千年前戦争アイギス 占星術師の昔話   作:青き男

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2022/5/4
エフトラフォース(4引き)を受けましたが、イムラウちゃんが来ません。
アガガガ(600パリン


E22 銀腕の英傑トラムと銀騎士の英傑アージェ

 

 「我が名はトラム!そして、今ここに宣言するわ。銀なる腕は人類と共に」

 

 無機物めいた冷たさを感じる銀の騎士を供とし。

 柔和な笑みを浮かべ。宣言せし言葉の高潔なる精神はその右腕にある白銀の如く。

 

 あれが、神様。いえ、亜神様ですか。

 

 女神アイギス様の妹神。女神アダマス様とは違い。

 女神ケラウノス様が天界に張ったという、結界を打ち破る代償として。自ら神の位を下げることになったとしても。人類を守る為に、亜神達が物質界にやってきたのは、大規模な移民が終え。兵舎の空き部屋をどうすべきか頭を悩ましている時でした。

 

 「そして彼女の名はアージェ。私の娘よ」

 「娘?銀腕の神話には確か君は……」

 「えっ?あっ違うの!アージェ!挨拶を」

 「はい、トラム。我が名はアージェ。機械により創造神の被造物、人間の魂を再現した唯一の個体です」

 「機械……あぁなるほど」

 

 機械?あの姿で!?

 英雄王はすんなりと受け入れていますが、亜神と名乗る者達の中に、どう見ても人にしか見えない者達と同様の衝撃を受けつつ。

 

 「神と亜神って何が違うのでしょう?」

 

 英雄王が女神アダマス様と亜神達と、色々と今後の方針を決める会談してる隙にアンブローズに問いかけてみると。

 

 「あたしの知ってる範囲だとぉ神の楔を生み出せるか、生み出せないかの違いですかねぇ」

 「神の楔。それだけですか?」

 「えぇ。でもでもぉ神の楔を生み出せるってことは、自前でとんでも奇跡を起こせるって訳ですからぁ。やっぱり明確に分けられるだけの格の差ってあると思いますよぉ」

 「うーむ……」

 

 アンブローズの話を聞いたうえで、執務室にやってきた亜神達の中でまとめ役なのか、すこし目立っていた彼女。銀腕の亜神トラムを改めて観察してみる。煌びやかな亜麻色の髪。銀にも負けぬ瑞々しい白肌。無駄なく均整のとれた四肢。穏やかな笑みには、何人であれ受けいれそうな母性を感じせ。

 そして銀の腕。何よりも……目立つ銀の腕。なんですかあれ義手ですか?

 とにかく、銀の腕を除けばどこを見ても、神様だと言われても、やっぱり普通の女の子にしか見えません。

 彼女に比べたら。後ろに控えている人間の魂を再現した機械であり、トラムの娘と紹介された。銀の騎士アージェの方が、人と比較したら特異な存在であると、納得できるほどです。

 

 「君達の事情は理解した。これからは王国の盟友として、私達と共に魔王と戦おう」

 

 そうこうしている内に、話が纏まったようです。

 英雄王は亜神達と握手を交わしていくと最後に。

 

 「トラム。そしてアージェ」

 「何かしら?」

 「何でしょう代理マスター?」

 

 トラムとアージェを英雄王は呼び止め。

 

 「今これより、英傑を名乗れ」

 

 えっ。

 

 英傑とはと、首をかしげるトラムとアージェに、英傑の称号を英雄王より与えられました。

 そして、トラムが英傑を意味するところを英雄王に聞くと。

 それはそれは面白い反応が返ってきました。

 

 「わ、私達何か変なことしたかしらアージェ!?」

 「トラムの言動に不可思議な所はなかったと、アージェは推測します。ですが、しばらくは代理マスターの思考を理解できるよう。アージェは予定通り。代理マスターの傍に控えようと思います」

 

