虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の2年生に不仲説!?そんな誤解を解くべく、2年生の4人は全世界に向けてただ仲良く遊んでいるだけの動画を作るようです

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???「ありのまま2年生s」

???「ありのまま2年生s」

 

 

 

 

 

 

〜生徒会室〜

 

 

 

カタカタ……

 

 

 

???「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、2年生、不仲……。」カタカタ

 

 

 

チョウ……会長?

 

 

 

???「うぉっひゃぁああ!?」

 

 

副会長「もう、なんて声を上げてるんですかw」

 

 

???「コホン……失礼しました///」

 

 

副会長「まったく生徒会長ともあろうお方が、こんな有様では優木せつ菜ちゃんに笑われてしまいますよ?」

 

 

???「そ、そうですね……アハハ。」

 

 

副会長「にしても会長、パソコンで何見てたんですか?」

 

 

???「え!?いや、これは……。」アタフタ

 

 

副会長「えっと?『虹ヶ咲の2年生って仲悪そうだよねwww』ですか。」

 

 

???「はい。一緒に活動している光景が見られないことや、性格の差異などから、そのように思われる方がいるようです。」

 

 

副会長「あ〜、確かに同好会はソロメインですし、あまりメンバー同士で仲良くしてるところってファンの目には触れませんよね。」

 

 

???「……副会長さんも、不仲だとお思いですか?」ウルウル

 

 

副会長「私は、優木せつ菜ちゃんのことはそれなりに知っていているつもりですが、同好会の皆さんのことはまだよく知らないので……どちらとも。」

 

 

???「うぅ……。」ウルウル

 

 

副会長「なんで会長が悲しそうなんですか。はあ……。まあ、その、私としては優木せつ菜ちゃんには笑っていて欲しいですし……、

 

 

???「へ?」

 

 

副会長「……同好会が彼女を笑顔にしてくれる場所であるに越したことはありません。それと……、」

 

 

???「それと?」

 

 

副会長「私個人の我儘を言うのであれば、同好会の皆さんと幸せそうにしているせつ菜ちゃんが見てみたい、かも……///」モジモジ

 

 

???「副会長さん……?」

 

 

副会長「あ、失礼しました!ただの1ファンが烏滸がましい……。」

 

 

???「……ありがとうございます♪」ニコ♪

 

 

副会長「……、なんで会長がお礼を?」

 

 

???「へ!?あ、そ、それは……コホン。私と同じことを思ってくださる方がいたことが嬉しくて♪」

 

 

副会長「なんだ、そういうことですか。……あ!そろそろいつもの時間ですよ?」

 

 

???「え!もうそんな時間!?教えてくださりありがとうございます!ではまた!」ピュー…

 

 

副会長「はい。ではまた♪」ニコ

 

 

 

ドア「ガチャ……。」ガチャ…

 

 

 

副会長「……♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜同好会、部室〜

 

 

 

ドア「バァァアン!!」バァァアアン!!

 

 

 

???「みなさん、おはようございます!」ペカー

 

 

愛「せっつーじゃん!おっつー♪」スッ…

 

 

歩夢「おはよう、せつ菜ちゃん♪」スッ…

 

 

???「あれ?今日はお2人だけ、ですか?」

 

 

愛「そうそう、な〜んかみんな今日ら忙しいみたいでさ〜……。」ファイナルアンサ?

 

 

歩夢「昨日の雨で外がぬかるんでて、自主練習もできなくて……。」ファイナルアンサ!

 

 

???「それで部室で……って、お2人はさっきから何をされているんですか?」

 

 

歩夢「ああ、これ?」ゴクリ…

 

 

愛「これはね……!」リバースカード、オープン!

