MarySkelter in EDEN the KAMENRIDER. 作:楽園ガーディア
原作:神獄塔メアリスケルター
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト クロスオーバー 神獄塔メアリスケルター メアリー シャーロット 仮面ライダーエデン
神獄に楽園の創造主は舞い降りた。
これより叛逆は始まる。
人々よ、刮目せよ。これが、新たなる歴史の始まりである。
鳴り響く警報音。
それに混じって慌てふためき逃げ惑う人々がぶつかる音、そして怒号、悲しみの声が響き渡る。
そんな中、それを断ち切るかのような叫び声が上がる。
「静粛に!!!!!」
その声を聞いた人々は、ゆっくりと一人の男へと目を向ける。
「全ては手遅れになった。直に奴らはここへと辿り着き、我々を皆殺しにするだろう。我々の未来は潰える──────だが!一つの種、即ち人類の未来はまだ潰えてはいない!」
その言葉に驚嘆の声を上げる人々。彼らは目に希望を宿し、少しずつ喜びの感情が湧き上がってくる。
「これを見よ!これが私が開発した、世界を救う最後の希望!謎の塔とそこから湧き出る汚染動物らに奪われた世界を取り戻し、世界に楽園を作り上げる創造主の力──────"エデンドライバー"!」
その言葉とともに一つのアイテムが掲げられる。人々はそれを神を見るかのような目で見始め、拝む者すらも現れる。
「我々は死ぬ!これは確定した事項だ!だが我々の意思は死なん!次の誰かへと遺志を繋ぎ、また繋ぎ、繋ぎ続けていく!それこそが真の不死!真の永遠!真の生命の在り方だ!……だからこそ、我々は全てを託さねばならない!」
男はそう叫び、エデンドライバーをアタッシュケースへと仕舞い込みダストシュートのような穴へと押し込む。
「全ては託された!奴らの手の届かない場所にて、救世主にして創造主たる存在は牙を、爪を、刃を研ぐ!いつか我々を見下し続けている奴らの喉元を掻き切り、捻じ伏せ、目に物見せてやるその時まで!我々の想いが潰えることはない!」
「全てよ、刮目せよ!!!
──────
「ふわぁ〜ぁ……あー、ねっみ」
欠伸を一つ。眠い目を擦り、顔をしかめながら自分が過ごしているボロ屋の扉を蹴り開ける。
「おわっ!?……なんだよ、
「んあ?あー、悪いなメアリー。変な夢見て気が立ってたんだよ。……直せっかなこれ」
蝶番がぶっ飛んだ扉を見て冷や汗を流す俺とため息をつく赤い髪の少女、メアリー。やっべ、本当にどうしよう。慌てる俺に、魔の手が忍び寄る。
「ひーかーるー?」
「ひえっ」
いつの間にか俺の後ろに女性が立っている。名をシャーロット。俺が頭の上がらない人である。
「もう、何度言ったらわかるの?ドアは壊さない、足じゃなくてちゃんと手で開ける」
「へーい」
生返事を返しながら手慣れた様子でドライバーとネジを取り出して扉を直していく。ん、ネジはバカになってないな。なら大丈夫だ。
「ほい」
「もう、私たちはそんなに詳しくないんだから。どうせ壊しても光が直すのよ?」
「どうせ俺が直すんだから俺が壊してもいいだろ」
「ああ言えばこう言うんだから」
「for言えばare you」
「光?」
「ごめんなさい」
即謝罪。流石に今のはマジで命の危機を感じた。
「……で、またあの夢を見たの?」
「……ああ。人々が恐慌状態に陥り、そして一人の男があるアイテムを見せてその恐慌を止めて。そして何かを宣言する、そんな夢。細かい内容だけは思い出せないんだけどな」
『HUMAN!』
俺はそう言いながら手の中にある謎のアイテムを弄る。ボタンはあるが、何度押しても『HUMAN!』としか鳴らず、どっか動くわけでもない本当に謎のアイテム。
「それにこのアタッシュケース。ほんとなんなんだろなこれ」
昔から持っていたアタッシュケース。ロックが掛かっており、アルファベット26文字が刻まれたダイヤルが4つ取り付けられた謎の代物。何度か試したが全然開かないから放置されている。
「まあいいや。俺散歩行ってくるわ」
俺はそう言ってボロ屋から出てどこへともなく歩き始める。フラフラ歩き回っていると、見知らぬおっさんと肩がぶつかった。
「あ、悪い」
「てンめぇ……ぶつかっといて謝罪もなしか!?」
「いや言ったじゃん。悪いって」
「有り金全部よk「なんだ当たり屋かよ死ね」げぶらっ!?」
やけにぶつかった時のリアクションがでかいなと思ったらこれだよ。仕方ないので顔面に蹴りを入れて黙らせる。
「悪夢見るわ変な奴に絡まれるわ。今日は最悪に厄日だぜ」
そう言いながら更に2,3発蹴りを入れる。鼻の骨が砕けた感覚がするな。これくらいにしといてやるか。
「有り金は巻き上げないでいてやんよ。俺様ちゃん、とってもとっても優しいからな」
なお優しい人は人の鼻の骨を折らない模様。
「あー気分悪い。どうすっかなー」
そんなことをぼやきながら適当に歩き回っていると、広場のような場所につく。周囲には大きな建造物がいくつか存在しており、一層異質な雰囲気を濃くさせる。
