〜ゼファー〜
白ひげと飲みに行った次の日、俺はフィンに呼び出されたのでロキの部屋に行く。
部屋に入るとロキはもちろんフィンとラウル、リヴェリアがいた。
「それじゃあゼファー、昨日何があったか話してくれるかい?」
「かまわねぇが、そっちも俺の質問に嘘偽りなく答えてくれよ?」
「もちろんさ」
フィンがそう言ったので昨日飲みに行った時に闇派閥と1戦やり合ったこととアストレアファミリアと一悶着あったことを話した。
「ロキ、ラウル、ゼファーの言葉に嘘はあったかい?」
「ないで〜」
「ないっす!」
「なんでアストレアファミリアと揉めたんだ?」
リヴェリアがそう聞いてくる。
「あいつらが掲げている正義が甘っちょろいって言っただけだ」
「どういうことだ!」
「この話をする前に俺の質問に答えてくれ」
「何かな?」
「ゼウスとヘラのファミリアを追放したわけだよ」
「「「ッ!!!」」」
俺がそう言うと何故その事を知っているっと言わんばかりにロキ、フィン、リヴェリアは驚いていた。
ラウルは首を傾げてなんのことかわかっていなかった。
「ラウル、聞きたいことは聞けたからもう戻ってもいいよ」
「はっはいっす!」
フィンに言われてラウルは部屋を出ていく。
「早く答えろよ」
「その前に何処まで知っているんだい?」
「俺が知ってるのはゼウスとヘラがいた時は平和だったってことと、ゼウスとヘラを追い出したのがロキたちだってこと。そのせいで今のオラリオは一般人が怯えて暮らしているってことだ。だがら知りてぇんだよ!今まで世話になってたのになんで追い出した?」
ほんの少し覇王色の覇気を出しながらフィンに聞く。
フィンは観念したのか重い口を開いて話してくれた。
話をまとめるとゼウスとヘラが三第クエストである黒竜討伐を失敗。
疲弊しきっているので今なら倒して自分たちがオラリオの1番になれる。
クエスト失敗の責任を取る形で追放してしまえ!ってことで追放した。
そしたら闇派閥が暴れ出してさあ大変!。
フィンの話を聞いて深いそれはもう深い溜め息がでた。
おいおい、なんてアホなことしてんだよ。
今まで散々お世話になって更にはクエスト押し付けて失敗したから責任取れ?アホすぎて話にならん!
「なるほどな。お前たちは自分の欲のためにカタギを巻き込んだってのか」
「口が過ぎるぞゼファー!我々もしっかり対処「できてねぇだろうが!」ッ!!」
「できてねぇから今でも闇派閥が好き勝手暴れて人が死んでんだろうが!」
俺がそう言うと誰も反論できないでいる。
「おいフィン」
「なにかな?」
「白ひげから伝言だ。『やったんなら最後まで責任持て!これ以上カタギに迷惑をかけるなら俺が黙っちゃいねぇ』だとよ。言っておくが俺も白ひげと同じ考えだ!もしこれ以上カタギに迷惑かけんなら俺は白ひげの方につく!」
俺はそう言って部屋を出ていった。
部屋を出て街にでも行くかと思い門を出たら昨日会った赤髪の娘が立っていた。
「ちょうどよかったわ!今から私達と来てくれないかしら!!」
面倒くさい雰囲気がバリバリなので無視してホームに戻ろうとしたら腕を掴まれた。
「離してくれないか?」
「私のような完璧美少女が誘ってるんだからくるでしょ?」
「いや、やることがあるから今日はいけないです」
「終わるまで待っててあげるわ!!」
「いや、終わった後で行けたら行くから帰れよ!」
「行けたら行くは行かない奴が言う言葉だな」
赤髪娘と一緒にきていたちびっ子がそう言ってきた。
何故わかったちびっ子!!
「さあ!いきましょう!!」
何を言っても無駄な気がしてきた。
「なんで俺を連れて行くんだよ?昨日の仕返しでも企んでんのか?」
「私はそんなことしないわ!!!」
「あたしたちの主神であるアストレア様が昨日の件でお礼が言いたいから連れてきてくれって言ったんだよ。だから諦めてついてきてくれ」
「はあぁ、わかったから離せよ」
俺はそう言って掴まれていた腕を振りほどいて赤髪娘たちの後をついていく。
暫く歩くと赤髪娘たちのホームについた。
でも確かアストレアファミリアって男子禁制じゃなかったけ?