 

 

 

歩夢→皇帝

 

愛→奴隷

 

 

 

???「あ!このカードは……!!」

 

 

愛「っしゃぁぁあ!!」カッツポーズ

 

 

歩夢「また負けた〜……。」ヘナヘナ

 

 

??? 愛「Eカード!」

 

 

愛「あれ?せっつー知ってるん?」

 

 

???「はい!市民と皇帝、奴隷のカードの三すくみを使って戦う心理戦ですよね!」

 

 

歩夢「シンプルだけど、とっても面白いよね!……愛ちゃんには1回も勝ててないけど。」

 

 

愛「アナログゲーム研究部でプチブームなんだよね〜。入り浸ってたらなんか強くなってた♪」ニシシ

 

 

???「そういえば、愛さんはアナログゲーム研究部のみなさんとも仲が良いですよね。」

 

 

愛「えっへっへ///、今度また映画撮ろうって話が出ててさ。」

 

 

歩夢「それにEカードを使うの?」

 

 

愛「そうそう!次はそれこそ、人生を賭けた熱い勝負をアナログゲームでできないかってことで、ラストバトルにEカード!ってわけよ!」

 

 

???「えいが……さつえい……しょうぶ……。」ブツブツ

 

 

歩夢「せつ菜ちゃん?」

 

 

愛「ん〜、どしたんせっつー?」

 

 

???「それです、それですよ!!!」ビシッ!!

 

 

愛「お、なんか面白いこと思いついたって顔だね〜。」

 

 

歩夢「どういうこと?」

 

 

???「3人で動画を撮りましょう!」

 

 

歩夢「動画を?」

 

 

???「はい!3人で遊んで、何の変哲もない日常の姿を、全世界に向けて発信するんです!」

 

 

愛「?……よくわかんないけど、楽しそうなのが伝わってくる!いいね、やろうよ!」

 

 

歩夢「楽しそうとは思うけど、それって需要あるのかな……?」

 

 

 

ドア「バァァアン!!」バァァアアン!!

 

 

 

侑「あるッ!!!」

 

 

歩夢「侑ちゃん!?」

 

 

愛「ゆうゆおっつー♪」

 

 

侑「おっつー♪」

 

 

???「おはようございます♪」

 

 

侑「おはよう、せつ菜ちゃん♪」

 

 

歩夢「えっと……。」

 

 

侑「いい?歩夢。歩夢達はただのアイドルじゃない、スクールアイドルなの!キラキラ輝くスクールアイドルの、高校生らしい素の姿に、ファンのみんなはときめくんだよ!!」

 

 

歩夢「そ、そうなんだ……。」

 

 

侑「そうと決まれば、早速外に……

 

 

??? 歩夢愛「でられません(ない)よ?」

 

 

侑「 」ズコッ!?

 

 

歩夢「ほら、昨日の雨で外がぬかるんでるから……。」

 

 

侑「そんな〜……。」

 

 

愛「だ・か・ら☆」

 

 

???「愛さんがアナログゲーム同好会から借りパクなさったゲームで遊びましょう!」

 

 

愛「借りパクって人聞き悪いな〜。」

 

 

侑「いいねいいね、ときめくね〜!」キラキラ

 

 

歩夢(適応早いなぁ……。)

 

 

 

 

 

 

侑「というわけで、」●REC

 

 

愛「何からやろっか!?」

 

 

歩夢「今あるものは……人生ゲームに、めんこに紙相撲、チャンバラセットに、ツイスターゲームまで……。凄い品揃えだね。」

 

 

愛「折り紙もあるよ〜。」

 

 

???「これだけあると、どれから手をつけようか迷ってしまいますね……。」

 

 

愛「そういう時は、直感で選ぶのも大事!暇してるとはいえ、大事な時間だもん!無駄にしたくないよね♪」コレニキメタ!

