そこで対峙するのは、イタリア方式のバ術を学んだイタリアの強敵たち。そしてその中でもひと際高く跳んでいたのは同じ日本人のトレーナーを持つ、白いラインが入った茶髪のウマ娘だった。
※これは史実を基にしたオリジナルウマ娘、トレーナーのお話です。
もちろん史実と異なる部分も多々あり、特に今回は史実から見ると時系列がおかしな点があります。
『私に、世界で一番のウマ娘になることを手伝わせてくれ。そして、私の夢を叶えることを手伝ってくれ』
生まれて初めてだった。
私のことを認めてくれた人。私にただ勝手な”期待”だけをするのではなく、一緒に歩もうと言ってくれた人。
そしてそのために、遠く離れた島国から、遥々海を渡って笑いかけに来てくれた人。
初めて自分を認めてくれた”西竹一”という日本の貴族軍人に連れられて、私はイタリア陸軍の小さなウマ娘育成寮から抜け出した。
いつもは口うるさくて怯えていた寮の管理人も、私が寮を出るときには少し寂しそうな顔で見送ってくれたっけ。最後くらい、優しくしてあげればよかったかな。
でもとにかく、私は、彼と……”トレーナー”と一緒に広い世界に出た。
すぐにトレーナーの国である日本に行くかと思ったけど、何でもトレーナーは軍隊に半年の休暇をもらってイタリアに来たばかりらしく、どうせならと一緒にヨーロッパを巡る列車に飛び乗った。
そしてこれから相手にする”世界”を見るためにも、ヨーロッパを転々とすることにしたのだ。
その旅のはじめ、列車の中でトレーナーは地図を広げ、一点を示して私に笑いかけた。
……ロサンゼルス?
「そう、”ロサンゼルスオリンピック”。知っているか?」
ううん、今まで寮から出ることもあまりなかったから。
でもオリンピックは昔本で読んだから知っている。世界中の人間やウマ娘が集まって、スポーツで競い合う、世界で一番の大イベントだって。
「そうだ。”平和の祭典”、オリンピック。武器や大砲を持たず、正々堂々とスポーツで戦う。素晴らしいことじゃあないか」
軍人であるあなたがそんなことを言うなんて。
「別にどうしても戦いたくて軍人になったんじゃない。それにこの新聞記事を見てみろ。昨年からの不況で世界中が滅茶苦茶だ。この欧州でもファシズムがなんやらと」
それは分かるな。なんだかここ最近、前にいた寮の周りも変な感じだった。
「君はイタリア軍の競技ウマ娘だったから、政治的な話も伝わってきそうなものだな」
ファシ……党? が何とか、黒いシャツがどうとか。シャツの色なんて変えてもしょうがないのにね。
「はは、ウラヌスには政治は難しいかな」
……それって馬鹿にしている?
「いいや、まさか。でもとにかく今は世界全体がどこか苛立っているような、疲れているような、そんな具合だ。だからこそ、君はそのままで良い。そのままが良い。ウラヌス。君は、何も考えず、ただ真っすぐに走れば良い」
ええ、言われなくてもそうするつもり。
それじゃあ、そのオリンピックっていうのに出るのが目標ってこと?
「まさか。出るだけじゃない。目指すは優勝。”金メダル”だ」
金メダル……それって……
「ああ、”世界”で”最強”の座を取りに行くってことだ。その審査会が来年にある」
つまり、あと1年しか時間はないってこと!?
「不安か?」
……どうだろう。
「もし不安に思っているのなら、証明してみるか」
証明?
「ああ。言っただろう? 君は、ただ真っすぐに走れば良いと。……ほら」
……これは!