 英傑の称号とはとどのつまり、王国ナンバー2の立場を与えられたという事です。

 何もしていないはずだと、慌てふためく亜神様と。それを宥める機械騎士という珍妙な光景に。英雄王は笑みを浮かべながら見守っていました。

 

 「英傑とはいったい……」

 

 二人の困惑が強かったように、はっきりいって私も何で彼女達だけが?という気持ちが強かったです。

 英雄王は英傑を定める時に言っていました。

 えこひいきだと。

 

 つまりは、英雄王はこの二人を格別に優遇したいということ。

 亜神達全員まとめてならともかく、幾人もやってきた中トラムたっただけが。

 それに加え亜神ではないアージェだけが。この一神と一体だけが英傑の称号を英雄王より授けられたのです。

 ……一体何が基準なのでしょう。

 私は混乱はしながらも話は続いていき、亜神達は王国軍の、英雄王の傘下に加わりました。

 

 

 

 数日後、英雄王とトラムは少し似ている所があると分かりました。

 例えば、甘味処に行きたいのに亜神として、英傑として。気にしなくてもいいのにしっかりしなきゃと、自分を律しているトラムはそれならばと、自分で菓子を作る。

 英雄王も英雄王で、王国の心臓である英雄王が迂闊に甘味処に出歩き。いざという時、然るべき場所にいないと皆が困ると思っているのか、たまにはベットで休めと言う周囲の意見を無視して、それならばと自分で菓子を作る。

 

 生真面目で、自分出来る事は自分でやろうとして。

 そして、菓子を食べたいと思った二人が厨房で出会った時。

 

 「一緒に作ろうかトラム」

 「えーと……いいのかしら?色々と」

 「それなら、英雄王として命令した方がいいのかな?それなら君も堂々とお菓子が作れる」

 「……ふふっ。お菓子作りを神様に命令する為政者がいてら、面白そうね」

 「なら命令しよう。英傑トラムよ、私とお菓子を作ろう」

 「えぇ分かったわ」

 

 物質界の王である英雄王と、物質界に神話を残す銀腕の亜神が一緒に菓子作りを始める。

 後世の詩人が、新たな神話として残しそうな出来事が厨房で起きていますが。英雄王は時折厨房に訪れることもあってか、案の定誰もそれを気に留めることなく。二人とも手際よく準備を始め、お互いに幾度も菓子作りをしてきた経験か、本人達の気質が合っているのか、以心伝心で菓子作りを始め。

 そして、どちらも何も言わなくても。親しい人達に作った菓子を食べてもらいたいのか、二人で食べるには多い量を作る。

 

 「物質界のお菓子は甘さは控えめなのかしら?」

 「いやぁ、情けないことに砂糖含めて、まだ色んな物質が足りてないからね。無い知恵を絞って甘みを出しているんだ」

 「……ごめんなさい私達がもっと早く」

 「トラムが気にすることはないさ。これから共に戦う仲間なのだから」

 「えぇ……えぇ!」

 

 デート。と表現するには、この二人の和やかな雰囲気は合っていないように思えます。

 親しき友人と菓子作りをして過ごしている。ありのまま、そう表現するのが正しく。それを補強するかのように、もしデートだったらお邪魔虫になっている所だった。匂いに釣られたサナラやトゥアンが。そして英雄王の傍に控えていたアージェが、英雄王とトラム合作。東方の菓子をねだりに、和気あいあいとしています。

 

 「ソラスもどうかな?」

 「食べます食べます!」

 

 こんな感じで、トラムは英雄王と似ているということもあってか、亜神という立場をあっさりと超えて私達に馴染みました。

 一方で人の魂を再現した機械とトラムより紹介された、魔導機兵アージェの方はというと。

 

 必要かどうかはさておき。英雄王の護衛を兼ねて、アージェはこれといった命令がない限りは英雄王の傍に控えるようになりました。無感情のまま、ずっと立ち続ける姿は護衛としては文句の付け所がないほど様になってはいますが。

