オラリオのとある賑わいのある場所。そこにある男がたっていた。
何故かその男の周りには人だかりがなくただ看板にはこう書いていた。
【汝力を求めるもの、ここに集え】
ついにそこにホームレスでもう明日も生きるのが困難な状況の中その男はやってきた。
「お、おいあんた。ここに書いてあるのはホントなんだろうな?」
「…あなたが救済を求めここに来た。ならばそれに報いあなたに力を与えましょう。」
男は震える声を抑えながら言った
「お、俺は昔冒険者だった。昔ある怪我のせいで引退し、それからはバカにされる日々が続いた果てにはホームレスになりもう人生がめちゃくちゃだ…俺はあの日の栄光を取り戻したい!さんざん俺をバカにしてきたヤツらを見返してやりたいんだ!」魂に訴えかけるような願いを込めた言霊は彼に届いた。
「あなたの願い聞き届けました。あなたのあらゆる病を治療し、あなたを治療しましょう。」
男は瞬く間に栄光を取り戻しそれは町中の噂になった。
「おい。最近噂のあの男だがもう治らないケガで引退したんじゃなかったのか?」
「これも噂なんだが腕の代わりに黒い大きな翼を持ち、首元には羽毛のカラーがある男が治療したらしい。」
「へぇー!そいつはすげえな!俺もそいつに会いてえなー」
「最近あの男が復活したみたいだね。本当は嬉しいことなんだけど…どう思うリヴェリア?」
そう言ったのはオラリオ最大派閥ふたつのうちの一つロキファミリアの団長フィン・ディムナ、
「そうだな。私もあの男が冒険者としてまた活動してくれるのは嬉しいがどうやら様子がおかしいようだな。彼を治療した謎の男を狂信して周りに布教しているらしい。」
「僕が聞いたのと概ね同じだね。それだけ聞くと謎の男は良い奴なんだけど…僕の親指がかつてないほど疼いている。もしかしたらオラリオは今からとんでもないことが起こってしまうのではないか…」
フィンは嫌な予感はしていたがそれは時とともにその嫌な予感は薄れていった。
そして一年後11人程治療し、以前より力をつけたものたちは街のヒーローとして輝かしい目で見られていた。
「きゃー!こっち向いてー!」「うおー!なんて可愛いんだ!ちょっとでもいいからこっち向いてくれー!」11人のヒーローたちは歓声と共に言った、
「ありがとうみんな。でも勘違いしないで欲しい、これは全てペスト医師様が私たちに与えてくれた奇跡なのです。決して我々がすごいわけではありません。そこの所をご理解ください。」
「やあ久しぶりだね君たち。」そうヒーローたちに話しかけたのはフィン・ディムナだった
「やあフィン君!久しぶりじゃないか!2ヶ月ぶりくらいかな?」
「そっちも元気そうでなによりだよ。ペスト医師様は如何してるかな?」
「ペスト医師様は私たち11人のことをよく訪ねてきます。そして傷ついた時には治療をあの人が僕のそばにいる時がこの世で1番安心することができます。ほんとに素晴らしい方です。」
「…そうか。わざわざ教えてくれてありがとう。それじゃあね」
「またね!フィン君!オラリオのためにこれからも頑張ろう!」
「リヴェリア、ガレス、ロキ、ちょっと話したいことがある来てくれないか?」3人は肯定すると会議室に着いた。
「それで一体なんなんだ?急に呼び出して?」「そうじゃわい!せっかく飲もうと思ったのに。」「まあまあちょっと落ち着けよガレス!で?どうしたんやフィン?」
「…ペスト医師様のことなんだが」
「あー、あの胡散臭い医師のことかいな。」
「見たことあるのかい彼を?」
「ああ、1回あるで。彼が今の11人のうちの一人を治療したあとに初めて見たんやけどありゃやばいな。見た目もやばいけど精神的なものが人間とは異なってるように見えたな。で?やつがどうしたんや?」
「それが最初は気の所為と思ってたんだけど使徒と呼ばれるヒーローたちが増えるにつれて僕の親指の疼きが今まで見たこともないように疼いている。しかも使徒が増える度に。このままだと次の使徒が来た時に何か起こるような気がする。だから一応君たちには伝えておこうと思ってね。」
