魔神の子のダンジョンライフ 〜最強を目指して〜 作:やってられないんだぜい
びっくりしたかと思います。大変申し訳ございません。でも、本編変わってないんで!許してくださあああああいいいい!ああぁ………
……「今謝ったんで、本編始めます」
「ふざけんな!」
「サイコパス⁉︎」
DAY BY DAY BY DAY BY DAY そう 全身全霊懸けて
エルがリビングを出て行った後、ヘスティアは彼を待たせない様にさっさと自分の食事を終わらせてエルの元へ急ぐ。ただ、主神として眷属のフォローを忘れずに。
「ベル君、大丈夫?」
「……グスッ、神様?」
「ほら、男の子なんだから簡単に泣いちゃ駄目だぞ、って言ってもあのエル君相手なら老若男女問わないか。それどころかあの圧を直接食らったら僕も泣いちゃうかな」
ヘスティアはベルの涙をハンカチで拭きながら冗談半分本気半分に笑いながら話す。
「さっきの話だけどね、僕はどっちが正しいなんて言うつもりはないよ。ベル君にはベル君の考えがあって、エル君にはエル君の考えがある。考え方なんて十人十色なんだもん。それに2人は目的も違う。そりゃ考え方が違って当然だよ」
ヘスティアはどちらを贔屓したりなど考えない。言うなら両方の味方だ。2人とも可愛い初めての眷属。優劣などは無い。
「ベル君はどうしたいの?」
「どうしたい…の?」
「楽しく冒険者出来れば良い?それともエル君みたいに最強でも目指す?」
「最強………」
「楽しく冒険者したいなら僕はこのままでも良いと思うよ。ダンジョンに潜ってモンスターを倒せばファルナによって嫌にでも強くなれる。ランクアップも複数のパーティ組んでそれなりのモンスター倒せば出来ると思うよ。レベル3くらいあればモテモテだと思うよ。死ぬリスクも最小限に出来ると思う」
「………」
「まぁ僕的にはこっちがオススメかな。まぁ女癖が悪くなって欲しくはないけど、やっぱり死んで欲しくないし。でも、もしエル君の様に強さを求めるなら今のままでは強くなれないと思うよ、悪いけど。今の君が強さを求めるには覚悟が圧倒的に足りない。それじゃ直ぐに死ぬだけさ」
ヘスティアは敢えて少し厳しめで言った。そもそも後者はそれぐらい危険な道なのだ。そう簡単に行かせてはならない道。これくらいで諦めるなら目指すべきではない。
「それじゃ、僕はエル君の所に行くね。ステイタス更新しなきゃ。………ベル君はどうしてオラリオに来たんだい?」
「え?」
「ああ⁈別に来て欲しく無いとかそう言う意味で言ったんじゃないから!絶対に!…………やっぱりオラリオに来たのは何かしら理由があると思っただけさ、原点がさ。もし悩んで道に迷ったりしたらその原点に帰ると良いよ。別ににどうしたいかは今決めないても良いんだから。自分が納得するまで悩み抜けば良いよ。じゃあね」
そう言ってヘスティアはエルの元へ向かった。残されたベルは自分の原点を思い返す。
「僕の、原点………」
「エル君、待たせたね」
「大丈夫ですよヘスティア様」
裏部屋に行くと既に布団を敷いて上裸で寝転がっているエルがいた。そもそも裏部屋とは物置場所(物は置かれていない)だった所だ。埃まみれだった場所をエルが1日で掃除したのである。そしてそのままエルの部屋となった。と言っても基本毎日ダンジョンへ潜っているので寝床としてしか利用していない。
そして布団だが、これはエルがダンジョンで稼いだ金で3人分買ったやつだ。いつまでソファーと床で寝るのは忍びないと思い、買う事を決断した。ベットの方が良かったのだが、思いの外高く、予算オーバーになってしまったのだ。1人分なら変えたのだがヘスティアがそれを断固拒否。3人一緒でなければベットは嫌だと。その結果、布団となった。
実は裏部屋を使用するのはステイタス更新の際に面倒と言う理由が大きい。いくら同じファミリアで兄弟だと言ってもプライバシーは必要だ。あまり教えるものでは無い。
「それにしてもエル君怒るとき怖すぎだよ。あの額の紋章はなんだい?目も黒くなるし僕まで泣きそうになっちゃったじゃ無いか」
「?紋章ってなんですか?」
「え?だから額の紋章だよ。渦巻きみたいな黒い。知らないのかい?」
「はい、全く」
エルの言葉に嘘はない。つまり本当に知らないのだ。既に紋章も消えている。目も元通りだ。だが、これこそ彼の正体に近づくヒントかも知れないとヘスティアは考えた。
「うーん、僕の見間違いかな?」(いや、絶対にあった。もしかしたら図書館とかにあの紋章が載ってるかも知れない。今度の休みにまた行ってみるかな)
「そうかも知れませんが目が黒いのはどう説明するんですか?」
「エル君、可笑しく無い?君はどちらかと言うと問われる側なんだけどな。……はぁ、まぁ目の色は影でそう見えたんじゃないかな。それよりも大分落ち着いてるね」
