魔神の子のダンジョンライフ 〜最強を目指して〜 作:やってられないんだぜい
てか皆さん凄いですね。遠慮が無い。低評価でも送られないよりマシだと言ったら更に酷い低評価の荒らし。もうほんと参っちゃうよ。
ん?こんなに書かなかったのは何故かって?それはね、、たまたまです。書こうとしてたんだよ。いつも見てる阪神戦の後に書こうって。でも勝ったらそれで喜びで書けなくて、負けたら悔しくて書けなくてで。優勝争いが酷くて勝敗がより重くのし掛かるんですよ。
てか野球ファンの方!ドラフト見ました(阪神ファン)?森木大智取れましたね!まぁ小園も良かったんですけど森木ファンだったから正直クジ外れてラッキーと思いました笑笑らいねんは体作りながら2軍で経験積んで、2年目に奥川や及川に佐々木みたいに活躍して欲しいですね!
では本編どうぞ!
「うーん、大丈夫かな?2人とも」
ベルは現在ダンジョン攻略に勤しんでいる。昨日勢いに任せて日の出間近(AM:3:00)までモンスター達を狩って家に帰ったと言うのに、数時間の仮眠を取るとまたダンジョンへ足を運んだ。数日前…いや、昨日の出来事が無かったらここまで自分は一生懸命では無かっただろう。
ティオナとの出会い、
しかし、ベルはちっとも災難とは思っていなかった。それら全てがたった2日で起きた出来事だからこそ、より強い意思が生まれた。だから、自分にとって昨日は災難などでは無く、運命だったのだ。
しかし、そんなベルも仮眠を取った後のダンジョンでは集中力が欠けていた。ポーションを多く買い過ぎるわ、地形を確かめずに転ぶわ、正面からのゴブリンの攻撃に反応が遅れるわで仮眠をする前とでは動きがまるで違う。
それは彼が序盤に言った2人が関係していた。2人とは勿論エルとヘスティアの事だ。
AM:3:00
ダンジョンから帰還すると既に朝方で、日の出に近かった。時刻が時刻なだけに魔石の換金は起きてからにした。帰路を歩きながら、ベルはこれから起きるであろう事を予想してブルーな気分になっていた。それはヘスティアに怒られる事だ。以前にエルが日を跨いでダンジョンに潜ったのが原因で、夜の外出には厳しいのだ。あの時なんか本当に大変だった。
『いいかいエル君?ベル君も良く聞いといてね。夜中までダンジョンに潜る必要なんて何処にも無いんだからね!そんな事して体調崩したりしたら元も子もないんだから!それに君達はまだまだ伸び盛りな歳頃なんだからいっぱい食べてしっかり睡眠を取らなきゃ大きくならないよ。エル君も身長気にしてるだったらもっと努力しなきゃ。体格で全てが決まるなんてのは都市伝説だけど、それでもアドバンテージの1つでもあるんだから。体格が違ければリーチも違う。だからこれも1つの修行だよ!いい?』
『『は、はい』』
『……………エル君』
『……はい』
『神様が、下界の子が嘘ついてるかどうか分かるって前も話したよね?』
『そう、ですね』
『じゃあ僕が君に話しかけた理由は分かるよね?』
『…………』プイ
ヘスティアが問いただすとエルは明後日の方向を見つめた。今日は良い天気だなと思いながら。
『こらあああああ!!都合が悪くなったからって顔を逸らすんじゃない!どうせ日を跨いだって戦闘に支障は無いと思ってるんだろ!』
『まぁ結論から言うとそうですね』
『開き直るんじゃなあああい!もう良い!そんな事言う子のステイタスなんか更新してあげません!』
『そ、そんなぁ〜。あんまりですよ!』
『日を跨ぎたかったらレベル2になるか、レベル2以上の信用できる冒険者とパーティを組む事!そうじゃなきゃ認めません!嘘ついても分かるからね!』
と、約1話間に渡り説教を受けていたのだ。前回はエルが中心、というか最初の数分以外はエルが怒られてた。この様な出来事があったからこそ、今回は自分が怒られるのだなと思っていた。
