ランス9の志津香ルートやった後にダンまちの小説見たから書きたくなった。
人気でたら続ける。

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00.伝説のプロローグ

この街の名は【オラリオ】

 

今、世界で1位2位を争うほどの熱い都市である。

天上より神々が降臨し、人に力を授け、戦う術を身につけさせた。

力を得た人間は与えた神の眷族─────家族として、その神の名を掲げ一集団として成立する。

それを【ファミリア】と通称する。

 

神々は人間の活躍を悦とし、物語の中にしかいないはずであったが英雄を、勇者を。この時代に現実のものとし、『ここに来れば英雄になれるぞ』と世界に知らしめたのだ。

 

 

しかし、ここ数十年。英雄足り得る力を持った存在は現れず、唯一の頼みであったゼウスとヘラの【ファミリア】は他の神により闇に葬られた。

ゼウスとヘラを葬るため手を組んだ2柱の神は後に【オラリオ】にて最王手として君臨する。

 

英雄のいない時代に英雄を作り出すため、片割れの神は自身の眷族に【勇者】(ブレイバー)と2つ名を与え、その槍の絶技と紳士的かつ社交性のある人格者に仕上げた。小人族(パルゥム)であった彼は種族的に舐められがちではあるものの、1度会い、そしてその栄光を目の当たりにすれば文句を言うものなど存在しなかったのだ。

 

 

だが、それでも英雄足り得る存在ではない。

 

 

 

天上より来た神々の目的は娯楽を求めること。

曰く、人が到達できぬ神の領域には人の地と変わらぬ、いやそれより一切穢れの知らぬ大地、木々、水。その全てが揃っているという。天国という物が楽園に近いものだと考えるなら、天上はまさに思考の大地であるはずだ。あるはずだが....

 

──────────それだけ

 

神の領域にあるのはそれだけ。

神はそれぞれ司るものがあるにも関わらず、大体は放任的で人の世に興味はなく、少し前まで人の世界を除く神すらごくごく少数であった。

そのため、神はとにかく暇なのだったらしい。

神は子を成せないため繁栄はなく、

神には寿命がないため老いることもない。

 

淡々と、数える気にもならない途方もない時を生きるのみだ。

 

そんな日々に嫌気がさし、神は下界に降りてきた。

日々を真剣に、おおよそ100年も生きれぬ生命が殆どで、その短い一生を無駄にせんとばかりに生きている人類に、神々は惚れ込んだのだ。

 

 

 

 

 

 

 

下界に降り、英雄譚を築き、時は流れ、この時代に英雄は────────まだいない。

 

先に述べた【勇者】(ブレイバー)には目的がある。

種の繁栄だ。

彼の種族例外なく皆が小さく脆弱な種族だ。

40を超えた身でも外見は12の子供に見える、そんな種族。

それゆえの人種差別は酷かった。

それを変えるために行動している彼はひとつの場所に根を貼りその街で最強の一角として恐れられるが、資質が足りなかった。

 

 

資質を持った存在は1つの時代に数人現れる。

彼らは皆、超一級の才能を持ちその時代を華やかに、神々が楽しめるように存在する。

歯止めを知らぬ才能はたちまち表舞台で活躍するほどの力を身につける。

定年が60の人間の全盛期は10代半ばから30代前半程度。

その間に行き詰まりなど感じることも無いだろう。

 

神々の与えた力は、所有者の経験に左右される。

要は、冒険だ。冒険をし、今を超えたものこそが次の段階へと昇華できる。

だが、やはり個人で持てる力には限界があり、どう足掻いても人はいずれ限界にぶち当たる。

 

 

時代は英雄を求めていた.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてここに。

 

そんな限界の存在しない、この物語の主人公にして英雄の資質と資格を持った人物が現れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その英雄の資質を持った人物は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とっても自分勝手で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とってもスケベで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とっても乱暴で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても正義とは思えない男だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rance 迷宮を求めて

──────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の名はランス

史上最強にして無敵の戦士だ。

 

今はお情けで片田舎のアイスで冒険者をやっているが、いずれは世界中の美女をこの手に収める使命があるのだ。

 

 

冒険者としてはとある神の【ファミリア】所属だが、無敵の俺様には神の力など不要なのであんまり顔は出さないでいる。Lvアップの時には行ってやらんといけないのが面倒だが。

 

「こらぁ!シィル!水を汲みに行くだけで1時間も俺を待たせるとは何事だ!」

 

「ひん!すみません

きれいなお水を汲めるところがなかなか見つからなくて...」

 

こいつはシィル

ピンクのもこもこヘアで俺の奴隷だ。

大金はたいて買ったというのにどんくさくてかなわん。

魔法で攻撃も回復もできる便利なやつだから今はそばに置いておいてやっている。

 

「おかげで喉が渇いて死ぬところだったぞ。

おおかた水遊びでもしていたのだろう」

 

「そ、そんな!水遊びなんて! 本当に水場が遠くにあって、途中でモンスターが襲ってきて......」

 

ぽかり。

俺はシィルの脳天にグーをお見舞いする。

 

「奴隷の分際で口答えするな。いいからその水筒を早くよこせ」

 

ひんひんと頭をさすりながら、シィルは水筒を差し出した。

それをふんだくり、一気にそれを飲み干す。

 

「ぷはぁー!体に染みるな

おいシィル。そっちもよこせ」

 

シィルが持っていたもうひとつの水筒をふんだくり、さっき同様飲み干した。

 

「あ、ランス様!それは私ので...」

 

「さぁて!オラリオに着いたらうまい飯でも食うとするか。

よし!ダッシュで行くぞ!」

 

何やら奴隷が言いかけていたようだが無視だ。

ビッグな俺様は細かいことをいちいち気にしないのだ。

 

「あ、ランス様!そんな急に!