「まぁ数分置いて落ち着きましたかね。それより速く更新して下さいよ」
「分かったよ」
ヘスティアはエルに催促されていつも通りステイタスを更新していく。すると驚きの結果が目に飛び込んで来た。
エルアコス Lv1
筋力:H185→G245
耐久:H132→F332
敏捷:G226→F334
器用:H103→H140
魔力:G200→G265
【魔法】【
・
【 】
【 】
【スキル】【寝言】
・自動発動
【
・早熟する
・懸想が続く限り効果持続
・懸想の丈により効果向上
【弱体化】・【
・能力の封印
・昇華と共に段階的に解除
「Oh Jesus」
あまりの衝撃にヘスティアは神のくせに天を仰ぐ。
「君は本当に非常識だね」
「え?」
ヘスティアの言葉を聞いても全く理解出来ないエル。まだ更新したステイタスを見せられていないエルからしたら当然だろう。なら何故直ぐに用紙に記入して教えないのか。それは迷っているからだ。このスキルをエルに伝えて良いのかと。
(【
ヘスティアはスキル欄に【
「ヘスティア様、ステイタスがバグってます」
「大丈夫だよ、正常さ」
「ならヘスティア様の頭がバグってますね」
「なんだとお!」
「だってこんな伸び有り得ないですよね。特に耐久、いくらミノタウロスの攻撃をモロに受けたとは言え200アップですよ」
「いや、レベル1がミノタウロスの攻撃で脇腹抉られて、魔法による傷を塞ぐ為の自傷行為し、そしてトドメのミノタウロスの突進をモロに受け死にかける。それだけの事ならしたら有り得るんじゃない」
確か有り得ない程の上昇だ。だがそもそもレベル1でミノタウロス1人で戦う前例すら存在しない。だがもしかしたらこれ以上に耐久が上がっていた可能性はある。それは、ミノタウロスが万全であった可能性だ。もし膝裏の傷が無く、全力の攻撃だったら。そして片目を失わずに目標を確実に捉えた攻撃だとしたらもっと鋭い突進が彼に襲いかかっていただろう。そして彼が咄嗟に防御していなければ更に深いダメージがからを襲い、ステイタスを向上させていただろう。
だがこれの恐ろしいのが、戦っていた時間が普段より確実に少ない事だ。エルがミノタウロスと戦ったのは午後3時。そこからは気絶して戦闘を行っていない。つまり、普段平均9時まで潜るエルは普段より6時間も戦っていないのだ。確かに耐久については今回程上がらないだろう。しかし他のステイタスはどうか?今回より上がる可能性は大きい。それを考えたらこのスキルは強力過ぎる。
「良いかい、くれぐれも人にステイタスを教えちゃ駄目だよ。特に神にはね。神に嘘は通用しないから嘘は無駄。それどころか隠してるのがバレて余計ややこしくなる。だから基本ステイタスに関する事は何も答えない。笑顔で誤魔化すんだ。良いね」
「分かってますよ」
「なら良し。じゃお休み。明日も頑張ってね」
「おやすみなさい」
ヘスティアはそう言って裏部屋を出てリビングに戻る。ベルはまだ悩んでいる様子だったが、とりあえず今日のステイタスを更新する事にした。するとあら不思議、エルとそっくりな早熟系スキルが浮かび上がってるでは有りませんか。なんだかんだ言って兄弟なんだなと思うヘスティア。
そんな彼女が懸念しているのは2人が神々に目を付けられないかだ。ベルは成長スキルから、エルは圧倒的素質プラススキルによって強化された成長から確実に目立つだろう。エルは大人びてこそいるが結局2人はレベル1の子供。圧倒的実力差の前に素質は皆無である。特に気を付けなければいけないのは美の女神【フレイヤ】。彼女の魅了の前には強さなど意味を成さない。
「いざとなったら…………でも、僕に何が出来るんだろう?2人はフレイヤじゃ無くても確実に狙われる。その時僕は?何の力も無い僕に何が出来る?」
ヘスティアは悩む。いつか来るかも知れない日を防ぐ為に。
ご愛読ありがとうございました!
エルのステイタスがエグい事に。でもミノタウロスに襲われて早熟スキルがあるならこれくらいになるよね、ね、ね!あ、因みエルだけ強くなんてさせないから。ベルも強化するつもりです。彼には英雄になってもらわないと。て、このセリフ、俺が悪役みたいじゃん。
まぁ良いや。じゃ次回もお楽しみに。またね!
ps.タイトル詐欺してごめんちゃいww
魔神王の魔力『支配者」についてですが、今作ではあらゆる物理魔力に対して反応しますが、原作では魔力だけどの事でした。『支配者』の魔力をそのままにするか、原作同様、物理は関係無しにするかアンケートを取ります。変更してもあの時のセリフが一部改変するだけで、それ以外は矛盾が生じませんので安心して下さい
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