大変!生徒会室のラノベが見つかっちゃう!?

何とかして隠し通そうとする菜々ちゃんですが……

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副会長「あなたという人は……。」

 

 

 

〜虹ヶ咲学園、生徒会室〜

 

 

 

 

菜々「〜!」ガサゴソ

 

 

愛「ねえ、せっつー?」ガサゴソ

 

 

菜々「今は菜々ですっ!!」ガサゴソ

 

 

歩夢「なんで、急に部屋を閉め切って片付けを?」ガサゴソ

 

 

菜々「それは……片付けながら説明します!だから今は!お願いだから、今は急いでくださ〜い!!」ガサゴソガサゴソ

 

 

愛歩夢「ええ〜……。」ガサゴソ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜回想〜〜〜〜

 

 

 

〜朝、生徒会室〜

 

 

 

 

???「……よし、誰もいませんね。」

 

 

???「……。」ガサゴソ

 

 

???「〜♪」ペラッ…

 

 

 

 

 

 

 

〜生徒会室前〜

 

 

 

〜♪〜♪

 

 

 

副会長(鼻歌?会長っぽいけど……。そういえば会長、いつも朝一に来て何をしてるんだろう……?)

 

 

 

〜♪〜♪

 

 

 

副会長(ちょっと様子を伺ってみましょうか……。)

 

 

 

 

ドア「キィ……。」ハンドア

 

 

 

 

副会長(これで、少しですが中の様子が見えますね。どれどれ……。)

 

 

 

♪〜

 

 

 

副会長(やっぱり会長だ……読書中?難しそうな本のカバー……。朝一から1人で勉強してるなんて、ちょっと感心。)

 

 

 

〜♪

 

 

 

副会長(あれだけ夢中なら……ちょっと驚かせちゃおうかな?)

 

 

 

〜♪

 

 

 

 

 

〜生徒会室〜

 

 

 

菜々「〜♪〜♪」ペラッ…

 

 

菜々(やはりお約束のトラックは外せませんね♪そして目を覚ました主人公は……っと。)ペラッ…

 

 

 

 

 

〜生徒会室前〜

 

 

 

副会長(今、会長は向こうを向いている、そして本に夢中……今なら気付かれずに入れる?)

 

 

 

〜♪〜♪

 

 

 

副会長(いつまでも半ドアじゃ怪しまれるし……今だ!)シュバッ…

 

 

 

 

 

〜生徒会室〜

 

 

 

シュバッ…

 

 

 

副会長(よし、ここなら会長の席からは見え

 

 

 

 

菜々「あ!副会長さん♪おは……あれ?なんで隠れてるんですか?」キョトン

 

 

 

 

副会長「ひゃいッ!?」ビクッ!?

 

 

菜々「フフ。副会長さんもそんな声出されるんですね♪」

 

 

副会長「コホン……おはようございます、会長。会長はこんな早くに、何を?」

 

 

菜々「え、私ですか!?……べ、『勉強』、でしょうか……?」ダラダラ

 

 

副会長「いつも、こんな時間に……?」

 

 

菜々「そそ、そう……ですね。」ダラダラ

 

 

副会長「……。(この焦り様……。会長は努力を見せたがらない人だとは思っていたけど、こんな所で1人頑張っていたなんて……!?)」ジーン…

 

 

菜々「……。(ば、バレてない、バレてない……はず。カバーも変えましたし。)チラッ

 

 

 

 

難しそうな本(ラノベ)「……。」チョコン

 

 

 

 

副会長「……このことは、秘密にしておきますね♪」ニコ

 

 

菜々「え……。(まさか、バレてる!?)」

 

 

副会長「『お勉強』、頑張ってください!」キラキラ

 

 

菜々「は、はい……。(いや、バレてない?……いやいや、この『お勉強』が隠語な可能性も……ど、どっちだこれ〜!?)」グルグル

 

 

副会長「……さて、と。誰もいない生徒会室にいても退屈だし、教室にでも寄ろっかな。」スタスタ

 

 

 

 

ドア「ガチャ……。」ガチャ…

 

 

 

 

菜々「これは……どっち?」アゼン

 

 

菜々「もしバレてたら、副会長さんに弱みを握られて、あんなことやこんなことを……いや!あの純粋な副会長さんならカバーだけ見て信じてくれ

 

 

 

 

ドア「ガチャ。」ガチャ

 

 

 

 

副会長「応援してますよ、会長♪」グッ…!