置いて.....置いていかないでくださーーい!」

 

「ふん、グズグズするな!」

 

入国審査の際に列に割り込みしたことが問題にはなったが、入国表にサインをして遅れてきたシィル共々無理やり入ることに成功した。

一応チェックは受けているので違法ではない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門をくぐり街に入る

 

「おお、アイスより断然賑わっているな

さすがは冒険者の集まる街、オラリオだな」

 

既に数度来ているとはいえ、行くたびに活気が増しているように思う。

 

「はぁ.....ふぅ.....それで、ランス様。

それで、どこに行くんですか?ブランさんのおうちですか?」

 

ランスとシィル。

この2人がオラリオに来たのには理由があった。

 

 

 

 

─────────────────────────────

 

 

「名前はヒカリ・ミ・ブラン。自由都市圏の名門、ブラン家のご令嬢だ。この子が3週間ほど前、通っていた学園から突如姿を消したらしい。それを探してこい」

 

机に一枚の写真を放り投げる。

アイスの冒険者ギルドのギルド長であるキースの執務室にて。ランスは依頼の話を受けていた。

 

 

「ははあん....天才剣士の俺様には似合わない、地味ぃーな仕事だな」

 

ランスがそういうと、目の前のアブラハゲ、キースもあからさまな悪態をつきながら頬ずえをして、葉巻に火をつけ、紫煙のため息を吐いた。

黄金でできた指輪を5本指全てに填めた手で依頼のまとまった資料をパラパラとめくる。

 

「今出せる仕事は他にねぇぞ。それとも蜂の巣の駆除やレンジフードの掃除をしたいと言うのなら別だがな」

 

「ここは何ギルドだよ」

 

「ウチはなんでもやるぞ。適材適所ってやつだ。

それで、やるのか?金が無ぇんだろ?」

 

 

ランスは少し考えては先程置かれた写真を手に取りヒカリ・ミ・ブランの顔をそこで初めて確認する。

 

 

 

 

 

「....ってヒカリちゃん?!可愛いじゃないか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

というわけで。オラリオ外の冒険者にして最強無敵の俺様。ランス様に依頼が回ってきたというわけであった。(正確には仕事を回してもらっただけ)

 

「まずはギルドにいくぞ。あのハゲの話ではそこで冒険者登録をしないとこの街で活動出来ないらしいからな」

 

ランスにしては珍しくルールを守って冒険者業に勤しもうとしている。

 

「こらシィル!俺様が行くと言ったんだ。早く案内をしろ」

 

「え?! でもランス様....私オラリオに来たの初めなので、道なんて....」

 

「チッ、使えん奴隷だ」

 

「ひんひん....ごめんなさいランス様....」

 

ランスがシィルに理不尽な怒りをぶつけながらも自分が道を知っていることを黙っておく。ただシィルに怒鳴りたいだけだった。

しかしランスとて最後に来たのは数年前。

日々変化するオラリオにおいてランスの有する知識は遅れているのかもしれない。

ここはアイスのような田舎ではないのだ。

ランスはこの依頼が終わったらオラリオで暫く冒険者活動をするのもいいかと考えている。

理由は簡単で、この街のダンジョンだ。

未だ攻略されない、それどころかどこまで続いているのかすら不明な、まさに未開の地。

冒険者としてサボりがちなランスだが、やはり未知、未開の類は大好きなのである。

 

しかし今回の依頼。シィルはある程度細かい話をキースから聞いているが、ランスはほぼ一切知らないのだ。

今回の件。実は一筋縄で行かないような問題である可能性が高い。

というのも、ヒカリ・ミ・ブランはあくまで自由都市圏の学院での失踪だ。それが何故探索区域をこのオラリオに限定されているのか。どうやって誘拐犯がオラリオにいると突き止めたかまでは定かではないが、それがわかったのならオラリオ「内」の冒険者に依頼すればいい話。

....なのだが、それがそう簡単に出来ないのがこのオラリオの特異性を示している。

この街は自由都市でも特出した超孤立都市なのだ。都市、と言うよりはもはや国の域にかかっている。

それはつまり、オラリオ外での権力はオラリオ内ではあまり意味をなさないということになる。

それは逆でも同じことではあるのだが。

これのこともあり、外部からの依頼を一切受付ないこの街に探索依頼を出すには、第三者への介入をしてもらわなければいけないというわけだった。

その性質上、相手を捕まえ、証拠云々を完全に洗い出さなければ牢屋にぶち込むことが出来ない。まして冒険者間ならば戦闘は避けられないだろう。

無論相手もそれは理解している事だろう。そのため誰が犯人なのかを突き止めるまで、オラリオ内では気を緩めないのだ。

...しかしシィルからそんな進言できる訳もなく、

 

「がはははは、シィル、こっちだ」

 

相変わらずの大股で歩いていくランスを不安そうに見つめることしか出来なかった........

 

 

 

 

 

 

 

 

 




続くかも?

続いて欲しいですぅ...?

  • 続いて欲しい
  • もういいわ
  • そんなことよりS〇Xだッ!
  • そんなことより殺人貴クロス書け

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