本作品は矢代大介の作品(https://syosetu.org/novel/256233/)の外伝となっております
設定などの崩壊が大丈夫な方はどうかお付き合いください
ー夢を見ていた
それはきっと自分自身なのだろう。多くの光を携えた戦士たちと爪牙を交え「ただ生きる」ためだけにがむしゃらに足掻き地に伏した
そして天へと手を伸ばしたところで目を覚ます
眼前に広がっていたのは雲一つない蒼天だった。辺りには色とりどりの花が咲き誇り心地よい風が草木を揺らす
「ここは...何処だ...?」
激しい頭痛とまるで自分の中で大切なものが抜き取られたような虚無感に襲われながらもゆっくりと立ち上がる
自分は誰で何者なのか?自身が身に纏っているものを見回しポケットなどに手を入れて所持品を確認する
服装は黒くボロボロで左手には肩まで覆うほどの仰々しいガントレット、首には「ルプス・コントラムンディ」と彫り込まれたドックタグと腰に巻きついた蒼い光をほんのりと浮かべた刃を咥えた獣のレリーフがついたベルトのみだった
ルプス・コントラムンディ...きっとそれがオレの名前なのだろう。ため息を吐くと周囲を見回す
正直なところよくわからないのが本音だ。なんで周囲のものを認識できる記憶と知性などを有しているにも関わらず自分自身が何者であるかがわからないのかが全く理解が出来ない
考えるのはやめだ。とりあえず誰か他に人がいるなら探してみるか。そもそもそんな考えが思いつく自分自身に驚きが隠せないが今はそれに賭けるしかない
とりあえず一歩を踏み出す。草花を踏み倒し出来た足跡はどうせすぐに消えるだろうがオレにとっては始まりの一歩だった
方角もクソもわかりはしない。とりあえず足元に落ちていた木の棒を立て倒れた方向に直進する
進んでも進んでも広がる草原。たまに自然のものではないなとわかる物体があるもただそれだけで気になるものはなかった。少し腹が減ったな
一本の木を見ると果実が実っているのが見える
しかしオレはその果実に対し「食べられるのはなんとなくわかるけど今はそんな気分じゃない」という贅沢な思考が湧き上がり無視して通り過ぎた
しばらくすると草を食べる1匹の角の生えた獣を目にする
そうだ、アイツだ。アレが食べたい
そう思っていた時には既に足は動いており自らの拳を獣の頭蓋に叩き込み昏倒しているところをすかさず首を捻りとどめを刺した
絶命していると確認するや否や自らの顎門で死体の腹を食い破り人に在るまじき仕草で肉を食う
血塗れになった口元を拭うと再び前へと歩み出した。出だしはとりあえず順調、生き物がいるのならば食べ物には困らない。狩って食えばいい
人としての知能がありながらも獣じみた思考に対しては不思議と疑問が浮かばなかった
暫く進んだ先で先程食らった獣の群れが何かから逃げるように走り去る。どうやらコイツらには捕食者がいるようだ
そんな呑気なことを考えながら追いかけるモノを見る
その姿は口で説明できるものではなかった。ゲル状の肉体にまるで鎧の如く纏う金属、獣のような形ではあるが生気というものを全く感じない
「コイツは食えないな」
そうぼやくと捕食者は獣の群れよりもオレに興味が湧いたのかこちらへ疾走する
「ったく、めんどくせぇ!」
先程のように右の拳を捕食者に対して振り下ろす。しかし余りの硬さと己の力によって腕は本来あってはならない方向へと折れ曲がる
「チッ!」
だらりとぶら下がった右腕を見て舌打ちをする。痛みはあるがまるで慣れていたかのようにパニックになるほどにもならない些末ごとにしか感じない
