偽情報に踊らされながらも、それでも人々の為戦い続けていた赤の団ですが。
団長がその現状に、ただ手をこまねている訳がありませんでした。
「ソラス。占星術を頼みたい」
「はい!」
団長が、私に占星術を頼む時は、団長でも迷うような案件。
つまりは、ここぞという時です。
占星術師としてちゃんと頼られるているのが分かると、嬉しくて、私も気合を入れ。
お母様が持っていた天球儀を真似て、拠点近くで取れた鉱石に私の魔力を込めて作った、天球儀を空に掲げました。
「人を探している。その人がいる土地は知っているが、正確な場所までは分からないんだ。場所を示してほしい」
「分かりました。任せてください!」
地図を広げながら問う団長に、私は星の導きを受け、その土地に地図で印を受けます。
その地図が示した場所は、拠点から半日と経たずに歩いて行ける場所にある。
鬱蒼とした森が広がる。
長命で耳が長い種族。
エルフが住む、妖精郷でした。
「それでその人を、どうするんですか団長?」
「勧誘だ」
数日後。
団長、私、アトナテス、サナラの四人。そして、紫竜さんの一匹で森を歩いていました。
少人数なのは、エルフというのは、他種族に排他的で、あまり多人数で詰めかけると、エルフ狩りか何かと勘違いされ。魔物を撃退する高い弓術、魔法を持つエルフ相手に、一戦交えるのを避ける為だそうです。
人選に関しては、団長は本来なら私と二人で向かうみたいでしたが、出かける話を聞いたアトナテスとサナラが、付いてきたからです。今からでも、帰ってくれませんかね。
行きたい行きたいとごねるアトナテスとサナラに、優しい団長が無下にすることなく、二人は同行することになりました。
本当に、今からでも帰って。嫌ですか、そうですか。はぁ……。
さて、森を歩いていると、唐突になんとなくですが違和感を感じました。
それが何かは分かりませんでしたが。
「何か変な感じがしますね!」
サナラも似たような感覚を覚えたのか、私とまったく同じ考えを声にしてあげました。
「何のことだ?」
一方で、アトナテスは首を傾げていました。
そうなると、私達はごく自然に団長の方へ視線を向け。
団長は、私達の期待がすでに分かっていたかのように、空に向かって手を伸ばしていました。
「人払いをするエルフの結界かな。へぇ。こんな魔法の使い方もあるのか。興味深い」
そして、手を握りしめて、空間を破るように振るうと。周囲から感じた違和感が消えました。
あれ、これ所謂。結界を破って、エルフ達の領域に土足で踏み込んだことになるのでしょうか。
……何事もなかったかのように、歩みを進める団長に信じましょう。
きっと問題ないはずです。
「……追われてるな」
歩き続けていると、今度はアトナテスが声を出しました。
さすがは、生粋の戦士であるアトナテスですね。
この手の敵の気配を、アトナテスは感付き。紫竜さんと共に、周囲を警戒するように呟きます。
どうするんでしょうか。再び、団長に視線が集まります。
「じゃあ作戦開始だ」
こうして、団長が事前に考えていた作戦が始まりました。
といっても、大げさな事は何もしてません。
机を用意します。椅子も用意します。
それだけでは寂しいので、甘い果汁を絞った飲み物と、お菓子を用意します。
そして、物陰で隠れます。
「……団長これで大丈夫なんでしょうか?」
「古典的だけど、有効な手だよ」
餌で獲物の釣る。なるほど、さすがは団長ですね!
