俺の霊圧は消えない   作:ディアブロー

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いやね、チャドくんもずっと描きたいと思ってたんです。本当なんですよ?けど、2年ぶりの更新になってしまったという…。



チャドが硬い……だと!?

 

 

 その硬さは常軌を逸している。

 

 人間の常識から遥かに逸脱するどころか、死神、破面(アランカル)の常識すらも大きく覆すものだ。

 

「く、くそがァ!!

(あ、ありえねェ!こ、このオレが人間相手(下等生物)に傷を負わされ、オレが傷一つ負わせることができない…だとッ!?)」

 

 "絶望"を司る自称"最強の破面(アランカル)"ノイトラ・ジルガは、目の前の人間──茶渡泰虎という超人を超えつつある未知なる存在との戦いで、自身が絶望を味わいつつあった。

 

 絶望を司るはずの存在が逆に絶望を味わわされるとは、何と滑稽で皮肉なことか…。

 

 しかしそれにしても、ウルキオラ・シファーとの死闘が茶渡泰虎に与えた影響はとてつもなく大きいものだったようだ。

 

「!?

 は、速ッ──がふッ!!」

 

 

 

魔王の爪痕(ラスグニョス・デル・サタナス)輪舞曲(ロンドー)

 

 

 

 ノイトラがまったく反応できないスピードで懐に潜り込んだチャドが、"悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)"を連続で叩き込むと、大量の悪魔の紋章を刻まれたノイトラは吹き飛ばされ、大爆発してしまう。

 

「一護の方は…うむ、問題なさそうだな。

(卍解もせず、虚化もせず、始解の状態で解放前とはいえグリムジョーを相手に圧倒している。

 卍解しないで敵を圧倒するのはやはりオサレだ)」

 

 チャドは一切、傷を負わされてはいない。それどころか、ノイトラと戦いながら黒崎一護の状況を確認できる余裕まである。

 

 チャドは内心で黒崎一護を絶賛しているが、()()()()()からしたらチャドの方がオサレだろう。

 

「また一段と成長しておる。

 ふふッ、おぬしはどこまで儂を骨抜きにするつもりじゃ?」

 

「チャドさん…素敵です」

 

 チャドの戦いの行方を伺っていた四楓院夜一と虎徹勇音は、藍染の率いる破面(アランカル)達の中でも屈指の力を持つであろうノイトラを相手に圧倒するチャドに惚れ惚れとし、うっとりとした表情を浮かべている。

 

 チャドの勇ましい姿を一瞬も逃さぬように、チャドの逞しい肉体美を2人の美女はその瞳に焼き付けている。

 

 四楓院夜一と虎徹勇音が惚れるのも無理がない。

 

 これが茶渡泰虎なのだ。

 

「はっ…はっ…はっ…くそ…が…オレより…強い(硬い)…人間がいて…たまるかよ…」

 

 だが、チャドが強くなったのは確かだが、それに比例して起きてしまう現象がある。

 

 それは、強くなったチャドに引き寄せられているようにすら思え……まさに因果応報だ。

 

「はっ…はっ…はっ…オレの今の姿…"帰刃(レスレクシオン)"は…死神の"始解"みたいなもんだ。

 そして、これから見せる姿は…死神の"卍解"…"十刃(エスパーダ)"だけが可能とした進化だ。

 テメエにこれから訪れる未来は絶望…オレがッ──"十刃(エスパーダ)"最強(最硬)だ!

 

 ──『 刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ) 』」

 

 

 

前知の蟷螂(プロフェッタ)

 

 

 

 その鋭さは、頭のてっぺんから足の爪先に至るまで……全身が鎌になったかのようである。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 絶望に見舞われたのは果たしてどちらか…。

 

「く、くそがァ!

(ど、どういうことだ!?

 な、なぜ!コイツの()()()()()ことができねェ!?)」

 

 追い詰められ、"刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)"まで解放したノイトラ・ジルガ。第二階層の力を解放したノイトラは他者の未来を視る能力を有している。

 

 その恐るべき未来を視る力によって、ノイトラは戦う相手に絶望を与えるのだ。

 

「未来は自分の手で切り開く…人の未来を勝手に決めてくれるな」

 

 だが、ノイトラの未来視はチャドには一切働かず、逆に絶望を与えられてしまっていた。未来を視ることができず、チャドの拳を食らい、自身の攻撃は一切通用せず、最硬を自負するプライドを悉く粉砕されている。

 

 しかし、いったい何故……ノイトラの未来視がチャドに対して働かないのか…。

 

「がッ!?

(ま、まただッ…コイツの未来を覗こうとすると…すぐに()()()()()()()()やがる!!