逃げるという考えが一瞬過ぎったがどことなくオレはコイツを殺したいという衝動に駆られる
「ハ...ハハハ...アハハハハハハハハハ!」
よくわからないが心の底から声を出して笑う。眼前の化け物がまるで自分のように思えたからだ
嗚呼狩りたい、食えなくてもいい、首だけでもいただこう
体がカッと熱くなると腰の飾りが強く発光し周囲に黒い物体が浮遊すると思えばいきなりオレの体に纏わりつく。その感覚は体中の体液を絞り出すほどに強烈な圧力を加え押し潰さんとするほどの重量がのしかかる。だが何故か不思議と悪い気はしない
それはまるで鎧...ではなく自身から他者を守るために作られた拘束具のようなものだった。そんな心地だった
見た目は既にボロボロでヒビや穴だらけで身を守るには余りにも心許ないものである
気づけば折れ曲がっていた右腕も動くようになっている
眼前には蒼い光の輪が浮き上がりその輪にくっつくように拘束具と同じ色をした部品が散りばめられている
オレはコイツが何であるかを何故か知っている
取手と思しき部位を掴むとそこを中心に散りばめられていた部品が収束し2枚の刃を持った剣へと姿を変えた。オレは軽く円を描くように静かに回すと誰かから教わったわけでもなく自然と構える姿勢を取った
「■■■■ー!」
オレの中から溢れ出る闘志で言葉にならない咆哮を上げる
それに呼応するように化け物も雄叫びを上げて突進を仕掛けてきた。オレはソイツへ向かって跳ね上がると体を捻り回転しながら頭から尻尾へ蒼い残光を放ちながら螺旋状に切り裂く
しかしそれは決定打にはならず精々かすり傷程度にしかならない。浅すぎたか、ならば重い一撃を...!
手にしていた剣が瞬時に組み変わり一本の大剣へと変形する
コレなら殺れる!
化け物は怒り狂ったかのように体色が赤く変色し腕を振り下ろす。オレは大剣を盾のように身構え受け止めると身を翻し衝撃を軽減させ鋭く横薙ぎに大剣の重量に任せて振る
その一撃で化け物は派手に転ぶ
オレはその隙を見逃さずに顔面と思しき場所へと馬乗りになると大剣で何度も何度も叩きつけた
暫く叩きつけ続け動きが完全に停止したと確認したところで刃を首らしき部位に刺し切断する。それと同時に身に纏っていた鎧と武器が霧散した
コイツの頭は取っておこう。いい記念品だ
化け物の首を担ぐとまた前へと進んで行った
前進すること3日
白い壁に囲まれた目新しい街が見える。その時のオレの姿は全身が血塗れで収納スペースなどそっちのけで干し肉が詰め込まれ気づけば担いでいた化け物の首の数も増えていた
街へと繋がる関門へと歩むと数人の男たちがオレの前に立ち塞がる
「おいお前、何者だ!」
一人の男が槍のようなものをオレの首へ向ける
「そりゃこっちが聞きたいね。ただ見た感じアンタらもオレも同じ姿に見えるけど?」
男たちは困惑した表情でオレを見回す
「お前...ナグルスを倒したのか...?」
オレが担いでいる首を指さす
「なぐるす?何じゃそりゃ?ただ気に入らなかったから黙らせて記念に首をもらっただけだぜ」
そう言ってナグルスの首を男たちの足元に投げる
「まさかお前星渡りか?ホラなんか記憶というか頭の中が空っぽだけど何故かわかるものはわかるみたいな感じとか」
その問いに首を傾げながら確かにいくつかその質問に当て嵌まる要素があったので肯定をする
「...言い方は悪いけど何千人と受け入れてきたがお前のような野蛮な星渡りを見たのは初めてだ。まず全身を洗え、ドールズの毒気とかそういうものがあっちゃ堪らないからな。それで準備が終わったら案内してやるから。それと...」
