月の少年のSecret book   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
愛ちゃん、誕生日おめでとう。
楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。


記憶35 宮下愛

とある冬の休日。宮下家、愛の部屋にて。

 

「んー。みかん美味しー」

「…こたつでのんびりとみかんを食べるというのがまた良き」

「そうそう! 冬の醍醐味って感じ! 偶には部屋でゆっくり過ごすのもいいもんだよね」

 

宮下愛(みやしたあい)の言葉にうんうんと頷く悠里。

 

「休日に部屋でぬくぬく過ごすってのが良いよね」

「だよね。それに、ゆうりんと二人きりでいられるのが何より幸せだなあ(うわあ~!? ゆうりんの前だからって恥ずかしい事を言っちゃったよぉ……)」

 

現在の状況に浮かれてしまってるせいか、悠里の前で普段言わない本音も言ってしまった愛。これは恥ずかしい。

 

「…………そ」

「あ、赤くなってる。ふふっ、ゆうりんのそういうところ、愛さん好き~」

 

すると珍しく悠里が照れた。けっこうレアなので、こういうのも含めて、愛は彼の事が好きなのだが。

 

「あっ、みかんこれで最後の1個だ」

「…ありゃ残念。でもちょっとだけお腹空いてるんだよなあ……」

「それじゃあもんじゃ食べない?」

 

最後の1個のみかんを見て、お腹空いてると呟く悠里にもんじゃ焼きを作ってあげようか?と誘う愛。

 

「…え、いいの?」

「もっちろん! 海鮮とか、ゆうりんが好きなやつだって焼いちゃう!」

「好きなやつ……愛ちゃんの手作りもんじゃ好き♪」

「ふえっ!?」

 

不意打ちで悠里にハグをされ、声が裏返ってしまった愛。実はコレ、自分を含めた2年生組5人は一度はやられた事がある。

 

寧ろ、ハグされるのは全然ウェルカムなのだが。

 

「ゆ、ゆうりん……う、嬉しいのは分かったら、と、とりあえず下に行こうか。ね?」

「うん」

 

ハグから解放された愛は、悠里と一緒に下に向かう際もドキドキしっぱなしだった……

 

 

 

 

「手作りもんじゃ、美味しかった……」

「どういたしまして。あんな美味しそうに食べてくれたら、こっちも作った甲斐があったよ。海鮮だけに!」

 

もんじゃ焼きを食べ終わり、愛の部屋に戻ってきた2人。

 

「ふみゅ……あ、ごめん」

「あははっ、大丈夫。ゆうりんがそれだけリラックスしてくれてるって事だもん、嬉しいよ。そうだ! 眠いならアタシが膝枕してあげよっか?」

 

悠里の眼が眠そうだったのを見た愛は膝枕を提案した。

 

「…それは愛ちゃんに悪いというか……」

「いいの、いいの。だってお休みだもん、アタシがゆうりんをバッチリ癒してあげる!」

 

ちょっと強引かもしれないが、こうでもしないと悠里は休まなそうというのを愛は知っていた。

 

「愛さんの膝枕、遠慮しないで~」

「え、でも……」

「膝枕、嫌?」

「…そうじゃなくて……、ホントにいいの?」

「寧ろ、やりたいのー! ほら、早く!」

 

多分、自分に気を遣ってるんじゃないか?と理解した愛はそんな事なく、寧ろ、やりたいと返す。

 

「…えっと、じゃあ少しだけ……」

「はい、どーぞ♪」

 

観念したのか、遠慮がちに寝転がりながらも愛の膝に頭を乗せる悠里。

 

「すう……すう……」

「寝ちゃった。よっぽど疲れてたのかな~、……でも、頑張り過ぎも良くないからね? アタシ達が知らないところで、ゆうりんが頑張ってるの知ってるんだから……」

 

数分もしない内に寝始めた悠里の髪を撫でながら、いつもありがとうと呟く愛なのであった。




読んでいただきありがとうございます。
なんとか間に合って良かったです……(苦笑)
次回の投稿日は、穂乃果ちゃんの誕生日になります。
頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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