「これで君は、”誰よりも強いウマ娘”になれるぞ」
トレーナーは私にプレゼントをくれた。
トレーナーとお揃いのカーキ色の日本軍服に帽子、軍隊の星印がついたひらひらの格好いいスカート、それに白いタイツ、そして新しくてぴかぴかの黒い長靴と蹄鉄。
どれも普通の軍のウマ娘が来ている物とは少し違い、トレーナー流に、オシャレにアレンジされている。
”勝負服”ってやつらしい。
私は”服なんて変えなくても良いよ”と言ったけど、トレーナーは”折角可愛いんだから、世界一になったときのために衣装慣れしないとな”と笑った。
……別に、トレーナーに褒められて嬉しいとか、衣装がお揃いで嬉しいとかじゃないから。
でもほんの少し、ほんの少しだけ、わくわくした。嬉しかった。
だから少しだけ調子に乗って、髪型もこっそりトレーナーと同じ七三分けにしてみたら、トレーナーは嬉しそうにしてくれていた。
……このトレーナーがくれた勝負服が、勇気を与えてくれる。”世界”で戦うための勇気が。そう思った。
そうだ。
この服を着て私が戦うのは、ウマ娘の華の舞台。
——”ウマ娘競技”……”バ術”。
速さを競うだけのレースじゃない。だからといってただ美しさを追求すればいいだけじゃない。
ウマ娘の健脚だけが出せる活発さ、ウマ娘の洗練された肉体だけが魅せられる美しさ、ウマ娘の鋭敏な感覚だけが見極められる正確さ……その全てが試される競技。それがバ術。
そしてウマ娘だけではない。そのウマ娘の相棒であるトレーナーもこの競技の命とも言える要素。一緒に会場に出て、ウマ娘の挙動の一つ一つに声をかけてサポートする。もちろん、本番までのウマ娘の体調管理やトレーニングなども役割の一つだ。
ウマ娘とトレーナーが固い絆で結ばれていなければ勝つことができない。文字通り一心同体の競技。だから競技の結果発表の時も、ウマ娘はもちろん、トレーナーの名前も呼ばれる。
その競技の複雑さから、通常のレースとは違い一人一人がまるでダンスのように技を披露し、審査員が評価。減点方式で競い合い、最終的に減点が少ないウマ娘とトレーナーが勝利する。
バ術には様々な種目があるけど、私が得意とするのは”障害跳越競技”。
コースに配置された決められた障害を、美しく、大胆に、素早く跳び越える競技だ。
障害跳越競技は他のバ術と比べるとよりスポーティーな競技で、合理性や効率が重要な競技。
障害を避けたり、障害の前で止まってしまったり、跳んでいるときにぶつかってしまったら減点。連続で続けば失格。コースからはずれたり転んでしまっても失格になってしまうハードな競技だ。しかもタイムがあり、それを越えても減点だ。
元々ウマ娘は走るのが得意だけど、意外と臆病な性格の子が多い。だから巨大な障害を前に立ちすくんでしまうウマ娘も多い。
でも私は違った。
寮にいた時も喧嘩っ早くて障害なんか蹴っ飛ばしてやりたいくらいだった。まあ、それをしても減点なんだけど。とにかく、この競技は私に合っていた。そしてトレーナーも、この道のスペシャリストと来た。
私とトレーナーはそんなバ術の腕前をオリンピックに向けて試すためにも、欧州を駆け巡る武者修行に出た。
——ローマ。
まずは私の故郷・イタリア。イタリアはバ術が盛んで、国際競技会が頻繁に行われている。
私とトレーナーは会場に出る。バ術が盛んなだけあって、周囲は凄い人だ。
水濠障害があるわね……。
「ああ、高さ150cmの障害、下はプール。水浸しを走って越えなければいけないな。こんなダイナミックな障害、日本では見たことないよ」
