?」

 

「それはお前の中での考えだ。ステータスを報告する必要があるのはメルド団長なんだからお前には関係ない。それに、生産系の天職とハジメはわかったんだから戦争には参加せず後方支援に回ることが決まったんだ。なんで参加しない奴が他の奴にステータスを見せいる必要がある?」

 

竜騎は志願制にしたのがここで効いてくると考えてそう言い放つ。だが、檜山はあれこれ理由をつけてハジメのステータスを見ようとするので竜騎は掴んでいる腕に力を入れて檜山の腕を捻りあげる。

 

「だからなんでさっきからハジメのステータスを見ようとする?もしかして普段イジる奴だからそいつに対してのワガママが聞くと思ったのか?俺は自分の友人(仲間)が不利益なことに巻き込まれるのなら……手加減しない。ハジメをバカにしたいのなら、まずは俺をどうにかできるようにするんだな」

 

そう言って檜山を離す。檜山は竜騎を睨みつけると面白くない表情をしてグループメンバーと共にそこから離れる。

竜騎が檜山を止めているうちにハジメは香織や雫、そして愛子先生に慰められており、愛子先生のステータスを見て完全にトドメを刺されていた。その姿を見て竜騎は苦笑いをする。

 

そして、ハジメは愛子先生と共に生産系の天職として支援側に回ることになるのだが、のちに竜騎のアドバイスで作った兵器で戦争に貢献しようとすることで、物語の主人公として『あの事件』に巻き込まれることとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 




オリ主の初期ステータス、強すぎた?

♢♢♢
オリ主のステータスが強すぎたので、直しました。
チートすぎるのは、作者嫌いなので。

ステータスを筋力、体力を天之河より強く逆に敏捷を1番弱くしました。
ただ、魔力と魔耐の初期は強くしたいと考えていたのでそのままです。
最初強いのでそこの伸びは遅くなる予定です。

その変化でセリフが変わっていたりしますが、気にしないで(;´д`)

竜騎・ハジメ側かクラスメイト側の話、どっちが先がいい?

  • 竜騎・ハジメ側
  • クラスメイト
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