『中学二年生』
体育教員「よしお前ら、好きなやつとペアになってキャッチボールしろ」
クラスメイト「「「はーい」」」
ザザザザザザザ
俺の名前は比企谷八幡
得意科目は国語で苦手科目は数学だ
好きな食べ物は…小町が作ってくれたらなんだって食べる
嫌いな食べ物は、お弁当定番プチトマト君だ中のぐちょぐちょが気持ち悪い
いたって普通の中学二年生だ……
だが、周りからは普通じゃないらしい
俺は一人が好きなだけなのにそれはおかしい、キモいなど言って鼻で笑ってやがる
あいつらはかの有名なセリフを知らないんだ
『みんなちがってみんないい』だ……
とてもいい言葉だと俺は思う、思うが俺にはあいつらみんながいいやつだとは欠片も思わない
だから俺は関わる相手をきちんと考えてから選ぶ
好きなやつ、そんなやついるわけがない
こういうとき選ぶ相手は自分と同じ立場のやつだ
だいたいのやつは自分からは声をかけないからぼっちの中でも最後まで相手ができないケースも起こりえる
だからちょっと嫌だが俺から誘いに行くか…
八幡「材木座だっけ?キャッチボールやらない?」
材木座「え、僕と?好きな人とだよ?僕なんかより…」
こいつぼっちこじらせすぎだろ普通に考えたらわかるだろ…
八幡「好きなやつどころかこのクラスに知り合いなんていねぇーよ、たぶんそういう仲間だろうから声かけたんだよ」
知り合いがいないって俺も俺でこじらせてんな
材木座「じゃ、お願いしてもいいかな?」
八幡「おう」
バシ
材木座「投げ方キレイだけど比企谷君は野球やってたの?」
ポイ
バシ
八幡「一人野球なら小学校のとき毎日と言っていいほどやったぞ、それとアニメとか見て」
ポイ
バシ
材木座「なるほど…今度やってみようかな?」
ポイ
バシ
八幡「一人は楽しいぞバァーちゃんトレーニングとかしてな」
ポイ
バシ
材木座「バーチャルトレーニングでしょ…アニメの見すぎだよ…」
ポイ
バシ
八幡「お!メジャーがわかるか、いいよなアニメ…つか、アニメ全体」
ポイ
バシ
材木座「僕もメジャー見たよ、今も結構見てるかな」
ポイ
バシ
八幡「おぉ!今日初めて話した割になんか気が合いそうだな」
ポイ
バシ
材木座「ハハハ、僕も趣味の話ができて嬉しいよ」
ピイィィー
体育教員「お前ら片付けろ、授業終わんぞ〜」
クラスメイト「「「ありがとうございました」」」
八幡「材木座、これからペアよろしく」
材木座「うん!比企谷君よろしく」
ふぅ、なんとか今日も乗り切ったぞ
あの教師なんかあったらすぐペア作りたがるからな…
ま、今日話があう相手見つけたしこれからは材木座とペアになることになるかな
数日後『休み時間』
材木座「比企谷君のオシキャラって誰?」
八幡「オシキャラか…あんまり周りでは人気がないけどさやかかな」
材木座「へぇ、僕はきょうこかな…やっぱり『ひとりぼっちは寂しいもんな、いいよ一緒にいてやるよ』このセリフで心を撃ち抜かれたな、比企谷君はどうしてさやかなの?」
八幡「元はさやかオシじゃなかったんだけどYou Tubeとかにある考察動画見てたらさやかオシになった、俺の中ではさやかはかわいい!」
材木座「あ、それ僕も見たことあるよ、一本の動画でさやかオシを増やす人でしょ…あと僕はあのアニメだったらあーみん派かな〜」
八幡「あーみんな、俺はみのり派かな…材木座はかっこいい系の女子が好きなんだな、シノンとかそのへん」
材木座「シノンも好きだよ、比企谷君は一途系の女の子が好きなんだね、日向とか」
八幡「日向最高!一途な女の子はひかれるものしかない、なんであんなに可愛いんだよ!」
材木座「比企谷君にスイッチ入れちゃった」
八幡「二次元最高すぎだろ」
