お前を愛して良かった______________。
ありがとう。綱吉。
俺の最愛の人。

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スクツナ小説になっております。
設定、色々、ガバガバです。汗
心の目でお読みください。

ではどうぞ!


La persona che ho amato【スクツナ】

「ーーーーっ!つっ、つなよし!!!!」

「…スク…アーロ…」

 

 

俺と綱吉は自然に惹かれてった。

特に理由もなかった。

ただ、

あいつの眩しいくらいの笑顔に惹かれたんだ。

 

 

「綱吉、この前の依頼の件もう済んだのか?」

 

 徐にそう聞く

 

「うん。向こうのボスと話したけど、

 やっぱり何年経っても怖いよ、、、笑」

 

(あぁ、変わってねぇなァ…)

そんなことを思いながら綱吉を見て揶揄う様に言う。

 

「お前は何年経ってもボスとしての意識が足りねぇんだよ、」

 

ポスッ

 

「だっ、だって、俺、マフィアになったのも、

 みんなを守るためだし、、、。」

 

「つくづくあめぇな、」

 

 少し微笑み、綱吉の頭を撫でる

 

「まぁ、なんかあったら俺を頼れよ。」

 

「…うん!ありがとうスク!」

 

コンコンッ

「10代目。そろそろお時間です。」

 

「あぁ、わかった。ありがとう。」

「仕事か?」

「うん。ちょっとね、」

 

「…ゔぉい、

 最近ファミリー関係者の被害が増えてるから、

 お前も、気をつけろよ…。」

「うん。大丈夫だよ。」

 

   チュッ

 綱吉は軽いキスを落とす

「行ってくるね。」

「あぁ、」

「俺も仕事行くかぁ…」

 

 

 

(俺はこの時あいつを引き止めなかったことを

 後悔しても仕切れないぐらい後悔した。)

 

 

 

 ̄ ̄ ̄任務中

 

「ゔぉぉぉぉぉい!

 お前らはこんなもんかよぉ!!」

カキンッ

 

プルルルルルッ

 

「こちらヴァリアー専属部隊、副隊長スクアーロだ。

 なんだ。任務中だァ!」

「スクアーロか!!?」

「山本…?なんだ?」

「ツナが、ツナが撃たれて今病院に…」

「なっ…は……?」

 

聞こえなかったわけではない。

一瞬で体の熱を冷めさせた。

 

「スク、聞こえてたわ!

 早くツナちんのところに向かって!

 ここは私たちで何とかしておくわ!早く!」

「ッあ…すまん。任せた…、、、」

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄イタリア総合病院

 

 

「獄寺!ツナの容態は!?」

 

 青ざめた獄寺の顔を見て“それ“が

 いつもの怪我の様なものではないことくらいわかった。

 

「今は…安定してる。

 けど、内部機関の損傷が酷くて、、、、

 一命は取り留めても、長くは持たないと、………」

 

「なっ…なんだと…」

 

 二人は黙り込んだ

 

 

 沈黙が続いた。

 しばらく黙っていると青ざめたスクアーロが

 扉を破った

 

「ゔぉい!綱吉は!綱吉はどこだ!!!!」

「スクアーロ。。。」

 

 

ガシッ

 

 

「お前が着いていながら!なぜ綱吉が撃たれた!?

 綱吉を守るのがお前の役目だろ!!!?ゔぉぉい!!!」

「……」

 

 獄寺は何も言えずただ、血が通っていない様な

 今にも泣き崩れそうな顔をしているだけだった。

 

 

「やめろ。スクアーロ。」

「リボーン…さん…。」

 

 獄寺を庇う様に仲裁したのはリボーンだった

 

「それは獄寺が一番わかってるはずだ。

 ツナは少なからず超直感で何らかの意図に気付いていたはずだ。

 あいつがわかってて殺られるたまじゃないことくらい

 分かるだろ。」

 

「…」

 

 スクアーロは口をつぐんだ。

 分かっていた。が、しかし、

 信じることができず困惑していたのだ。

 

 