そう言ってオレの両手を取ると手錠らしきものをはめた
「暴れると困るから済まないが形だけでも拘束させてくれ」
男は頭を下げた
「へいへい」
ダルくなったので軽く背伸びをするとバチン!という音とともに手錠が引きちぎられた
「「あっ...」」
オレと男たちは気まずい雰囲気に陥りながらも洗浄や消毒などのメディカルチェックを終えると街中を案内してくれた
そうこうしている間に時間は既に夜になっていた
流れる風は草原とは違うが心地の良い風だった
様々な知識や技術を詰め込まれてから数日後。オレは鑑定品を扱う店へと足を運んだ。理由は簡単、元から持っていたこの鎧と武器についてであった
「うーん...武器は1000年前のフォトンリングと呼ばれる技術で作り上げられたフォトンを急速に回復させる一種のジェネレーターとして用いられた資料がありますがこの状態では復元も不可能ですね」
オレはまぁそうだろうなとタバコを口に咥えるとスゥーと吸い大きく吐き出した
「ただ....」
店主が口を開く
「不思議なことにこの武器は未だに〝未完成〟な上に〝贋作〟なんですよ。コイツは何故か幾らフォトンを流しても反応すらしない、しかし戦闘した痕跡はしっかりあるしシステムも全く異常が見当たらない。まるでフォトンではない別の何かを用いてその事実を隠蔽するように作られた贋作ですね。わかる範囲でなら1000年前であれば過剰とも言える性能であったにも関わらず伸び代が途方もないほどある。その上現在登録されている武器種にも対応している。はっきり言って異常ですよ、それこそ開発者はまるでその先を見越していたのかもしくは....永遠に消えない何かを何度でも破壊しようという妄執故に異常とも言える拡張性を残したのか...なんてあくまでも推察ですけどね」
店主はケタケタと笑うとオレは肩をすくめる
「そんで鎧の方は?」
オレはもう一つの装備品について尋ねる
「はっきり言ってコレも意味不明ですよ。経年劣化や損傷でボロボロですけど機能は生きている。見た目は鎧の一種でしょう。ですがその性質は真逆、まるで自分から周りを守るような設計で作られてます。コイツを作った人物の意図が全く読めませんよ、通常外部からの衝撃などに対して強固にするものなのにこの鎧は内部からの衝撃などを外部へ漏らさないように設計されている。何をどうしたたこんな産業廃棄物を生み出したんだ、先人たちはなに考えていたのだか...武器はコレクターに出品すればそれなりに売れるでしょうが鎧は1メセタになれば奇跡なくらいのゴミですよ。下手したら呪われてるんじゃないですか?」
「あ、そう」
饒舌に話す店主に報酬を払うと黙ってそそくさと立ち去った
気晴らしに戦闘訓練へと足を運ぶ。いくら相手がVRとはいえ油断は出来ない
訓練用に渡された武器を手に取るも一切起動しないためオレはひたすら拳で訓練することを余儀なくされた
何故だ...何故オレにはフォトンの適性がないのにあの武器はオレでも使えたんだ...!
考えながら飛んでくる弾丸をギリギリのところで躱しVRエネミーへ拳を叩きつけそのまま壁へと突撃
その一撃でひしゃげた壁を目にしてもう一度拳を叩き込んだ
「はぁ...はぁ...はぁ...」
流れる汗と自身に対する深まる謎に不安を感じていた
近接適性D射撃適性E法撃適性Eフォトン適性は最低ランクのなしである
フォトンが使えないのではテクニックなんて扱えるわけがない。近接や射撃であれば実体兵装を使えば補えるだろうが結局はフォトンが扱えなければドールズに対して有効打にはなり得ない
ならオレがあの時纏っていた蒼い光はなんだったんだ!