材木座「それは否定しない…」
八幡「よし、俺らで非リア同盟組もうぜ…リア充を恨み非リアとウソをつくやつは許さない」
材木座「ハハハ、比企谷君嫌いすぎ」
八幡「三次元なんてクソクレーだ…」
数日後『ゲーセン』
八幡「よし材木座今回は協力プレイで大魔王ゾーマ倒しに行くぞ!」
材木座「うん!僕はこのゲームじゃ珍しい二回攻撃ができるバズズを召喚するよ」
八幡「いいねぇ、はやぶさの剣を使ったら四回攻撃ができるじゃねぇか」
材木座「装備系カードはあんまり持ってないからメタルキング装備でいいかな」
八幡「ん〜、俺は天空装備で行こうかな」
ポチポチ
バシンバシン
ポチポチ
会心の一撃
ポチポチ
バシンバシン
ポチポチ
八幡「よし行くぞ材木座」
材木座「くるよ」
八幡、材木座、モーリー「「「トドメの一撃発動」」」
八幡、材木座「「くぅ!」」
数日後『テスト勉強』
材木座「比企谷君ここ間違ってたんだけどどうやって解いたらいいの?」
八幡「俺に数学を聞くのが間違ってる、あぁ…もう、あきた!なんでテスト勉強しなきゃいけねぇんだよ」
材木座「テスト勉強しなきゃ高校受験落ちちゃうよ」
八幡「中学のテストなんか関係ないだろ…くそ、weiiでもやるか」
材木座「ここ僕んちなんだけどね……」
八幡「よし俺ガノンドロフ使お」
材木座「じゃ僕は…プリンで」
八幡「プッ!最弱キャラ使うのかよ」
材木座「だと思っただろ、だが僕が使うことで最弱は最強へと変わるのだよ!」
八幡:五勝零敗
材木座:零勝五敗
材木座「なぜだ!」
八幡「まだまだ甘いよ材木座君」
プルプルプル
プルプルプル、ガチャ
八幡「もうそろそろ帰って来いだって、また今度な」
材木座「うん、今度は負けないよ」
八幡「ただいま」
小町「おかえりなさいお兄ちゃん」
八幡「おぉ」
小町「実は小町お兄ちゃんに頼みたいことがあるのです」
八幡「小遣いか?無理だ母ちゃん父ちゃんに聞け」
小町「そんなことじゃないよ、アイス買ってきて」
八幡「ただの面倒くさがりかよ…説明されてもどれがどれだかわかんねぇぞ」
小町「はいはい、素直に一緒に行こって言えないのかな、うちのお兄ちゃんは」
八幡「ひねくれぼっちなめんな、ついでに晩飯の材料も買いに行くか」
小町「今日は小町とくせいトマトカレーだよ」
八幡「かごにトマト入れたら速攻で弾いてやる」
小町「これだからごみぃちゃんは…」
ガチャ…
小町「戸締まりオッケー!、レッツゴー!」
八幡「カタカナ多すぎ…」
数日後『体育』
体育教員「よしお前ら、好きなやつとペアになってキャッチボールしろ」
クラスメイト「「「はーい」」」
ザザザザザザザ
今日もやってまいりました地獄の体育
ほんと好きなやつとペアって辞めたほうがいいよ
俺みたいなやつが出てきて先生が面倒くさくなるだけ…
ま、いいか俺は材木座とペアになるし…
材木座、材木座…お!いた
八幡「ざいもく…」
材木座「岡部君僕とやらない?」
八幡、岡部「「え」」
岡部「い、いいよ」
材木座「やった」
え…え、なんで材木座相手作ってんの?
え…前のときまたペアになるって…え、
俺ひとり…え、まてまてまて
確かに次もペアになろうって話になったはず…
なんで…
とりあえず先生には
八幡「先生…ちょっと体調悪くてみんなに迷惑かけたくないのですみで壁あてしてていいですか?」
体育教員「よし」
その日の『昼休み』
材木座…材木座、おいたいた
八幡「ざい…」
材木座「ねぇねぇ岡部君…」
え、なんでまたあいつ俺のこと無視すんの?
俺なんか…いや、何もしてない……
前遊びに行ったときゲームでボコしたからか?
いや、それだったらあのときに態度に出るはず…
たまたまか?