 し、しかも、()()()()()()()()のようなものを出してから、コイツの硬さが更に増しやがった!!)」

 

 

 

巨人の右面(カラ・デレチャ・デ・ヒガンテ)

 

 

 

 それは、チャドが新たに得た力によるものだ。

 

 "巨人の右面(カラ・デレチャ・デ・ヒガンテ)"。チャドが先の戦い……ウルキオラ・シファーとの死闘を経て発現した新たな()である。顔の右側半分が、右腕と同じ模様の悪魔のような角の生えた仮面に覆われており、ますます人間離れした容貌へと進化してしまっているが、この巨人の右面を発現したことによってチャドの防御力が底上げされており、自身を脅かすあらゆる外的要因を跳ね返せるのである。

 

 謂わば……本心を隠し、護る仮面だ。

 

「幕引きと行こうか──ノイトラ・ジルガ」

 

 道理で、ノイトラの未来視が働かないはずだ。

 

「ふ、ふざけんなァァァ!

("十刃(エスパーダ)"最強のオレが人間ごときに…負けるなんてありえねェんだよ!)

 

王虚の閃光(グラン・レイ・セロ) !!』」

 

 そもそも、ノイトラは"十刃(エスパーダ)"最強と言っているが、それはあくまで自称であり、チャドが死闘を繰り広げ勝てなかったウルキオラ・シファーに劣っている。

 

「これ以上、現世を荒らさないでもらおうか。

(ウルキオラの"王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)"の方が凄かった気がする)」

 

「ば、馬鹿な…この状態で放つ王虚の閃光を…切り裂いた…だと…ッ!?」

 

 それを証明するかのように……チャドは内心、ウルキオラとノイトラを比較しながら、軽く引っ掻くように"悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)"を振るい、ノイトラにとって最大火力の攻撃をいとも容易く切り裂いてしまった。

 

「少しおいたが過ぎるぞ。

ノイトラ・ジルガ…罰として、貴様に痛みを与え続ける」

 

 そして、現世で派手に暴れ回りすぎるノイトラに向けて、まるで鞭を振り回すかのように、チャドは悪魔の左腕を軽やかに振るうのである。

 

 

 

魔王の拷問(トルトゥラ・デル・サタナス)輪舞曲(ロンドー)

 

 

 

 躾のなっていない動物を躾るかのごとく、チャドは鞭化した左腕を連続で振るい、ノイトラに叩き込む。

 

 空座町に獣の悲痛な絶叫が響き渡る。

 

 

 

 

 

 ▪️▪️▪️▪️

 

 

 

 

 

 また一つ、茶渡泰虎にとっての鬼門を乗り越えることができた……そう思っていた。

 

 だが、脅威は次から次へとやって来る。

 

 止まることを知らないように。いや、止まる気など最初からなかったかのように。

 

 そう……男に対して破壊力抜群の凶器を引っ提げて、()()は降臨した。

 

「無様極まりないな…ノイトラ」

 

「ぐッ──()()()()…テメエッ…!!」

 

 褐色の肌に金髪。上着で隠してこそいるが、口元付近に虚時代の仮面の名残が見え隠れしており、上着の下の胸部は下乳部分が丸出しで、下半身は太腿の辺りが丸出しになった袴状の衣服というかなり露出度の高い服装の女幹部にして()()()()()()()()──ティア・ハリベルの登場だ。

 

「よ、よくもオレの()をッ…!!」

 

 脚を斬り落とされたノイトラとは違って、ティア・ハリベルの登場によって俺の()()()()()()()()に入ってしまった。知ってはいたが、いざ実際に目にするとまた違った……想像以上の破壊力が俺に襲いかかってきた次第である。

 

「チャド…おぬし前屈みになって…ナニをしておる?」

 

「チャ、チャドさんッ…!

(ひゃあァァァ!

 は、激しい戦いでアドレナリンが出て、あ、あんな風になっちゃったの!?)」

 

 それはもう、夜一さんと勇音さんにも丸分かりな程にである。済まぬ。

 

 それはそうと何故、タイプど真ん中のティア・ハリベルがこの場所に現れたのか…。

 

「グリムジョーと共に独断での現世侵攻…命令違反だ。

 おまけに、"王虚の虚閃(グラン・レイ・セロ)"だけではなく"、あろうことか刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)"の現世での使用。

 文句を言える立場ではないことすら解らないのか?」

 

 霊圧を探ってみると、()()()()現世にやって来ており、それが見知った霊圧なのもあり、夜一さんと勇音さんは顔を顰めている。

 

 そのもう1人は一護の方におり、ティア・ハリベルが現れたのはつまりそういうことなのだろう。

 

 本来なら、ティア・ハリベルがこの場所に現れることはないはずだが、彼女が現れたのは、俺が強くなって戦いに参加していることや、ノイトラ・ジルガまで現世に襲来したことなど、いくつかの変化が起きたことによって起きたものだ。

 