 

 

歩夢「これは、紙相撲だね。」

 

 

???「紙相撲は紙製のフィールドにファイターをセットして、タップでパワーを送って戦うゲームです!」

 

 

愛「いいねいいねアガるね〜!」

 

 

歩夢「説明、できてるのかな……。」

 

 

???「というわけで、せっかくですし……。」

 

 

愛「力士作るとこからやるぞ〜!」

 

 

??? 歩夢「おーー!!」

 

 

???「あ、レギュレーションはどうされます?」

 

 

愛「あ〜、深く考えて無かった……。」

 

 

歩夢「とりあえず、折り紙1枚で作れる範囲でいいんじゃないかな?」

 

 

愛「オッケー♪」ニヤリ

 

 

???「いいですね!」ニヤリ

 

 

愛「そんじゃ、製作開始!」

 

 

??? 歩夢「おーー!!」

 

 

 

 

〜しばらくして〜

 

 

 

侑「みんなの作品を紹介するよ!じゃあまずは歩夢から……!」●REC

 

 

 

普通の紙力士[……]チョコン

 

 

 

歩夢「私のは普通の紙力士だけど、2人は……ええ!?」

 

 

 

 

脚の生えたマッチョな折り鶴[……。]ゴゴゴゴ…

 

 

 

愛「にっしっし♪」

 

 

???「おお〜!凄いです!カッコいいです!」キラキラ

 

 

愛「愛さんちょっと頑張っちゃった。」

 

 

歩夢「マッチョな所とか脚が生えてるとか、突っ込みたいところは色々あるけど……なんで折り鶴なの!?」

 

 

愛「やっぱ折り紙といえば鶴じゃん?」キョトン

 

 

歩夢「それはそうだけど、こんなのありなの〜!?」

 

 

???「ありです!レギュレーションは『折り紙1枚で作れる範囲』……歩夢さんの提案した通りです♪」ペカー

 

 

歩夢「え〜……。」コンワク

 

 

愛「そういうせっつーもすんごいの作ってるじゃん!」

 

 

歩夢「え?」チラッ

 

 

 

カマキリっぽい人[……。]ドドドド…

 

 

 

???「はい♪私も結構頑張っちゃいました……///」

 

 

歩夢「えぇぇ……。」コンワク

 

 

愛「うんうん!どっしりとしたカマキリの下半身に、紙相撲らしさを残した力士の上半身……さっすがせっつー、イカすね〜!」

 

 

???「えへへ///」

 

 

侑「いいねいいね〜、みんな個性的でときめいちゃうよ!それじゃあ早速、ゴングを鳴らそう!」●REC

 

 

???「その前に、侑さんの作品も紹介されてはいかがですか?」

 

 

侑「え、私?私はいいよ〜。3人のPVなんだし……。」●REC

 

 

愛「い〜やダメだね!ありのままを撮るなら、ゆうゆもいなきゃ!」

 

 

歩夢「そうだよ♪」

 

 

侑「そんなに言うなら……でも、私のはそんなに凄くないよ?」●REC

 

 

歩夢「というわけで、私たちのマネージャーであり友達の、侑ちゃんの作品で……

 

 

 

カエル[……。]バ~ン…

 

 

 

歩夢「……侑ちゃん?」

 

 

侑「だからあんまり凄くないって言ったじゃん……///」●REC

 

 

歩夢「そうじゃなくて!……なんでカエルなの!?」

 

 

愛「アッハッハッハ///やっばいウケるwww」

 

 

侑「まさか私も参戦するとは思わなかったから、つい、魔がさしたというか……///」●REC

 

 

歩夢「愛ちゃんやせつ菜ちゃんはまだかろうじて人な部位があったけど、これもう人要素ゼロだよ!?」

 

 

???「……歩夢さん。」

 

 

歩夢「せつ菜ちゃん?」

 

 

???「私は先程の説明で、『力士』なんて一言も言っていませんよ?」

 

 

歩夢「え?……あ、確かに。」

 

 

愛「そうそう!『ファイター』に人も動物もないよね?」

 

 

歩夢「え、ええ〜……!?」ガーン…

 

 

侑「よし!じゃあ実戦、行ってみよう!」●REC

 

 

 

 

 

 

紙力士[……。]チョコン

 

脚の生えたマッチョな折り鶴[……。]ゴゴゴゴ…

 

カマキリっぽい人[……。]ドドドド…

 

カエル[……。]バ~ン…

 

 

 

歩夢(うわ〜、人間がほとんどいない……。)

