生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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なんとか第二回イベントが終わったので初投稿です


イベント終了

「ふぅ・・・もう朝・・・」

「うーん・・・これだけやってたった4枚か〜。持ってる人って少ないんだなぁ」

「私達の運が良かっただけかもしれませんね・・・」

「そうだね」

 

夜通しPKを続け、なんとかメダルを目標の4枚手に入れることに成功した。

正直、途中から流れ作業みたいな感覚だったからかあまり記憶がない。

 

「さて、帰りますか!」

「うん!」

 

戻ると、メイプルが出迎えてくれた

 

「ただいまー、メイプル」

「ただいまです」

「あ!2人ともおかえり!」

「あ、メダルはちゃんと4枚集まったよ!」

「すごーい!これで30枚達成!」

「後は今日一日、ここで隠れてやり過ごそう!」

「だね!」

「あと、奥に弱い敵が湧いてたから朧達のレベル上げしといた!」

「うわ〜助かる〜。ありがとう!」

「ありがと・・・!」

「!」

 

出口の方向から足音が聞こえて来る。咄嗟に私とサリーが構える。

この人は、確か砂漠で会った・・・

 

「カスミ!?」

「何やら声が聞こえたのでな」

「どうしたの?こんな所に」

「最終日を前に対人戦が横行していてな。少し身を隠そうと思ったのだが・・・」

「だったら一緒に隠れてようよ!こっちこっち!」

「あ、ああ・・・」

「何をするんですか?メイプルさ・・・じゃないや、メイプル」

「まだ恥ずかしいの?」

「は、恥ずかしがってなんかないです〜!」

「あはは、そんな顔を赤くして言われてもね〜」

「ち、違います〜///」

「・・・随分と仲良くなったのだな」

「あ、そうだ。忘れてた。【毒竜(ヒドラ)】!

これで誰も入ってこれないよ〜」

「・・・そうね」

「ああ・・・」

「ですね・・・ははは」

 

そんなこんなで、私達はイベント終了までお話ししたりメイプルが持ってきたオセロなんかで遊びながら過ごし、気づけばカスミさんとも仲良くなっていた

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「ガオガオ!みんなお疲れドラ!第二回イベント終了だよ!獲得したメダルが10枚を達成した人は————」

 

「あー、終わったー!」

「終わったな」

「終わっちゃったねー」

「終わりましたね」

 

楽しかったけど、とても疲れた7日間でした。

カスミさんが私達のメダル保持数を見て驚いた。

 

「すごいな・・・」

「うん!サリーとミルフィーが一緒だったお陰だよ!でも、それよりも・・・」

「「「?」」」

「色々なところに行ったし、いろいろな人にも会えた!

強いボスもいたし、謎解きもあったし!

すっごく濃厚な7日間だった!もう、今までのプレイ全部よりも内容濃いかも!」

「一言で言うと?」

「滅茶苦茶楽しかった!」

 

・・・こんなかわいいこと言うから、こんなに周りの人に親しまれているんだろうなぁ。

 

「あと、照れたミルフィーも見れたし!」

「な!?ちょ、ちょっと〜やめてくだしゃい・・・!///」

「あ、噛んだ」

「噛んだな」

「噛んだ!」

「も、もう〜・・・」

 

全く・・・そんなこと、すごい笑顔で言わないでよ・・・もうっ!

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

私の視界はステータスプレートと同じ青に埋め尽くされている。

私が現在いる出口の無い部屋の中心には一つのパネルが浮かんでいる。

私がそれに近寄って見てみるとそこにはスキル名が並んでいて、一つ一つのスキルから詳しい説明のページに飛ぶことが出来た。

 

「えっと・・・数は百個かな?」

戦闘系スキル、生産系スキル、ステータスアップ系スキル、そのどれにも属さないスキル。それらが順に並べられている。

 

「時間制限は無さそうだし・・・じっくり見て決められるね!」

私の選ぶことが出来るスキルは二つ。

 

生産系スキルが狙い目だろうか。う〜ん・・・あ!このスキルなんか良いかも!