練習では何度か跳び越えたことがあるけど、いけるかな。
「いいかウラヌス、決して焦るな。遠くから、確実に跳ぶんだぞ」
”分かった”……そう言って私は跳んだ。
トレーナーがくれた、素敵な日本の勝負服を身にまとって。
『イタリア生まれの貴婦人・ウラヌスとそのトレーナー・ニシ、減点12、順位は16位!』
……16位か。
「気を落とすな。私のところに来て初めてのバ術競技会、しかも大勢の参加者がいる中で16位。入賞だ。十二分に凄いぞ!」
気なんか落としてないわ! 次は絶対に誰よりも強い、一番になるんだから。
……でも、凄いわね。イタリアチームのウマ娘は。皆体格が良いわけでもなく、正直見た目あまり強そうなウマ娘というわけでもないのに。
「ああ。トレベッコ、ヴィッストール、オゾッポ、クリスパ。上位のウマ娘たちは皆、強靭な体格をしているわけではない。ただ、トレーナーとの連携や技術はすごい」
”イタリア方式”のバ術か……。
「今、イタリアは障害跳越では最高峰だからな。イタリアのバ術は体格や腕っぷしに寄らなく繊細、正に”技術”だ。イタリアはトレーナーもウマ娘に皆備わっている根本的な力を引き出す術を知っている。ウラヌスも、寮にいた時はよく学んだだろう」
ええ、まあね。悔しいけど、寮の時のトレーナーも教えは本当にためにはなったわ。
寮で私のトレーナーをしていたイタリア陸軍の中尉は、イタリアでも名の知れた有名なトレーナーだった。だから私だけじゃなく、本当に沢山のトレーナーをしていたのだけれど……
色んな場所で少しずつ障害に慣れることで、自然な跳越をできるようにする。一歩一歩の歩みを意識して、力だけではなくバランスを取って脚への負荷を減らして、決まった型にはまらずにあくまで自然に高く跳ぶ。これがイタリア方式。だからイタリアのウマ娘は、他のどの国のウマ娘よりも高い障害を難なく跳ぶ。
そもそも今まで他のフランスやドイツで障害跳越の技術で知られていたのは、障害の跳越といったスポーティーな要素は薄い、いわばウマ娘の舞踏(バレエ)のような競技”バ場術”からくるものだった。
古くはバ術といえば、バ場術だった。でも、その技術だけじゃあ障害跳越に適さない。障害跳越はより野生の本能に近いものだから。
だからこそ他の国の常識に囚われず、よりスムーズで自然な身体の動かし方を見つけろ。
見放されてきた私でも、トレーナーだった中尉のこの教えは嘘じゃなかったと思う。
「イタリアの教えは君の中にある。しかも君は他のウマ娘よりも体格が良い。次はさらに上を目指せると思うぞ。それに、イタリア方式は私も学んできたからな」
そう言って笑うトレーナーに少しだけ元気づけられ、私たちはまた違う競技会に赴く。
——海を渡ってポルトガル、リスボン。
一番大きな障害は190cm……かなりね。
「なあに、少し高いだけだろう。寮で跳んだクライスラーを思い出すんだ」
言われなくても、そうするわ。
「それじゃあ、いつもより少しだけ前のめりに跳んでみようか。一気に身体を傾けて素早く跳ぶんだ」
なっ……さっきイタリア方式は繊細がどうとか言っていたのに。
というか、そんなの危ないんじゃないの!?
「そういう大胆な跳び方の方が受けるし面白い。いけるいける。俺とウラヌスだからな」
意味が分からないわよ……。
「よし今だ、跳べっ!!」
…………。
『日本の貴公子・ニシと共に走ったウマ娘・ウラヌス、減点4! 第1位!』
嘘、あのやり方で、一位? 私が……!?
「やったなぁ、ウラヌス!」
……あ、当たり前でしょうっ!