「さあ!ついたわ!!」
ずんずん進んでいく赤髪娘の後に続いて入っていく。
一応警戒をしといたほうがいいだろうと思い見聞色の覇気をはっておく。
中に入ると眷属たちが勢揃いしていて皆俺を睨んでいる。
特に金髪エルフと和服の黒髪は親の仇なみに俺のことを睨んでいる。
「貴方が
「ロキファミリアのゼファーです。お礼は受け取りましたのでこれで失礼いたします」
こんな敵意満載のホームになんていたくない!
俺はアストレア様に一礼をして帰ろうとしたが金髪エルフと和服黒髪に通せんぼをくらう。
「まだ話は終わっていない!」
「もう少しゆっくりしていかれては?」
「俺は神アストレアがお礼を言いたいから来てくれと言われてついてきた。お互いの目的は達したんだから俺がここにとどまる理由はないはずだが?」
「ちょっとまって」
今にも飛びかかってきそうな金髪エルフたちにそう言って帰ろうとしたが今度はアストレア様に呼び止められた。
「なんですか?」
「貴方はアリーゼたちの正義が甘いと言った。それは貴方も正義を掲げていた事がありその正義では守れなかったものがあるってことでしょう?もしよかったら聞かせてくれないかしら?」
神ってのは何で簡単にわかっちまうだろうな。
「俺はそんな大層な人間じゃねぇっすよ」
「でも貴方は正義を知っている。教えて、貴方は何を見て何を経験してきたのかを」
こりゃあ話さないと返してくれねぇな。
「はぁ、わかりましたよ」
「ありがとう」
「俺はある軍に勤めていました。そこで俺は賊共をとっ捕まえて監獄にぐちこんでいました」
「私達と一緒ね!」
「その監獄では拷問も生ぬるいくらいの罰をあたえていた」
インペルダウンはそういうところだからな。
「功績を上げて昇格していき大将の座までいった。賊さえいなくなれば世界が平和になるって信じてな。しかし権力を持っていても逆らえないものもある。なにかわかるか?」
「更に上の権力者かしら?」
「そう。結局俺は軍属だ。国の言うことには逆らえない。高位の貴族が一般人を奴隷として扱うのも気に食わないからって一家もろとも公開処刑をする命令には逆らえなかった」
「そんなの何処が正義だ!!」
金髪エルフが叫んだ。
「そうだな。何処にも正義なんてものはなかった。でも俺は賊がいなくなれば世界が平和になるって信じて突き進んだ。あの時までは」
「一体何があったんです?」
「俺に恨みがある賊たちに家族と大事な教え子たちを殺されてしまったんだ」
「「「ッ!!?」」」
「そこから俺は正義を捨てた。そんなもん掲げてたって大事なもん守れねぇんらいらねぇってな」
「そんなことがあればそう思うよな」
ちびっ子はそうつぶやいた。
「お前らに言っといてやる。闇派閥の奴らは殺しに快楽を感じてるイカれた奴らだ。今までみたいな甘い考えだと大事なもんをうしなっちまうぜ?」
俺の話を聞いてアストレアの眷属は何も言えなかった。
自分たちが今までどれだけ甘い考えをしていたかわかったのだろう。
「本当に市民を守りてぇんなら闇派閥を捕まえるんじゃなく殺すしかねぇ。それができねぇんなら避難誘導だけしてろ。それと孤児たちを安全な所に集めておけ」
「孤児たちを?」
「ああ。イカれた奴らってのはこっちが思いもしない事をしやがるからな」
「それと孤児に何の関係が?」
「悲しみにくれてる子供ほど言いくるめるのに適したもんはねぇ。あることないこと吹き込まれて兵士にされる恐れがある」
「「「「ッ!!!」」」」
俺がそう言うと驚いていた。
「そう言うところが甘いってんだよ。じゃっ頼んだぞ」
俺はそう言ってアストレアファミリアのホームを後にした。
白ひげ以外のキャラも出そうと思います
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エース
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ロジャー
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ボンちゃん
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バレット
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シキ
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おでん