月の少年のSecret book   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
侑ちゃん、誕生日おめでとう。
楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。


記憶42 高咲侑

とある日の平日。虹ヶ咲学園(にじがさきがくえん)にて。

 

「というわけで何かない!?」

「…とりあえず侑ちゃん、落ち着こうか。いきなりどうしたの?」

 

高咲侑(たかさきゆう)に呼ばれた悠里。開口一番が『何か私にお願い事とかある?』これである。

 

「その、いつも悠里にお願いとかしてもらったりしてるから……お礼とかしたくて、私でも何かできる事とかないかなって……」

「それで僕を見つけるなり、何かしてほしい事やお願い事とかあるって訊いてきたのか……」

「……うん」

 

少しシュンとした感じで先程の意味を話す侑。

 

「…侑ちゃんにお願い事ね~、なくはないんだけど……」

「ほんと!?」

「……(どうしよ?)」

 

今度はキラキラした表情でこちらを見上げる侑を見て、やっぱお願いするの止めようかなと渋る悠里。

 

「侑ちゃんのお願い事の件ってさ、歩夢(あゆむ)ちゃん達も知ってるの?」

「うん。そもそも私が歩夢や(あい)ちゃん、せつ()ちゃんにランジュちゃんに相談したのが切っ掛けだもん」

 

なるほど。2年生組全員がこの件を知ってるという事か。

 

「じゃあ()()()()()()()5()()にお願いしよっかな」

「?」

「とりあえず他の4人に服のサイズを訊いてもらっていい? …あとは……あ! アクセサリーは目立つ方と目立たない方のどっちが好きとかも」

 

 

 

 

「って、悠里に言われたんだけど……」

 

休み時間。先程のやり取りを4人に話す侑。

 

「ゆ、悠里くんに私が普段着てる服のサイズを教えるの……お願いとはいえ、恥ずかしいよぉ……」

「偶に堂々と女の子に服のサイズを訊くのって、ゆうりんらしいよね~」

「確かに。アクセサリーの目立ち具合というのも気になりますね。どういう意味なんでしょうか?」

 

上原歩夢(うえはらあゆむ)宮下愛(みやしたあい)優木(ゆうき)せつ()が答える。

 

「もしかしたら何かのパーティーのお誘いじゃないかしら?」

「「「「パーティー?」」」」

 

その疑問にそう答えたのは鐘嵐珠(ショウ・ランジュ)だった。その言葉に4人が首を傾げる。

 

「かなり昔の話になるけど、悠里が主催でパーティーを開いてくれた時があったの」

「え? 悠里が主催で? 珍しくない?」

「なんかちょっとした無理難題を吹っ掛けられた~って、アタシとママに言ってたのを今でも憶えてるわ。ただパーティーが終わった後の悠里、すっごくニコニコしてたもの」

 

嵐珠の話によると、幼い頃に何が切っ掛けがは不明だが、悠里が主催でパーティーを開く事態になってしまったらしく、結果的には大成功だったとか。

 

「それにしても服のサイズかぁ……私、太ってたりしてないか不安になってきたんだけど……大丈夫かな? みんなは?」

「「「「……」」」」

「え!? なんで4人とも、目を逸らすの!?」

 

侑の言葉を聞いた歩夢、愛、せつ菜、嵐珠の4人は何故か目を逸らす。その反応を見た侑は軽く涙目になってしまうのであった。




読んでいただきありがとうございます。
なんとか間に合って良かったです……(苦笑)
次回の投稿日は愛ちゃんの誕生日になります。
頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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