「嬉しいなァ。偉いぞ、ウラヌス。やっぱり私たち二人は最強だ」
…………。
——他にも沢山の競技会に参加。ニース、ミラノ、国境を越えてフランス、ドイツ……ヨーロッパを転戦して次々と入賞を勝ち取っていった。
他の、特にイタリアの強敵相手に優勝するのはやっぱり難しかったけど、それでも沢山の大会でトレーナーと一緒に名前を残すことができた。
そもそも、まだバ術で名前を知られていなかった日本人トレーナーが外国のウマ娘と競技会に出て次々と入賞、はたまた優勝までする……それ自体がヨーロッパの人々にとって驚きと興奮に満ちた出来事だった。
そしてそうした勝負の連続は、私たちにも大きな影響を与えた。
——イタリア、トリノ。
この大会では、イタリア国際競技会の中でも栄えある”ヨランダ王女杯”が開催されていた。
ヨランダ王女というのは、イタリアでは名が知れた屈指の名トレーナーで、スポーツの天才にして絶世の美女。しかもイタリア国王のエマヌエーレ3世の娘……とにかく、そんな彼女の名前がつけられるほどに盛大な競技会ということだった。
ヨランダ王女はイタリアでバ術をするトレーナーはもちろん、ウマ娘にとって憧れらしい。私はそうでもなかったけれど、優勝したら王女から直接優勝の印であるブルーリボンを耳につけてもらえるというから、何となく負けていられないと思っていた。
けれど……
『ウマ娘・ウラヌス、トレーナー”ニシ”、減点4! 第2位!』
私とトレーナーはいくつもの障害を跳び越えていったけど、一度跳ぶタイミングを逃して反転したせいで減点。優勝を惜しくも逃してしまった。
それでも入賞した。トレーナーも”大丈夫、またこれから一緒に頑張ろう”と言ってくれたから別に落ち込んだりはしていなかったけど、それよりも気になったのが……
『同じく日本から来た貴公子・”イマムラ”、ウマ娘・”ソンネボーイ”、第1位!』
優勝していたトレーナーが、私のトレーナーと同じ日本人だったということだ。
「やァ、西君。良い走りだったけど、惜しいところで届かなかったね」
「ありがとうございます。ただ届かったのは今村さんに、ですけどね」
このトレーナーと同じ日本軍服を来た”イマムラ”という少佐は、トレーナーの上官で恩師とのことらしい。トレーナーと一緒にヨーロッパに渡ってきたようで、よく一緒に競技会に出ていた。
トレーナーの上官だけどそれでも偉ぶるような様子はなく、道中の列車の中でも何度か会ってはトレーナーと親し気に話しているのを見かけている。きっとトレーナーと同じくフレンドリーで良い上官なんだろう。
「今回は運よく私らに分があったようだけどね。ウラヌス、君は西君と一緒だとやっぱり良い走りをするねえ。思った通りだ」
……思った、通り?
「いやァ、実はね、君のことを西君に……」
「……今村さん」
「おっと、この話はまた別の機会に」
はぁ……。
よく分からないけど、イマムラも私のことを気にかけていたようだ。
トレーナーが何やらイマムラと話していて気になるけど、まあそれは良い。
私が気になるのは……
「あなたがウラヌスですか」
あんたは……。
「”ソンネボーイ”です」
イマムラと一緒に走っていた、”ソンネボーイ”。
私と同じ日本軍式の勝負服を着ていて、茶色い髪に白いラインが目立つ、無表情で物静かなウマ娘。
ソンネボーイの競技中もずっと彼女を見ていたけれど、本当に彼女は凄かった。
ただ大胆なだけではない巧みな飛び越し、障害の間の走りも軽快かつ高回転で流暢。スピード感がありスリムな競技が好きなイタリアで好かれるタイプの走りだった。
そう、私が負けた、ウマ娘……。
「あなたもヨーロッパでトレーナーに拾われたと聞きましたが」
拾われたんじゃない。私が”一緒に行く”って言ったのよ。
でも、あなた”も”って……あんたもヨーロッパで?
「はい、そうですよ。ボクも”イマムラ”トレーナーに、イギリスで」
でも、あんたも本当に私と同じで、最近トレーナーと一緒になったばかりなの?
