ランジュちゃん、誕生日おめでとう。
楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
とある平日の放課後。カラオケ店にて。
「放課後にカラオケなんて、正にセイシュンって感じよね!」
「はい! 学生時代にしかできない事ですよね」
「…個人的に、ワンチャン大学生とかになってもできそうだけど、頻繁的な意味では高校生くらいがちょうどよさそうなイメージもある」
「あ、ランジュさんは何を歌います?」
「そうね……」
次は何を歌うか曲を検索してる2人を見て、悠里はここに来るまでの出来事を思い出す。
あれは確か……
◇
「あ! 悠里、見つけた!」
「? おっと……危ない」
虹ヶ咲学園に用があった悠里が学食付近を歩いていたところ、嵐珠に声を掛けられたのが始まり。……というよりも飛びついて来たが正しいが。
「…ランジュ。急に飛びついたりしたら危ないじゃん」
「そこは悠里がアタシを絶対に受け止めてくれるって思ってたから、
「いやランジュが怪我とかしたら危ないし、それに毎回、僕の鳩尾のダメージ軽減を調整するのも大変なんだよ? 慣れてるからいいけども……」
「ふんふ~ん♪ 悠里、今日もいい匂い……」
慣れとは恐ろしいものだ。ただ、嵐珠の場合、こうやって適度に甘やかさないと変な方向に暴走するから困ったものである。
「…それで急に僕を見つけるなり、どうしたの?」
「そうだったわ! ねえ悠里!」
「何?」
「今日の放課後、みんなで一緒にカラオケに行きましょう!」
にぱ~っとした笑顔でそう言ったのだ。
◇
という出来事があり、今に至る訳だ。ちなみに
「この辺りの曲なら全部歌えるし、ここから選ぼうかしら」
「え、ここに載ってる曲、全部歌えるんですか!?」
「ええ」
それを聞いたせつ菜が驚いてる。そりゃそうだ。嵐珠は平然と言ってるが、1曲から2曲だけではなく、検索画面に表示されてる軽く10曲分なら全部歌えるというのだからとんでもない事である。
「あの、もし良かったらリクエストしてもいいですか? 実はランジュさんに歌ってみてほしい曲があって」
「いいわよ! せつ菜にお願いされたら、ランジュなんでも歌っちゃう」
「ありがとうございます!」
じゃあ、この曲を歌ってもらえませんか?と嵐珠にリクエストをお願いするせつ菜。
「…お、1番より2番のほうが難易度が高い曲じゃん。ランジュ、得点もそうだけど加点も良かったら、せつ菜ちゃんも含めて何かお願い事を聞いてあげるよ」
「「それ本当(ですか)!?」」
「……僕の出来る範囲だけどね」
悠里の言葉を聞いた嵐珠とせつ菜の声がハモる。
「ふおおおおおおお!! ランジュさん、私の分まで頑張ってください!」
「任せなさい! このランジュが、せつ菜達の為に完璧に披露してあげるわ!」
「……(どうしよう。ランジュとなーちゃん、いつも以上に目がマジなんだけど)」
自分の出来る範囲でお願い事を聞いてあげるとは言ったが、一体何が彼女達にそこまでさせるのだろうか?と悠里は半分呆れと尊敬半分になりながら、2人を見るのであった。
読んでいただきありがとうございます。
なんとか間に合って良かったです……(苦笑)
次回の投稿は、歩夢ちゃんの誕生日になると思います。
頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。