いやいやいやそれでエルフが釣れるなら、今頃物質界のあちこちでエルフを見る機会があったでしょ――
「団長!エルフさんが来ましたよ!」
サナラが興奮しながらにそう告げるので、口を閉ざすしかありませんでした。
私達が用意した飲み物とお菓子を、訝し気に眺めていますが。
くんくんと臭いを嗅ぎ。お菓子から漂う甘い芳香に興味深々らしく、手を出すかと悩んでいるようでした。
それにしても、あのエルフは。
「子供ですよね。それに、エルフじゃなくて」
「ダークエルフだね。妖精郷にはダークエルフは住んでいないと聞いていたけど。離れで暮していたのかな」
長い耳に、褐色の肌と、灰色の髪、紫水晶の眼を持つ、ダークエルフの女の子。
エルフは見た目が子供でも、実年齢は私達人間と比べたら、とんでもなく年上である方の可能性が高いですが。
何にせよ、お菓子に興味津々な姿はどこからみても、子供です。
「こんにちは」
気が付いたら団長は、ダークエルフの子供に、そう挨拶していました。
その瞬間、私の視界からその子供が消えました。
どこへ。
私が悠長にそんなことを考えている間に、事は終わったみたいです。
「は、放せ!」
「いきなり大将首を取らせねぇよ」
背に有った弓に、矢をつがえ、絞り、放つ。
この動作を瞬時に行ったダークエルフの子供を、アトナテスは手刀で矢を叩き落とし。空中に居たその子の手首を掴むと、そのまま宙吊りにしたようです。
なおも反撃を試みようと、拳を振るいましたが。姿勢も何も安定してない拳に勢いなんてなく。アトナテスをポカポカと叩くだけでした。
「どうするよ団長」
「放してやれ」
「あいよ」
そして、団長の指示でアトナテスが手を放そうとしたその時。
ちょっとした、気のゆるみが生じたその瞬間。
矢が三本連続に飛来しました。
気が付いたアトナテスが子供を庇うように、身を盾にし。
団長はアトナテスと子供を守る為に、剣を引き抜き。矢を叩き落とし。
「てめぇ!ガキまで狙うとはどういう了見――」
アトナテスの喉を狙った四本目の矢までも、団長は剣で弾きました。
「……何年ぶりでしょうか。こちらの矢までいなす人を見たのは」
物静かな声と共に、その人は現れました。
長い耳、白い肌、金髪に、翡翠の眼を持つ女性。容姿としてはエルフらしいエルフですが。
武器としている弓の黒に合わせたのか、全体的に黒を基調とした装いをしているので。想像上では緑緑している。エルフらしくないエルフとも思えました。
あと、そのエルフの特徴を上げるとしたら。
すでに金髪には白髪が混じり、所々小皺がありました。要するに、年を取ったエルフです。
ですが、決して侮ってはいけません。
老いたエルフというのは、叡智と実力の兼ね備えたエルフの中でも、生まれなど関係なく、尊敬される存在と聞きます。
そしてその話が事実である事を、証明するかのように。
構えていないにも関わらず。そこに立っているだけなのに。
すでにその黒い弓で、心臓を狙っているかのような。そんな圧迫感を私に感じさせました。
少なくとも、迂闊には動いたらその瞬間矢で貫かれる。そんな確信さえ持てしまいます。
「技を見て確信した。あなたが影の射手」
「そういうあなたは、赤の団団長ですね」
どちらも微笑みを浮かべていますが、団長は団長で剣を握ったまま。
影の射手と呼ばれたエルフさんも、黒い弓を握ったまま。
一触即発の雰囲気を漂わせていました。
すでに険悪な雰囲気なのですが大丈夫なんでしょうか、これ。
勧誘をすると団長は言っていましたが、このエルフさんが団長が勧誘したいと言った人でしょうか。
「そして赤の団占星術師ソラス、大地を紡ぐ者サナラ。未熟な私の娘を抱いているのは、魔竜騎士アトナテス。ですね」
ひぇ。
ある程度私の名前も通り始めていますけど。
全員の名前を間違えることなく、視線と共に射貫くように言い当てられると、さすがに怖くなります。
ですが、これは情報収集に長けていることの証明です。
情報に振り回され始めている赤の団に、欲しい人材。
団長が勧誘しようとしたのは、このエルフと見て間違いないでしょう。
「いい加減放せ!」
会話が終わるまで沈黙していた。
アトナテスに抱き締められていた、影の射手の娘から抗議の声が上がりました。
「アトナテス。放してやれ」
「いいのかよ?」
「どれだけお題目を並べた所で。今の私達は、彼女から見たら、娘を人質に取っているようなものだ。私達は戦いに来たわけではない」
「娘と呼ぶガキに矢を打つ様な奴だぞ。それにあいつはエルフ。こいつはダークエルフだ。人質の意味があるか、分かったもんじゃねぇ。危険だぜ」
「噂に違わぬ優しさを持っているのですね。アトナテスさん」
「あぁ!?」
紫竜さんのような鋭い目で、アトナテスは影の射手を睨みますが。影の射手は、相も変わらず笑みを浮かべているだけでした。
捉えどころのなさに、不気味さを感じさせます。
「アトナテス。放すんだ」
団長はもう一度。強くアトナテスにそう言いました。
団長にそう言われては、アトナテスは口をへの字にしながらも、娘さんを放し。