「その場にいたファミリーを守るために下した決断だ。

 仕方がないと言えば少々冷酷に聞こえるが、

 …仕方ない決断だったんだろう。」

 

「……すまん……。スクアーロ……。」

 

 獄寺は褐色のない顔で謝った

 

「…」

 

 

 

パタンッ

 

 治療室のドアが開くとともにその場の誰もが

 医師を見つめた

 

「!!」

「綱吉の容態は!!!!?」

 

担当医を硬く掴み質問をした、

 

「一命は取り留めました。ですが、、、」

 

「俺も晴れの活性で炎を当て続けたが、、

 内部の損傷が激しくて、

 …治癒しきれなかった、すまん…」

 

 医師と出てきたのは晴れの守護者、

 笹川亮平だった。

 

 

「今から綱吉さんを部屋に運びますので、

 そちらでお待ちください。」

 

 綱吉が緊急治療室から出てくる姿を見ながら

 スクアーロは言葉も出なかった。

 浮かんでいるのに言葉が出ないのだ。

 

(綱吉…綱吉…綱吉…。

 お前がいないと、俺は生きる意味がねぇんだよ。

 お前がいるから俺は生きる意味を持てたんだよ…。)

 

 

 

ピッピッピッピッ

 

「…10代目…すみません…。本当に、すみません…」

 

 青ざめた獄寺が言う

 

「……」

 

「…さっき、もう一度カルテを確認したんだが、

 多分、青空の特性を忠実に生かした毒が使われてるな、」

「毒…?」

 

「誰が!そんなことしやがった…。」

 

低い声色の獄寺が呟く

 

「確か…ツナと今日縁談していたのは

 最近、ボンゴレファミリーの関係者に被害を

 与えているファミリーのボスだったはず…。」

「お前ら!何してたんだ!なぜ助けなかった!!!」

「俺らは…」

 

「僕らは、締め出されていたんだよ。

 綱吉と向こうのファミリーだけの空間になるようにね。」

 

 いつもの様に冷静な口調の雲雀。だか、

 目に光はなく心なしか殺意がひしひしと伝わってくる

 

「雲雀…」

「あの部屋には神経毒と麻痺毒、

 それに高度な罠まで仕掛けてあった。

 それに気づいて、綱吉は自分だけひとりでいったんだろうね。

 僕らが助かるようにさ。」

 

 

『困った時は頼れよ!』

 

『…うん!ありがとう!スク!』

 

 そんな朝の会話を思い出した。

 

 

「…ほんとに…お前はお人好しなんだよ…

 一人で無茶すんなよ……」

 

 悲痛なスクアーロの声を聞き、

 周囲のものは心が痛む。

 

 恋人が撃たれていることに、

 

 ましてや自分たちのボスを守れなかった、

 

 そんな複雑な感情が病室に渦巻いた。

 

 

「お前ら外出るぞ。」

 

 そう、リボーンはスクアーロ以外に告げた

 

「……はい。」

 

ガラガラッ

 

 

「……なぁ…、お前のこんな姿、俺はみたくねぇよ…!

 いつもみたいに眩しい笑顔見せてくれよ!!!

 お前、さっきまで元気だったじゃねぇかよ、

 目、覚ましてくれよ…!!!」

 

 

 スクアーロは必死に呼びかけた。

 声が病室から漏れるくらいに。

 

 

ビーッビーッビーッビーッ

 

突然、鈍い音が病室に響く

 

 

「綱吉!!!!おい!綱吉!!!!」

 

 中で異変を察知したファミリーが

 駆け寄る。

 

「どうした!!!!」

「綱吉の様子が急に!!」

 

 リボーンは透かさずナースコールを押し

 綱吉に駆け寄った。

 

「ツナ!ツナ!

