(ろくろを回しながら)
前回のレシピシリーズ忘れてたので後書きに追加
「同志デジタル!準備はできたなぁ!?」
「サー!イエッサー!」
激怒したかの如く叫ぶトレーナーの目の前では、軍隊のような敬礼をする直立不動のウマ娘。ただ軍隊と違う点としては、二人とも私服の上から法被のようなものを羽織り、頭には『必勝!』とピンク色で書かれた鉢巻を巻いている。その手に持つのは、ピンク色のサイリウム、なにやら文字の書かれた団扇。・・・どう見ても軍隊どころかただのオタク集団である。
二人は、おなじみ食にすべてをかけたかのようなトレーナー。ウマ娘の方は、前回トレーナーの手伝いと称して合法的にウマ娘と触れ合い幸せを感じていた、アグネスデジタル。二人の妙な姿は朝早いトレセン学園の入り口前ということもあり他のウマ娘たちからはヤバい人扱いを受けており皆見た瞬間に一瞬固まり、次の瞬間には走って校内へと逃げだしている。
「いいか同志デジタル!本日の戦いは過酷なものとなろう!何せ今日の天気は雨、しかも我らがウマ娘はまだ本格的なレースは初めてに近い!トラブルが起きる可能性もある!」
「イエッサー!デジたんにも覚悟はできてます!」
「よろしい!ならば乗れ、今日は遠征じゃぁぁ!」
うぉぉぉと叫びながらトレーナーの借りた車へと乗りこんでいくアグネスデジタル。オタクの遠征のそれとしか思えない荷物を押し込み、いざトレーナーが運転席へと乗り込もうとする。
「担当ウマ娘のレースか・・・いつ行く?アタシも同行しよう」
「き、貴様は・・・!ゴルシ院!」
ふいに後ろから声をかけてきたのは、サングラスをかけ口になぜかサクランボをくわえたゴールドシップだった。既にトレーナーやデジタルの着ているのと同じ法被と鉢巻を身にまとい、その手にはサイリウムと団扇を持っている。
「いいだろう、同志ゴルシ院。乗れ、ちょうど助手席が空いている!」
「おうよ!あいつの応援なら行かないわけにもいかないからな!」
「さすがだゴルシ院!行くぞ、ぶっ飛ばすからシートベルトは忘れるな!」
「「イエッサー!」」
そう言って意気揚々と乗り込んだゴールドシップをくわえ、三人のオタクを乗せた車がレース場へと向かうのだった。
「・・・びっくりしたぁ、あの人たち何だったの?」
「あれ、知らないの?あのトレーナーさん、自分の担当の娘のレース行く時は大体あんな感じで行くから有名だよ」
「へー、今日は誰のレース何だろう?すごくピンクだったけど・・・」
「変な人ってよく言われるけどあのトレーナーさんすごく優秀らしいし、きっとすごく強いウマ娘なんだよ!今日も雨なのにレースにあそこまで準備してついていくなんて、すごく大事に思われてるんだなぁ」
『一着は○○!○○!・・・全体から大きく遅れて、最後はハルウララ!ハルウララ!懸命に走っております!』
「「「ウ゛ラ゛ラ゛~~!!」」」
レースが終わった瞬間、観客席から汚い絶叫が響く。涙と鼻水でズルズルなトレーナー・ゴールドシップ・アグネスデジタル。観客は変なものを見る目で見ているが、そんなことは気にせず走り疲れて膝に手をつくウマ娘・・・ハルウララへと声援を飛ばす。
「くっそぉぉぉ!ウララー!」
「よかったぞーウララー!」
「はふぅ、デジたん幸せ・・・」
三人はそれぞれにサイリウムや団扇を振り回しながら叫び続けており、流石に見過ごせなかったのか警備員が近づいてくる。それを見たトレーナーはぎょっとして、ウマ娘二人をひっつかみ絶叫を辞めさせる。
「ちょっと君たち、流石にそれ以上は他の客に迷惑なのでやめてください!」
「あっ、はい。ごめんなさい」
「うおぉぉぉウララー!良い走りだったぞー!」
「おい待てやめろゴルシ!怒られんのは俺なんだぞ!?」
「ふ、ふひひ・・・ウララちゃん尊すぎぃ・・・デュフフフ」
「デジタル、お前もその顔やめろ!女の子のする顔じゃないでしょ!ほら警備員さんもすごい顔で見てるから!・・・ごめんなさい、ほんとすんませんでした~!」
警備員へと謝りつつ、トレーナーはゴールドシップとアグネスデジタルをひっつかまえて急いでその場を去るのであった。
