どうしても切り離せない、性別という差に時折迷い戸惑うも、1人の様な2人は高校生活を過ごしていく。
カクヨムや小説家になろうでもほぼ並行連載
たまに改訂内容が各サイトで反映されてなかったり。
注記
創作意欲低迷中
番外編・我が片割れが縦セタを酷く恐れるようになった日。 【1/2】 | |
番外編・我が片割れが縦セタとか言う凶器を得てしまった日。 【2/2】 | |
番外IF編・双子は仮想の姿を得る【1/4】 | |
番外IF編・双子は仮想の姿を得る【2/4】 | |
番外IF編・双子は仮想の姿を得る【3/4】 | |
双子 | |
誰だお前、と俺は思った。 | |
性転換したらこうなるのか、と私は思った。 | |
だからってここまで気を許せるのかと、俺は思った。 | |
ママはママで全然変わらないな、と私は思った。 | |
一応信じてくれる母も母だな、と俺は思った。 | |
案外姉弟ごっこも面白いな、と私は思った。 | |
妹がいる生活はこんな感じかもな、と俺は思った。 | |
幕間 俺と私の、無関心。 | |
姉妹 | |
やっぱり他者というのは苦手、と私は思った。 | |
控えめな態度なら話し易いのに、と俺は思った。 | |
便利だけど当事者になるのは嫌、と私は思った。 | |
文字の長点と言えばコレだな、と俺は思った。 | |
本当らしくないな、と私は思った。 | |
ここまで喋ったのは何時以来だと、俺は思った。 | |
ここまでよく分からない人もそう居ない、と私は思った。 | |
二人分のスペースとしては狭すぎる、と俺は思った。 | |
たった一つの欲の為にこの魔境に入ったのか、と私は思った。 | |
楽しい反面相手が可哀そうだ、と俺は思った。 | |
人として五ミリぐらいは成長したかな、と私は思った。 | |
幕間 姉妹の依存 | |
残暑が冷え去る日々 | |
母の友人だから察してはいた、と俺は思った。 | |
ちょっとは気を付けるべきだったか、と私は思った。 | |
泳ぐのは今日で今年最後だろう、と俺は思った。 | |
これは好みじゃないのだけど、と私は思った。 | |
もう少し人気の無い所は無いのか、と俺は思った。 | |
何をしたら長々と買い物できるんだろう、と私は思った。 | |
その日が来ることは一生無いだろう、と俺は思った。 | |
幕間 俺と私の、無理解。 | |
兄弟 | |
今年はそこまで辛くないだろう、と私は思った。 | |
折り畳みじゃなくてよかった、と俺は思った。 | |
カフェって結構割高だよね、と私は思った。 | |
人のこと言えないだろう、と俺は思った。 | |
これが私たちの距離だと、私は思った。 | |
理解とは本来難しい事だと、俺は思った。 | |
一人じゃ何も出来ないなと、私は思った。 | |
どうせなら2人で走りたいと、俺は思った | |
そういう所で心が通じるのは嫌だと、私は思った。 | |
母と似ている所なんてない筈、と俺は思った。 | |
知らないことは寂しい事だと、私は思った。 | |
疲れるばかりでは辛いと、俺は思った。 | |
幕間 兄弟の理解。 | |
温もり恋しと寄せ合う日々 | |
意外とこういう感情はしぶといのだと、私は思った。 | |
何が変わっても根は同じはず、と俺は思った。 | |
連携にも限度があるのだ、と私は思った。 | |
変わってしまったのだな、と俺は思った。 | |
ハッキリさせるべき物なのか、と私は思った。 | |
覚悟を決めるのなら一緒に、と俺は思った。 | |
動物の気持ちなんて知りようもない、と私は思った。 | |
とんだ物好きも居るんだな、と俺は思った。 | |
持つべきは友人と言うのは本当だな、と私は思った。 | |
意外とサボりというのは許容されるのか、と俺は思った。 | |
文化祭が楽しみでも不安でもあるとは妙だ、と私は思った。 | |
幕間 大切な人との再会 | |
文化祭 | |
あれが歩き回っても許されるのだな、と俺は思った。 | |
何時までも不思議な猫だ、と私は思った。 | |
ここまでグイグイ来られても困る、と俺は思った。 | |
理由さえあれば何でもできる、と私は思った。 | |
曖昧な代償だな、と俺は思った。 | |
性趣向なんて人それぞれだ、と私は思った。 | |
こんな間違いは人生に一度で十分、と俺は思った。 | |
終わっても終わらせたくないと、私は思った。 | |
2日目には早すぎるだろう、と俺は思った。 | |
幕間 我は猫である。 | |
心近づける日々 | |
距離感は近いほど良いという訳では無い、と私は思った。 |