 おい!ツナ!!!!」

 

 悲痛な声だった。

 その場にいたものは、初めてリボーンのそんな声を聞いた。

 

「どうされましたか!?」

「っ、綱吉の様子が!!!』

「沢田さーん!聞こえますかー!!!!?」

「沢田さーん!!!!」

「緊急治療を致しますのでご退室お願い致します!!」

 

「綱吉!綱吉!」

 

ベットから離れようとしないスクアーロと獄寺を

山本と雲雀と笹川で連れ出す。

 

 

「スクアーロ!でねぇと!!!」

「スクアーロ…!!」

「嫌だ!今離れちまったら綱吉に、

 会えなくなる気がするんだよぉ"!!」

 

 

「獄寺!

 何をしているのだ!

 行くぞ!!」

 

「うあッ…あッ…、」

 

 悲壮な顔の獄寺は声にならない泣き声を出した。

 

 ベットに縋り付く獄寺。

 笹川は力尽くで引き離し

 抱える様に連れ出した。

 

 一方、出ようとしないしないスクアーロに

 リボーンが銃を構え、放った。

 

 

 (この時一瞬、走馬灯が見えたんだ

 

  なぁ綱吉いつかお前が話してたなぁ。

 

「俺がもし死んだら、

 ちゃんと俺の分まで幸せになってね。

 その、持ち前の技術と

 経験でたくさん人を助けてあげて。」

 って。

 

   お前が教えてくれたんだ。

 殺すより、生かす方が難しいんだって。

   お前がそばにいてくれたから

    幸せで、何より大切で、

   でもその大切を知ることで

  失うことの怖さを知ったんだ。

 お前から与えてもらうばっかりで

     何も、何も、

    返せてねぇよ俺は。

 綱吉、お前がいねぇとやっぱり俺は

 だめだめなんだよ。)

 

 

 リボーン弾は動揺のせいか鈍りスクアーロの頬をかすった。

 

 

 

「落ち着け。スクアーロ。

 まだ何も決まっちゃいねぇよ。」

 

 

「……。」

 

 抵抗しなくなったスクアーロを山本と雲雀が連れて行く

 

 

「落ち着け。スクアーロ。」

「…………」

「あいつは、大丈夫だ。絶対。」

 

 そう言うリボーンも少し声が震えていた。

 

 

「僕は、もう行く。」

 

 そう言ったのは雲雀だった

 

「雲雀、どこに、」

「ちょっとロールの散歩さ。」

「そっか…。

 俺も、次郎と小次郎の散歩しなぁといけねぇから

 行くわ。」

 

 笑う山本の目には光がなかった

 

「山本…雲雀…、、、」

 

 獄寺はかなりの罪悪感と自己嫌悪に浸っていた

 

 "あの人を守れなかった" 右腕なのに。

 

 自分を責めることしか今の獄寺には出来なかった。

 

 そんな獄寺の気持ちを察していた雲雀と山本は

 こう言った。

 

「ツナを、頼んだぞ。

 こっちの件は、俺らがなんとかするから。

 獄寺はそばに居てやれ、な?」

 

 雲雀は黙っていた。

 そう言うのが最善だと知っていたから。

 その気持ちのまま来てしまったら

 殺られるのは目に見えているからだ。

 

「あぁ、此処は

 スクアーロと獄寺に任せて俺らは散歩に行くか。」

 

 リボーンがそう言った。

 

「………。」

 

 獄寺は黙ったまま、だった。

 

 笹川はリボーンに近づき囁く

 

「あいつらの事は俺が見ている。

 …………頼んだぞ。小僧。」

 

 力強くリボーンの肩を叩いた。

 

「あぁ。任せろ。」

 

 3人は病室を去っていった

 

 

 

「…すみません。

 書類や手続きのサインが必要なのですが

 代表者の方、頂いても宜しいでしょうか…。」

 

 看護婦がそう言った。

 

「はい。分かりました。」

 

 笹川はそう言って看護婦の元へ向かっていった。

 

 

 

 待合室に残された、獄寺とスクアーロは

 沈黙が続いた。

 

「…スクアーロ。」

 

 沈黙を破ったのは獄寺だった。

 

「……なんだ」

「本当にすまなかった…。

 …俺が、おれがもっとあの人を

 見ていれば…こんな事にはならなかった…ッ」

 