娘さんはそのまま影の射手の背に隠れました。
これで、状況は元通り。とはなりませんでした。
「お子さんの名前は何と?」
アトナテスが娘さんを放したと同時に、団長は剣を鞘に納めて。
用意した椅子に座ってました。
「ご挨拶なさい」
そして、いつの間にやら影の射手も弓を下げて、椅子に座ってました。
あれ。
「えっと、母さま?何をしているのですか?」
「ご挨拶」
「……ユージェンです」
しぶしぶと言った感じに、ペコリと頭を下げる影の射手の娘さんの名前は、ユージェンちゃんと言うそうです。
あれれ。
「あ、あの団長!色々と追いつけないんですが!」
サナラが団長と影の射手以外の人が抱いたであろう、気持ちを代弁してくれましたが。
「まぁ皆も座ろう」
「おいおいおい、さっきまでの戦うぜって感じの雰囲気はどこ行ったよ団長」
「無くなったね」
なんですかそれは。
私達は三人同時にガクッと頭が落ちましたが、着席しました。
椅子が人数ぴったりで良かったです。
「信頼されていますね。赤の団の英雄は」
「そういうあなたも、随分と娘さん。ユージェンを信頼していますね。血の繋がりはないのでしょう」
「私はエルフ。ユージェンはダークエルフ。確かに種族での諍いがあり、血の繋がりもありませんが、娘は娘。例え私の矢を二本三本受けても、ユージェンは物ともしませんよ」
影の射手は、そう自慢気に言います。
ユージェンも、凄いだろうと言わんばかりに胸を逸らしています。
うーむ。人とエルフの感性の違いでしょうか。普通は親は子供に、矢を受けさせないようにするのが普通だと思いますが。
あれですか。エルフは我が子を千尋の谷に落とす風習でもあるんでしょうか。
色々と考えていると、アトナテスが両手をデコの上で組んでいました。
そのまま、おぉ神よとでも嘆きだしそうです。
「どうしたんですかアトナテス?」
団長と影の射手との会話を妨げないように、小声で話すと。
「……あのエルフを見ると反発心が湧いてくる理由が分かった気がする」
「何でですか?」
「……俺の師匠に似ている」
アトナテスの言う師匠さんは誰かは知りませんが。
ユージェンを見るアトナテスの目が、とても同情溢れるというべきでしょうか。とにかく今まで見たことないほど優し気で。あって十分も経ってないというのに。さながら、ユージェンの叔父のような雰囲気を纏わせていました。
本人に言ったらたぶん、怒られるので言いませんが。
「ユージェン。菓子を食べるか?遠慮するな。菓子も、サナラよりもお前に食べてもらった方が喜ぶ」
「何でですか!」
「あぁ毒なら入ってないぜ。ほら、放っておいたらサナラが全部食っちまうぜ?」
「そんなことしませんよ!?」
「…………」
ガヤガヤと言い合うアトナテスとサナラを、ユージェンは不思議そうに眺めていましたが。
敵意も悪意も何もなく。楽しそうに言い合う二人の光景を見て、ユージェンが恐る恐る。
私達が持ってきたお菓子に手を伸ばします。その光景をアトナテスとサナラは、言い合うのを止め。
「はむっ」
ユージェンがパクリとお菓子を頬張り。
その直後、頬を緩ませるユージェンの姿を見たアトナテスとサナラが、同時に親指を突き立て、にやりと笑います。
一度手を出してしまえば、あとは毒を食らわば皿まで。でしょうか。
「うまい。これも!」
ユージェンは用意したお菓子をどんどん食べ進めます。
見てると、私までお腹が空きました。せっかくですし、お菓子を一つ頂きますか。
「ふふっ、おいしいですね。ユージェンちゃん」
「……うん」
弓を構える姿は、見た目とは違って勇ましく感じましたが。
こうして素直に頷く姿は、見た目相応に無邪気な子供と言う感じがして、とても微笑ましいですね。
ユージェンとは仲良くできそうです。
さてと。
思った以上に、私達四人の方がすぐに和気藹々としちゃったので。
飲み物とお菓子を進める手を止めずに、団長と影の射手の話に耳を傾けます。
「魔王ですか……荒唐無稽ですね」
「いや魔王はいる。多くの戦いを繰り返していく中で、私はその存在を確信している。
そうでなければ、組織としての、最低限の協調性を持ち合わせているかも怪しい魔物達が、容易く国々を落とせる道理がない。
魔物が増加した理由も、物質界と魔界は繋がっていて、決して別離することはないと聞いているが。
それでも魔物が物質界に入る。ゲートの規模と数には、限りがあったはずだ。そして、それを破壊した者がいる」
「ゆえに、魔王がいると」
「あぁ、そして魔王がいることを確信している者は。私だけではない。あなたも確信しているはずだ。
影の射手よ。女神アイギスの加護を受けた黒弓を持つあなたなら」
女神アイギス。
最近聞いた女神様の名前なので、憶えていますし、調べました。
端的に言えば、物質界の守護神。でしょうか。
人や武具に加護を与え、物質界を脅かす魔を打ち払う者を、導く女神様です。
さて、どんな女神様でしょうか。