 人選としては、間違いではない。"十刃(エスパーダ)"の中でこのような役目を与え、問題なく役目を果たせるのはティア・ハリベルかウルキオラ・シファーくらいだろう。いや、あと2体くらいはいるかもしれないが…。

 

 しかしそれにしても、俺のもとにティア・ハリベル(褐色肌の巨乳)を送り込むとは、藍染惣右介もなかなかに気が効く男である。ふと思ったのだが、ティア・ハリベルの今の序列が俺の知っている通りの"No.3(トレス)"なのかは定かではないが、藍染はNo.3に()()()()()()()()()()()()()()()()を就かせていた。それはつまり……そういうこと(藍染の性癖)なのだろうか…。

 

 ともかく、ティア・ハリベルがNo.3なのかどうか……彼女の服のファスナーを是非とも解放してほしいものである。"刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)が解除され、満身創痍だったのもあるかもしれないが、ノイトラの脚を容易に斬り落とすあたり、俺が知っている以上に彼女も強くなっているはずだ。

 

 果たして、()()()()()はティア・ハリベルに勝てるのかどうか…。もしかしたら、()()()()()彼が早くに見れるかもしれない。

 

 そこも含め、ティア・ハリベルからは目を離せない。

 

「チャド、おぬし今どこを見ておる?

 儂の目を見て言うてみろ…ん?

 素直に言えたならば、今日頑張ったご褒美を与えてやるぞ?」

 

 やはり、俺は褐色肌の巨乳にとことん弱いようだ。

 

「あ、あの…今それどころじゃ…。

 チャ、チャドさん、戦いが終わったら私も頑張るので…あ、が、頑張るってその、あの…ええと…」

 

 やはり、ド天然長身隠れ巨乳も甲乙つけがたし。

 

 夜一さんに勇音さん。それからティア・ハリベル。先程まで、ノイトラ・ジルガと激闘を繰り広げていたというのに、むさ苦しかった場が一気に様変わりだ。

 

「ふむ…貴様が藍染様が仰っていた人間──茶渡泰虎か。

 なるほど、ノイトラが勝てないはずだ。強大な霊圧も然ることながら、佇まいからして違う。まさに"戦士"だな。人間にしておくには勿体ない」

 

 気付くと、いつの間にやら現世と"虚圏(ウェコムンド)"を繋ぐ穴──"黒腔(ガルガンタ)"が開いており、ノイトラは屈辱的な様子で従属官(フラシオン)に肩を貸してもらい撤退中だった。

 

 そして、ティア・ハリベルが俺を見下ろしながら声をかけてきた。心に……全身に響くものがある。

 

「次に会う時があれば、ぜひ戦ってほしいものだ」

 

 それはもうこちらからもお願いしたいところである。

 

「茶渡泰虎…また何れ会おう」

 

「チャドに馴れ馴れしく話しかけるでない。

 露出狂のハレンチ娘」

 

 ただ、夜一さんはティア・ハリベルをお気に召してくれないようだ。それから、露出狂とは言っているが、夜一さんは"裸族"。人のことを言えない気がするが、それについては言わない方がいいのだろう。何より、俺が眼福なのだ。

 

「チャ、チャドさんはとても素晴らしい…素敵な人間です。あなた方"破面(アランカル)"とは決して相容れません!」

 

「貴様達…死神こそ、茶渡泰虎を理解していないのではないか?ふッ、まァいい。私と茶渡泰虎は何れ必ず戦うことになる。それが戦士の運命というものだ」

 

 ちなみに、この後に知ったことではあるが、一護は"月牙十字衝"でグリムジョーに十字の傷を残したとのことである。終始、一護の優勢だったとか…。

 

 他の隊長方は"限定解除"して勝った模様である。

 

 






久々に描いたチャドさんはいかがでしたでしょうか?OSR値はまだまだ健在でしたか?励みになる感想ご評価よろしくです!ですです!!

右腕、左腕、片翼、両足、鎧と来てからの、チャドさんの仮面モードです!そして、BLEACHの仮面は不思議なことに破壊されればされるほど、片側だけ覆われただけの状態の方が妙にオサレというBLEACH七不思議!

巨人の右面(カラ・デレチャ・デ・ヒガンテ)
右顔だけ、右腕と同じ模様の悪魔の顔のような角の生えた仮面に覆われた状態となり、防御力というか盾の力が強化される。これによって、ノイトラの未来視などの効果もはね除けることができます。本心を隠したりする仮面の意味合いも込めて…。

ノイトラも刀剣解放第二階層。
前知の蟷螂(プロフェッタ)
一部地域では、蟷螂は預言者と言われたりしてるとか。
見た目はブレソルの帰刀のその先へ的な感じですが、追加能力として未来予知が加わります。
チャドには通用しなかったけどね!
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