そしていざ階段を降りて部屋の前に立つ。ライトが点かないと言う事はまだ起きていないのだろう。もしかしたら寝てると見せかけて安心して入って来た所で大声を出し、驚かすのではないかと予想する。だが、知る筈も無い答えをいくら考えても仕方ない。それに既にヘロヘロだ。迷った末にベルは怒られるならさっさと怒られて直ぐに寝る方を取った。意を決して部 ドアを開ける。
「た、ただいま〜」
朝方だから少し声量を落として帰宅を知らせた。しかし、返答は無い。試しにもう1度言っても結果は同じ。自分の無駄な覚悟にドット疲れた。だが、部屋に入ると返事が無い事に納得した。2人がいないのだ。ホームの何処を探しても姿が見当たらない。
「どう言う事?神様は?お兄ちゃんは?」
既にエルの帰りを見たから、まだ帰って来ていない説はあり得ない。ダンジョンへ出掛ける時もこんなに早い事はかつて無い。よってそれは考えにくい。
ヘスティアにしても同様で可能性ほ限りなく0と言えるだろう。
彼等の事が気掛かりだった。前例が無い出来事に戸惑う。そんの思いを抱きながらベルは寝た。そう、寝たのだ。
(神様もなんだかんだ言って神様だし、お兄ちゃんもお兄ちゃんだから大丈夫でしょ)
彼等の心配より、疲労が優ってしまったのだ。ベルは押し入れから布団を出して敷こうとする途中、体力が尽きてバタンキューしたのだ。
翌朝は9時に起床する。仮眠を取る気だったのだが、思いの外ぐっすり睡眠を取ってしまった。目を覚まし、体を起こして周りを見ても2人は居なかった。この時間なので、居ないのはバイトとダンジョン攻略だろう決めつける。自分もいつまでものんびり出来ないので、朝食を取り次第胸当てを装備して家を出た。
普段はポーションを買ってからダンジョンへ向かうのだが、念のため、ヘスティアのバイト先に顔を出そうとジャガ丸君屋台を目指す。大丈夫だとは思うがもしもの事がある。顔を見て安心したいのだ。しかし、店に来てもいつも看板娘として声を張り上げているヘスティアの姿は無かった。ベルはもしかしたら裏で仕事してるのかと思い、店長に声を掛ける。
「あの、おはようございます。ここで働いている神様、ヘスティア様の眷属のベル・クラネルって言うんですけど、ヘスティア様って今日来てます?」
「あの子なら来てないよ」
どうやらここにもヘスティアの姿は無い様だ。ますます不安が高まっていく。そんな彼に店長は紙を差し出した。
「なんですか?」
「朝この書き置きが店の前に置いてあったんだよ。ほら、商売中だから買わないならそこをどきな」
ベルは邪魔にならない位置に移動して書き置きを読む。
『諸事情でバイトは休ませてもらうよ。訳あって詳しい事は言えないけど数日、早ければ今日中には終わると思うからそんな心配しないでおくれよ!休んだ分のジャガ丸君の売り上げは後日一生懸命売るから許してヒヤシンス
可愛い神様ヘスティアより』
自分の事を可愛いと書くお茶目さは置いとくとして、とりあえず安心する。この字は間違いなく彼女の字だ。拉致等はなさそうだ。そもそも金も地位も知名度無い【ヘスティア・ファミリア】を狙うのは考えにくい。書き置きがあるなら事故の線も薄いだろう。しかし自分を差し置いてバイト先には手紙を残すのは酷い。対して自分はどうでも良いのかと頭によぎる。ヘスティアは以前からエルをより目に掛けている節がある。
(ヘスティア様はお兄ちゃんにこの事は教えてるのかな?そうだとしたら寂しいよ。………てか神様、スルーしてましたけど『許してヒヤシンス』ってなんですか?これ謝って無いですよ。そんなふざけた文章書いて……ま、怒られると思いますが自業自得ですので頑張って下さいね)
自分よりバイト先に書き置きを残した彼女に対して若干辛辣になるベルだった。
「ああ、ポーション買い過ぎちゃった。足りないよりは良いけど。でもこの量は邪魔にならないかな?これから家に戻るのも面倒くさいし……あっ!忘れてた!」
いつもの所でポーションを買ったベルは昨日食い逃げをしてしまった『豊饒の女主人』へと足を運ぶ。
「え?………ここが、昨日食べに来た店?」