 

 

愛「並べてみると歩夢の力士おっきいね〜!」

 

 

侑「やっぱり大きいと強いのかな?」●REC

 

 

歩夢「みんな折り込んでるからちっちゃい……。」

 

 

???「ジャイアントキリングです!」

 

 

侑「みんないくよ!はっけよ〜い……、

 

 

???歩夢愛侑「のこった!!!!」トントントントン

 

 

 

 

 

 

 

愛「いや〜、楽しかった〜!」

 

 

侑「まさか優勝してしまうとは……。」●REC

 

 

歩夢「おめでとう♪」

 

 

???「侑さんのカエル、素晴らしい強さでした!」ペカー

 

 

愛「もの凄い安定感だったよね〜。」

 

 

侑「あんな平べったくて姿勢が低ければ、そりゃあね……。やっぱり私、参戦しなかった方が……。」●REC

 

 

???「そんなことありません!」

 

 

歩夢「そうだよ!」

 

 

愛「そうだそうだー!」

 

 

???「スクールアイドルの私たちは侑さんあってこそ。それを抜きにしても……侑さんがいてくれた方が楽しいですから♪」ペカー

 

 

侑「せつ菜ちゃん……。」ウルウル ●REC

 

 

歩夢「ほらほら。テープが勿体無いし、次いこ?」

 

 

 

 

 

 

愛「というわけで次は……、

 

 

???「これやりましょう!」キラキラ

 

 

歩夢「これは……チャンバラセット?どうやって遊ぶものなの?」

 

 

愛「これはね〜、頭の上に紙風船を乗っけて、

 

 

歩夢「うんうん。」

 

 

侑「目を隠しちゃいます!」●REC

 

 

歩夢「真っ暗で見えないよ!?」メカクシ

 

 

???「暗闇の中で相手の風船を割るんです!」

 

 

歩夢「あ、なるほど。」メカクシ

 

 

侑「とりあえず場所確保しよっか。」●REC

 

 

 

 

 

 

 

愛「ふ〜、まあこんなもんかな?」

 

 

???「だいぶ開けましたね!」

 

 

歩夢「えっと、じゃあ紙風船を……。」メカクシ

 

 

侑「いいねいいね〜。」●REC

 

 

愛「これでよし!」メカクシ

 

 

???「こっちも準備オーケーです!」メカクシ

 

 

侑「じゃあみんないい感じの位置についてるし、このまま始めよっか!」●REC

 

 

愛「ゆうゆはやらないん?」

 

 

侑「誰か1人はカメラを回さないとだからね。」●REC

 

 

愛「そっか。じゃあ……!」

 

 

歩夢「いくよ!」

 

 

???「負けませんよ〜!」

 

 

侑「レディ・・・・ファイッ!!」●REC

 

 

???歩夢愛「たあーーー!!」ダッ

 

 

侑「おーーっと!みんな一斉に仕掛けたーー!!」●REC

 

 

 

愛「とりゃーー!!」スカッ…

 

???「はあーーっ!!」スカッ…

 

歩夢「えーーい!!」スカッ…

 

 

 

侑「全員、盛大に空振りだーーッ!!」●REC

 

 

愛「!」ピクッ…

 

 

侑「……え?」●REC

 

 

愛「そりゃーー!!」バッ!

 

 

侑「っとぉぉお!?」ヒョイッ ●REC

 

 

???「そこです!!」ブゥンッ‼︎

 

 

侑「『そこ』じゃないよ!?」ヒョイッ ●REC

 

 

歩夢「……、!!」ズバッ!!