場所は変わり、レースに参加するウマ娘の控室のあるフロア。興奮冷めやらぬ様子のゴールドシップとアグネスデジタルを引きずりながらやってきたのは、『ハルウララ』と書かれた控室。
「よっす、よく頑張ったなウララー」
「あ!トレーナー!見てた見てた!?私、今日のレースではいつもより早くゴールできたよ!」
ポニーテールに結ったピンクの髪に天真爛漫な笑顔、最下位でのゴールであったにもかかわらずそれを気にすることもなく嬉しそうにゴールできたことを喜ぶウマ娘、ハルウララ。トレーナーが入ってきたのを確認すると、パァッと花が咲いたかのごとき笑顔で寄ってくる。その様子に思わずトレーナーも顔をほころばせ頭をなでる。
「ああ、よく走った。最速の自己記録を更新しただけでも最高だ。まぁ今日は負けたかもしれんが、ここからだ。ここからがウララのスタートだ。また明日からも練習頑張ろうな」
「うん!私、走るのが大好き!でも、トレーナーとの約束もあるし、勝てるように練習も頑張るよ~!」
そう言って力こぶをむん、と見せつけるハルウララと、それを笑顔で見つつ頭をなで続けるトレーナー。そんな二人を横で見ているアグネスデジタルは、尊いものを見たように両手を合わせ拝んでいる。ゴールドシップはやる気満々のハルウララを見て嬉しそうに笑っていた。
「・・・なんでデジタルは拝んでるんだ?」
「こんなてえてえ空間にいさせてもらえる喜びに感謝してるんです・・・うぇへへへへへ」
「お、おう・・・そうか・・・」
アグネスデジタルの狂乱ぶりに珍しくドン引いている様子のゴールドシップ。そんな二人のことは意に介さず、トレーナーはハルウララにそういえば、と提案する。
「よし、今日のレースは終わったし、何か食うか!なにがいい?おごっちゃる!」
「ほんと!?わーい、やったー!」
「おっしゃー!ただ飯じゃー!焼肉いこーぜトレーナー!」
「お前に決定権やった覚えはないが!?」
嬉しそうにあれでもない、これでもないと悩んでいるハルウララをよそに、手を挙げて焼肉!焼肉!と叫ぶゴールドシップにツッコミを入れるトレーナー。すると、何にするか決めたハルウララが耳をピコピコと揺らしながらトレーナーの法被の袖をつかむ。
「トレーナー!私、トレーナーの作った料理が食べたいな」
「おれの・・・?いいのか?ぶっちゃけ、ゴルシが言ってたみたいに焼肉とかでもいいんだぞ?」
そう言うトレーナーに首を横に振り、ハルウララは両手を胸の前に持ってきてゆらゆらと横に揺れる。
「お肉もいいんだけどね、私、せっかくならみんなで楽しく食べたいの!だから、トレーナーに美味しいご飯作ってほしいな!」
「おっしゃ任せろ!めちゃくちゃうまいの作っちゃる!行くぞお前ら、スーパーで買いあさりじゃあぁぁ!!」
「「おおお!」」
ハルウララの笑顔にやる気マックスとなったトレーナー。ゴールドシップとアグネスデジタルに指示を出し、ハルウララを抱えると関係者への挨拶等もそこそこに、車へと乗り込み業務用スーパーへとアクセルを踏み込むのだった。
「おいゴルシゴラァ!肉こんな高いやつ大量に入れるなよ!こんなに食わせられるほどの金はねぇ!」
「ちぇー、ケチだなぁトレーナー。ゴルシちゃんはそんな安い肉じゃ我慢できねーぞこら」
「そもそも今日の主役はウララだろうが、お前の意見は完全却下だ」
「ぶーぶー」
「わー、トレーナー!私このお肉食べてみたいな!」
「ゴルシ!あるだけとってこい!」
「・・・おい」
「ああ、ウララちゃんがあんなに楽しそうに・・・デジたん幸せぇぇ」
そんなこんなでドタバタと騒ぎつつも買い物を終えた面々は、急いで学園へと戻るのだった。
学園へと戻り、ハルウララに着替えてくるよう伝え寮へと返し、調理に取り掛かるトレーナー。その様子を「暇だし」という理由で眺めるゴールドシップ。アグネスデジタルは「すでにお腹いっぱいですので」というよくわからないことを言って嬉しそうに帰っていった。
「おーいトレーナー。今日は何作るんだー?」
