歩夢ちゃん、誕生日おめでとう。
楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
とある夏の休日にて。
「今日はいっぱいお買い物しちゃったね」
「はい、素敵なお洋服が買えて良かったです」
「…右に同じく」
実は歩夢とせつ菜から、一緒にショッピングモールに行かないか?と誘われた悠里は予定も特に無かったので、一緒に行ってきたのだ。今はその帰りである。
「せつ菜ちゃんが買ってたスカート、すごく可愛かったね」
「歩夢さんがおススメしてくれて、ビビッときちゃいました。ありがとうございます」
「ううん。私も見た瞬間、せつ菜ちゃんに似合うって思ったから、そう言ってもらえると嬉しいな」
そう。せつ菜が買ったスカートは、歩夢が選んだものだ。ちなみに悠里が2人に選んであげた洋服もある。
「歩夢さんが買っていたワンピースも、すっごく可愛かったですね。女の子らしくって、歩夢さんにピッタリって感じです!」
「そ、そうかな……えへへ、ありがとう」
「…歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんの可愛い写真も撮れたしね~。これとか」
「「え?」」
悠里がスマホを彼女達に見せる。そこには洋服を選んでる時の姿や、試着した時の姿が写っていた。
「ま、待って! それいつ撮ったの!? やだ……恥ずかしいから、悠里くん消して~!」
「…え~、個人的に僕が楽しむだけだから、別に問題なくない?」
「こ、こここ……個人的に楽しむ!? ダ、ダダダ……ダメです! 直ぐに消してください!」
「…え~……」
あわあわとした表情で悠里に写真を消してと訴える歩夢とせつ菜。結果的に2人に写真を送るという形で落ち着いたが。
「お洋服の話をしてたら、早く着替えてお出かけしたくなってきちゃった」
「分かります、素敵なお洋服を買うとすぐに着たくなっちゃいますよね」
「それも分かるなぁ……洋服もそうだけど、似た理由で、新しい靴とかも直ぐに使いたい衝動に駆られるんだよね……」
「そうそう(ですね)!」
具体的な例えを出す悠里に、分かる分かるとばかりに激しく同意する歩夢とせつ菜。
「次のお休みの日まで待ちきれないから、お散歩に行く時に着ちゃおうかな」
「いいですね、私もそうしようと思います」
次の休日まで待ちきれないのか、散歩の時に着ていこうかと言う2人。
「…というかさ? 日が暮れるの早くない? 今更だけど」
「え、もうこんな時間!?」
悠里の言葉に楽しい時間ってあっという間に過ぎると呟く歩夢。
「夏は日が落ちるのも遅いですしね」
「そういえば小さい頃、まだ明るいからって遅くまで遊んでて、叱られた事があったなあ」
せつ菜の言葉を聞いて思い出したのか、歩夢は小さい頃の事を話し出した。
「私もあります、明るいからとついつい遊んでしまうんですよね」
「ふふっ、私、せつ菜ちゃんの小さい頃の話、もっと聞きたいな」
「では、歩夢さんの子供の頃のお話も聞かせてください」
「…それならあの話がちょうどいいかも。そう、あれは歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんが6歳の時。季節は夏で……」
「「っ!? そ、その話は……だ、ダメ~!!」
2人の小さい頃の話なら、お任せあれとばかりな表情で悠里が呟くと、何かを察した歩夢とせつ菜が顔を真っ赤にしながら必死に止めに入るのであった。
読んでいただきありがとうございます。
なんとか間に合って良かったです……(苦笑)
とりあえずこれで2年生組の誕生日回、全員4周目が無事に終わりました。
次から5周目になります。
次回の投稿は、海未ちゃんの誕生日になると思います。
頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。