体から溢れるあの光はフォトンに近いものだった。しかし現実は残酷にもそれはただの奇跡であると嘲笑していた
ここに来てしばらくが経った。戦闘訓練にも率先して参加するがやはりフォトン適性が引っかかり結果は悲惨であった。そして誰が言い出したかオレは「無能」と呼ばれていた
力がないのに戦おうとする悪足掻きからか共同訓練では嫌な顔をされ後方支援、聞こえはいいが食糧の調達や機材のメンテナンスなどの雑用に回されオレは前線へと立つことはなかった
本音を言えば不服だった。別に誰かを守りたいだとか正義だとか平和のためとかそういうものじゃない
オレはただ「飢えていた」
心の奥底で檻に閉じ込められている何かがひたすら訴えかけてくるのだ
ただのごっこ遊びではダメだ。本当の殺し合いをしたい、生の充足を味わいたい
ーヤツらを、地平を、天を喰らい尽くしたい
獣じみた雄叫びと共に何処かで鎖が弾け飛んだ気がした
オレは一体何を考えているんだ...!?
汗を拭うと工具で街灯のネジを締める
「おーい、ムノーのおっちゃん!」
1人の少年がオレに声をかける。あとから子供たちが追いかけるように集まってくる
オレは飛び降りると子供たちの前で膝をつく
「なんだよおめぇら、今日はおせぇから早く家に帰れよ」
そう言ってわしわしと子供達の頭を撫でる
「わかってるけどコレ出来たからおっちゃんに見せたくてさ!」
少年は棒状の装置を見せつけるとボタンを押す。すると小さなフォトンの刃が展開される
「お、よく出来たな!コレで将来は立派なアークスだな!」
親指を立ててオレはニッカリと笑ってみせる
だが正直なところ内心は複雑だった。幾ら後方支援とはいえ実戦の凄惨な光景は何度も見てきた。戦闘が激化すれば食糧や物資の調達でさえ命懸けになる
もしこの子たちがアークスになって前線へ出ると言ったらオレは心から見届けられるのだろうか?
オレは己の無力さを恨んだ
「おいおっちゃん、どうしたんだ?」
少年の1人が怪訝な顔をする
「あーいや、すげぇよく出来てるからついびっくりしてな」
雑念を振り払い咄嗟にウソをついた
ごめんな、みんな
「へへっ!おっちゃんの教え方が上手いからさ!コイツでドールズなんてやっつけてやる!」
その無邪気な言葉がオレの心に突き刺さる
ダメだ...!行くな...!やめろ....!死にに行くな!!
心の中で叫ぶ
...本当にそうなのか?オレはただこの子たちをダシにただただ戦いたいだけじゃないのか?
心の中の獣が見透かしたように問いかける
違う!何もなかったオレにとってここが故郷でただみんなを守りたいだけなんだ!
獣を振り払うようにオレは否定する
そうか、ならどう守る?無能なお前に何ができる?お前はオレで人とは相容れない存在だ。忘れたか?自分の目的を、使命を、そして正義を騙る忌々しい反吐が出るヤツらへの復讐を!!
獣が雄叫びを上げる。その数は眼前の1匹からドンドン増え次第にオレの足下から噛み付いてくる
「黙れえええええええええええ!!!」
そう叫ぶと気がつきとオレはベッドの上にいて頭を抱えていた
「くっ!」
あの後オレは子供たちと何をしてどうなったか今までの記憶がなかった
だがその手には先程子供たちが見せてくれた小さなフォトンの剣のおもちゃが握られていた
どうやらもらってしまったようだ
スイッチを押してもオレでは小さな刃すら展開はできない
オレはフッと笑うとドックタグと一緒に首にかけた
オレは決心した。例え「無能」でも出来ることを探し専心し戦い抜くと
それからもオレは後方支援をする傍らで戦闘訓練を重ねつつ自分にできることを続けていった
スコアは相変わらず低いが近接適性が少しずつではあるものの上がっていることに気づき少しだけ自信に繋がった
渡された給料でジャンク品を漁ってはいつか使うであろう鎧と武器の整備を任務などで身につけた知識を駆使して修繕、改良していく
...そういえばなんでオレは簡単にこれらの装備を使わないのだろう?