「ん?・・・今日はあれだ、ウララの頑張りにこたえて俺も手間かかるけど美味いやつをふるまうつもりだ」
「へぇー、めずらしいな!アタシのレース後にもそんな感じで頑張って作ってくれればいいのに」
「お前はそもそも普段からたかってくるだろうが。それに毎回前日にはめちゃくちゃ食うくせに」
トレーナーが軽くにらむと、視線を外し口笛を吹くというあからさまなごまかしを見せるゴールドシップ。ため息をつきつつもトレーナーはそんな彼女を置いて部室の机にそこが少し深いフライパンを置く。
「今日はとんかつにするかあ」
「おおまじか!そいつはやべーな、他のやつも呼んでくる!」
「おい、チームメンバー以外は呼ぶなよ!?肉が絶対足りねぇ!」
あいよー、と手をブンブン振りながら出ていくゴールドシップに一抹の不安を感じながらも、用意を進めるトレーナー。買ってきた少々お高い豚肉を取り出し、繊維や筋を切っていく。そしてあらかた切り終えると、複数の容器を準備し一つには卵を大量に割り卵黄のみを取り除いて入れていく。もう一つには薄力粉を、最後の一つにはパン粉をぶちまけていく。そうして一通りの調理準備が終わったところで、私服に着替えたハルウララがやってくる。
「着替えたよートレーナー・・・わぁ~!ひょっとしてとんかつ!?」
「ああ、今日の頑張りのご褒美、それと次は勝てるようにって願掛けだ」
「うわーい!やったー!」
うれしそうにピョンピョンと跳ねるハルウララに微笑ましく思いつつ、手は止めず肉をとりだした麺棒で叩いていく。
「トレーナー、何やってるの?お肉叩いちゃったら悪くならない?」
「いんや、こうすることでもっと柔らかくなるんだ」
「へー不思議!ねぇねぇ、私もやってみたいな!」
興味津々で目をキラつかせるハルウララに苦笑しつつ、麵棒を渡す。えい、えいと力の限り肉を滅多打ちにしていく。小柄とはいえウマ娘、トレーナーとほとんど変わらない勢いで肉を叩いていく。その間にちょっとしたひと手間の準備をするトレーナー。
「んー?何してるのトレーナー!」
「ああ、とんかつだけだと十中八九たりねーからな。この辺に・・・あったあった」
そう言って取り出したのは、先日タキオンとオグリにふるまったポトフ。どうにかオグリをなだめすかしてお代わりを勘弁してもらったため、まだ寸胴いっぱいに残っているそれに、塩コショウで味を調えていく。ある程度味がまとまったところで、別の鍋を用意してポトフを二つに分けていく。
そしてさらに、カセットコンロで温めつつ先ほど買ってきた物の中から、ビーフシチューのルーを取り出すと分けたポトフの片割れへと投入し、特売していたため安く手に入れたくず肉を一緒にぶち込んで火でじっくりと煮込んでいく。
「これでヨシ!さてと、ウララ、もういいぞー」
「はーい!」
十分に叩かれた肉をよだれを垂らしつつ見ているウララの頭にポンと手を置きながら、煮込み始めたポトフ(ビーフシチュー)を指さす。
「じゃ、少しの間あの鍋を見といてくれるか?これからとんかつを揚げていくから、出来上がるまであれを混ぜといてくれ」
「りょーかい!まっかせといてよ!」
親指をぐっと立て、木べらを受け取り鍋へと向かうハルウララ。すると、ちょうどそこで部室のドアが開きゴールドシップと連れてこられたチームメンバーがなだれ込んでくる。
「おっすトレーナー!全員連れてきたぜー!」
「トレーナー、肉を食べると聞いた。本当か?」
「全く、実験の途中だったというのに・・・」
「・・・生徒会室にいたはずだが、麻袋をかぶせられてから記憶がない。なんで私はここに呼ばれたんだトレーナーくん・・・?」
上からゴールドシップ、オグリキャップ、アグネスタキオン、シンボリルドルフである。オグリとタキオンは事情を聴いてから連れてこられたようだが、ルドルフはどうやらゴルゴルタクシーにやられたようだった。戸惑いつつもウララのかき混ぜているビーフシチューの香りにつられてふらふらと部室へと入ってくるあたり、相当生徒会業務で疲れているようだ。
