月の少年のSecret book   作:ゆるポメラ

33 / 42
ゆるポメラです。
海未ちゃん、誕生日おめでとう。
今回から5周目になります。気づいたら、もう5周目かあ……。
5周目の誕生日回も、去年の誕生日回の続きや、その他諸々の話にしようかなと思っています。
楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。



記憶33 園田海未

とある平日の昼。音ノ木坂学院(おとのきざかがくいん)の中庭にて。

 

「うーん、今日もパンがうまい!」

「穂乃果、もっとゆっくり食べてください。喉に詰まりますよ」

 

幼馴染みである高坂穂乃果(こうさかほのか)の食べ方を注意する園田海未(そのだうみ)

 

「ああっ、食べかすがぽろぽろと。それに急いで食べると消化に悪いです」

「大丈夫だって。よーく噛んでるもん!」

 

海未ちゃん、心配性だな~と言う穂乃果。

 

「ですが、少し食べ過ぎではないですか?」

「だって美味しいんだもん! それとデザートには、ゆうちゃん手作りのシュークリーム!」

「そのシュークリーム、悠里君の手作りなんですか?」

「うん! この間お店に来た時にね……」

 

なんでも穂乃果曰く、家庭科の授業で好きなお菓子を作る事になった悠里がうっかり作り過ぎてしまい、和菓子を買いにがてら、お裾分けに届けに来てくれたとの事。

 

ちなみに悠里はもう1人の幼馴染みである(みなみ)ことりと一緒に理事長室に寄ってるので、この場には居ない。

 

「その直ぐに海未ちゃん家に行ってくるって言ってたよ? なるべく出来立てをお届けって~……」

「確かにその日、悠里君が来てたと、私はお母様から聞きましたが……」

 

海未はその日、家には居たが、稽古をしていたので、直接は会っていない。ただ母が『悠里くんからお裾分けを頂きましたよ~♪』といつも以上に嬉しそうな表情で言っていたが。

 

「中身は穂乃果と同じシュークリーム?」

「いえ、カステラを頂きました。手作り感が凄かったですが……」

「いいな~。あれ? ……カステラって、そんな手軽に作れたっけ?」

「少なくても手軽ではないでしょう……」

 

カステラは手軽に作れるお菓子ではないだろう……悠里にとっては手軽なのかもしれないが。

 

「そうだ! 海未ちゃんも食べてみて! ゆうちゃんが作ったシュークリーム、すっごく美味しいから!」

「そ、それなら一口だけ。はむっ」

 

悠里の手作りお菓子という事もあってか、一口だけシュークリームを食べる海未。

 

「お、美味しいです……! クリームも濃厚ですね」

「でしょでしょ!」

 

それにクリームが濃厚なのに後味も爽やかで、甘い物が苦手な人でも食べれそうな甘さだった。

 

「あとでまた作ってって、ゆうちゃんにお願いしよっと。はむっ」

「ああっ、口にクリームが付いてますよ」

 

穂乃果の口の周りに盛大に付いたクリームを見た海未は、取ってあげるのであった。

 

余談だが、悠里とことりが戻ってきた際に、穂乃果の口の周りにクリームが付いてるのを見た悠里が『…シュークリームは逆さして食べるとクリームがこぼれないよ』と教えると、初めて知ったのか、巷で話題の宇宙の猫みたいな表情をする穂乃果を見て、3人は思わず笑いそうになってしまうのは別の話。




読んでいただきありがとうございます。
なんとか間に合って良かったです……(苦笑)
次回の投稿は、侑ちゃんの誕生日になると思います。
頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。