 英雄王を代理マスターと呼び、食事も睡眠もアージェは必要ではないからと取らず。なんなら英雄王のベットの隣で、直立不動のままでいようとしていたため。

 亜神でありながら、普通の少女のように振る舞えるトラムという存在もあってか。

 その異質さ故か、少しどうやって接しようかと私達は二の足を踏んでいました。

 

 ただそういった時。やっぱりと言うべきか、英雄王はあっさりと私達の一歩先を行きます。

 執務室の扉を開き、この数日で見慣れたアージェの姿がいないなと思いながら。執務室に備えられたソファーに座る英雄王の姿を捉え。

 

 まーたサナラが英雄王に甘えて、膝枕してもらっていますね羨ましい。

 

 英雄王がソファーにいる時は、仮眠をしているか。甘えたがりなサナラを膝枕をしているか大体どちらかです。

 そして、私を見るなり英雄王は人差し指を口の前にしているので、後者に違いありません。

 なので、そう思いながらソファーを覗き込むと、想像とは違い。

 数頭身はサナラより高く。本人の性格がそのまま反映されたかのように、規則正しい寝息を立てて眠る。すらりとした女性の姿を見て、思わずギョッとします。

 

 英雄王に膝枕をして貰っていたのは、サナラではなくアージェでした。

 

 「な、何があったんですか英雄王?」

 

 起こしたらなんだか悪い気がして、小声で英雄王に話しかけると。執務する手を止め。英雄王は小声で返します。

 

 「アージェはよくトラムに膝枕をしてあげているみたいだけど、されたことはないみたいだから。なら試してみるかいという話になってね」

 

 ト、トラム……あの子たしかアージェの紹介をするとき、私の娘だとか言ってたはず。

 結構甘えんぼだなあの子と思いながら、改めてアージェを観察してみます。

 

 サナラのようなだらしない顔こそしていませんが。本物の人形とは違い。穏やかな表情をしながら眠る姿は機械という無機物ではなく。

 どこにでもいる、心を持った人と何も変わらないように思えました。

 ……おや、そもそも。

 

 「アージェは眠る必要がないと聞きましたが」

 「その辺りの欲求を、彼女は封印していたみたいだね」

 「どうしてそんな封印を?」

 「機械でありながら、人の形をした存在を見て、人が恐れるだろうからと。トラムが封印しておいたみたいだ」

 

 ……うーむ。封印と言われたらなんだか仰々しく聞こえますが。成程たしかに、人の姿をしていながら機械と紹介され、アージェにどう接するのがよいのかと、私も考えていたのでトラムの考えも理解は出来ます。

 

 「それでその封印は?」

 「アージェに聞いたら、自分で解除できるみたいだから、解除して貰うことにしたよ。今後はアージェも食事を取るだろうし、睡眠を取るようになるだろう。あとで食堂や、改めて部屋の案内をしないとね」

 「なるほど、それでアージェは今寝ているのですね……英雄王を膝枕にして」

 

 毒を混ぜながらいったはずが、英雄王は私の気持ちを知らずに、私と同じ銀でも。重い銀の髪を優しく撫でながら、スッと目を細めながら眠るアージェを見つめ。

 

 「人の魂が宿ったから、人の心が持てたのか。人の心を持てたから、魂が宿ったのか。機械と彼女は言ったが興味深いな……おっと」

 

 以前サナラが地脈を操る力を始めて英雄王に見せた時のような、真剣な雰囲気に思わず私も呑まれていると、小声でもさすがに人が増えた気配を感じ取ったのか、アージェの瞼がゆっくりと開かれました。

 

 「おはようアージェ」

 「おはようございます。マスター」

 

 あれ?アージェは英雄王を代理マスターと呼んでいたはずでは?と疑問に思いながら。

 今の今まで無表情だったクールな女性が、寝起き特有のとろんとした顔を浮かべながら、起き上がる姿を見ると。なんだかこう……胸にグッとくるものがあります。

 

