中にあんこが詰まった、頭だけのまんじゅう。それがゆっくりである。異論は認めるからコメントください。
「ゆっくり育てていってね!」をプレイしていない人には分かりづらい内容になっています。まだ遊んだことないよー!という方はぜひプレイしてみてください。
ゆっくりしていってね!
──かつて、英雄と呼ばれたゆっくりがいた。人間との対立が深まる中、そのゆっくりは紅く燃える剣を後頭部に紫に光る髪をなびかせ、弱きを助け強きをくじく。勇者と呼べるゆっくりであった。
だが、時代は残酷であった。人とゆっくりは戦い、血をあんこで洗う大戦争となった。
彼は戦争を止めた。時代を変え、世界を変えた。その代償は大きかった。
彼は眠りについた。人とゆっくりが仲良く過ごす未来を夢見て──。
──300年後
「オラァ歩けえ!足がねえなんて言い訳してんじゃねえ!」
ドスッと蹴られ凹む頭に憲兵達は大笑いする。俺は早々に無視を決め、少し離れたところで見ていた。
「だははははは!へ、凹んだよがはははは!」
きっと睨むが、どうせ対抗する手段なんてないんだ。ゆっくりは手も足もなく、人間に比べ圧倒的に非力だ。戦士の端くれである俺もその事実に何度も打ちのめされてきた。
「あ゛あ゛?なんだその目は」
またそいつは蹴られた。何度も何度も。綺麗だった赤い髪はボロボロになっている。きっと今日そいつが寝室に帰ってくることはないだろう。
「はぁ…」
思わずため息を着くも、捕まってしまった以上、どうすることも出来ない。みんなそうだろう。
いくつかの村が一気に制圧されてしまった。抵抗したゆっくりは死に、無抵抗のゆっくりは捉えられ奴隷にされた。今はその働き口に移動させられている最中だ。
どうせ今の状態で反抗しても殺されるだけなのに。今は耐えるしかない。死にたくない。
「はっ!てめーみてーにな、反抗するやつがこの先出ないようにするために見せしめにしてやってるんだよ。光栄に思いな!」
もうダメだ。飛び出たあんこが泥に滲む。思わず目を背け進もうとした──
その時だった。
雷が落ちたような轟音と衝撃波。振り向いた時、そこにあるべきものがなく、隕石が落ちたかのように地面がえぐれ、深緑色のガスのようなものがそこにあった。その中心で一振の剣と1体のゆっくりが、赤い目を爛々と光らせ、笑っている。
「な、何が起きた!」
何度か銃が発射されるが、その全てがそいつにに届く前にガスでドロドロに溶けてしまった。これでは何人憲兵が集まっても同じことだ。
そのゆっくりは軽やかに宙に舞った。まずい。危険を感じ、急いで逃げだしたその瞬間、再びあの轟音が聞こえた。人だけでなく、近くにいたゆっくりまで巻き込んでいる。
なんなんだ。あれは。
あまりに圧倒的すぎる力に俺はただただ逃げるしか無かった。そいつがゆっくりであることは疑う余地などないにもかかわらず、その強さを希望として見ることは出来ない。涙を流しながらただただ逃げた。気がついた時、風が吹きつける草原の中にたった1人で立っていた。
──第四次饅頭戦争。その始まりである。
まあだいたいこの字数くらいで進みます。
ずっとこんなにシリアスな訳では無いのでご安心を。
このまま次のも読んでくれたら嬉しいなあー(チラッ)
それでは、また。