星を詠む者ソラス。
 千年前の千年戦争を知る者であり。英雄王の仲間、英傑と謳われた生きる伝説だ。
 星が良く見える日、俺は彼女の部屋に訪れ。英雄王、その生涯を問う。
 
 すると、あぁついに聞いちゃいますか。と、彼女は困りながらそう言うと。
 艶やかな唇を開き、俺に告げた。
 
 面白くない話ですよ。
 
 こくりと頷くと、彼女は語りだす。
 偉大なる英雄王、その生涯。
 
 絶望が広がりつつあった世界。英雄王に出会う英傑達。
 地図から消えていく国々、魔の前に嘆く弱き人々を背負い、立ち上がった希望、反撃の王国。
 魔王の消滅に失敗し、来るべき未来を見据え、戦い続けた。
 
 物質界の英雄王の話。
 輝かしき光の虚栄に隠され、歴史に消された。
 英雄王に、なるしかなかった男の苦悩の話。
 
 それに付き添い続けた、占星術師の話。
 
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