 

 

菜々「 」

 

 

 

 

ドア「ガチャ……。」ガチャ…

 

 

 

 

菜々「どっち〜〜!?」

 

 

 

 

〜〜〜〜回想終わり〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「それで私たちは今、生徒会室中にあるせつ……菜々ちゃんの私物をまとめてるんだね。」ガサゴソ

 

 

愛「聞いた感じだと、バレては無さそうだけどね〜。」ガサゴソ

 

 

菜々「甘いです!!副会長さんの好奇心を侮らないでください!」ガサゴソガサゴソ

 

 

歩夢「あ〜……。」ガサゴソ

 

 

愛「歩夢も何か知ってるん?」ガサゴソ

 

 

歩夢「副会長さん、せつ菜ちゃんのファンだから……。」ガサゴソ

 

 

愛「それマジ!?それじゃあ菜々、まんま変身ヒーローじゃん!」

 

 

菜々「そんなこと言っていられないんですよ〜!!」アタフタ

 

 

歩夢「もしかして、何かあったの?」キョトン

 

 

菜々「はい……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜回想〜〜〜〜

 

 

 

 

〜お昼休み、生徒会室〜

 

 

 

???「よし、誰もいませんね……。」キョロキョロ

 

 

???「確か、ここに……あった!」

 

 

 

 

難しそうな本「……」デーン

 

 

 

 

菜々「うわああ〜!?」シュバッ!

 

 

???「え、会長!?」

 

 

菜々「副会長さん……よよよよ、読みまし、た……?」

 

 

???「は、はい……。会長って試験科目に倫理を選択してるんですか?」

 

 

菜々「ええっと!実はまだ迷ってるところでして!あはははは……。」アハハ

 

 

副会長「そうですか。会長は哲学、お好きなんですか?」

 

 

菜々「そ、そうですね!嗜む程度には……あはは。」

 

 

副会長「だったら絶対やるべきです!哲学って、とっても面白いんですよ!?」キラキラ

 

 

菜々「は、はあ……。」

 

 

副会長「こうして思想家の考えを見ていると……時代や国境を越えても人の考えることってみんな同じで、言葉や肌の色は違っても同じ生き物なんだ!って思えて……ちょっと嬉しくなっちゃいますよね♪」ニコニコ

 

 

菜々「そ、そうですね……。」

 

 

 

 

キーンコーン カーンコーン

 

 

 

 

副会長「もう予鈴……すみません、つい話し込んでしまいました。」

 

 

菜々「いえいえ、そろそろ教室に戻りましょうか。」

 

 

副会長「はい♪」

 

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

 

菜々(中身をすり替えてなかったらアウトでした……。まさか、副会長さんがここまで好奇心旺盛な方だったとは……。)グッタリ

 

 

 

 

〜〜〜〜回想終わり〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

菜々「というわけでして……。」

 

 

愛歩夢(あれ?この2人、結構似たもの同士では……?)

 

 

菜々「はっ!?急がないと副会長さんが来てしまいます!さあ2人とも、急いでお片付けを!!」ガサゴソガサゴソ

 

 

歩夢「ええ!?」ガサゴソ

 

 

愛「……。」ムムム

 

 

菜々「愛さん!?お願いですから、今は手伝って

 

 

 

 

ドア「ガチャ……。」ガチャ

 

 

 

 

副会長「あれ?会長……と、ご友人の方々?」

 

 

菜々歩夢「 」

 

 

愛「ちーっす、副会長さん♪」

 

 

副会長「挨拶は……まあ、フォーマルな席ではありませんし、目を瞑りましょう。こんにちは♪」

 

 

菜々「ア……」

 

 

副会長「ところで、わざわざ部屋を閉め切ってまでお掃除……ですか?」

 

 

歩夢「ああああのね!?これは

 

 

菜々「2人にお部屋の整理を手伝って頂いてたんですよ〜!?あはは。」アハハ

 

 

愛(まあ、嘘ではないな……)

 

 

副会長「それならご友人のお手を煩わせずとも、私に言ってくれればお手伝いしましたのに……。」

 

 

菜々「あ、いやそれは……。」

 

 

副会長「まったく、私の前でくらい、見栄を張らなくてもいいんですよ?会長が陰で頑張ってるのは知っていますから♪」ニコ

 

 

歩夢「そ、そうなの〜!菜々ちゃん、1人で抱え込みがちだから、周りが支えてあげないと。」

 

 

愛(ここまで1つも嘘ついていないのがまた……)

 

 

副会長「良いご友人に恵まれましたね、会長♪」

 

 

菜々「あはは……。」

 

 

愛「〜♪(ま、いっか。)」ガサゴソ

 

 

副会長「……。」スッ…

 

 

菜々「ちょちょちょちょ〜〜!?」シュバッ…!

 

 

副会長「あの……そこにいられると手伝えないんですけど……。」

 

 

歩夢「こ、ここは私たちに任せて副会長さんは先に……!!」

 

 

副会長「そんなフラグ立てられたら、なおさら放っておけないんですけど……。」

 

 

菜々「と、とにかく!」ジリ…

 

 

副会長「4人でやった方が早いですよ?」ジリ…

 

 

歩夢「もう少しで終わるから……!」ジリ…

 

 

副会長「いや、流石に無理がありますよ!?

 

 

 

 

本の山「……。」デーン!

 

 

 

歩夢菜々「う……。」

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

副会長「私も手伝いま

 

 

菜々「うおおお!カバディカバディ!!」シュバッ!