 

 

侑「無言も怖いな!?」ヒョイッ ●REC

 

 

???歩夢愛「……!」ジリ…

 

 

侑「「もう!ここにいるのは私だよ!」」●REC

 

 

 

愛「あれ?その声はゆうゆ?」

 

歩夢「わわ!?ごめん!」

 

???「ああ!?ごめんなさい!!」

 

 

 

???歩夢愛「……!」ピクッ…

 

 

侑「……ん?」●REC

 

 

???「今のでお2人の位置はわかりました!」

 

 

愛「わざわざ自分から場所を教えてくれるとはね……!」

 

 

歩夢「ええ〜!?動かないと、やられちゃう!?」アタフタ

 

 

???「くらえ!せつ菜、ターコイズブルー、スイーパー!!」ナギハライ

 

 

歩夢「わわ!?」ヒョイッ

 

 

愛「必殺〜!愛さんサンセットドロップ!!」メーン!!

 

 

歩夢「うわ!?」ヒョイッ

 

 

侑「あ!?」●REC

 

 

 

バコォォオン……‼︎

 

 

 

グーグルスミャートスピーカ『……ピッ…』PLAY

 

 

 

愛「今度は……そっちかーー!!」ブゥンッ‼︎

 

 

???「なんの!!」ガキィ……!!

 

 

歩夢「ええっと……、おりゃ

 

 

 

『ポ" ア" ダ" ポ" ア" ダ" ポ" ア" 

  ポ" ア" ダ" ポ" ア" ダ" ポ" ア" 

    ポ" ア" ダ" ポ ア" ダ" ポ" ア"!』

 

 

 

???歩夢愛侑「!?」ビクッ!?

 

 

歩夢「え、なにこの爆音!?」

 

 

愛「これも音楽……?」

 

 

侑「これは……ヘビメタ!?」

 

 

 

『フロウフシモトメナメックセイイドウ♪』

 

 

 

???「「おお!この曲は……宇宙の帝王の賛美歌ですよ!!」」キラキラ

 

 

愛「「あはは。そんな歌あるんだ!なかなかイカすじゃん!」」

 

 

歩夢「「大声で話さないと聞こえない……!」」

 

 

侑「この音楽性……もしかして、使えるか……?」ブツブツ ●REC

 

 

 

『ソノニノウデ ピ↑ンクピ↑ンクピ↑ンク♪』

 

 

 

???「「フフ……これで全員聴覚も封じられました!!」」

 

 

愛「「こっからは正真正銘、ハンデなしのガチンコバトルだ〜!」」

 

 

???歩夢愛「……、!!!」ダッ

 

 

 

『イ"マ"ミ"セ"ヨ"ウ" シ"ン"ノ"ス"ガ"タ"ヲ"オ"オ"ーー!!』

 

 

 

???「……せつ菜、ブラッドレッド、スラストーー!!」ズウンッ!!

 

 

 

ガシャァァアアン……!!

 

 

 

侑「ああ!?倒れる!?」ガシッ!!

 

 

 

「・・・・・・!」ビシッ!!、バシッ!!

 

 

 

侑「……ふぅ。」●REC

 

 

愛「みえた!……我流、下り龍ー!!」メーン!!

 

 

侑「おわっ!?」ヒョイッ ●REC

 

 

 

『フリーーザ フリーーザ フリーーザフリーザ♪』

 

 

 

侑「……危なかっ

 

 

歩夢「!!!」キリアゲ

 

 

侑「ぐっはああぁぁぁ……!!??」」クリティカル! ●REC

 

 

 

『オビエナクハ ワ↑レラ ミー↑ーィン↓♪』

 

 

 

 

 

 

侑「んん……私、何を……?」ムク

 

 

歩夢「侑ちゃん!良かった……。」

 

 

愛「いや〜無事で良かったよ。」

 

 

???「すみません、私たち全員、張り切り過ぎて周りが見えなくなっていました……。」シュン…

 

 

侑「あ……いいよいいよ、面白い絵が撮れたし。それで、だれが勝ったの?」

 

 

 

歩夢「ええっと……。」フウセン

 

???「それが……、」フウセン

 

愛「決着つかなかったんだよね〜。」フウセン

 

 

 

歩夢「というか、部室の方が……

 

 

???「あられもない姿になってしまって……

 

 

愛「絶賛復旧作業中、ってわけ。」

 

 

侑「え?」キョロキョロ

 

 

