生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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ファミチキが相変わらず美味いので初投稿です


はじめてのお友達と釣り

 

「たしか、この時間帯の筈・・・」

「あ、いたいた!ミルフィー!」

「こ、こんにちは・・・」

 

私達は学校で一緒にプレイしようと約束をした。白峯さんも今日から一緒に遊べるんだそうだ。

 

「おー、こんな感じなんだ。」

「すごいよね、私も初めて入った時ビックリしたもん」

「わ、私もです・・・」

「やっぱり楓も・・・っと、やば・・・」

「うぇ?モンスター?」

「じゃなくて、本名を呼ぶのはマナー違反。だから、2人とも私のことはサリーって呼んで。本名をひっくり返してサリー」

「サリー・・・サリーだね!うん、覚えた!」

「わ、分かりました・・・」

「さて、まずはっと・・・」

 

白峯さん・・・もとい、サリーさんがステータスを確認する。覗いてみると、AGIが高くて、HPとVITには無振りのようだった。そういえば、教室で回避盾になるとかなんとか言ってたね・・・

 

「色んなステータスに振ってるんだね」

「いえ、多分それが普通だと思います・・・」

「ミルフィーの言う通りだよ・・・VITとMPとHPには取り敢えず今は振らないでおいたんだ」

「どうして?」

「全部回避して、ノーダメージならHPもVITもいらないからね!魔法を使うかどうかは分からないから…今はMPとINTは低めでいい。STRは武器である程度補えるしね」

「か、かっこいいですね・・・そういうの」

「色々考えてるんだねー」

「ふふふ・・・受け切ってノーダメの人とは考える量が違うのだよ。そういえば、結局ミルフィーのステータスってどうなってるの?」

「み、見ますか?ほら・・・」

「どれどれ・・・って、貴方も極振り!?」

「さっき、いろんなステータスに振るのが普通だって言ってたのに!?」

「えへへ・・・元々生産職になろうと思ってて、それで、普通に振り分けるのもつまらないかなって」

「へ、へ〜・・・」

 

学校で色々話しかけてくれたおかげか、2人とはそこそこ話せるようになった。こんな無口で暗くて陰キャな私にも2人は優しくしてくれた。まるで天使の様な人達だ。

 

「ご、ごほん!それでこれからどうするの、メイプル?」

「えっとね・・・」

 

メイプルさんの話だと、使ってる盾が相手の攻撃を全て飲み込んじゃうから相手の攻撃を受け止めることが条件のスキルを取れないのだそうだ。実際に飲み込んでいる現場を見たことはあるけど改めて言葉にすると恐ろしいな・・・それで普通の盾が作れないかイズさんに聞いたところ、南の地底湖のにいる魚の鱗が素材として必要になるらしい。

 

「だから、一緒に行ってくれないかな?」

「えっと、いいですよ」

「わかった、行こう!」

 

行き先は決まった。私の分の釣り竿はあるので、まず2人の分の釣り竿を買おうとしたのだけれど・・・

 

「まっ、待って、速いよ〜」

「ま、待ってくださいぃ〜」

「ああ、ごめんごめん。これでも速かったか・・・うーん」

「あ、フィールドに出たら、私が運びましょうか?」

「「え?」」

 

さて、と。ひと働きしますか・・・

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」

「えい!・・・えい!」

 

私達がどのように移動しているかというと、絲を使って移動していた。具体的には2人の身体を絲で巻き付けて持ち上げ、残った絲で前方の地面を絲で掴んで収縮させるのを繰り返す事で高速で移動していた。我ながらとんでもなく変則的な動きだと思う。絵面もまるで、誘拐犯みたいだし。

 

「こ、これ、速いけど、ちょっと酔いそう・・・」

「ご、ごめんなさい・・・」

「もう少し、速度を落として欲しいかも・・・というか、ミルフィーは兎も角メイプルは平気なの!?」

「?うん、大丈夫だよ?」

「あ、そうなんだ・・・」

 

この絲を使った変則移動はサリーには不評のようだった。慣れると楽しいのに。

そうこう言っているうちに目的の場所に到着した。

 

「と、到着です・・・」

「な、なんか疲れちゃった・・・」

「私は楽しかったよ!」

「ご、ごめんなさい・・・で、でも釣りは得意だからま、任せて!」

 

そして、私達は釣りを始めた。のだが・・・

 

「えい、えい、えい!」

「入れ食いだ〜!」

「流石はDEX極振りね・・・お、レベル6になった」

 

釣り始めてから一時間でメイプルは3匹、サリーは12匹釣って【釣り】スキルを習得した。ちなみに、私が釣った数は150から先は数えてない。

 

「これくらいあれば足りますか?」

「うん!ありがとう!でも、結構余りそう・・・」

「あー、私一つ試したいこと思い付いたから・・・ちょっと素潜りで魚を狩ってきてもいい?」

「え、そんなこと出来るんですか!?」

「出来ると思うよ?それに私、リアルでも泳ぎ得意だし!」

「そういうのも関係してくるの?」

「うん。リアルで泳ぎが得意とか、木登りが上手いとか、反射神経が良いとかいうのはプレイにも反映されるの。プレイヤースキルってやつ」

「泳ぎ、ですか・・・私は苦手ですね。プールや海にはあまり行ったことがないので・・・」

「へー、そうなんだ。まぁうちの学校はプールないしね・・・」

「前に一度だけ海に行ったことがあるのですが、その時は何故か、周囲の視線が痛くて・・・」

「「・・・・・・」」

 

あの時はちょっと怖かったかな・・・特に男の人の目線が私に突き刺さってて・・・女の人はそれほどでもなかっただけどね。

 

「まぁ、とにかく行ってらっしゃい。私は待ちますので・・・」

「あ、う、うん。分かった・・・」

「?」

 

心なしかサリーさんの元気が無い気がする・・・なんでだろう?

も、もしかして嫌われちゃった!?

 

「あ、あの・・・メイプルさん」

「・・・な、何かな?」

 

あれ、メイプルさんも元気がない!?どうして!?

私、何かやっちゃった!?

 




バーに色ついたぜいやっふぅ!
評価してくださった方、ありがとうございます!
感想もお待ちしております!

メイプル「胸が・・・うう」
サリー「胸が・・・うう」
イズ「あはは・・・」
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