──────ジェイル。
地下666mに存在する"生きる監獄"。人々はその中に閉じ込められており、日々拷問される日々が続いている。
そんな中で俺が暮らしているのは"黎明"……正式名称"黎明解放戦線"。
ジェイルからの脱獄を目指す人々により結成された前線基地にして最後の砦。そして人々が唯一安らかに過ごせる場でもあった。
「黎明にタイヨウ教団。馬鹿と馬鹿の意地の張り合いだな」
脱獄は不可能。いや、理論上は可能であるが。監獄内にはナイトメアと呼ばれる不死身の看守が存在するらしく、そいつの打倒なしには安全な脱獄は不可能とされている。そんな不可能な目標を掲げ続けている連中が黎明だ。
そしてもう一つ、タイヨウ教団。地上に存在する太陽を神として奉り、いつの日か太陽が天幕を焼き切り人々を解放すると信じ続けている連中。他者依存にも程がある、筋金入りの愚者どもだ。
「それにしても今日は……なんか変だな」
やけにおかしい。こう、形容し難い何かを感じる。その予感に身を震わせていると、誰かの悲鳴が上がる。
「メルヒェンよ!!!!!」
メルヒェン。監獄内をうろつく生命体の名だ。ここにはまず来ない、しかも門番がいて入ってくるのはまずあり得ないはずなのに。メルヒェンが侵入した。
その恐怖は瞬く間に伝播し、途端に人々は我先にと逃げ出す。突き飛ばし、他者を踏みつけ、自分だけが助かろうとする。そんなどうしようもないほどに歪んで狂った悪意。
それを見た瞬間、突如俺の頭に痛みが走る。
「あ、ぐっ!?」
それは今朝も見た夢。人々の絶望、恐怖。そしてそれらを救う最後の希望。
エ⬛︎⬛︎ドラ⬛︎バー。
頭痛は止めどなく増していく。それとともに映像に走るノイズが消えクリアになっていき、その全貌が明らかになっていく。
プロジェクト・⬛︎デン。
そして、頭痛が最高潮へと達し、痛みで気が狂いそうになった瞬間。
仮面ライダーエデン。
俺は、俺がここにいる意味を理解した。
忘れていた記憶。3人の少女と交わした約束。そして──────あのアタッシュケースの中身。
それを思い出した瞬間、俺は弾かれるように走り出した。
人々の間をすり抜け、角を曲がり、扉を跳ね飛ばすかのようにこじ開ける。あ、メアリーがまた跳ねた。
「またかよ!?いい加減シャーロット、ほんとに怒るぞ……」
「それどころじゃない!アタッシュケースは!?」
「え、あ、アタッシュケース?あー、それならここに」
そう言ってメアリーがアタッシュケースを投げ渡す。それを受け取った俺は荒れ狂う心臓の鼓動もそのままに、アタッシュケースを机に置きそのロックを解錠する。
「また壊したの……って、光?」
……4文字の英単語。そして中身のガジェット。ならば、答えは一つしかない。
「……"
ダイヤルを合わせた瞬間カチリと音が鳴り、その中身が露わになる。
「……なんだこれ」
そう言ったメアリーの声を朧げに聞きながら、俺はその中に入っていた代物を取り出す。
それはドライバーと武器。俺の力。そして、人類の最後の希望。
「……行ってくる」
「ちょ、おい!どこ行くんだよ!」
「一体どうしたの?それは……「メアリー、シャーロット」
「……ちょっと、人類救ってくるわ」
俺はそう言って走り出す。その手には楽園の創造主のベルトとその武器。人の流れに逆流するかのように走り抜け、先程いた広場へと戻る。そこには──────
「いや、嫌あああっ!!!」
「誰か!誰か助け……」
「死にたくないっ!死にたくなあがっ!?」
メルヒェンにいたぶられるかのように殺戮され続ける人々。殺意すらもない。玩具を弄ぶかのような感覚で、人の命が消えていく。
「……」
それに反して、俺の心は凪いでいた。どこか他人事じみた高揚感を覚えている。だが、それでも──────
「潰す」
どうしようもないほどの憤怒を、宿していた。
「っ、おい!危ないぞ!戻ってこい!」
メルヒェンらに向けて歩き出した俺を誰かの声が止める。だがそれを意に介することはなく、歩みを止めることもない。
「……メルヒェン」
俺の声が聞こえたのか、人を貪り食らう怪物が俺の方を見る。
「光栄に思え。虐殺タイムだ」
足を止め、手に持っていたガジェットを腰に当てる。使い方はとうに思い出している。後は、奴らを潰す姿へと変わるのみ。
『EDEN DRIVER!』
俺は武器──────サウザンドジャッカーを地面に突き刺し、懐から謎だったアイテム──────エデンゼツメライズキーを取り出す。そして腰に巻き付いたベルトとなったエデンドライバーのレバーを押し込み、起動させる。
「……」
『EDEN!』
エデンゼツメライズキーを起動。キーコネクタが展開され、異質なオーラが放出される。それに怯えたのかメルヒェンらが一歩下がった瞬間、俺の背後から2つの人型の巨大実体……ライダモデルが出現。周囲を飛び回り、メルヒェンを吹き飛ばす。俺は起動したエデンゼツメライズキーを天へと掲げ、あらん限りの力を込めて叫ぶ!