 

部室「グチャア……」グチャア…

 

 

 

侑「うわぁ……これは……。」

 

 

 

歩夢「ごめん侑ちゃん!」

 

???愛「ごめん(なさい)!」

 

 

 

侑「あはは……。とりあえず、元にもどそっか。」

 

 

 

 

 

 

愛「これでよしっと♪」

 

 

侑「うん!これでまた遊べるね♪」●REC

 

 

歩夢「え、まだやるの?」

 

 

???「当然です!今度は侑さんも交えて、とことん遊び尽くしますよ〜!」

 

 

侑愛「おーー!!」

 

 

歩夢「お、お〜?」

 

 

侑「というわけで、残っているのは……。」●REC

 

 

愛「人生ゲームに、めんこに、ツイスターゲームだね。」

 

 

???「どれも絵面だけ見ると地味ですね……。」

 

 

歩夢「あんまり動画映えはしなさそうだね……。」

 

 

愛「じゃあ、今度は折り紙で紙飛行機でも作る?」

 

 

侑「いいね!みんなで飛ばしてるところとか、使えそう!」●REC

 

 

歩夢「飛距離や滞空時間を競うのも面白そうだね。」

 

 

???「では、今度は大きい方の折り紙で……!」

 

 

 

 

 

 

侑「みんなできた?」●REC

 

 

???歩夢愛「はい(うん)!」

 

 

侑「じゃあ、歩夢のやつから見ていこうか。」●REC

 

 

歩夢「私のは、これだよ!普通だけど……。」

 

 

 

紙飛行機『……。』チョコン

 

 

 

???「凄い……!折り目や折り合わせた部分の正確さから、歩夢さんの几帳面さが伝わってきます!」

 

 

愛「シンプルな分、完成度の高さがはっきり出てるよね〜。」

 

 

侑「うんうん!ときめいちゃうよ〜!」キラキラ ●REC

 

 

歩夢(いよいよ紙飛行機にまでときめき出した……。)

 

 

侑「じゃあ次は愛ちゃん!」●REC

 

 

愛「待ってました!愛さんの作品は〜、これだ!!」

 

 

 

脚の生えたマッチョな折り鶴(滑空ver)[……。]ゴゴゴゴ…

 

 

 

歩夢「ええぇぇ……。」コンワク

 

 

???「流石愛さん、カッコいいです!」キラキラ

 

 

愛「あはは、よせやい///」テレテレ

 

 

侑「ちゃんと重心が前方に寄ってるし、脚を後ろに伸ばしたことで安定性もある……。凄いよ愛ちゃん!」キラキラ ●REC

 

 

歩夢「これが飛んできたら、知らない人は凄く驚きそうだね。(紙飛行機ってなんだろう……。)」アハハ

 

 

侑「よし、じゃあ次はせつ菜ちゃん!」●REC

 

 

???「はい!私の作品は、これです!!」

 

 

 

トビトカゲ(滑空ver)[……。]ドドドド…

 

 

 

侑愛「おお〜!!」キラキラ

 

 

歩夢「と、トカゲ……?」

 

 

???「ただのトカゲではありませんよ!これはトビトカゲといって、この仲間は、体側についた飛膜を使って滑空するんです!」

 

 

歩夢「あ、実在するんだ……。」

 

 

侑「細長いボディに幅広のウイングがまた、いい安定感だね!」●REC

 

 

???「はい♪自然界を生き抜き最適化されたフォルムは、きっと紙飛行機でも通用するはずです!」ペカー

 

 

侑「2人の後だと霞んじゃうけど……私のも、紹介する?」●REC

 

 

???歩夢愛「もちろん♪」

 

 

侑「わ、笑わないでよ……///」モジモジ ●REC

 

 

 

翼の生えたカエル[……。]バ~ン…

 

 

 

歩夢「いやなんでまたカエル!?カエルどれだけ好きなの!?っていうかこれもうカエルなの!?」

 

 

侑「いや、その……ほら!トビガエル、だよ!……タブン。」ダラダラ ●REC

 