 「まさか、アージェが甘やかされる日がくるとは思いませんでした」

 「どうだったかな?」

 「……マスター。アージェはやはり。膝枕をされるよりも、する方が好みのようです」

 「そうか。迷惑だったかな?」

 

 英雄王の問い掛けに、アージェは数瞬考えた素振りを見せた後。

 ふるふると小さく首を振り、初めてアージェは微笑みました。

 

 「否定、アージェはまた、マスターの膝をお借りしてもよろしいでしょうか?」

 「私のでよければ」

 

 私の前で、随分な約束をしてくれますねまったく。

 

 「ほら、英雄王!アージェが起きた事ですし、ちゃんと椅子に座ってください!」

 

 英雄王を無理やりアージェから引き離して椅子に座らせる。

 これくらいはいいですよね。二人とも意図はしてないでしょうが、好きな人が目の前で他の女の子とイチャイチャしているのをじっと見るのも、そろそろ限界ですよ。まったく。

 そして、二人ともきょとんとした顔をしますので、余計に腹が立ちます。

 この日は、とことん執務している英雄王をからかって遊んでやりました。

 

 そしてその日以降……いつか、サナラのように英雄王に無邪気に甘える人が増えるだろうな。という予感はありました。

 ですが、サナラ二号ともいうべき人はサナラとは違い。どこからどう見て妙齢の女性です。

 そんな人が。

 

 「サナラ様。貴方はもう30分もマスターの膝上に座っています。そろそろアージェと交代する時間です」

 「まだ30分しかですよ!嫌です英雄王助けてぇ!」

 「仲がいいな二人とも」

 

 英雄王にしがみつくサナラを、引き剥がそうとするアージェ。

 両手に花と言うんでしょうか。ぎゃいぎゃいと英雄王を取り合う英傑が増えて、私の悩みも増えていく……。

 ですが英傑が増えれば、普段の日々にも変化が訪れるという事でしょうね。

 慣れるしかないでしょう。

 

 「私よりも英雄王と接している時のアージェの方が、娘らしくなってないかしら?」

 

 ついでに言えばひそかに、敗北感を味わっている亜神もいたとかなんとか。

 

 

 

 さて、そんなこともあり。

 唐突に英傑が増えた。しかも、まったくの新参者が!!

 みたいな感じで、英傑が増えたことを困惑はしながらも。陰湿な嫌がらせするような人は英傑達はおらず。元より特権階級なんて気にもしていなかったので、あっさりと受け入れ。

 近寄りがたいと思っていたアージェは、封印解除の影響もあり。皆と同じように食事をとり、睡眠をとり。人らしく振る舞うついでに、サナラと同じように英雄王に甘えがちな英傑の仲間入りを果たし。

 一方で亜神として、また英傑としてらしく振る舞わないと。そう意気込む生真面目なトラムはもっぱら、英雄王と亜神達をつなぐ架け橋として、英雄王によく貢献してくれました。

 

 どうしてトラムが亜神と英雄王の架け橋になったのかというと。

 その……亜神がやってきた頃から王国内で風紀が乱れ始めたのです。

 どうにも亜神達は戦友同士でエッチなことをするのが当然というか、そういう文化があるようで。戦場後の昂りを抑える為にと、どこで誰がヤッただの、しただの話がちらほら湧き。そんな亜神達に中てられた、普通の人間達やら亜人達もお盛になりました。

 

 ……いやぁ、まぁいいんですよ?物質界が魔と神の軍勢により蹂躙され。失われた命の代わりに、新たな命を物質界に満たすには、そういうことをしないといけないのは。

 えぇ分かってます。分かってますが。

 それで、俺の女に手を出したなぁ!とか、あの夜の約束はなんだったのよぉ!みたいな。男女間のいざこざを、軍内で。しかも武器を持って引き起こさないで欲しいです。

 