「変身!」
その言葉と共にエデンゼツメライズキーをエデンドライバーに装填。次の瞬間、膨大なエネルギーが放出される!
『PROGRISE!』『ARK!』
『
『
2つのライダモデルが俺へと重なり、エネルギーが収束し藍色の装甲を形成。そしてその装甲に赤い血管のようなラインが走る。
『"The creator who charges forward believing in paradise."』
「エデン。仮面ライダーエデン……貴様らを討ち滅ぼす者の名だ。冥土の土産に持っていけ」
楽園の創造主は神獄に舞い降りた。これより人類の逆襲は始まる。鮮血の少女たちと共に、反逆の物語が幕を開けた。
光/仮面ライダーエデン
主人公。仮面ライダーエデンの変身者。
地上にて暮らしていた生き残りの1人だったが、メルヒェン=汚染動物らの侵攻の危機にエデンゼツメライズキーとエデンドライバー、サウザンドジャッカーと共に地下の監獄塔へと逃された経歴を持つ。
メアリーとシャーロットと共に暮らしており、シャーロットには頭が上がらない。
名前の由来は原作での変身者、エス=一色理人の名前から。(ドイツ語でリヒト=光)
仮面ライダーエデン
変身者:光
身長: 191.2cm
体重:84.0kg
パンチ力:57.8t
キック力:110.1t
ジャンプ力:98.9m(一跳び)
走力:0.5秒(100m)
人類の科学の結晶にして最後の希望。
光がエデンドライバーとエデンゼツメライズキーを用いて変身する姿。
原作においてはゼロツーどころかメタルクラスタホッパーをも下回るスペックだったが、今作においては技術の集大成ということもありアークワン以上のスペックに設定されている。
基本的な戦闘スタイルは徒手空拳とサウザンドジャッカーを使ったもの。
能力としてはアークワンが所持していたエネルギー障壁発生装置「クーロンジェネレーター」を始めパワードスーツ「シュレーディングテクター」、引力斥力の操作や流体金属装甲の変形による「スパイトエッジ」、3Dプリンターである「ビームエクイッパー」など多数が搭載されており、最強の戦士として存在している。演算機能も優れており、数億通りの演算が可能。
サウザンドジャッカー
原作でもエデンが所持していた武器。今作では生物データ保存装置としても機能しており、製作時に絶滅していた生物を除けばほぼ全ての生物の情報が搭載されている。
メアリー
光の同居人。原作通りネガティブな性格だが、光に対しては割と軽いノリで物を言うことが多い。
シャーロット
光の同居人。原作通りだが、光に対しては行動の問題もあってよく説教している。
というわけでメアリスケルターin仮面ライダーエデンでした。
これを思いついたきっかけとしては、劇場版仮面ライダーゼロワンに対しての不満でした。
いや別に文句はないんです。ただ欲を言えば、もうちょっとエデンのスペックが欲しかった。仮にもアーク系統のライダーなんだからもっととんでもない能力持っててもいいんじゃないか。そう思ったのがきっかけです。
なのでとりあえずアークワンの悪意の波動をぶっ放すアレ以外、要は敵味方関わらず影響があるやつ以外を搭載してみたらこうなりました。なお再生能力はありません。あれはエス自身の要素もあるので中身は普通の人間な光には再生能力が与えられませんでした。かわいそうに。
そんなわけでバチクソ強化されたエデンのメアリスケルターでした。
見切り発車なので続きはまだ考えていません。
続き欲しい?
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いらん
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いる