魔神の子のダンジョンライフ 〜最強を目指して〜   作:やってられないんだぜい

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 皆さんこんにちはやってられないんだぜいです。

 今日から始まります。魔神の子のダンジョンライフ 〜最強を目指して〜

 読みに来てくださりありがとうございます。面白い作品にしていくので応援よろしくお願いします!

 では本編どうぞ!



原作前
誕生


 

 未だ人と人成らざる者が分たれてはいなかった古の物語。主人公である『メリオダス』は魔神族でありながら、仲間の七つの大罪と共に、人々を護るため魔神族に戦いを挑む。メリオダスは幹部である十戒を倒し、宿敵である父『魔神王』に幾度も敗戦を繰り返しながらも決して諦めず、遂には仲間、そして弟の『ゼルドリス』、恋人の『エリザベス』と力を合わせ、倒す事に成功した。3000年も続いた聖戦は終幕を迎え、世界に平和が訪れた。3000年前から幾度も転生を繰り返した『エリザベス』と結ばれて、メリオダスは人間の王となった。物語はこれにてハッピーエンド。

 

 

 しかし彼等は知らなかった。この物語で登場する事は叶わなかったメリオダスの幻の兄。メリオダスが生まれるより何10年も昔。彼の名を、

 

 『エルアコス』

 

 強すぎる能力が故に魔神王から世界から追放された男がいた。

 

 

 

 

 

 魔神王は自身の子供を生み出していた。だがそれは子供を愛する為では無い。彼にその様な甘い考えなど存在しない。あるのはただ一つ、より強く、より若い肉体を持つ我が子の肉体を乗っ取り、全盛期以上の力を手に入れる為に。全ては自分の為に。

 

 そして遂に、その子供が誕生しようとしていた。

 

 おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあ!

 

 遂に生まれた。体長1.7フィート(約50cm)程の小さな体。男の子で髪の毛は金髪に黒のラインが生えている。しかし見た目などどうでもいい。気になるのは強い肉体かどうかだ。魔神王は部下に子供の闘級を測らせた。するととんでもない数値が飛び出した。

 

 「魔神王様!」

 「なんだ?」

 「こ、これは故障していると思われます」

 「何?」

 「あ、明らかに異常です!この子の数値は、武力4000魔力5999、気力1、闘級1万です!」

 

 武力とは、物理的な戦闘力を意味する。蹴る力や、殴る力はこれに該当する。

 魔力とは、この世界における特殊能力の名前。火、水、ありとあらゆる超常現象はこの魔力が引き起こす現象である。

 気力とは、その人が持つ精神力の事。意志の強い人は高く、弱い人は低くなる。

 

 そして子供の闘級は必然的に低い。能力に長けた魔神族の赤ん坊でも300あれば高いと言われる。それが10000。明らかに異常であった。強い肉体を求めたが、ここまで強いと返り討ちに遭うかも知れない恐れがある。自分の闘級は50万だがこの子が成長すればいずれ抜かれるだろう。勿体ないが子供を処分する事にした魔神王。子供を『獄炎』で焼き払った。……筈だった。

 

 「だぁう?」

 

 魔神王の放った獄炎が魔神王の元に跳ね返って来たのだ。

 

 「こ、これは。チャンドラーの全反撃(フルカウンター) ⁈」

 

 それは魔神王の部下、最高魔神の1人である『チャンドラー』の魔力。如何なる直接魔力も何倍にもして跳ね返す『全反撃(フルカウンター)』だったのだ。メリオダスはこの全反撃(フルカウンター)を使用するのだが、それはこれより未来の話。魔神王といえどそれは分からない。

 

 この子は産まれたばかりなのに他人の魔力を使用したのだ。この潜在能力、尚更生かしておく訳にはいかなくなった。魔神王は自身の拳を子供に振り下ろす。

 

 ドゴォ!!

 

 チャンドラーの全反撃(フルカウンター)は直接魔力のみを跳ね返す。魔力を含まない唯の拳には意味が無い。これで死んだ、そう思われた。

 

 「きゃっ!きゃっ!」

 

 手を退けて見えたのは潰された子供ではなく、無邪気に笑う我が子の姿だった。どうやったかは分からないが、自身の拳から産まれたばかりのガキが生き延びた事に腹を立て、何度も拳を叩き込む。しかし何度やっても笑い声は止まない。それどころかどんどん元気が増している。そこで気付いた。

 

 「まさか、我の魔力か⁈」

 

 そうだったのだ。魔神王の攻撃が効かなかった正体は、自身の魔力『支配者(ザ・ルーラー)』だったのだ。能力は『反転』、自分に向けられたどんな攻撃と弱体化も治癒と強化に変換する。この能力のお陰で子供は助かったのだ。

 

 魔神王は自身の魔力を使う子供に本気で恐怖した。もしかしたらこの世に存在する魔力を全て扱えるのかと。こいつは存在してはならない。そう思った魔神王は自分だけの禁術を発動した。その名も『世界の入り口(ワールド・エントランス)』一時的に異世界と空間を繋げることが出来る。しかし必要な魔力が余りにも膨大過ぎる為、使えるのは魔神王唯1人なのだ。その空間に先程生まれたばかりの赤子を放り投げる。

 

 「数分の間だが素晴らしい潜在能力を見せてもらった。我も学習したぞ。行き過ぎた力は身を滅ぼすとな。2度と会わない代わりに名前を授けてやろう。『エルアコス』それが貴様の名前だ」

 

 そう言ってエルアコスは空間に飲み込まれていった。何処に繋がっているかは分からない。マグマか、氷山か、はたまた深海か、どちらにせよ、いきのこるかのうせいはゼロに近いといえよう。魔神王は脅威が去った事で安心しきっていた。その為、その空間に自ら入る神器を見逃した。その神器はまるでエルアコスを追っている様であった。

 

 そしてこの空間を通ると呪いが掛かる代償があった。それはこの空間を通った者は急激な弱体化が課せられるというものだ。勿論、この呪いを魔神王は知っている。異世界に飛ばせて、更にその者を弱体化する。まさに最高の気分だった。

 

 しかしエルアコスの次に生まれた不出来のメリオダスに殺されるとはこの時魔神王も思わなかった。

 

 

 

 

 この物語は異世界で産まれた魔神の王子、エルアコスが父の身勝手な考えで異世界に飛ばされ、ダンジョンで最強を目指す物語である。

 




 ご愛読ありがとうございました。

 まぁプロローグなので少し少なめの文章量ですね。でも1話大体3000から4000字くらい書く予定なので読みやすいと思います。

 次回は捨て子です。お楽しみに!

魔神王の魔力『支配者」についてですが、今作ではあらゆる物理魔力に対して反応しますが、原作では魔力だけどの事でした。『支配者』の魔力をそのままにするか、原作同様、物理は関係無しにするかアンケートを取ります。変更してもあの時のセリフが一部改変するだけで、それ以外は矛盾が生じませんので安心して下さい

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