 幸いというべきか、個人的には膝の一つでもつきたくなりますが。

 英雄王と英傑達はその手のいざこざは一度として、起きませんでした。

 アトナテスはそれなりに女性の気配は感じつつも、結構ストイックな所がありますし。

 影の射手はユージェンがいるからというよりは、そもそももうそんな歳ではないと言い。

 

 その二人以外の私達英傑はその……周囲からは英雄王の女と見られている節があり。私の知っている範囲では、誰が誰と一夜を共にしたという話は一切なく。ある意味、英雄王と私達英傑は周囲からは壁があるみたいで。その壁を壊してでも英傑達に手を出そうと言う人も、どうやらいなかったようです。まぁこれもまた個人的な事ですが、はっきりいっていちいち相手をする気がない人に。断りを入れる必要がなかったので、助かりましたが。

 

 一方で、まったくその手の話を聞かない英雄王は英雄王で、王としてある意味欠陥を抱えていました。……唐突に英雄王が漁色に目覚めたと聞いたら、それはそれでショックを受けたでしょうけど。

 

 なんにせよ身近な所では起きてない問題が起きた時には、人の主張を英雄王が聞き入れ。

 トラムは亜神達の主張を聞き入れる。そうすることで、この二人が人と亜神達の価値観の違いによる。摩擦を抑える緩衝材となってくれました。

 そして場合によっては。

 

 「英雄王の剣技は凄まじいな。あれは単身で我ら神をも討つ力を秘めている」

 

 主張を通したいならば、剣で勝ち取れと開かれた模擬戦に。

 英傑や人、亜神達が入り混じった戦いを観戦していた。髭の代わりのように、鼻下からにゅるにゅるした触手を撫でる亜神クラールフがそう零し、目を細め。

 

 「しかし神々すらも戦慄させるとは、不可思議な力を持つ男だ。英雄王は」

 

 ……英雄王の威光は人を亜人を、魔物や天使、亜神ですら戦慄させる。

 唯一無二の例外は、そう私達英傑のみ。

 

 「アージェ!拡散打撃機構ミァハ、点火!」

 「了解ですマスター」

 「私も仕掛けるわ英雄王!」

 「あぁ、共に行こうトラム!」

 

 鬱憤晴らしもかねた模擬戦の中。英雄王と肩を並べて戦うトラムとアージェは、どれだけ英雄王と共に戦場に立っていても、他の英傑達と同じく英雄王の威光の影響を、受ける事がなく戦えることを証明し。それは彼女達の英傑入りを、周囲に納得させるだけの物でもありました。

 かくして、英雄王は無事に亜神達を王国に迎え入れました。

 英傑トラム、そして英傑アージェの存在が王国内にて認知されました。

 

 

 亜神達はとにかく癖がある人が多かったですね。

 トラムやクラールフは生真面目な方でしたが、それ以外の大体は各々の好き勝手にやるって亜神が多かったので、英雄王も結構力技で立場を理解させることも多かったですね。

 だから、トラムの英傑入りはある意味必然だったかもしれません。あの子、まとめ役とかするには最適でしたし。

 

 アージェは……今と比べたらもっと甘えんぼさんでしたと言ったら王子君信じますか?

 ですがえぇ、今と同じように非常に頼りになる子でしたよ。これからもどんどん頼りに、そしてたまには、アージェを甘やかしてあげてください。きっと喜んでくれますから。

 

 ん……英雄王の英傑入りの基準。ですか?

 あー……ごめんなさい。実は私もそれは分かりません。

 

 ただ仲良く出来そうだったからとか。

 当時、呼ばれていた英雄王の威光が効いていないからとか。

 考えられる要素はあるにはあるのですが。

 英雄王にはもっと強い。

 何か、英傑とそれ以外を決めるような、大きな。そして深いこだわりがあった。

 それだけは確信出来ます。

 

 

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