ん〜………
そんなこんなで数週間これが続き『家』
八幡「はぁ〜………」バタ
あいつはどうして無視する…
思い出そうとしても何も出てこない…
ん〜………
コンコンコン
小町「お兄ちゃ〜……ん、どったの?」
八幡「なんでもない」
小町「はいはい、なんでもなくないでしょ…最近のお兄ちゃん目が死んでるもん」
八幡「それは元からだ」
小町「うん元から…でもね一時期結構いい目してたよ、でも最近はまた元の死んだ目に戻っちゃった、なんかあったんでしょ、ほれはなしみ」
八幡「はぁ〜………小町はよく見てるな…」
小町「当たり前だよ、お兄ちゃんの唯一の妹なんだから…あ、今の小町的に超ポイント高い!」
八幡「はぁ〜………実はクラスのやつで仲良くなれたやつがいたんだ、だけど最近無視されるようになったんだ…それでどうしたらいいのか……」
小町「ほうほう、ま〜たぶんお兄ちゃんが悪いんだろうね」
八幡「なんで決めつけんだよ、俺には思い当たるフシが一個もねぇのに」
小町「そりゃ自分じゃ自分の間違いなんか見つけれないよ…でもね、お兄ちゃんはその仲良くなった子に理由聞いた?」
八幡「いやなにも…つか、話すら聞いてくれねぇ」
小町「どうせしょっぺー声で名前読んだぐらいでしょ…そうじゃないの、ちゃんと目と目を合わせて真剣に心からの会話を望まないと…ふてくされた顔で話しかけても誰も嬉しくないし話したくないよ…ちゃんと一回むりやりでもいいから目と目を合わせて会話してみて、そしたらなにか変わるかもよ?」
目と目をか…確かに俺のあれは今思えば人になにか聞くような態度じゃなかったな…
八幡「よし、ありがと小町…お兄ちゃんやる気出たよ」
小町「よし、それでこそ小町のお兄ちゃんだ!」
八幡「ありがと、愛してるぜ…今の八幡的にポイント高い」
小町「うわぁ、気持ち悪いシスコンっぷりだ…」
数日後『移動教室』
よし、材木座一人で行ったな…
あとは人があまり通らなさそうなとこで……
バッ
八幡「材木座」
材木座「ごめん、通して」
八幡「材木座、俺と話をしようぜ」
材木座「僕から話すことは何もないよ」
八幡「じゃ、俺から話す…なんで無視するんだよ、俺材木座になにかやったか?俺材木座に嫌われるようなことしたか?何かあったら言ってくれ、言わねぇとわかんねぇぞ、もし俺が悪いんなら謝るし、それが勘違いなら真実をちゃんと伝えるし、何もなしに無視なんかすんなよ…ちょっと…悲しいじゃねえか………」
材木座「………この前、比企谷君がテスト勉強しに僕の家に来た日…」
八幡「うん…」
材木座「比企谷君が帰ったあと僕親と買い物しにでかけたんだ…そしたら、ひ…ひき、比企谷君がか、かわいい女の子と、デートしてて…それで…」
八幡「ちょちょちゃまてまてまて…俺が女と?」
材木座「うん…あんだけリア充許さない、三次元ゴミみたいなこと言ってホントは彼女がいてデートもして…それで比企谷君は……って」
八幡「ごめん……それ、俺の妹だ…」
材木座「え?いもうと?」
八幡「あ、妹だ…その日は妹と晩飯の材料を買いに行っていたんだ…」
材木座「あ、なんだ…そうだったんだ……ごめん」
八幡「いやいや、俺の方こそごめん、なんかべつに言うことでもないかなって、」
材木座「いやいやいや、ぼくだって何も言わずに無視して、比企谷君に悩ませて…僕ってやつは………」シクシク
お、おぉ…結構きてんだな………なんか、なんかかける言葉……
八幡「顔上げろよ、俺はべつにそこまで気にしてないし恨んでもねぇよ、この状況を作ったのは俺らがお互いになにも知らなかったからだ…これからは俺達に隠し事なしなんかあったら報告し合うそういうなか……そうだな、兄弟だ」
材木座「兄弟…?」
八幡「そうだ、隠し事なし、お互いがお互いを支え合う、そんな兄弟だ!いいだろ?」
材木座「うん…それでお兄ちゃんが殺されて……」シクシク
八幡「エースを持ってくるな!…これからはお互い頑張っていこう、そして高校も同じとこ行ってずっと仲良くいようぜ、ざいもく…いいや、義輝!」
材木座「!!」
八幡「これからよろしくな義輝!」
材木座「うん!八幡」
『高校二年生』
材木座「八幡どうしてお主は義輝と呼んでくれないのか」
八幡「は、気持ちわり…俺が下の名前で呼ぶのは彩加だけだ」
材木座「え〜兄弟だろはちま〜ん」
八幡「気持ち悪!兄弟って言うなキモい、黒歴史掘り返すな」
材木座「え〜いい思い出なのにな」
なんで俺あんなこと言ったんだろう………あの頃の俺……気持ち悪!