【耐性付与】

自身が作った物に、耐性を付与することが出来る。

付与できる耐性は以下の通り。

【毒耐性】【火炎耐性】【氷結体制】【雷撃耐性】【光耐性】

【闇耐性】【斬撃耐性】【打撃耐性】【貫通耐性】

 

これは中々良いスキルではないでしょうか。よし、一つはこれにしましょうか。後は・・・どうしよう・・・

 

ーーーーー30分後

 

「な、何にすれば・・・・」

 

ぐふぅ・・・な、悩む・・・う〜ん・・・

私がうんうん唸っていると、ある一つのスキルが目に入った。

 

「・・・?これは・・・」

 

これ・・・使えるかも!

私は長時間かけてスキルをなんとか決めて、その場を後にした

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「サリーはどんなスキルを選んだの?」

「んー…結構迷ったんだけど【追刃】にした」

「【追刃】?」

「そんなスキルありましたね。たしか、武器での攻撃が成功した時にその攻撃の三分の一の威力の追撃が発動するスキルでしたっけ。」

「えっと・・・?」

「手数が二倍になる。私は二刀流だから【ダブルスラッシュ】が八連撃になったりする」

「すごっ!」

「おおー」

「まあ、【器用貧乏】もあるし二刀流は一撃ごとのダメージが減るし、まだまだ本格的な運用は出来ないけどね」

「メイプルはどんなスキルにしたの?」

「私もちゃんと使えるか分からないスキルだよ」

「じ、実は私もです」

「え?」

「じゃあ砂漠にいこう?人目につかないところで試してみたいな」

「う、うん。分かった」

「わかりました!」

 

メイプルが何のスキルを選んだのか、私には見当もつきませんでした。

が、メイプルなら面白いことをしてくれるだろうという妙な確信がありました。

 

そして、砂漠にて。

 

「シロップ!【巨大化】!・・・上手くいきますように。【念力(サイコキネシス)】!」

 

すると、なんとシロップが宙に浮き始めた・・・

 

「ええっと、メイプル。それって・・・」

「【念力(サイコキネシス)】だよ!シロップと空を飛んでみたくて・・・」

「・・・今頃運営さんが頭を抱えてそうですね」

「本当だわ・・・そう言えば、ミルフィーの取ったスキルは?」

「えっとね・・・【スーパーノヴァ】ってスキル!」

「えーっと確か、自爆スキルだったよね?なんでそんなものを?」

 

そう、このスキルは自爆技だ。具体的には、発動して十秒後、HPとMP以外の一番高い能力値をダメージソースにした大爆発を引き起こすというかなり変わったスキルだ。

ただし、自分もその分ダメージを受け、死亡後レベルが減ってしまうというデメリットを抱えている。

 

「さて、と。じゃあ試してみよう!」

「ええ!?たしか、デスペナがあるじゃなかったっけ!?」

「行っくよー!【スーパーノヴァ】!」

 

ドォォォォォォォォォォォォン!!

 

凄まじい音を響かせた後、周囲の地形がまるで隕石でも落ちてきたかのようなクレーターが出来る。が、私は無傷だ。何故なら・・・

 

「ミルフィー!?って、なんで無事なの!?」

「【黄泉送り】っていうスキルを使ったの!5秒の間だけ無敵になれるスキルなんだ!」

「あぁ。なるほど・・・あなたもなかなか運営泣かせね・・・」

「?何か言いました?」

「いや、何も」

 

サリーさんが顔を引き攣らせている。

一方、メイプルは近くにいたモンスターに毒の雨を降らせていた。

それらの様子が運営達や掲示板の住人の間で語り草になったことを

私達は知らなかった。

 




評価、感想お待ちしております!
小説を書くのって、難しい(今更)

サリー「ドゥエドゥエドゥエドゥエ」
ミルフィー「イヤヤヤヤヤヤヤヤヤッフー!」
モブ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

7/7誤字修正しました。
指摘してくれた方、ありがとうございます!
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