ベルは『豊饒の女主人』の現在の状況を見て絶句した。窓ガラスは全て割ている。入り口から見える店内はもっと酷い。ボロボロのテーブルに椅子。昨日までは無かった広範囲にわたる床の凹み。店員が修復作業をしているがその表情は怒りに満ちていた。そしてカウンターで料理をしていた優しい顔が印象的な女将の不在。昨日まで楽しい空間がたった一夜にして一変したのだ。
正直この空間に入り辛い。というか入りたく無い。しかし、それも自業自得。自分が謝らなければいけない原因を作ったのだ。ベルは勇気を振り絞り、入店する。すると入店する者がいる事に気付いた彼女達は先程までの表情とは打って変わって営業スマイルになった。プロ意識の凄さに感心する。そして入店したのが自分だと気付くとシルが駆け足でやって来た。
「ベルさん!」
「シルさん、あの、女将さんは居ますか?」
「すみません。ミア母さんは今日はお休みです」
「そうですか」
シルは女将と言われると表情を暗くして答えた。店の状況に女将の休み。何か大変な事があったのは明らかだったが、ベルは何も言えなかった。
「あ、昨日はすみませんでした。お金も払わずに店を飛び出しちゃって」
「いえ、大丈夫です。こうして戻って来てくれて嬉しいです」
「あの、これ昨日の払わなかった分です。足りなかったら利子って事で色をつけて返します」
「ふふ、ベルさんは偉いですね。でも足りるので大丈夫ですよ。それに足りなくても今日の内に払いに来たら代金以上は取らなくて良いって言われてますから」
笑顔でサラッと言う彼女に戦慄を覚える。もし返すのが1日遅れたらどうなっていた事やら。
その後、ベルはシルにまたしても昼食を渡された。裏でなにやら店員達がヒソヒソ話しをしてそれにシルが顔を赤くして叫んでいたが、ベルにはなんの話か見当も付かなかった。
「シルさん、お店大変そうですけど頑張って下さいね。何かあったら呼んで下さい。直ぐに駆けつけてますんで」
「えっと、どうやってですか?」
「そ、そうですよね。連絡手段が。あの、ギルドの受付嬢のエイナって人に声掛けて下さい。それか路地裏にある教会に手紙でも寄越して下さい。あそこに住んでるんで」
「ああ、あそこですか。分かりました。ありがとうございます」
「いえいえ」
そんなやりとりをして店を後にしようとすると最後に一言と言ってシルが耳元で囁く。
「会った次の日に家を教えるなんて大胆な人ですねベルさんって」
上目遣いで頰を染めながら言う彼女の顔で脳が沸騰してしまうベル。
「そ、そんなつもりじゃなかったんですうううううう!!!」
「ふふ、お可愛い事こと」
そんなこんながあって現在に至る。書き置きがあってあの時は安心したが、後々考えるとアレは誰かに無理矢理書かされたのでは無いかと思えてくる。だって姿が見えないのだから。それにエルの事も心配である。
(大丈夫かな?自分の事(主に身長)を馬鹿にされて実力以上の人に喧嘩売ってやられたりして無いかな?)
いつものように夜近くまでダンジョン攻略をしようかと思っていたベルだが、こんな身に入らない状態で戦っても危険なだけだと思い、早めに引き上げた。
地上に戻ると魔石の換金をする為にギルドへ向かうのだが、何やらギルドが騒がしい。何かなと思い、人をかき分けて先頭に出ると信じられない光景が広がっていた。それは【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】が一緒になってギルドから出て来たのだ。それもそれぞれの主神を先頭にして。
「おい、アレがあの美の女神か?超綺麗だな」
「馬鹿か?あの2大ファミリアが肩を揃えて歩くなんて聞いた事無いんだぞ!そっちの方が驚きだろ。………まぁ確かに綺麗だ」
「だな。綺麗だ」
この普通ならあり得ない状況にベルは戸惑いを隠せない。どちらも憧れのファミリア。特に【ロキ・ファミリア】だ。
(ん?【ロキ・ファミリア】?……ティオナさんは何処だああああ!!)