影の射手が持つ黒弓が本物かどうかは分かりませんが、中央の強国が持つアイギスの鎧という実物がある以上、実在する女神様なのでしょうが。
神様にも、そりゃ都合があるかもしれませんが。
もし神様がいるのなら。今すぐに、魔物を打ち払ってくれませんかとは思っちゃいますね。
ただ、そう思ったのは、私が信じているのは、団長と、赤の団だけの不心得者だからでしょう。
迫りくる魔物に、お尻に火が付いても神に祈り続け。
そのまま滅びた地が、少なからず存在してしまっているのを、私は知っているからでしょう。
「…………」
影の射手は、団長の言葉に肯定も否定もせず。
黒弓を大切そうに撫で。
「……惜しいですね。あなたがエルフなら、私はあなたに、ユージェンと同じく弓を教えていたでしょう」
唐突に、そう言葉を零しました。
「私達エルフも、魔物の被害を受けています。無論、その度に追い返していますが。相手は無尽蔵かつ神出鬼没。
弓術魔法に長けたエルフと言っても。
無限の敵に抵抗するには、エルフは決定的に前衛を得意とする人も、そもそもの人数も不足しています。
私がどれだけ、妖精郷各地にあるエルフの里に人を受け入れ。来るべき魔を率いる者、魔王との戦いに備え。他種族と共同戦線を張るべきと主張しましたが。……残念ながら無下にされました」
戦うなら数が多くいた方がいいのに、どうして。
私が抱いた疑問を、団長は鋭く突きます。
「ユージェンがいるからですか」
団長の言葉に、お菓子に夢中になっていますが、しっかりと話は聞いてらしいユージェンが俯き、暗い表情を浮かべました。
それだけで、団長の言葉が正しいと察することが出来ます。
「エルフとダークエルフは、昔からの遺恨がありますからね」
遠くを見つめる影の射手の目には、はたして何年前のことを思い出しているのでしょうか。
私がお祖母ちゃんになるまでの年月の、何十倍もするのでしょうか。
それは、分かりません。
ですが何にせよ、影の射手が言う遺恨というのは、とても根深いものなのは違いないでしょう。
「……下らない」
ですが、団長はそう一蹴してのけ。
ピクリと、影の射手とユージェンの長い耳が動きました。
怒らせたのではないのでしょうか。
緊張が走りますが、団長は前言を撤回しませんでした。
「影の射手。弓の名手にして、情報の重さを知る者よ。今の私には。正しき情報を判別する力も、悪意ある情報から身を守る術も不足している。あなたの力が必要だ。だから……本当はあなただけを、赤の団に勧誘する気でいた」
そして、そんな中で団長はそう言葉を続けます。
「だが私の理想は、魔物に脅かされることのない平和な世界だ。そこに、人もエルフも関係ない。
影の射手よ。私はエルフの王と会談し、人とエルフの協力体制を築く。
それが叶ったら、赤の団に加わっていただきたい」
えっ。エルフの王様と。えっ。私そんな話聞いてないです。
アトナテスも、サナラも聞いてないみたいです。
ぽかんと口を開いたまま、固まっています。
つまり、たった今、団長は決めたようです。
まったく、団長は相談なく決めるのは、悪い癖ですが。
ふふっ、この人は本当に面白い人です。
「随分と、大言を言う方ですね」
影の射手は、団長の言葉を大言と言いましたが。
「大言ではありませんよ。影の射手さん。団長はやるって言ったらやっちゃう人なんです」
アトナテスとサナラも、私と気持ちは同じです。
あぁ、そうだとアトナテスは頷き。
やっちゃう人なんですよと、サナラが推します。
団長なら、きっとやれる。
普通は不可能だと思うようなことを、どんなことをして可能にするのか。
寧ろワクワクしてきました。
「……分かりました。女王とその協力体制に同意したら、赤の団に加わりましょう。ですが、条件があります。
あなたは先ほど、私達エルフとダークエルフの遺恨を下らないと一蹴しましたね」
「あぁ」
影の射手に、団長は即座に答えます。
やはり、影の射手がどう思おうとも、団長には先ほどの言葉を撤回する気はないみたいです。
「ならば、女王の元にユージェンを連れ、その協力体制を結んでみせてください。それが条件です」
エルフとダークエルフには遺恨がある。
そんな中で、ダークエルフであるユージェンを連れて行くのは、きっと不利になるでしょう。
けれど団長は力強く、こくりと頷きました。
影の射手。
英雄王の背に影の射手ありと謳われた、ユージェンちゃんの母たるエルフを指す名でした。
彼女は弓術を極めた者でありましたが、同時に情報戦の玄人でもありました。
当時、目に見えない悪意に翻弄されていた、まだ英雄王ではなかったあの人を、まさに影から支え続けた。
本人が言うには、すでに老い切ったエルフでした。
そして、ユージェンちゃん。
開花を待つ蕾。
千年前の魔王との決戦にはいませんでしたが。
あの人が、英雄王を名乗り始める頃までは、一緒に戦ってくれていました。
あの子は、千年前の決戦の時に、英雄王の下にいなかったことを気にしていましたが。
あの子も私達と同じ英傑です。
何と言っても、英雄王の口から、ちゃんと英傑と認められていましたからね。