「おっしお前ら聞け!ウララが今日のレースで自己ベスト更新したぞ!」
「おお、そうか・・・!」
「なるほど・・・?それでこうして全員を集めて祝おうというわけか」
「よかったな、ハルウララ・・・ところでトレーナーくん、今君の使っているその新しい調理器具についてはまた後で話がある」
「えへへ~、照れるなぁ」
自分のことであるかのように嬉しそうにハルウララを褒めているチームメンバー・・・若干一名後が恐い者もいるが。癖はあれどレースにおいては他の追随を許さない彼女たちと、根性はあれどなかなかレースに勝てないハルウララ。異色の組み合わせのようにも見える彼女たちだが、ハルウララを妹とした姉妹かのように実は仲がいいのである。
とりあえずの報告を済ませたトレーナー、そんな光景を眺めつつ肉を卵黄、薄力粉、再び卵黄とくぐらせていき、最後にパン粉へと肉を投下し白く染まったそれを油へとゆっくり落とし、とうとうとんかつを揚げていく。
「・・・!ト、トレーナー!まさか、それはとんかつか!?」
「なんだゴルシ、伝えてなかったのか。そうだ、今日はちょっと奮発していい肉を買ってきたからなー」
「「「!!!」」」
トレーナーの言葉に、後からきた面々の耳と尻尾がピンと立つ。分かりやすくそわそわしじゅうじゅうと音を立てる油の海にチラチラと視線を向けてくる彼女たちに、気持ちは分かると笑いながらトレーナーがくぎを刺す。
「・・・ウララが先だからな?」
「わ、分かっている、いくら私でもそれくらいの良識はある」
「・・・オグリキャップ?よだれ、止まっていないぞ」
「・・・!」
タキオンに指摘され、慌てて袖で拭うオグリ。一方静かになったゴールドシップとシンボリルドルフはというと、実はすでにこの二人の方が限界が近いのか目がレースの時のような獲物を狙う目つきだ。
そんな中、ハルウララがビーフシチューの方のコンロを止め、手をあげる。
「トレーナー!こっちもう温まったよー!」
「おっけ、んじゃ先にそっちみんなで食べといてくれ」
トレーナーの言葉と共に、全員がよどみないうごきで皿とスプーン、箸を用意し机の上へと並べていく。その動きの速さにトレーナーは呆れ、ハルウララはきょとんとしている。
「よし、ここはこのゴルシ様が全員によそってやろう」
「まてゴールドシップ、ここは生徒会長として私がみんなに配ろう」
「生徒会長様なら座って待っていればいいんじゃないかね?私なら、全員にきっちり同量を配分してあげられる。・・・なに、多少は量の増減はあるだろうけどね」
「・・・私はたくさんほしいな」
「お前ら座ってろぉ!俺が配るから座っててくれ!なんで肝心のとこで喧嘩するんだよ!」
トレーナーのツッコミにふい、とみんな目をそらす。結局、今日の主役のウララが先によそい、他がじゃんけんで順番を決めてよそっていくのであった。
「さて、そんじゃまぁ、ウララお疲れ&自己ベスト更新おめでと~!」
「「「おめでとう」」」
「ありがと~!」
とんかつが揚がり、全員でお茶の入った紙コップを掲げてウララへとおめでとうと声をかける。当人は恥ずかしそうにしているが、基本重賞や大事なレースに勝った娘がいれば必ずやる恒例行事であるため他の面々は純粋に彼女を褒める。
「さ、召し上がれ。お前のために作った、特製とんかつだ」
「うん!ありがとうトレーナー!いっただっきまーす!」
そう言って目の前に置かれた超大型のとんかつを持ち上げるハルウララ。二度揚げを行い、ふんわりと衣が柔らかく仕上がったとんかつは持つだけでわかるほどどっしりとした重量を伝える。
「あー、ん!」
ザシュッ
はっきりと周囲に聞こえるほどの咀嚼音、そして口に広がるしつこすぎない程度の衣の油。そして嚙み切った豚肉はその柔らかさだけでなく、脂身部分がジュンと口の中で溶け肉の持つ重厚な甘さを舌へと伝える。そのまま間髪入れずに再びかつを口の中へと押し込み、咀嚼。肉のもつ旨味と油が合わさった大正義といえる美味しさにハルウララの耳がいつも以上に揺れ動く。
「~んー!おいしーい!」
「・・・よし、みんなも召し上がれ」
