続き出ない。
書けたらでるかも。
一応連載を前提として書き始めていたので1話完結じゃないです。
「はじめましてマスター。キャスター・アルトリアと申します。以後、よろしくお願いします。魔術なんかで役に立てると思いますよ…?」
「えっ…と…どうしてここにいるんだ?」
「えっ?召喚の儀式というかそんな感じのやったんじゃないんですか?」
「え…と、うん、何もやってない。」
「マジですか。」
「マジっす。」
明らかに日本人じゃないこの子は突然目の前に現れた。
キャスターが何を指すのかわからないしアルトリアもわからない。魔法的なものでこっちにテレポートしたとか?座標間違えた?うーんでもこの感じこっちが引っ張ったみたいなニュアンスのある言葉だったんだよなぁ。それにしてもきょとんと首を傾げたりうんうん唸りながら考えてるのかわいい。
「ええい、この際気にしなくてもいいでしょう!マスター、私は何をしたらいいですか?」
「友達になってください。」
「え?」
「友達に…」
ずっと、というほどでもないが高校生になって友達ができなかった。ちゅ、中学生まではいたんだよ?皆違う高校になっちゃってさ。
「いいですよ。他にあったりしますか?」
「マスターっていうのやめてほしい。なんかむず痒くてさ。俺は園田和樹。名前関連であれば好きに読んでほしい。」
「では、カズキと呼びますね。私のことはキャスターと呼んでください。サーヴァントは基本的にクラス名で呼ばれているはずなので」
「さーゔぁんと…?」
「もしかして魔術師の方ではない?」
「魔術師?」
「…では、色々説明しますね。」
〜少女説明中〜
説明を、聞いた。
明らかにイレギュラーじゃないか、俺。
そして今後アルトリアに魔術をいくつか教えてもらうこととなった。魔術回路というのがあるのだがどうやら一般的な数より多いらしい。この数が使える魔術に影響するのだとか。
一番気になったのが聖杯戦争。
基本的にマスターは戦わないらしいが戦えるようになっておいて損はないらしい。どう足掻いても人間はサーヴァントには敵わないとも言われた。
この話で一つ思い出した物があった。
爺ちゃんの形見の刀。
爺ちゃんは使うなとか抜くなって言ってたっけ。
なんでも本物の妖刀らしく手にした者は破壊衝動に駆られるらしい。物置から引っ張り出して来た。何年も何もしていないだろうに綺麗だった。
「いざというとき私が抑えれる…はずなんで抜いてみてください。」
「そこははっきりしようよ…」
「キャスターって戦闘職じゃないんですよ?支援職なんですよ?」
「うぐ、ま、まぁとりあえず抜いて見るよ。」
「はい。」
改めて手で持つと吸い込まれるような感覚に陥った。
ゆっくりと引き抜くと独特な波を描く波紋と曇り一つない刀身が見えた。抜ききっても吸い込まれるような感覚は続く。
だけど、それ以外の変化はなかった。
「爺ちゃんの勘違いだったのか?」
「うーん魔力ではないですが何か不思議な力が込められているのは確認できたので本物だと思います。どんな効果かは、わからないですが。」
「異常はなさそうだからこれで剣の練習するか。」
「でも、私剣なんてわからないですよ。」
「どうするか後で考えるか。」
さて、キャスターのことを両親になんて説明するか。
これが今のところの最優先最難関課題だ。
「暗示という名の洗脳でもしますか?」
「サラッと物騒なことを言うなぁオイ。」
笑顔でそんな提案をしてきたキャスター。
魔術の研究してるって言ってたがもしかしてマッド系だったりするのか…?
「洗脳と言っても簡単ですよ?私がいることに違和感を持たせないようにするだけですから。」
「話し合いじゃだめか?」
「家庭内環境が南極になっても知りませんよ」
orz
「…特に害とかはないんだな?」
四つん這いの状態で顔を上げて聞く。
「ないです。」
「じゃあ頼む。」
「わかりました♪それでなんですけどいい設定ないですか?」
「おいっ!」
考えてないんかい!