あの走り……
「勝つべき戦いに勝たなければいけなかった。当然の走りをしたまでです」
む、何だか勝てなかった私からしたらかちんとくる言葉ね。
国際大会で1位になったんだからもっと笑って喜びなさいよ。
「ごめんなさい、ボク、感情を表に出すのがあまり得意ではなくて」
なんか、調子狂うわね、この子は……
「でもボクの目標はここじゃない、というのもあるかもしれません。もっと先です。あなたなら分かると思いますが」
……”ロサンゼルス”。
オリンピックね。
「はい、ボクにとっての夢です。”オリンピックでトレーナーと優勝する”。今にとってのボクには、それだけが」
どうしてあんたも、オリンピックに?
「ボクにはもう後がありませんから。だから、ここで勝ち続けるしかないんです」
……後がない?
ソンネボーイはそう言うと競技会場を真っすぐ見た後、”それでは失礼します”と言って会場を出て行った。
あの子も私と同じで、故郷で”何か”を抱えていたんだろうか……。
そんなことを考えていると、イマムラが何やら焦ってこちらに駆けてきた。
「ああ、また失礼、ウラヌス。ソンネボーイを見なかったかい。表彰式があるんだが 」
ああ、イマムラ。ソンネボーイならさっき帰っていったわよ。
「は!? まずいな、そういえばソンネボーイに表彰式があるのを言っていなかった……」
え、表彰式あるのにあの子帰っちゃったの?
「ああ、あの子は少しうっかりなところもあるからな。しかしこれはまずい、このままだと表彰式に出るヨランダ王女にも失礼だ」
「……ん、待て、あのオランダチームのウマ娘、うちのソンネボーイに似ていないか?」
いやまあ、確かに茶色で白いラインが入った髪の子だから似ているけど……。
「よし。おーい、お嬢さん、一緒に表彰式に出てくれないかい?」
「えっ、でも私、入賞もしていないんですけど……」
「良いから良いから、一緒にブルーリボンを貰いに行こうじゃないか」
「そ、それじゃあ……後でソンネボーイさんにお会いできますか? 一緒に走りたいんです 」
「うーむ、これからの予定もあるから一寸困るかもな。でも考えておこう」
ちょ、さすがに代わりはまずいでしょ、代わりは!
「細かいことは気にするな、ウラヌス。私とソンネボーイは勝った。それでいいじゃないか」
よくはないだろうと思うけど。
……その後イマムラは名の知らないウマ娘の少女を連れて本当に授賞式に出て、喝采を浴びていた。
オランダのウマ娘は、ヨランダ王女から勝利の証のブルーリボンを結ばれて、戸惑いながらも照れくさそうに笑っていた。確かに遠目で見ればソンネボーイとの見分けがつかないくらいそっくりだ。
しかしヨランダ王女は、名も知らぬウマ娘にむかって、”いつかソンネボーイと一緒に走ってみたいわ”とひそかに笑っていた。
私はそんな目の前の華やかな光景を眺めつつ、私はもうこの会場にはいないウマ娘のことばかりを考えていた。
そう、”ソンネボーイ”……
私は見た。あのウマ娘……ソンネボーイの走りと跳越を。
あの体重のかけ方……しっかりと腰を落として、下半身全体に重量を分散させて跳んでいた。しっかりと脚を折り、障害が高くなれば高くなるほどミスなく素早く跳んでいた。あれはイタリア方式を熟知した動き。まるで、獲物を狙うために藪を跳び越える”狩人(ハンター)”のよう。
そういえば、イタリア方式の走りは元々ウマ娘たちが狩りをして暮らしていた狩人(ハンター)だった時のスタイルと同じなのだという。
あのウマ娘は、一体……。
ソンネボーイと今村少佐のヨランダ王女杯でのエピソードは実際にあった出来事です。しかしこれはウラヌスが西と出会う前の出来事で、リスボンの大会で190cmの障害を飛び越えて1位になったのも実は史実では西さんと出会う前の出来事です。それでも二人はヨーロッパの競技会で次々と結果を残し、一躍有名人となりました。
西とウラヌス、そして二人に並ぶ実力を持つ今村少佐とソンネボーイ。戦いの舞台は、日本へと移っていきます……。