ふと疑問に思った。最初のうちはただ戦いからという衝動であったが今はただ後戻りが出来なくなるからという恐怖がまとわりついていたからだ
この武器さえあれば簡単にオレの望みは叶う。しかしそれだけではいけないという不安が頭の中を駆け巡る。そして咄嗟に目に映ったのが鎧だった
この二つはきっと共にあってはじめて本来のものになるのだろう
そう思い今日まで整備してきた
そんなある日だった
街のすぐ側に赤黒い光を纏った流星が落下してきた。流星自体はよくあることだが近郊に落ちることは滅多になく存亡の危機にも等しいという
多くのアークスが前線へ投入される中オレはというと民間人の避難などに徹していた。そんなときだった
『前線へ投入されたアークスは壊滅と認定。支給補充要員を要請する』という通信が入った
予備兵力といっても今ここにいるのはオレを含み警備兵または一線から身を引いた連中だけである
「...オレが出る」
気づけばオレは口を開いていた。周りがザワザワと狼狽える
「オレが出る!!」
声を大きく名乗り出すと警備兵の一人がオレに近づく
「でもアンタ噂の無能だろ?死にに行くだけだぞ。なら俺たちが...」
オレはソイツの胸に軽く拳を叩きつけた
「そんな震えた声で言われても説得力がねぇんだよ!じゃあ言い換えてやるよ、死にてぇから行ってくる!ここで犬死するよりオレが足掻くだけ足掻いてアンタたちは逃げろ!オレ1人の命で済むならお釣りは来るだろ!?テメェらは自分の仕事を全うしろ!」
そう言い放つと武器も持たずに門の外へと歩いていく
「あの....!」
1人の少女がオレを呼び止める
オレは足を止めた
「帰って来てね!」
オレは振り向くことなく再び歩みを進めながら静かに親指を立ててみせた
その手には子供たちから貰ったおもちゃの剣が握られている。そのスイッチを押すと今までピクリともしなかった刃が子供たちが見せたものよりも遥かに巨大な刃となって天へと伸びる
「...変...身...!」
その呟きに呼応するようにベルトが光り黒い装甲が周囲に展開され体を包む
そして蒼い光が体から溢れると残光を放ちながら戦地へと加速していった
ーセントラルシティ防衛戦での生存者の報告書の一部
そのアークスは黒い装甲とフォトン特有の蒼い光を身に纏っていた。しかしその光はフォトンだがまた違う何かを感じた
ヤツは人の形をしていたが戦い方は滅茶苦茶で見たことのない武器を振り回し防衛というよりも最早一方的な〝狩り〟だった。気づけば散っていったアークスたちの死体の上に原生種やドールズの残骸を積み重ねていき一つの山になっていた。大地は血に塗れ生き残りのアークスを除き動くものは全て惨殺していった
もう二度とあの光景を見たくはない
セントラルのどこにこんな獣を隠していたのか私にもわからないし上層部も知らなかったようだ
あんなものが敵に回っていたらドールズや原生種よりも悲惨なことになっていた
今回の防衛戦はただ運が良かっただけだ、しかしその幸運に神の介在は無かったと言い切れる
「ひどい言われようだな」
オレは苦笑するとその報告書を破棄した
「おい無能、仕事だぞ」
アークスの1人がオレの肩を叩き空を指差す
青い流星、こちらの世間では星渡りと呼ばれるもののようだ
「新人歓迎会にオレが行くのか?オレの星渡りを受け入れる成功率くらい知ってるだろ?」
紫煙を吐きながらうんざりした顔をする
「今回も優秀なお目付役を用意してあるから安心して暴れて来い」
その一言に大体察しフッと口角を僅かに上げると街の外へ出かけていく
草原を歩きやがて足を早め全力疾走し崖へとダイブする
すると体の周囲から黒い装甲が展開され体を包み蒼い光を灯らせる
その閃光は流星の如き速さで障害を蹴散らしながら目標地点へと向かった
ーこの戦いが後にオレの運命を大きく変えるものであることはまだ誰も知らない