つまりタイトル通りです。
ということで書きたい欲を抑えるために書かれた短い短編です。
希望があったら続き書くかもしれません。
ちなみに欲は全然収まってないです。
彼らに憧れたのはいつからだろう?
窃盗、殺人、テロ様々な犯罪から人々を守り、火事、地震、津波、様々な災害から人を救う。
そんなカッコいい彼らになりたいと思ったのはいつからだろう?
テレビで見たときだろうか?目の前で見たとき?
いや、違う、そうだ、あの時だ。
「もう大丈夫、私が来た!」
あの人の笑顔を見てからだ。
「でっかいなぁ……」
目の前にそびえ立つ巨大な学校を見て思わずつぶやく。
雄英高校
それは数多のプロヒーローを排出してきた、ヒーロー科のある高校の中でもトップクラスと言える高校だ。
なんと倍率は300、偏差値は80近くである。
俺はそんな高校のヒーロー科の一般入試、筆記試験そして実技試験を今、受けようとしていた。
毎年倍率が300を超えるだけあり、あたりにも俺と同じく試験を受けに来たであろうライバルがたくさんいた。
俺は緊張と興奮半々の状態で雄英の校門をくぐった。
『今日は俺のライブにようこそー!!エヴィバディセイヘイ!!』
シーーーン
筆記試験が終わり、実技試験時間の説明のためステージに立つ男、プレゼントマイクのテンションとは反対にあたりが静まり返る。
皆緊張してるのだ、誰もこれに答えられるわけがない。
実を言うと俺も緊張で答えられるない。
『コイツはシヴィーー!!受験生のリスナー!』
『実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?』
『YEAHH!!!!』
シーーン
またもやあたりが静まり返る。
だが、プレゼントマイクはまったく気にも留めず、実技試験の説明を開始した。
プレゼントマイクの説明する試験内容によると試験は「模擬市街地演習」
物の持ち込みは自由、試験時間は十分。
演習場には"仮想
個性などで"仮想
もちろん、他人への攻撃等はなし。
「質問よろしいでしょうか!?」
俺が頭の中で試験内容をまとめていると、眼鏡のまさに委員長みたいな男が立ち上がった。
「プリントには四種の
彼はそう言い終わったあと縮毛の人をボソボソと煩いと注意した。
彼が質問したことは俺も気になっていた。
机に置いてあったプリントには四体の
それに対して、先程プレゼントマイクは三種の
この環境で質問できる委員長くんを少し尊敬しながらプレゼントマイクの回答を待つ。
『オーケーオーケー、受験番号7111くんナイスなお便りサンキューな!四種目の敵は0P!そいつは言わばお邪魔虫!』
プレゼントマイクの説明によると四種目の
なるほどお邪魔虫、確かにそのとおりだ。
『俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校"校訓"をプレゼントしよう』
『かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!』
『「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!!』
『"Plus Ultra"!!』
『それでは皆良い受難を!!』
「デカイ……」
指定された会場に向かうとあったのは"街"だった。
比喩抜きで何百人は余裕で暮らせそうである。
流石雄英、レベルが違うというか……サイズ感が違う。
プリントには会場はAからGまであると書いてあったがこの広さがあと六個あるのか。
あたりを見回すと準備運動をしてる人精神統一を図ろうとしている人、人それぞれに準備をしながら集まっていた。
その時だった。
『ハイスタートー!』
プレゼントマイクの開始の声が聞こえた。
『どうしたぁ!?実践じゃ……』
プレゼントマイクが話し終わる前に俺は、走り出していた。
不意打ちでスタート……さっきから雄英には翻弄されてばかりだな!