 涙を流しながら言う獄寺に

 スクアーロは怒鳴ることも出来なかった。

 同じだからだ。

 立場は違えど、綱吉と獄寺も大切な繋がりだったから。

 

「……お前を、

 責めることはできない。

 俺も、あいつの異変に気づいてやれなかった。」

「……すまんッ…。」

 

 また沈黙が続いた

 

「…」

「………。

 10代目は、

 お前といる時が、

 1番幸せそうだった。」

 

 一度落ち着きを取り戻した獄寺はそう告げた。

 獄寺にも分かる今のスクアーロは

 精神的に、遥かに自分よりやられていることが。

 少しでも、と、声をかけたのだ

 

「…そうか…。」

「いつか…10代目は、

 俺に話してくれたことがあって、

 お前を…

 戦わなくさせたい。と、

 お前には危ない思いをして欲しくない、と。」

「…ッ。」

 

 大粒の涙をこぼす。

 

「…」

「あいつは、どこまでッ…

 お人好しなんだよ…ッ、」

 

 

ガラガラガラッ

 

 

「!!」

「綱吉は!?」

「…中へどうぞ。」

 

 獄寺とスクアーロは中へ駆け込んだ

 

「ッあ、綱吉!!!

 おい!!!!綱吉!!!!」

「10代目ッ!!!!!!

 10代目ッ!!!!」

 

 そこにいたのは目を瞑り呼吸器を外された沢田綱吉

 だった。

 

「なぁ、おい、嘘だろ、、

 目開けろよ…なぁ!綱吉……!」

「うわああああッ!

 10代目ッ!!!!!!!」

 

ドタッ

 

 笹川が駆け込む

 

「うそ…だろ、

 沢田!!!!沢田!!!!」

 

 

「脈が…完全に止まっており、

 毒が、体内に止まって、

 体の外に出てこない状態でして…。

 もう…助かる見込みはないかと……」

 

「まだだ!まだ!死ぬ気の炎はまだあるんだよ!!!

 なぁ、目開けろよ!

 綱吉!なぁ!

 …お前がいないと俺は!生きてる意味なんて

 ないんだよっ……!」

 

「10…代目…。」

 

 その場に泣き崩れる獄寺

 

「ああああああ!」

 

 悲痛な泣き声と共に病室には

 負の感情と哀愁が、漂った。

 

 

  ̄ ̄ ̄数週間後。

 沢田のご両親には事情を全て説明した。

 説明したのはリボーンだった。

 

 ボンゴレ本部では

 10代目が、死去。したことになり、

 次の後継者選びになったが、

 一部ファミリーと暗殺部隊が

 それを阻止し、代理として

 10代目ファミリー、右腕獄寺隼人と

 9代目愚息、ザンザスが就任した。

 

 綱吉を、暗殺したファミリーはボンゴレ勢力を持って

 壊滅させた。

 

「ツナ…なら、

 壊滅…なんて、望んじゃ

 いなかったんだろうなぁ……。」

 

 戦いを終えた山本が呟く。

 

 リボーンと雲雀は言葉が出なかった

 

「こうするしか、

 俺らには道はなかったんだよ。」

 

 リボーンは雲雀と山本にそう言ったが

 まるで自分に言い聞かせている様だった。

 

 

 

 

 

 あれから半年が経った

 

 

 あのあと、綱吉は日本の入江正一のところの

 機械の中に入った。

 

「目覚めるのはいつになるかわからないが、

 生き続けられる可能性がある。」

 

 と入江は言った。

 

 

 スクアーロは日本に訪れていた。

 

「久しぶりだなぁ、綱吉。」

「スクアーロさん。」

 

 入江はコーヒーを飲みながら言った

 

「ああ、入江。綱吉はどうだ?」

「スクアーロさんが来てくれた時は

 ボックスの炎がが少し変動するんですよ、」

 

「そうなのか…。

 なぁ、綱吉早く起きろよな…。

 これお前の好きだった花だ。

 ここ置いとくな。」

 

 チュッ

 機械越しに綱吉にキスを落とす

 

「…」

「綺麗な顔しやがって…。

 今すぐ抱きしめてぇよ。。。」

 

 

「……!いり…え…、、」

 

 動揺した彼を見て綱吉になにか変化があったのだろうと

 察し、すぐさま機械を確認する

 

「⁉︎

 脈がっ…!!!」

 

 

「!!!!