 

???愛(今、『たぶん』って言ったな……。)

 

 

歩夢「流石に無理があるよ!?被膜とかじゃなくて、ガッツリ背中から立派なの生えちゃってるよ!?」

 

 

侑「照れますなぁ///」テレテレ ●REC

 

 

愛「いや、でもこれすっごいよ!どうやって折ったの!?さっきのカエルにそのまんま翼が生えてるよ!?」

 

 

???「身体に対してこれだけ翼が大きければ、問題なく飛べそうですね♪」

 

 

侑「えへへ……///」●REC

 

 

 

 

 

侑「構図は、こんな感じでいいかな?」●REC

 

 

歩夢「うん♪これなら紙飛行機が向かってくる絵が撮れるね。あとは……スマホのカメラで主観も撮ってみたらいいんじゃないかな?」

 

 

侑「お、いいねそれ!」●REC

 

 

 

???「2人とも〜!早く飛ばしてみましょうよ〜!」

 

 

侑「うん、今行く〜!」

 

 

歩夢「待ってよ〜!」

 

 

愛「じゃあ、せ〜ので飛ばそう!」

 

 

???「いきますよ〜、」

 

 

???歩夢愛侑「せ〜、の!!」ピューン…

 

 

 

 

脚の生えたマッチョな折り鶴(滑空ver)[……。]フワ~

 

トビトカゲ(滑空ver)[……。]スー…

 

翼の生えたカエル[……。]フヨフヨ

 

紙飛行機[……。]ピュー…

 

 

 

歩夢(うわぁ……シュール。)

 

 

 

愛「いけいけ〜♪」

 

 

???「どこまでも飛んでいきそうな素晴らしい飛行です♪」

 

 

歩夢「ほんとみんなよく飛んでるね♪(なんで?)」

 

 

侑(……ん、風?)

 

 

 

ヒュオオ…

 

 

 

侑「……あれ?どっか窓開いてる?」

 

 

愛「うん、チャンバラの後に換気した!」

 

 

???「掃除もとことん、です♪」ペカー

 

 

侑「それって……もしかしてあの窓?」

 

 

愛「そうそう!ちょうどみんなの紙飛行機が向かってるとこ……

 

 

 

「・・・・・・。」

 

 

 

???歩夢侑愛「うわあああ!!??」ダッ

 

 

 

紙飛行機s[……。]バイバイ

 

 

 

 

 

 

〜虹ヶ咲学園、1F〜

 

 

 

かすみ「やっと終わった……。」ヘナヘナ

 

 

しずく「かすみさんも璃奈さんも、手伝ってくれてありがと♪」

 

 

璃奈「ううん、私も演劇部の舞台裏が見られて勉強になった。いいインスピレーション!」リナチャンボード、レベルアップ!

 

 

かすみ「かすみんはただ疲れただけじゃ〜ん……。」

 

 

しずく「まあまあ、こんど何か奢ってあげるか

 

 

 

紙飛行機[……。]ピュー…

 

 

 

璃奈「紙飛行機?」

 

 

しずく「いったいどこから……。」

 

 

かすみ「かすみんたちの後ろから飛んできましたよね?」

 

 

璃奈「後ろといえば、ちょうど部室の方……。」クルッ

 

 

 

脚の生えたマッチョな折り鶴(滑空ver)[……。]ヤア

 

 

 

サクッ……

 

璃奈「 」チョクゲキ

 

 

 

かすみしずく「りなこ(さん)!?」

 

 

璃奈「……ボードをしていなかったらやばかった。」リナチャンボード、テッペキ

 

 

しずく「お〜。」

 

 

かすみ「さすがりなこ

 

 

 

トビトカゲ[……。]ヤッホ

 

 

 

サクッ……

 

かすみ「 」チョクゲキ

 

 

 

しずく璃奈「かすみさん(ちゃん)!?」

 

かすみ「 」チーン…

 

 

璃奈「変わった形の折り紙……。」

 

 

しずく「一体誰が

 