他の人も不意を打たれたらしく、今は自分と隣のツンツン頭の男が一番前を走っている。
と、壁を突き破ってロボットが出てきた、早速炎で……
「どけぇ!!!!」
焼こうとしたら、隣にいたツンツン頭の奴に罵声と爆発とともに思いっ切り横取りされた。
爆発系の個性か?俺と同レベルの反応していたし、この男強いな。
そんな個性の分析をしていたら壁を突き破ってまたロボットが出てきた。
『標的補足!ブッコロス!!』
なかなかに口の悪いロボットだな。
目の前のロボットと同レベルに口の悪いことを叫びながらロボットを爆発させているツンツン頭のやつを一瞬見ながら、ロボットに炎放つ。
するとロボットの表面が溶け、動きが止まった。
うん、俺の炎で火力は十分足りている。
ツンツン頭の近くだとロボットを横取りされそうなので、また出てきたロボットを燃やしながらツンツン頭から離れた。
俺の個性は妖狐。
炎を出すことが主な能力がなのだが……実はほとんど誰にも言っていないとある秘密がある。
それが妖狐化。
それを使うと、俺は女になる。
そう、女になるのだ。
他にも狐の尻尾と耳が生えたりするのだが、それよりも女になるのが一番の変化だ。
精神が男の俺からしたらかなり使いづらいものだ、というか使いたくない。
この妖狐化の発動条件は一定以上の炎を使用したときに起きる、ちなみに解除は自由。
効果は炎の威力が上がり、目で見た対象に数秒の幻覚を見せれるようになり身体も強くなる、後は満月のとき強くなる、かなり強力な効果だ。
その強力な能力故に女になるという副次効果が惜しい。
これさえなければ……なんで女になるんだ、別に尻尾と耳が生えるだけでいいだろ。
心の中で愚痴っている場合じゃない、今は試験に集中だ。
幸い出てくるロボットは3Pでもそこまで強くなく、妖狐化を使う必要もなさそうだ。
「うわああああああ!!」
そう思った俺が馬鹿でした。
叫ぶ周りと一緒に全力で道路を走る。
お邪魔虫と言われていた0Pのロボット、ちょっとデカすぎだろう。
ビル一個分くらいは余裕でありそう……いやあるな、今アイツによって一つのビルが壊れた。
これ死者出るんじゃないか?下敷きになりかねない。
不幸中の幸いはアイツが0P、つまり倒す必要がないということか……
残り時間はあと1分半、今のところポイントは32p周りの様子を見るに点数はまあまあ。
合格するにはもっとポイントを稼がないとまずいだろう。
ならば逃げて、少しでもポイントを稼ぐべし、そう判断した、その時だった。
「んなっ!?くッ!?」
俺の横を走っていた人が角から突然飛び出たロボットに不意打ちを喰らって後ろに吹き飛ばされた。
もちろん逃げていた方向の後ろにいるのは0P。
その人は受け身も取れず地面に倒れた。
そして、その人に0Pの魔の手が向けられた。
それを見た俺の体が勝手に動いていた。
体が勝手に向きを変え0Pに向かって走る。
結局使うことになるのかよ……そう心の中で勝手に動いた自分の体に対して愚痴る。
せめて周りに見られないようにと、炎を自身の周りに展開して0Pに向けて走る。
0Pがそれに気づき、あっさりと標的をさっきの人から俺に変える。
それでいい、今はあの人を守りに来たのだ。
そして0Pが射程圏内に入るとき俺は全力で炎を練り上げた。
それと同時に起きる全身の変化。
頭から二つ耳が生え、腰から服を突き破って尻尾が生え、髪が黒から金へ、そしてどんどんとついには腰に至るまで長くなっていく。
骨格が変わり、腕が細くなる、それと対象的に胸が膨らんでいき、仕上げとばかりに下が消える。
未だになれないこの感覚、でもそれに見合う効果がある。
0Pが伸ばして来た腕を身体強化の力で横に飛び避ける。
そして両足に力を込めて俺は思いっ切り跳躍した!
妖狐化によっていくら炎が強化されてると言っても流石にビル一つの巨体を吹き飛ばせる火力はない。
だが相手はロボット、電気を流すことで動くもの、ならばこの巨体の体部分、そこには沢山の回路が組み込まれているのだろう。
そこを狙って溶かし一部の回路を破壊することなら俺の炎で十分可能なはずだ。
練り上げた炎を手に持ってくる。
多分このポイントだと雄英は受からないだろうが、まぁ別に他の学校のヒーロー科に行けばいい、ヒーローは自己犠牲の精神だ。
そして、これが俺というヒーローの一歩目だ。
いや、彼らの言葉を借りるならこう言っとくべしか。
"Plus Ultra"!!
故妖 狐
実技試験、敵ポイント32P、救助ポイント45P、合計77P
雄英高校 合格
THE・補足
0P倒したのに救助ポイントが60じゃない理由は彼は0Pをふっ飛ばしてないからです。
つまりデクに全部持ってかれただけです。
THE・裏話
0P倒したのに救助ポイントが60じゃない理由はあまりチートみたいな感じにしたくなくて、主席にしたくなかったからです。
つまり作者のエゴです。
てゆうか0Pの点数高すぎんだよ……本当は敵ポイント45の予定だったのに……
THE・主人公の個性の話
彼の炎は放つのに1秒ほどチャージがあったりします。
ちなみに彼は今回殆ど喋ってないのでわかりませんが、個性の影響で話すと煽り口調になります。(内心は普通)(物間ほどではないけど)
そして敵がロボットだから炎が目立ってますけど効果的には幻覚の方が効果的には強いです。
対人において見られただけという事前動作で数秒でも幻覚見せられるってかなり強いと思います。