「なるほど、それならギルドにも言えないし確証がないからな。教えてくれてありがとう。」そういうと廊下がバタバタ走る音が聞こえて中に入ってきた。
「だ、だんちょう!?ホームの前にペスト医師様が!?」
「…そうかすぐ出るよ。」
フィンが急いででるとそこはもう既に人でいっぱいだった。
「みんなすまない道を開けてくれないかな?…あなたがペスト医師様ですね?僕はここのファミリアの団長フィン・ディムナです。ご要件はなんでしょうか。」
「あなたたちの中に救いを求めているのを感じここに来ました。洗礼を受ける権利があなた方の中の1人にあります。」
「それは一体誰なのかな?」そういうとペスト医師は歩き出しある一人の少女の前に出た。
「あなたの叫び声が聞こえました。魂から訴えてくるあなたの願い。さあ、ここで告白しなさい。」
「私はもう誰も失いたくない。全てを守れる力が欲しい誰にも負けない力が欲しい!」
「ちょっと待ってくれないかな?アイズ。」
「どうして!?」
「ペスト医師様、正直に言うとあなたのその能力リターンが良すぎる。何かリスクとかはないのかな?そんな得体の知れない能力を僕の仲間にして欲しくない。」周りの冒険者がざわめきだした
「わたしの洗礼を受けるかどうかはあなた次第です。」
「アイズ!アカンで。1回ここは話し合ってから決めようや。な?アイズ。」
「それでも…それでも!」
「どうやらアイズはもう決意が決まっているようですね。それでは洗礼を始めましょう。」それから数秒の沈黙が起き
「私は、あなたの人生を世界の破壊と終わりから救います。私を信じてください。」
「はい、ペスト医師様。」
「アイズ…すまない!」フィンがそう言うとペスト医師の首に攻撃を仕掛けただがそれは11人の使徒に阻まれた。
「フィン君…まさか君がこんなことをするなんて。僕はガッカリだよ、アイズ君は使徒になる権利があった。選ばれた特別な人間になれたんだ。それのどこに不満がある?」
「僕は前から思っていたよ。君たちは洗礼を受ける前はそんなんじゃなかったって言うことをね。だからね疑ってるんだよペスト医師様をね。」
その瞬間使徒たちは額をピキっと血管が浮き
「貴様などに!」「少し落ち着きなさい」
「は!申し訳ありませんでした。」
「アイズこっちに来なさい」アイズは恐る恐る一歩ずつ近づく
「あなたのあらゆる病気を治し、あなたを治療しましょう。」
「あ、ああああああああぁぁぁ!!!!」突然アイズが蹲りだし叫び出した、
「あ、あんたうちのあいずたんに何をしたんや!?」
「これで12人の使徒が集いました。」
ペスト医師医師の背後にバカでかい針時計が写し出された、そこで1人の使徒が口を開いた
「あれは使徒が集まる度に時計の針が動くんだよ。それがついに12人の使徒が集い一周した。」
「そ、それで一体何が起こるんだい?」
「それは分からない。すべては御身のままに。」
第1使徒
「私はあなたがたの12人を選ばない、しかし、あなた方の中のひとりに悪魔がいる
ジョシュア、あなたは使徒である。この岩の上に私の教会を建てよう、死の門もそれには打ち勝てない。」
「なんだ…あの姿。」そこには使徒の1人が皮膚がなく筋肉が露出し肥大化した3メートル程の化け物がいた
「総員武器を持ってこい!戦闘態勢だ!」フィンが怒号にも似た命令を出すと、
第2使徒
「これがいつ起こるのか?あなたが来る時と終わりの時を私たちに告げたまえ。」するとまた1人の使徒が化け物になった。
「くそ!そういうことか。」
「なにかわかったんかフィン!?」
「多分ペスト医師が特定の言葉言う度に使徒たちが化け物になっている。このままだと全員の使徒があんなふうになってしまう。」
「そ、そんな!あいずたん!?」
第3使徒
火が天から降りて、彼らを滅ぼすことをお望みですか?