うーん。
身寄りがなくなった…家出してきた……しっくりこない。
見た目完璧な外国人だからなぁ。
ん…?
外国人?
日本語がペラペラだけど。
外国人という設定(事実だろうけど)にしてホームステイに来たということにすればいいじゃないか!
よしこれで行こう。
このことをキャスターに伝えると喜んで了承してくれた。
ホームステイのことを知らなかったからその説明もした。
両親が帰って来た。
「よし、頼む」
「了解です!」
そう言って魔術を発動する。
すると…
「ん、あ、あれ?こんなかわいい子を連れ込んだの?和樹。あ、いや違うわね。今日来る予定だったホームステイの子かしら?」
「そうです。」
「日本語が上手だ。親御さんがうまかったのかい?」
「はい、母親が教えてくれました。」
きれいに術にハマってくれたのが嬉しいのかすげーにっこにこなんだけど。
談笑しながら夕食、お風呂を済ませた。(キャスターは母さんと一緒に入った。)
それでまぁ…爆弾ってどこにでもあるんだなぁって思った。
「あ、ごめんなさい。お客さん用の布団がまだ準備できていないの。だから和樹と寝て頂戴。」
「はい、わかりました…ってえぇっ!?」
「正気か?母さん。」
母さんが同じ布団で寝ろって言いだしたんだ。
何考えてんのマジで。ホームステイ(虚偽)に来て初日の子と一緒に寝させるってヤバくね?
「わ、私は別に…ソファーでも…」
「それは俺が許さない」
「アッハイ」
さて、時刻は24:34分。
結果として一緒の布団で寝ている。母さんの圧に負けた。
キャスターはというと特に気にしていないような感じなのでそこは助かってる。ただ、寝相が少々悪い。蹴られたりとかはないので問題ない。何が起きているかというとしがみつかれている。俺を抱き枕と勘違いしているのかかなり強くしがみつかれている。同時に、あたってる。色々と。
眠れない。この状況で寝れるかってんだよ。
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翌日、母さんに起こされた。
さっさと起きろと言われるけど元凶アンタだからな?母さん。まぁ月曜日で学校があるから助かったんだけど。
朝食を食べ、学校へ向かう。
キャスターは霊体化してついてきてもらう。俺は来なくてもいいって言ったんだけどサーヴァントはマスターの護衛もしますってごり押しされた。圧に弱いなぁ俺。
『敵なんていないだろ?』
『そうですね。ですが、あの天之河という人物はどうしてああなんでしょう?』
『さあな。現代人の、というか人の性格ってだいたい家庭環境で決まるだろうから家で正義感の強い職業の人がいるんだろ。』
『ですが、いくらなんでも酷いと思います。』
天之河は、ご都合主義解釈しかしない。
言ってることは正しい。行いも正しい。
しかしどこかずれている。事実通りに解釈をしない。
長所が目立っていい人間のように見えるがその実、正確に物事を捉えようとしないただの子供。いや、成人してないけどね?ああそうだ。この言葉がぴったり当てはまるんじゃないかな。
ごっこ遊び。
少し違う気がしなくもないが的を外しているわけでもないと思う。
『魔力反応?でもどこから…』
『どうした?』
『少し魔力の反応があったので…』
『地球に魔法使うやつなんかいないだろ。少なくともこの世界においてはな。』
『地球にはいない…だとしたらまた別の世界からの干渉…?』
『おーい』
ありゃ、熟考してらっしゃる。
サーヴァントでも集中すると周りが見えなくなるのは同じなんだな。
すると、教室を魔法陣が覆った。
「ッ!マスター!早く教室から出てください!飛ばされます!」
「お、おい。どうしたんだ?たしかにこれは異常事態だが危惧するほどなのか?ってかキャスターお前霊体化はどうしたんだ。」
「ああもう!喋ってる暇なんてないのに…間に合わない…」
俺たちは教室から消えた。
神隠しなどと騒がれる事件は唐突に始まり、他人が知覚することなく終わった。
もうすぐ6章…おそらくキャストリアが出てくるのでキャストリアがどんなふうに描かれるのか楽しみです。