 

 ドンドンドンドンッ

 

 綱吉!俺だ!綱吉!綱吉!」

 

 

「パチッ

 …ス…スク、アーロ…?」

 

 掠れた小さな声が聞こえた

 

(あぁ、俺の愛する人の声だ…

 ずっと、ずっと待ってた、、、、

 聞きたかったお前の声だ……)

 

 

 入江はすぐ様機械を開く

 

 

 ギュッ

 

 

 言葉より先に体が動いた。

 スクアーロは硬く、強く、抱きしめた。

 

 

「ッ…痛いよ、スクアーロ。」

 

 微笑みながら、

 寝たきりで固まってしまった腕を一生懸命動かし、

 抱き返す

 

 

「綱吉ッ…綱吉ッ…」

 

 涙を流して綱吉を離さないスクアーロ。

 

「うん…うん…。」

 

 そんなスクアーロを優しく微笑んで包み込む綱吉。

 

 

 2人は何分にも渡り抱き合っていた。

 

 

 

 

「綱吉、ここから降りれそうか、、?」

 硬直してしまっている足を不器用に動かそうとする

 

「…ごめん、

 肩、かしてくれない?」

 

 へにゃっと笑う綱吉。

 

 そんな綱吉を見て思わず涙が溢れた

 

「…スク、?」

 

 心配そうに見つめる綱吉。

 

「すまん、

 お前のそんな顔を見るのは久しぶりで、つい…」

 

 手で涙を拭って綱吉を抱き抱え、

 ゆっくり地面に降ろす

 

「っ、よっ、と、」

 

 硬直していた足を動かし

 スクアーロに支えられながら歩いた

 

「ッ、綱吉、くん…」

 

 ぽろぽろと涙をこぼす入江

 

「ごめんね、

 正一くん。

 長い間、お世話になって、」

 

 優しく手を握り微笑む綱吉

 

「ーーーーッ、、

 ズルッ、、、。」

 

 泣いている入江に綱吉が口を開く

 

「正一、くん。

 その、みんなに連絡、

 したいんだけど何か連絡できるもの

 貸してくれない、、?」

 

「あ、貴方が目を覚ました時に、

 ファミリーの皆さんには連絡しておきました、、、。ズルッ

 急いで皆さん此方に向かってくるそう、、です。ズルッ」

 

「そっ、か、

 ありがとう、、」

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄

 

「綱吉、

 キスしたい。」

 

「!?

 いや、でも、入江くんが、ッ」

 

 名前を呼ばれた入江はどきっと胸を鳴らす

 

 チュッ

 

 優しいキスを落とす

 

「半年も待ってたんだよ、、

 他の奴らがくるまで、

 充電、させろ、」

 

「…うん。」

 

 綱吉の目には涙が溢れていた。

 

「ぼっ、僕は少し向こうの部屋で機械を見てきます、、、

 から、20分ぐらい戻ってきません!から!!!」

 

 少し照れたようにそそくさと出て行った

 

 

 

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄

 「ツナ!!!!」

 「綱吉、!」

 「沢田!!!」

 「綱吉クン、、、。」

 「ボス!!!!!」

 

 入江のところに着いたファミリーは綱吉を

 硬く抱いた

 

「みっ、みんな、、、、!」

「おかえり、ツナ。」

 

 みんなが安堵の声を漏らした

 

「あ、あの、獄寺くん…は?」

 

(あたりを見渡してもいない。

 まさかあのファミリーに、!!?)

 

「獄寺、出てこい貴様ー!