第4使徒
彼はエリスとロトの使徒にボアネルゲという名前を告げた、これは『雷の子』を意味します。
第5使徒
使徒デウスは言った。『私たちに父を見せて下さい、それだけで十分です。』」
第6使徒
使徒マキナを見て『私についてきなさい』と言った、マキナは起きて彼に続いた。
第7使徒
使徒ハメールと名付けられた男は、熟練した奇跡で民を驚かせた。
第8使徒
使徒メリスが、他の弟子たちにこう言った。『私たちも一緒に死のう。』
第9使徒
使徒サイモンが答えた。『あなたが彼の息子で、あなたは王である。』
第10使徒
使徒ヨハネが言った。『なぜ私たちに自分をあらわし、世界にはあらわさないのですか?』
第11使徒
今から、誰もが私を苦しめてはいけない、私は私の体に彼の痕跡をつけている。
第12使徒
私はあなたがた十二人を選ばない、しかし、あなたがたのうちの一人に悪魔がいる。
「アイズ大丈夫か!?」アイズだけはペスト医師と似た仮面をしているだけで大きな変化は見られなかった。だが返事もなかった
「…」
「くそ!今はできることを考えろ。全員使徒を倒せその後にペスト医師をやる。」
20人で一人の使徒を相手取るがそもそも基礎パラメーターが全く違う。有象無象の冒険者の攻撃など通るわけもなかった。しかしその攻撃によって生まれた隙は大きな変化をもたらした。
とても大きな大剣を持った女性が使徒の1人の首を、跳ね飛ばした。
「やった!いけるよみんな!」そういった彼女の言葉にさらに戦意がたかまり雰囲気は冒険者たちが優勢だった。だがしかしペスト医師から放たれたオーラの攻撃によりほとんどの冒険者が意識を失った。
「なんだ、これは!?一体何が起こったんだ!」
「だんちょう!?まずいですよこのままじゃ!」
圧倒的数によって優位を保っていた人間の方は多くの冒険者を失ったことにより、使徒側が今度は優位にたっていた。
「くそ!このままじゃ!」そこにいる人間側の絶望が膨れ上がっていると、フィンがある場所に目を向けた。
そこには奇妙な男がいた。まるでこの世界にはないような雰囲気。それに冷酷な目。今までどんなことをしたらあんな目になるのか。フィンは戦いながらもそう思ってしまうほどだ。
「…ペスト医師が白夜まで行ってしまったか。おいそこの、小人。1つ打開策がある。」フィンはその男を信じる材料など微塵もないがその男の放つ奇妙な雰囲気が彼を動かした。
「どうしたらいい?もう打つ手がない、」
「あそこにいる使徒がいるだろ。あいつをこいつの前に連れてこい。」
「こ、こいつは?」
「いいから連れてこい。」
「アイズを連れてきたよ。それで?一体どうするんだい。」
「彼女にはこれに懺悔してもらう。それによりあの白夜にダメージを与えることが出来る。さあ懺悔をするんだ」
「わた、私は力が欲しかった。みんなを守れるくらいに。だから彼に力を求めた。でも違った、私の言う力は1人では無理だった。仲間と一緒に合わせることで本当の意味での力が発揮される。ごめんなさい。私は愚かなことをしました。ここに懺悔します。」
「汝の懺悔を受けいれた。ここに汝の全てを許しましょう。」
「いまだ!フィン!全員で畳かけろ!」
「うぉぉおおおおおりゃああああああああぁぁぁ!!!」
フィンとその幹部たちが白夜を刺すと彼は黒色の粒子になって消えてしまった。使徒たちはアイズを除いて全員死亡し、それはオラリオ史上最大の事件となった。ヒーローとなった11人の使徒たちは死亡。そのニュースがオラリオを震撼した。
「ごめんみんな。こんなことになっちゃって。」
「いいんだよアイズ。もともと君が使徒にならなくてもあれはおこってたと思うし…よかったよ君が無事で」
「アイズさーーん!!!!」泣きながらアイズの胸に飛び込むアイズの仲間
「ほんとに心配したんですからー!!!もうあんなことしないでくださいね!!!困ったことがあったら私たちに相談してください!仲間ですから!!!」
「うん。ありがとうみんな」彼女は太陽も顔負けの笑顔で笑った。
「ぐ、ぐはぁ!可愛すぎる…」
「そういえばあの時助けてくれたあの人は。」
「ああ、彼なら少し話したよ。なんとも信じられないけど異世界から来たペスト医師を管理していたものらしい。脱走しても見つからないから空間の亀裂に入ったらここに来たらしい。」
「それでも彼には感謝したい。名前とか名乗ってなかったの?」
そこにはフィンと奇妙な雰囲気の男がいた。
「そうか。そんなことが起こったなんてにわかに信じられないけど。さっきの対応とか見てたら慣れてたみたいに見えたしホントなのかもしれないね。」
「ああ、そうだ。やつも捕まえたしもう戻るとする。」
「最後に名前だけでも聞かせて貰えないかな?」
「そうだな…
管理人とでも名乗っておこうかな。」
見ていただきありがとうございます。これからもロボトミーコーポレーションのクロスオーバーが増えることを願っております。ロボトミーコーポレーションバンザイ!!