【ロキ・ファミリア】がいる事でティオナが見れると思ったら俄然テンションが上がる。目をキョロキョロさせてティオナを探す。すると見つけた。彼女を。アマゾネス特有の露出度の高い服装。直ぐに見つけられた。だけど何処か表情が暗い。というか戸惑っている様子だった。大丈夫か心配していると彼女と目が合った。彼女は目をパチクリさせる。ベルは恥ずかしさのあまり逃げ出したくなるが、その気持ちを必死に抑える。
数秒目を合わせると彼女は何故か、自分にウインクをしてから。この瞬間、自分は逃げ出す事を決意する。この空間に居られない。幸せが爆発してしまいそうだからだ。申し訳ないと思いながら彼女に背を向けて走り出そうとすると、手を掴まれた。状況から、一瞬彼女かと思って気がどうにかなると思った。しかし違う。すぐに分かった。この手は彼女の物ではない。この手はいつも自分を助けてくれた手だ。自分の唯一の家族の手だ。
「お兄……ちゃんっ?!」
振り返ると自分の手を握っていた人物は全身をローブで覆っていた人物だった。影で顔がハッキリと見えないが自分の兄だと直ぐに分かった。兄がどうして彼等と居るのか不明だが、それ以上に衝撃的な光景が見えた。ローブ姿の兄の首元に男女2人が短刀を突きつけていたのだ。しかも1人は昨日自分が刃向かったベートだったのだ。
「動くんじゃねぇ」
「余計な動きはしないで」
2人が1人に刃物を向けている事に野次馬は騒然とする。
「2人とも、武器はしまうんだ」
「でも団長!」
「しまうんだ。こんな所でする事じゃない。3回目はないよ」
「ッ!」
2人はフィンの指示に従い、刃物をしまう。
「すみません。少しでで良いんです。もう会えるか分からない家族に一言だけ」
「え?」
その言葉でやはり兄だと確信した。そして兄が言った『会えるか分からない』という言葉にただならぬ恐怖を感じた。
「ベル、分かるか?俺はエルだ」
「うん、分かるよお兄ちゃん」
「お兄ちゃんな、やらかしちゃったみたいでお前ともう一緒に住めないんだ」
「な、なんで?」
「みんな待ってるから詳しい事はヘスティア様に聞いてくれ」
「やだ、なんで!なんでお兄ちゃんと一緒に住めないの!」
「ベル!!」
祖父が死に、唯一の家族である兄とも一緒に暮らせないという突きつけられた言葉に泣き出してしまった。1人で暮らせと言われた訳じゃない。ヘスティアは残る。しかしそう言う問題じゃない。兄は小さい頃からずっと一緒に暮らして来たのだ。そんな家族と暮らせなくなる。これ程辛い事は無い。しかし、そんなベルをエルは一喝する。そしてまるで死に際の遺言の様な言葉は、今まで1番優しい声だった。
「ベル、一昨日はキツイ事言って悪かったな。でもな、あんな事言ったのは、俺はお前に英雄になって欲しいからだ」
「英雄?」
「そうだ。ベルの大好きな英雄だ。いつもなりたがってたろ。俺はベルならなれると思ってる」
「む、無理だよ。僕みたい弱い奴が」
「大丈夫。お前は英雄になるのに最も大切な2つを持っている。それは、優しさと勇気だ。お前は誰よりも優しい。人を傷付ける事なんて絶対にしない子だ。それにお前は立ち向かった。誰もが強者と認めるベート・ローガに。それも人の為に」
「お兄ちゃん……ぐすっ」
エルの手は僅かに震えていた。ローブで顔は見えないが泣くのを必死に堪えているのだろう。それに気付いて更に涙が溢れてくる。
「ほら泣くな。英雄は人前で涙なんか見せないぞ」
「うん………うん、大丈夫」
ベルは目を擦って涙を拭く。気を抜いたら直ぐに零れる涙をグッと堪える。
「良し、良い子だ。それじゃお兄ちゃんはもう行くな。ヘスティア様と仲良くな」
「お兄ちゃんも、元気でね」
「もう良いだろ、さっさと行くぞ」
エルの肩を掴んで連れてこうとする【ロキ・ファミリア】のメンバー。しかし、エルはラストと言ってその者の手を振り解き、ベルを抱きしめた。
「ああ、最後に一言だけ言わせてくれ。俺は、ベル・クラネルの兄、エルアコス・クラネルはいつでもお前の事を応援している。姿は見えなくてもずっと見守っているぞ」
そこで初めてローブの中のエルの顔が見えた。やはり涙を流していた。それでも1番綺麗な顔だと思った。その顔を見て我慢の限界を迎えたベルは人前で大声で泣いた。
結局、エルは彼らと歩き去ってしまった。既に太陽は沈みかけ、少なくなったギルド前でベルは膝をついて未だに涙を零していた。そんな彼を背後から抱きしめるのは、
ご愛読ありがとうございました。
すいません、エルの後日談って言うか、ベルメインの話になりましたね。家族との別れってとても悲しいですよね。特にヘスティアは抜きとして唯一の家族との別れですからね。想像を絶する悲しみだと思います。次回はこの時エルに何があったのかを書きたいです!
では次回もお楽しみに!またね
ps.自分の前書きって大体野球主に阪神についてなのでそこのところよろしく!
魔神王の魔力『支配者」についてですが、今作ではあらゆる物理魔力に対して反応しますが、原作では魔力だけどの事でした。『支配者』の魔力をそのままにするか、原作同様、物理は関係無しにするかアンケートを取ります。変更してもあの時のセリフが一部改変するだけで、それ以外は矛盾が生じませんので安心して下さい
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