 沢田が探しておるぞ!!!!」

 

 笹川に、引っ張って綱吉の前に連れてこられる

 

「あ、良かった、、、。

 君が生きていて、、、。」

 

 すると獄寺は綱吉の前に膝をついて

 手を握るとくちを開いた。

 

「10代目…。

 すみません、俺が

 あの時、しっかり把握していれば、、、。

 なんなりと罰は受けます。」

 

「…獄寺くん。

 君は何も悪くない。

 だから顔をあげてよ。」

 

「…貴方に合わせる顔がありません、、、。」

 

 下を向き続ける獄寺の顔をあげ、

 軽くデコピンをした

 

「俺はさ、

 誰にも死んでほしくないんだよ、。

 だからあの時、俺だけが気付けて良かったなぁって

 思うんだ。

 ……獄寺くんには俺が寝ている間、

 多分、たくさん迷惑かけたでしょ?

 これでおあいこだよ。」

 

 にこっと笑う綱吉の顔を見て

 獄寺は綱吉の手を握り涙を流した

 

「なんだ、獄寺は泣き虫だな。」

 

 低い大人の声が聞こえた

 

「よぉ、ツナ。」

 

 軽く微笑み近づいてきたのはリボーンだった。

 

「リボーンッ」

 

 頭をぐしゃぐしゃに撫でる

 

「!?

 ちょっ、リボーン!!」

 

「お前にはやっぱり

 笑ってんのが1番なんだよ、バカツナ。」

 

 その場にいた全員が

 綱吉の帰還にほっと胸を撫で下ろした

 

 

 ̄ ̄ ̄数日後

 

 ファミリーの上層部たちに

 ボンゴレデーチモが生きていると報告が入り

 再び、綱吉が10代目の椅子に座った

 

 

「おい、

 カス。」

 

「ザンザス、

 俺の代わりにみんなを守ってくれてありがとう」

 

 真っ直ぐザンザスを見つめそう言う

 

「守った?

 笑わせるな、

 俺は俺のために此処に座ってたんだよ」

 

 そう告げると部屋から出て行った

 

「獄寺くん、

 ヴァリアー暗殺部隊にこの手紙を送っておいて

 くれないかな、、?」

「これは…」

「昨日の夜、

 書いたんだ。」

「わかりました。」

 獄寺が受け取ったのはヴァリアー宛の感謝状だった

 

「…ところで10代目。

 その後、お体は大丈夫ですか、、?」

「まぁ…まだ動かしにくいところは

 あるけど、獄寺くんや、スクアーロに

 支えてもらってるから不自由はしてないよ、」

 

 少し申し訳なさそうに微笑む綱吉

 

「あっ、あの、10代目!」

 

 ガチャッ

 

「綱吉〜、いるか〜?」

「スクアーロ!」

 

 入ってきたのはスクアーロだった。

 

「スク!

 お疲れ様!」

 

 ぱたぱたと不自由な体で駆け寄る綱吉

 

 獄寺は何か言いたげだったが

 2人に気を使い、スクアーロに書類を渡し出て行った

 

 

 

「う"ぉ"い"、綱吉。

 早くお前を抱きてぇ。」

「んなッ⁉︎///」

 

 綱吉を抱き抱え、

 ソファに寝転がせると

 噛み付くようなキスを落とす

 

「んッ、

 …どうしたの急に、、?//」

「……任務中に、また、

 お前がどこか遠くへ

 行ってしまう様な気がしてならなかった。

 ……怖かった。」

「……」

 

   ギュッ

 

 寝転がった体勢のまま熱く抱き寄せた

 

「俺は、、

 もうどこにも行かないよ。

 スクアーロが俺のために

 苦しんでいるのは見たくないんだ、」

「綱吉…。」

「だから、

 半年分の愛、俺がスクアーロに注ぐよ、。」

 

 

 

  2人は朝まで抱き合った。

  お互いの温もりを感じながら、

  ベットの上で眠った。

  心地よい心音と寝息を聞き、

  双方が “生きている“ と言うことを

  確認しながら

 

 

 

 

 

  ̄ ̄ ̄ ̄おやすみ、スクアーロ。

             ti amo_______.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださり、
ありがとうございました!

短編小説ってゆうのもいいですね!
やはり推しは笑っているのが1番だー!!!
書けて楽しかったです!!

スクツナ永遠なれ。
2021/03/30


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