 

 

翼の生えたカエル[……。]オレ、サンジョウ

 

 

 

サクッ……

 

しずく「 」チョクゲキ

 

 

 

かすみ璃奈「しず子(くちゃん)!?」

 

 

しずく「〜!!」モンゼツ

 

 

璃奈「当たりどころが悪かったみたい。」

 

 

かすみ「流石『ミス顔面レシーブ』……!」

 

 

しずく「もう、変なあだ名つけないで!」

 

 

璃奈「復活した。」

 

 

かすみ「変わった折り紙……。にしても、誰がかすみん達にこんなことを……!」ミアゲ

 

 

 

2年生s「……。」ダラダラ

 

 

 

 

璃奈「見知った顔が1、2、3……4人。」ゴゴゴゴ…

 

しずく「あの反応……先輩方で間違い無さそうですね……!」ゴゴゴゴ…

 

かすみ「みなさ〜ん、かすみんの可愛いお顔に、何してくれちゃってるんですか……!!」ゴゴゴゴ…

 

 

 

 

愛「あははは……、サラバッ!」ダッ

 

 

歩夢「ええ!?愛ちゃん!?」

 

 

???「1人だけ逃げるなんてずるいです!」ダッ

 

 

侑「私、みんなを撮らなきゃだから……サラバッ!」ダッ

 

 

歩夢「わわ!?待ってよ〜!」ダッ

 

 

 

1年生s「こら〜、待てーー!!」ダダダ

 

 

 

愛「待ったら捕まるじゃん!!」ダダダ

 

 

???「待てませ〜ん!!」ダダダ

 

 

侑「3人でいたずらして追いかけられる……青春だね、ときめくね〜♪」ダダダ ●REC

 

 

歩夢「侑ちゃんだって共犯でしょ〜!?」ダダダ

 

 

 

 

 

 

果林「やっと終わった〜……もう、実習終わるの遅すぎよ……。」

 

 

彼方「この時間だと、練習もほとんど終わりだね〜。」

 

 

エマ「あ、果林ちゃんに彼方ちゃんだ〜!おはよ〜♪」フリフリ

 

 

果林「おはよう。エマもこれから?」

 

 

エマ「うん♪」

 

 

彼方「世知辛い世の中ですな。」

 

 

 

「「まて〜!!」」

 

 

 

3年生s「ん?」

 

 

 

2年生s「どいてどいて〜!!」ダダダ

 

 

 

エマ「へ?」

 

果林「何事?」

 

彼方「おやおや。」

 

 

 

???「果林さんエマさん彼方さん!そこを通してくださーーい!!」ダダダ

 

 

 

彼方「え〜。」

 

果林「ちょっ、広がって走ってたら避けられ……!?」

 

エマ「わーい私も〜♪」ダッ

 

彼方果林「え"!?」

 

 

 

2年生s「どいてどいて〜!!」ダダダ

 

 

 

彼方「うむ、致し方あるまい。」ダッ

 

果林「彼方まで!?……もう!なんで私まで〜!?」ダッ

 

 

 

1年生s「まて〜!!」ダダダ

 

 

 

???(2年生のPVのつもりが、いつの間にか全員での撮影になってしまいました……。でもこれが、私たちらしいありのままの姿ですね……♪)ダダダ

 

 

 

 

 

 

副会長「〜♪」テクテク

 

 

 

 

ダダダダ!

 

 

 

 

副会長「え、ちょ!?……うぇぇえ!?」ヒラッ

 

 

 

せつ菜「♪」ダダダ

 

 

副会長「……///」

 

 

 

 

ダダダダ……

 

 

 

副会長「もう、一体なんだったんですか……。」

 

 

 

(せつ菜「♪」ダダダ)

 

 

 

副会長(……一瞬だったけど、せつ菜ちゃん……同好会のみんなに囲まれて、幸せそうな顔してたな///)ニコ♪

 

 

 

 

 

せつ菜「……フフ♪」ダダダ

 

 

 

FIN

 



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