 

副会長「な、なんですか急に!?」

 

 

 

 

愛「お、カバディじゃん。」ガサゴソ

 

 

 

 

副会長「いや、それは知ってますけど!?なんで唐突にインドの国技!?」

 

 

歩夢「か、かばでぃ!」シュバッ…

 

 

副会長「くっ……!」

 

 

 

 

菜々歩夢「カバディカバディ!!」シュバババ

 

 

 

 

副会長「なんて隙のないディフェンス……!」

 

 

菜々「うおおお!!」カバディ

 

 

副会長「会長、あなたという人は……。」ポン

 

 

菜々歩夢「……へ?」

 

 

副会長「こんなになるまで無理をして……。疲れているなら、なんで私を頼ってくれなかったんですか……?」

 

 

菜々「あ、いやそういうわけでは

 

 

副会長「私、そんなに頼りないですか……?会長程の仕事はできないにしても、力になることすら叶わないんですか……!?」

 

 

菜々「あの、だから

 

 

副会長「私、はんぺんちゃんのお世話を頼まれた時、嬉しかったんですよ?……初めて私を頼ってくれた、ちゃんと私も会長の力になれてるんだって……。だから、これからも頑張って忙しい会長を支えようって……。」ウル…

 

 

菜々「そそ、そうじゃなくて!副会長さんのこと、すっごくありがたいって思ってるんですよ!?」アタフタ

 

 

副会長「なのに……一番近くで支えなきゃいけない私を締め出して、挙げ句の果てにカバディなんて……。」ウルウル

 

 

菜々「うわ〜!?ごめんなさ〜〜い!!」ドゲザ!

 

 

 

 

???「そ〜れカバディ。」ポイッ

 

 

難しそうな本「!?」ヒューン

 

 

 

 

 

副会長「会ちょ…………へ?」パシッ

 

 

 

 

難しそうな本「……。」ヤア

 

 

 

 

副会長「……本?」

 

 

歩夢「ああ!?」

 

 

菜々「それは!?」

 

 

愛「読んでみ〜?」ガサゴソ

 

 

副会長「失礼します……。」ペラッ…

 

 

菜々「そんな……終わっ、た……。」ガクッ

 

 

歩夢「愛ちゃん!?なんで本渡しちゃったの!?」

 

 

愛「え?だって菜々、副会長さんを仲間外れにしたこと謝ったじゃん。」ガサゴソ

 

 

菜々「そ、それは……。」

 

 

歩夢「それとこれとは別じゃない!?」

 

 

愛「おろ、そうだった?…………でも、いいんじゃない?これで。」ユビサシ

 

 

歩夢菜々「へ?」クルッ

 

 

 

 

副会長「これは……へ!?、なるほど……、」ペラッ…

 

 

 

 

歩夢「なんだか、没頭してる……?」

 

 

 

 

副会長「……ええ!?」ペラッ…

 

 

 

 

菜々「これは……!?」

 

 

愛「さ〜て、愛さん疲れちゃったし、残りはよろしく〜♪」スタスタ

 

 

菜々歩夢「 」ポカーン

 

 

 

愛「ほら、歩夢もおつかれ!」グイ…

 

 

歩夢「愛ちゃん!?」ア~レ~!?

 

 

菜々「2人とも行ってしまいました……。」ポツン

 

 

 

 

パタン……!

 

 

 

 

副会長「会長……、」

 

 

菜々「はいっ!?」ビクッ!?

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

副会長「2巻、あります?」ズイッ

 

 

菜々「へ……?」

 

 

副会長「早く続きが読みたいんです!!こんなにワクワクして、ドキドキして、続きが気になる物語、初めてなんです!!もう、1巻で大好きになっちゃいました!!」

 

 

菜々「副会長さん……!」ウルウル

 

 

副会長「会長?」キョトン

 

 

菜々「2巻はこっちです!」キラキラ

 

 

 

 

 

〜生徒会室前、廊下〜

 

 

 

ニカンハコッチデス!

 

 

 

歩夢「なんだか上手くいってるみたい……?」

 

 

愛「また一つ、大好きがいっぱいの世界を作ってしまった。」フ…

 

 

歩夢「これで良かったのかな?」

 

 

愛「さあ?……でも、2人とも楽しそうじゃん?」

 

 

 

 

アハハ♪

 

 

 

 

歩夢「そうだね♪」

 

 

愛「そんじゃ、部室にでもいこーかなー?」パサ…

 

 

歩夢「何か落としたよ?」ヒョイ

 

 

愛「ありがと。あれ?すり替えたカバー、持ってきちゃったか〜……。」

 

 

歩夢「せつ菜ちゃんの本……そういえば、あの時何を渡したの?」

 

 

愛「そのカバーの中身。」

 

 

歩夢「このカバー……?」

 

 

 

 

カバー「異世界転生したら世界がカバディに支配されていた件」

 

 

 

 

歩夢「 」

 

 

愛「ま、今度返せばいっか。カバディ〜カバディ〜♪」テクテク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜FIN〜

 

 


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