「おっしゃー‼食って食って食いまくれー!」
「ハフハフハフハフ!」
「・・・うん、美味しい。さすがだな」
「うん、普段あまり肉は大量に食べることはないんだが、これはいい。トレーナー、おかわりを用意しておいてくれ」
ウララが食べ始めたのを皮切りに、チームの面々が異様な速度で食べ始める。サクサクサクサクとクッキーでも食べるかの如く食らいつくしていく様に、明らかにペースが早すぎると察したトレーナーは冷や汗を流しつつ急いで肉を油へと入れていく。
「うん、このビーフシチューも行ける。・・・今日は寮の夕食を食べられるだろうか」
「腹に余裕は持たせといてくれよー?あんまり食べさせてると食堂の人にもいろいろ言われるんだからなー?」
トレーナーの言葉を若干聞き流しつつビーフシチューを食すルドルフ。ポトフの時のコンソメの風味をわずかに残しながらも、追加投入された肉によって得た旨味や、こっそりと投入され煮込まれた事で原型をなくした玉ねぎの甘味が加わり、より濃厚な味わいを生み出している。他の娘達もシチューを掬って口に入れたとたん目を見開き、ハルウララの皿へとおかわりをしっかりとよそったうえで残りを賭けた熾烈なじゃんけん勝負を繰り広げている。
そんな光景を眺めながらとんかつを揚げていくトレーナーに、ハルウララが嬉しそうに寄ってくる。
「トレーナー、今日はありがとう!とっても美味しいよ!」
「そうか、そいつはよかった。ウララもずっと頑張ってたしな、これくらいの役得があってもいいだろ」
「えへへ~」
ハルウララが近づくと、無意識のうちに頭をなでるようになってしまったトレーナー。そのまま頭をなでているとハルウララは嬉しそうにその手を取り、続いてやる気に満ちた顔でトレーナーを見上げる。
「私、もっと頑張るから!練習もして、レースに出て、いっぱい走って!それでね、いつか1位を取るんだ!」
「ああ、お前ならできる。俺もできる限りのことを何でもして、お前を勝たせてやる」
「・・・えへへ!これからもよろしく、トレーナー!」
そう言って笑うハルウララの顔には、その名の通り花の咲く春のようなあたたかな心があった。
アグネスデジタル:トレーナーを手伝えば、今回のような役得があると味を占m・・・学んだため、この後もちょくちょくトレーナーの手伝いに駆り出される。(本人が志願)
ハルウララ:トレーナーがタキオンの次に担当し始めたウマ娘。天真爛漫、名前の通りのうららかな性格をしておりチームのムードメーカー兼妹的立ち位置。チームメンバーからありとあらゆるサポートを受けており、だんだんとその能力を高めつつある。環境に恵まれた努力家というべき存在。トレーナーがスカウトした際、トレーナーと色々あった。
トレーナー:担当ウマ娘が重要な場面で勝つたびに飯をおごったり作ったりするため、この時期は基本金欠。実は最近ゴールドシップがふぐを拾ってくるようになったため、ふぐを捌く免許を取ろうとしている。どけ!俺がウララのお兄ちゃんだ!
トレーナーのチームメンバー:担当し始めた順に、シンボリルドルフ、アグネスタキオン、ハルウララ、オグリキャップ、ゴールドシップ。・・・なんやこの厨パァ!?飯をちらつかせれば素直になるという何とも言えない共通点を持つメンバー。
書き忘れてましたがこの時空はアニメともゲームとも違うすごくふわふわした時空です。なのでチームにリギルやスピカのメンバーもいます。これも全部乾巧とドン・サウザンドってやつのせいです間違いない()。
前回のポトフ
材料
コンソメ:辛くならない程度にぶっこむ
具材:野菜が一番いい。一品くらいなら肉類もgood
煮込め!以上!
入れる具材は野菜三品、肉系一品がベター。好みの問題がなければ野菜オンリーでも結構いける。最初の段階で味を薄めにしておけば、今回みたいに市販のルーを入れて味を整えるだけですぐ食えるシチューとかもいける。一人暮らしだと複数の鍋に分けておけばポトフ→カレーやシチューといった流れで食いつなげれる。保存は要冷蔵!
次回、増えるメンバー
続けるかぁ・・・